リゾートホテル評(カサワリ・レンベリゾート編)

関連エントリ:

レンベのごはん

レンベで利用したダイビングサービスはカサワリ・レンベリゾート。私が行ったことがある中では、フィリピンのソゴッドベイ・スキューバリゾートやリロアン・マリンビレッジと同様、宿泊施設とレストランが一体化した完結型ダイビングリゾート施設です。

ああ、カパライやマブールもそうですね。基本「食う・寝る・潜る」だけの僻地のリゾートだから。

現地まではマナドの空港から車で1時間半。ただしこの日は大雨の影響で道路がところどころ水没していて2時間ちょっと掛かりました。

レンベの悪路
2年前、東日本大震災翌週のサウスレイテみたい。 混乱の続く日本を後にして飛んだら現地も水害の被災中だったという。 あの時は道が完全に水没してて車は通れない水位だったけど、今回はギリギリいけました

しかも目的地寸前で車がガス欠。付近にガソリンスタンドは見当たりません。するとドライバーは近くの小さな雑貨店でコカコーラの瓶に入ったガソリンを購入してジョーロで給油していました。

さて、リゾートの客室には、およそすべてのものが揃っています。エアコン、シーリングファン、セキュリティボックス、冷蔵庫(ミニバー兼)、ミネラルウォーター、電気ポット、フルーツ(リンゴとバナナ)。バスルームにはドライヤーと歯ブラシまで置いてありました。バスタブはないものの、しっかりお湯も出るシャワーが2ヶ所(1つは中庭に)。Wi-Fiも通っています。夜10時ぐらいに切れてしまうけど。

なお、日本語で普通に会話できるのは空港で出迎えてくれたハニーさんのみ。他のスタッフは片言しか話しませんが、それで十分ですよね。

カサワリレンベリゾート
プールの中から撮ったリゾートの風景。右手の建物がロビー(1F)とレストラン(2F)

客層はというと、三日弱滞在して見た限りでは年齢層高目、西洋系の人と日本人が半々でした。なお、日本人のマダムの一人は毎年訪れては1ヶ月ほど滞在するようです。いい御身分だ。

確かに往復の移動ロスを考えても、あちこち行くよりもロングバケーションで一箇所に留まる方が効率的です。もちろん事情が許すなら。私がそうするには会社を休職して、かつ一年分のダイビング予算の大半を投入しないと…。

カサワリレンベリゾートから見た海
レストランから見下ろした風景

食事は全食がツアー代金に入っています。メニューは豊富で日本語も書かれているので、どんな嗜好の人でも大丈夫でしょう。私はエスニック全般(香りの強い香辛料や辛い料理も含む)もOKなので参考にならないかもしれないけど、総じて美味しかったですよ。食事の紹介はまたあらためて。

残念だったのはレストランのドリンクメニューには載っているDARK RUMがなかったこと。よってRUM系のカクテルは全滅。いや、私はRUMだけでいいのだけど、それも飲めませんでした。

この日、あったのはウォッカ、ジン、テキーラ。何となくジンにしたものの美味しくない…。南国なのだからせめてテキーラにしておくべきでした。結局、無難なビール(ビンタン)に落ち着きました。

そうそう、メニューを見た感じでは、夕食後に注文できるおつまみ類はなさそうでした。ま、いいか。あると延々と飲んじゃうし。

まあでも僻地のダイビングサービスでは何かしら省かれているものですが、カサワリ・レンベリゾートは設備的にもサービス的にもおよそ難点の見つからない、いいところでしたね。

ウミウシライダー

レンベのウミウシカクレエビです。

ウミウシカクレエビとニシキウミウシ

ウミウシカクレエビとニシキウミウシ

前々回のマクタンではジャノメナマコについていたけど、今回のレンベでは名前の通りニシキウミウシに乗っていました。やっぱこうでなきゃ。写真の見栄えが違うもの。

ニシキウミウシとウミウシカクレエビ
私のカメラでニシキウミウシの全体を撮ろうとすると、こういう暗い写真になりがちです

ちなみにウミウシカクレエビは「ウミウシに隠れるエビ」ではなく、「ウミウシに付いているカクレエビ」です。  

う〜マンボウ!

週末、福島県いわき市の知人宅にお呼ばれして、泊まりがけで美味しい食材と料理を堪能してきました。

キンメダイのお刺し身、美味かったなあ。別の仲間との飲み会のお誘いを断って行った甲斐がありましたよ。

いわき市でのご馳走
ネギトロにウニをのっけていただき
BBQのホタテ
1枚100円のホタテが素晴らしく美味
謎の焼酎
謎の焼酎

もちろんこの他にもたくさんの料理でもてなしていただきました。

そして帰路の途中、地元のスーパーマーケットに連れていってもらいました。さすがに魚介類コーナーは充実してるし、総じて安いですね。

中でも目に付いたのはこちら。

いわき市のスーパーの鮮魚コーナー

マンボウ、言ってみれば「でっかいフグ」なわけで、けっこう美味しい魚だと思うけど2〜3人前が480円ですか。安さにひるんで買ってきそこねました。

ANAマイレージを使っていいものか迷う

私にとっては珍しく今年は毎月ダイビングに行ってたのですが、ついに途切れるかも。理由は資金難。サウスレイテ行きではフィリピン航空のマイレージを使い損ねたし、春先にはウェットスーツを新調したからなぁ。

ちなみに今年潜ったのは、谷津、葉山、谷津、サウスレイテ、谷津、福岡(水族館)、マクタン、レンベ。谷津と葉山はもちろんダンゴウオ狙いです。

マクタンは4泊5日のダイビング費込みで約10万円だったけど、レンベは3泊6日ながらパックツアー代が17.5万円もかかったのですよね。いや、ダイビングの充実ぶりからしてその価値はあったけど出費の額としては大きいわけです。しかも、まだ引き落とされていないし…。

とはいえ余力がゼロではないので、まったく海に行かれないわけではありません。さすがに夏の伊豆方面には気が向かないけど、沖縄あたりにならようやく貯まったANAマイレージで行かれます。国内だと燃油代もかからないし。

でも聞くところでは先日からANAとサンミゲルの間で提携交渉が始まったらしいのですよね。もちろんANAの機内でサンミゲルのビールを提供するための交渉ではなく、サンミゲル傘下のフィリピン航空との提携話です。

フィリピン航空は昨年の春に優良会社であるサンミゲルの傘下に入ったものの、機内で出されるビールはColt45だったりします。

現状、フィリピン航空のマイレージはフィリピン航空および系列のPAL Expressの航空券にしか使えないけど、話がうまくまとまれば事情が変わってきそうです。

フィリピン航空がスターアライアンスに加盟することはなくても、共同運行便にANAマイレージも使えるようになるなら、私は沖縄よりもフィリピンに行きたいと思います。何しろマクロダイビングの充実ぶりでは雲泥の差があるので。

沖縄も豊かな海だと言われていますが、マクロ生物の種類と個体数はさすがにフィリピンには遠くおよびません。しかも沖縄のサンゴは白化が進んで死にまくっているし、ボートは複数ショップの乗り合いで窮屈だし、潜水時間も短くなります。とはいえ今さらイソマグロを追っかけるような大味なダイビングはやりたくないし。

もっとも提携交渉がいい形でまとまるかは解りませんが、ここはしばらく様子見でしょうか。そのうち気が変わるかも知れないけど。

ピグミーシードラゴン
恩納村のピグミーシードラゴン。体長約3cm。肉眼では糸くずにしか見えません。 たぶん「レンベピグミーシードラゴン」と同種です。 またこれを撮りに行きたい気もしますが…

カラダカラキノコガハエルダケ

レンベにはモジャモジャの生き物が多かったりします。へアリーフロッグフィッシュ、ヘアリーシュリンプ、ヘアリーオクトパス。ゴーストパイプフィッシュですら毛が生えていました。 そして極め付けはこちら。

謎のカニ
体長は1〜2cmだったかな

毛ではないけどイソギンチャクだかヒドラだか、とにかく妙なものが体中に生えています。

イソギンチャクを手に持ったカニ(キンチャクガニ。Boxer Crab)や背中に背負ったカニ(カイカムリ。Urchin Crab)などはよく知られているけど、どちらとも違います。まるで昔の怪獣映画の『マタンゴ』やワンピースの『カラダカラキノコガハエルダケ』を食べたルフィみたい。

はたしてこれが共生なのか装飾なのか、それとも自前なのかよく解りません。

Dive Award浜松店は閉鎖

Dive Award logo昨日、コナミで筋トレした後の大浴場でかつてのダイビング仲間に遭遇。そこでDive Award(ダイブアワード)の浜松店が先頃閉鎖されたと聞きました。確かにWebサイトからもすでに店舗情報が削除されていますね。私は縁がなかったものの僅か3ヶ月かそこらで終わりとは、ちょっと残念だなぁ。

そういや当初、7月には武蔵小杉店もオープン予定という話だったけど、まだ難航しているようですね。風の噂では「場所が見つからず、川崎店ってことになるかも…」なんぞという話も聞かれますが、事の真偽はわかりません。

いっそのこと新百合ヶ丘店を出してくれると嬉しいのだけど。近くにあれば機材のオーバーホールを頼むときなんか楽だから。

私はダイビングの指向が合わないのでDive Award主催の公募型ショップツアーには参加しづらいけど、私のかつての仲間にはショップツアー好きもいるわけです。そして仮にDive Awardがなくなれば、いよいよコナミダイビング系コミュニティも崩壊ってことに。

うん、浜松店が閉鎖に至った事情は知らないけど、Dive Awardにはこれからも頑張ってもらって、願わくば勢力を伸ばして欲しいと願うばかりです。

そう、重鎮スタッフには、将来コナミスポーツの今の経営トップが入れ替わって「またダイビング事業に再参入しよう」なんてことになるまで、業界で生き残っていて欲しいもんな。


追記(2014-06-20):

公開後1年弱が経っても、このエントリにアクセスがあるので書いておきます。Dive Award浜松店は昨夏よりbe Diveに生まれ変わり、今でも稼働中です。

一方、Dive Awerd武蔵小杉店は…、話が消えてそれっきりですね。でもDive Award津田沼駅前店精力的にツアーやイベントを行っているようです。

コナミスポーツ新百合ヶ丘店のダイビングカウンター跡地は応接スペースみたいになってますが、使われているところは滅多に見かけません。

レンベの海の特徴

レンベの海、以前Animal Planetでレンベ特集を見て知っていたのですが、見事にダークグレーの砂地ですね。なんでも主に砂と火山灰と生活ゴミで構成されているのだとか。まあゴミの量はマクタンの海とさほど変わらないかな。

なるほど、サウスレイテの「リトルレンベ」もそんな感じでした。トロピカルとは到底言いがたいグレーの砂地に珍しいマクロ生物がわんさかいるという。聞けば火山灰が海の生物層を豊かにするらしいし。

ロングステイすれば違う趣きのサイトにも連れて行ってもらえるのかもしれないけど、2日間7ダイブ潜った限りでは白い砂のサイトはなかったかな。

なお、レンベでは大物といえる魚も見かけませんでした。せいぜい50cm級の朱色のハリセンボンぐらい。基本、マクロに特化した海ですね。大物が見たければマナドに留まって潜ると良いでしょう。

レンベを象徴する魚がバンガイカーディナルフィッシュ。いたるところに生息していました。幼魚はクマノミが共生するイソギンチャクの周りでよく見かけますね。

バンガイカーディナルフィッシュ
体長1〜2cmの幼魚はよくイソギンチャクの側で身を守ってます
バンガイカーディナルフィッシュ
成魚になると活動域が広がります。 体長も5cmを超える頃には可愛さが失せ、ちょっとした迫力さえ出てくるので、 この写真にタイトルを付けるなら『スラウェシ番外地』かな

このバンガイカーディナルフィッシュ、もともと300kmほど南西のバンガイ島の固有種でしたが、国外の水族館向けに輸送中にアクシデントで生体が入ったビニール袋が破けてレンベの海に放流され、またたくまに繁殖したのだとか。

レンべで他に特徴的なのはタコが多いことでしょうか。何種類ものタコをたびたび見かけます。インドネシアではタコを食べる習慣がないのかも。フィリピンの海ではタコはあまり見ないのですよね。

フィリピン人、食える海産物は何だって食うらしいですね。ボホールの市場ではマンタが売られていたり、4〜5年前にはまだ目撃例が40体目ぐらいで希少価値の高いメガマウスシャークが浜に打ち上げられた際も、一報を聞いた研究者が駆けつけたときには、すでに食い尽くされていたというし。

レンベ、マクロ好きにはたまらないけど、そうじゃない人が行くと愕然とするような海でした。

コールマンズシュリンプ

レンベのコールマンズシュリンプ。ダイビング雑誌でよく紹介されていますよね。なにしろカラフルなイイジマフクロウニを住み処にしているので写真に撮ると見栄えがするから。

コールマンズシュリンプ
コールマンズシュリンプ 私は3月のサウスレイテ、リトルレンベというダイブサイトで撮ったのに続き、 今回リトルではない本家のレンベでも見ることができました

でも何だ。これイマイチな写真ですね。せっかくペアなんだから2匹と等距離になる角度から撮れば両方にピントが合った作品になるのに、その場では、そういうテクニックは忘れて大きく撮ることばかりに気がいっちゃって。こういうところでプロとの力量の差を痛感するのですよね。

レンベ旅行のおさらい

忘れないうちにレンベ旅行について要点をまとめておきます。

飛行機の重量制限:

最近発売されたガイドブック類には「シンガポール航空の預け荷物は20kgまで」とあったし、シンガポール航空のWebサイトにもそう書かれていたけど実際にはダイバー特典で30kgまで許容されるようです。

とはいえ規定は変わるかもしれないし、不安なら念のため事前に問い合わせてみるといいでしょう。

シンガポールでのトランジット:

話には聞いていたけど、シンガポールのチャンギ空港、アホみたいに広いですね。成田空港何個分なのだろう。

とはいえ各所に運行状況のLCDモニターがあるし、ターミナル間にはシャトルも走っているので困ることはありません。

トランジットなら入国審査の類いもないので、飛行機を降りてちょっと歩いたらすぐにショッピングモールみたいなゾーンに出られます。機内預け荷物もマナドまで運んでくれるので、チャンギでは身一つで乗り換えるだけ。

ただし、移動する際は構内地図を確認してからの方がいいですね。無造作にシャトルを使うと、下りたターミナルの端から端まで歩かされかねないので。

帰りなんか、無計画にシャトルに乗ったら目的のゲートまで「20min」なんて案内板が出てたような。実際はそこまで時間はかからないけど。

でも、もし遠くまで歩くのが面倒なら、大型カートみたいなやつで目的のゲートまで運んでくれたりもするみたいです。

必要な現金

関連投稿:レンベ行きにビザは必要?

マナド空港で支払う到着ビザ代が$25(US)。日本円でも払えるようですが、3,261円みたいな変な金額表示でした。硬貨は使えないのでお札で払うと、お釣りがインドネシアルピアで返ってきます。1万円も渡そうものなら約500,000ルピアが戻ってきて使い切れずに往生するので、事前にUSドルを用意しておくのがベストですね。ビザ代、きっかり3,000円とかにしてくれると楽なのだけど。

インドネシアの到着ビザ
インドネシアのビザ。旅券にかっこいいページが増えました

なお、マナドから出国する際には空港使用料として100,000ルピア(約1,000円)が必要です。ただし空港で日本円を換金すると100,000ルピア=840円ぐらいだったかな。よって少なくとも2,000円は換金しなければなりません。

3,000円分のルピア
3,000円を換金したらこうなりました

結論としては、$25 + 2,000円がカサワリレンベリゾートにダイビングに行く際に最低限必要な現金ということになります。

ラマダンの影響は?:

インドネシアは世界で最も多くのイスラム教徒を抱える国。私が訪れたときはちょうどラマダンの時期だったものの、何ら影響は見られませんでした。

滞在したカサワリ・レンベリゾートが外国人(もちろん非イスラム教徒が多い)向けだということの他にも、そもそもマナドのあるスラウェシ島ではクリスチャンの比率が高いのだとか。当然、リゾートでお昼ご飯が出てこないとか、ダイビングガイドが日中空腹でへろっへろなんてことはありません。マナド空港のカフェやレストランも普通に営業していました。

私にとってインドネシアは3回目で、シンガポールでのトランジットは始めて。でも弾丸ツアーっぽい日程を除けば、何ら不自由もない快適な旅でした。これなら(リゾートでの部屋代が上がらないように連れさえ見つかれば)気軽にまた行かれそうです。

ヘアリーゴーストパイプフィッシュ

レンベにはへアリーフロッグフィッシュをはじめ、毛に覆われた水中生物がたくさんいます。今回は見られなかったけど、ヘアリーオクトパスと呼ばれるもじゃもじゃのタコまでいるそうな。

こちらはゴーストパイプフィッシュ。ニシキフウライウオとカミソリウオの中間のようなプロポーションですが、いずれも英名だとゴーストパイプフィッシュですね。

ゴーストパイプフィッシュ

フサフサってわけではないけど、この通り体のいたるところに赤い毛が生えています。

ゴーストパイプフィッシュ

なお、「ヘアリーゴーストパイプフィッシュ」は私がそう呼んでいるだけです。他者に言っても通じないかもしれません。この個体は体長3cmぐらいで毛は肉眼では認識できないし。

ピグミーシーホース(ブラック)

レンベで見たピグミーシーホースの三色目はこちら。

ピグミーシーホース

Hipocanpos Pontohi(ヒッポカムポス・ポントヒ)。体色はこの通りとは限らず、腹が白で背中がオレンジのバージョンもいるようです。この個体は肉眼では黒に見えました。

ちなみに「ピグミーシーホース」とは、小さいタツノオトシゴ類の総称なので何種類もいます。一昨日や昨日紹介した全身にひなあられをまとったような(ヒッポカムポス・バージバンチ、もしくはヒッポカムポス・バルギバンティ)の他にもHippocampus denise(ヒッポカムポス・デニス)などがいます。

ピグミーシーホース
大きさは指示棒と比較するとこの通り
ピグミーシーホース
移動中の後ろ姿。尻尾はタコの足みたい


追記: その後、調べたらこの魚はHipocanpos Pontohi(ヒッポカムポス・ポントヒ)ではなくHipocanpos Severn’s(ヒッポカムポス・セバーンズ)のようです。ポントヒは形は同じだけど体色が白いのだそうな。

ピグミーシーホース(イエロー)

昨日と同じ種類(Hippocampus bargibanti)の黄色バージョンです。 三月のサウスレイテでも撮ったし、

横向きの撮影は得意になりました。

ピグミーシーホース
横向きならそれなりに撮れるようになりました。なにしろ奥行きが短いから

でも正面顔はまだ苦手です。十分に寄らないと大きく写らないけど、かといって寄りすぎれば後ピンになって顔がぼけちゃうし。

ピグミーシーホース
これは良い方だけど…
ピグミーシーホース
こちらは顔がぼけちゃいました

ピグミーシーホース(ピンク)

レンベでは三色のピグミーシーホースを見せてもらってので、見慣れている順に紹介していきます。

まずはお馴染みのピンク。私は2体しか確認しなかったけど、一枚のシーファンに3体がついていたそうな。

ピグミーシーホース
トリミングなしの写真。 私のカメラでは横向きのピグミーならばこのサイズに写せることが解りました。 ならば次回はカメラを縦置きにして、画面いっぱいに撮ってみたいです

水深18mぐらいにいたので、少人数体勢で行かれれば、気が済むまで撮っていられますね。

ピグミーシーホース
D7K_9953 同じくトリミングなしの写真。正面顔を狙ったものの、肝心の顔がぼけて失敗。 105mm microレンズで寄ると、どうしてもぼけやすくなります

なお、このときは1ボート3チーム体制だったので、あまり占有できませんでした。

遂に富士山が噴火する?

世界一受けたい授業のバナーレンベに行っている間に録画しておいた先週の『世界一受けたい授業』を見ました。一時限目は富士山の噴火について。

何でも20世紀以降、世界的にマグニチュード9規模の大地震が起こってから3年以内に近郊の火山が噴火する確立は100%だそうで。東日本大震災に当てはめると向こう半年あまりってことになります。

もっとも噴火が誘発されるのが富士山だとは限らないし、例外的にどこの火山も噴火しないかもしれません。さしあたり今のところ富士山が噴火する兆候はまったく見られていないそうです。

ただ平均100年ごとに噴火してきた富士山は前回(1707年)から300年も経っているし、次が大規模になる可能性も否定できません。困ったことに首都圏は気流の関係で思いっきり火山灰の被害にさらされてしまいます

別の筋からは、もし火山灰が5cmも積もろうものなら、その街には人が住めなくなるという話もうかがっています。もちろん東京や神奈川の全域が火山灰で分厚くコーティングされることはないにしても、噴火の規模次第では不運にも厚く灰を被ってしまう地域は多々出てきましょう。

そうでなくとも火山灰の粉塵(成分はガラス破片らしい)に晒されれば目や呼吸器にダメージを受けてしまいます。最悪の場合、富士山の噴火をきっかけに数百年ぶりに都を関西に遷さざるを得ないかも。

そんな事態を待望するわけではないものの、例えば朝晩の満員電車に乗ったり、地方都市が次第に寂れていく様を目の当たりにした際には、東京一極集中の都市計画をリセットしたい気持ちになったりはします。

この富士山の噴火間近説を真に受けるわけではないけど、私はもともと九州人。そしてどこかの土地に縛られない生き方は好きなので、今住んでいる神奈川県東部に何かあってもいいよう、なるべく身辺は身軽にしておこうと思います。

ヘアリーシュリンプ

フィコカリス・シムランス。和名はまだありません。レンベのガイドたちは「ヘアリーシュリンプ」と呼んでいました。要するに「モジャモジャのエビ」です。

へアリーシュリンプ(フィコカリス・シムランス)

先月のマクタンでも撮ったけど、2回目で目が慣れた今回の方が映りがいいかな。

ちなみにこのエビの体長は5mmぐらい。写真はやや向こう向きなのが残念だけど、ファインダー越しだと向きはあまり解らないんだよな。でも肉眼だともっと解らないし…。

ウミアザミ…??

3月のサウスレイテでは、ガイドにとあるウミウシをリクエストしました。そうしてこの写真が撮られたリトルレンベというポイントで探したのですが、見つけられず…。

でも、本家のレンベでは、ガイドがこちらを見つけてきてくれました。今回はリクエストしていないのに実にあっさりと。体長は4cmほど。

ウミアザミそっくりのウミウシ(Rudman's phyllodesmium)
ウミアザミそっくりのウミウシ(Rudman’s phyllodesmium) この通り、ウミアザミそっくりの姿をしています。 実際、一緒に潜った連れはウミウシだと解らなかったそうな

ただし、よく見るとリトルレンベの写真とはあちこちが違いますね。どちらもウミアザミそっくりだけど、レンベのこちらは花びら状のふさふさが閉じたままで開きそうにありません。触角の形も、あちらは木の根っこ風だけど、こちらはミノウミウシ系特有の突起状。あちらは胴長だけど、こちらは半球状でした。よってウミウシ内での分類は別の系統ですね。

まあでも「ウミアザミそっくりのウミウシ」だから今回はこれで十分満足です。

ちなみにこのウミウシはたぶん日本の海にはいなくて、和名もありません。勝手に名付けるならこんな感じかな。

  • ウミアザミウミウシ
  • ウミアザミモドキウミウシ
  • ウミアザミミノウミウシ

世界中のカエルアンコウのキャピタル

先の土日、インドネシアのレンベで潜ってきました。 マニアックなダイビング旅行に付き合ってくれた連れ二人には感謝。

かつてギリシャ人カメラマンのペトリノスさんが「レンベは世界中のカエルアンコウのキャピタル」と言ったけど、確かにそんな感じ。潜ってみると各種カエルアンコウをたくさん見かけます。

そして圧巻だったのがこちら。へアリーフロッグフィッシュ(別称でフェアリーフロッグフィッシュとも)。見ての通り毛むくじゃら、モジャモジャのカエルアンコウです。

ヘアリーフロッグフィッシュ(ボンボリカエルアンコウ)
サンセットダイブ(途中で日が暮れてナイトダイブに突入)でガイドが見つけた個体。 右向きに1本飛び出ている毛はエスカではなく…

私は実物を見たことがなかったので今回の旅の一番の目的だったのですが、無事ダイビングの初日に見ることができました。

ヘアリーフロッグフィッシュ(ボンボリカエルアンコウ)
顔先、口の直ぐ上に太い棒状の機関が見られます。こちらがエスカかな

これでダイバーとしての目標を一つ達成。いつかこちらの種類も自分で撮ってみたいものです。

赤と黄色

赤いテッポウエビと黄色いテッポウエビ。共生しているハゼの種類は違うものの、海老の方は同じ種類の色違いですね。

ダテハゼとテッポウエビ
共生相手はダテハゼ
テッポウエビとヤマブキハゼ
共生相手はヤマブキハゼ

虫、虫、虫

先日のマクタンで私がリクエストしたのは、一つがホヤカクレエビ、もう一つがヨコエビ類でした。「ヨコエビ」なんて聞きなれない人も多いだろうけど、たとえばこちら。

Ladybug Ladybug from Mike Elliott on Vimeo.

そう、このテントウムシ風の生き物。マクタン島でトップクラスとも言われる目利きのフィリピン人ガイドに訊いたら「割と見かける」らしいのですが、このときは見つけられませんでした。色柄も同じのがいるかは不明です。

で、見つけた似たやつがこちら。

ヨコエビの仲間
テントウムシほどはかわいくないなぁ…

で、ついでに撮ってみた虫。体長1mm。

SPONGE ISOPOD

トリミングしてみると、ちょっとウサギっぽい形。

SPONGE ISOPOD

でも、気持ち悪いぐらいうじゃうじゃいます。

SPONGE ISOPOD

マルガザミのファミリー

マルガザミ。よくイソギンチャクの触手の根っこに住んでいますが、これらの個体はナマコに付いていました。

マルガザミ

しかも合計3体。まるでお父さん、お母さん、子供。

マルガザミ

でもカニの親子なんて聞いたことがないし、子供は卵から孵った段階でプランクトンとしてどっか行っちゃうんだろうから、まあアカの他人(他ガニ)ですね。

MoneyT Globalは使えそうにないなぁ

MoneyT-Global-Cardこの春先、えらく円安が進んだため一応作っておくことにしたMenoyT Globalカード。私がよく行くマクタン島でも使えるかと先月調べてきたものの、結論は「厳しい」でした。

MenoyT Globalカードは、所定の銀行口座に円を振り込んでおくと海外で現地通貨を下ろせるJTBのサービス。普通の両替所よりもレートがいいという触れ込みです。

まずは「VISA」または「PLUS」と書かれたATMの有無ですが、マクタン空港の出口の外、ツアーガイドがプラカードを持って客待ちしている場所の壁に剥き出し状態のものを1台見かけました。でも人ごみの中で無防備な状態でATMを操作するのはちょっと…。

そして馴染みのダイビングショップがあるマリバゴ地区には、どこにもATMはありませんでした。唯一「ひょっとしたら…」と期待をかけていたセーブモアというスーパーマーケット(昨年秋にオープン)の中にもなくて。まあ、途上国の田舎町だからなぁ。

もちろんマクタン島の商業地区に行けば銀行系のATMがあるものの、夕方だとマリバゴ地区から車で片道30分ぐらい掛かるし、わざわざ車代を出して下ろしに行くのも。

しかも、あちらでは稀に「銀行に現金がない」という信じがたい理由でATMからお金が引き出せないこともあるそうな。

対応ATM
街に出れば使えるATMがあることは確認しました。 未入金だかららレートの確認もできなかったけど

かといって商業地区の近くに宿を取るとダイビングのピックアップ時刻が早まってしまいます。それはそれで不便です。 てなわけでマクタン島にダイビングに行く場合はMenoyT Globalカードの利用はあまり現実的ではないようです。今のところ少々レートが悪くとも近くの換金所で両替した方が有利だわ。

フィリピンは順調に経済発展していますが、ATMが田舎町に普及するのはまだまだ先ですね。

もっと言うと、私が行きそうな海外はダイビングリゾートに限られ、どこも似たり寄ったりだろうから、MenoyT Globalカードは一旦解約しましょうかね。

このblogが公開される頃にはシンガポールにいます。空港には立派なATMがあるはずだけど、今回の行き先はマナド。必要なのはシンガポール・ドル/セントではなくインドネシア・ルピアだからなぁ…。 かといってマナドの空港はちっぽけな地方空港だろうし、ATMには期待できないかも

カイカムリ x 2

カイカムリ。貝のかぶり物ではなく海綿っぽいなにかをかぶっていることも多いです。

カイカムリ

カイカムリ

この通り2匹撮ったけど、こんな撮りかたじゃダメですね。面白みがないもの。

とはいえ引いてとると単なる海綿っぽかったりするし…。細長いものではなく、こんもりした何かを背負ってくれてればありがたいのだけど。

コナミスポーツの会費値上げの反響

KONAMI SPORTS CLUBこのBlogのアクセス記録によると、先日書いた物価高騰。いよいよコナミスポーツの会費までというエントリに驚くほどのトラフィックがありました。きっと「どこか腑に落ちない…」という人が少なくないのでしょう。そこで考察してみます。

私の場合は、前回も書いたけど、この春にダイビング事業(人材と既存施設の一角さえあれば運営できる割とお手ごろなビジネスなのに…)を廃止し、サービスを縮小しておきながら三ヶ月後に値上げでは踏んだり蹴ったりのダブルパンチになることに「客もスタッフもバッサリ切り捨てておきながらそりゃねーだろ」ってな思いです。

おかげでコミュニティの離散、崩壊した被災地の方々の気持ちが少し解りました。コナミスポーツは事故原発かいな…。

まあ、既存会員は自らコース変更を申し出なければ2015年3月までは今の金額のままですが、例えば仕事の都合で頻繁には通えなくなり、コース変更や一時的な退会を余儀なくされれば、以後は高くなった新会費が適用されてしまいます。

いや、それにも増して引っかかる点はDMの紙面に「新料金プランスタートのお知らせ」と銘打ち、いかにも客の利便性を追求した結果であるように見せかけていることでしょう。でも、本当に客のためならフリーコース(利用回数無制限)の金額は上げないはずです。

それが月あたり2,163円、年間で25,956円、実に17%ものUP。つまりは「サービス向上を装った値上げ」であり「値上げ隠しの新サービスプランにほかならない」という印象を多くの人が受け取ったのでしょう。まるで「お客様のためを思って、値上げして差し上げます」と言わんばかりじゃないかと。そこでネットで検索してこのblogに辿り着いたわけです。

コナミスポーツのDM紙面
コナミからのDMの切り抜き画像。 いかにも会員の利便性を考えてのことのように書かれているけど…

これが「光熱費等の高騰につき、やむなく会費の値上げを…」ということであれば納得もしようというもの。それこそ猶予期間なしに上げてもらっても承服しましょう。そもそもスポーツクラブは多くの電気(コナミスポーツには液晶パネルを使ったフィットネスマシンも多いし、空調も重要なので)や燃油がかかる商売。誰も「社員やスタッフの人件費を削るなどの企業努力で会費水準を維持しろ」なんてことは言いませんよ。

あるいは、光熱費の高騰を理由にしてしまうと電気代やらが下がった日に値下げし直さなければならないから、それを嫌がったとか?それはそれで不誠実な気がしますが…。

私はエグザスの頃から20年あまりコナミスポーツに通っていますが、経営者は頭の中身も体育会系そのものなのか、前々から「上が決めたことは下の者はもちろん、客にしても誰もが承諾すべし」的な強引さが見られます。ほとんど毎回が「こういう理由なので、恐れ入りますが変更させていただきます」ではなく、理由も告げずに「こう変えると決めたから黙って従ってください」なのですよね。

そうは言ってもフィットネスやジムワークを日課にしている人は少々の不都合では退会できないけど、値上がりを機に他社に乗り換えるってのはアリです。

新百合ヶ丘に限って言えば、他にもティップネスやハイパーフィットネスやビクラムヨガもあるし、もし他社が乗り換え割引なんてサービスを始めれば、なびく人も少なくないかも。

ダイビング廃業の件もそうだけど、どうも現在のコナミスポーツの経営陣は、先々自分たちの首を締め兼ねない、客の反感を買う拙い経営判断を繰り返しているように思えてなりません。田中富美明社長、よくこの文面でGoサインを出したもんだ…。

私の関連Facebookページ:LIFE.FROGFISH.JP

モヤモヤガニ

おそらくマクタン島(そしてマブールでも)ではトップクラスのフィリピン人ガイドが得意げに見つけてきたのがこちら。

クビナシアケウス

大きさは2cm弱。最初私はゴミクズかと思いましたよ。 まあでも観察すると生き物っぽいし、おそらく甲殻類なのでエビ・カに好きとしては撮らないわけにはいきません。

しばらくすると体勢を変え、ようやくどんな生き物かが解ってきました。

クビナシアケウス
白い楕円形がカニの胴体の背中だと思うけど…
クビナシアケウス
トリミングして拡大で見ても、いまいちどこがどのパーツなのかが解りません

クビナシアケウスというカニらしいです。でも個人的には「モヤモヤガニ」の方がしっくりきます。

ブルーレッグ・ボクサーシュリンプ

「これなら見たことある」と思ったかもしれませんが、それはおそらくオトヒメエビ。伊豆にもたくさんいますよね。

ブルーレッグ・ボクサーシュリンプ

でもこちらはオトヒメエビではなく近縁でブルーレッグ・ボクサーシュリンプ。

オトヒメエビとの大きな違いは胴体が黄色いのと、名前の通り青い足です。

今週末の沖縄は台風ですね

台風7号が発生しました。

台風7号の予想進路図
JTWCの予想進路図。時刻は+9した上で見てください

変わった進路ですが、気象庁も米軍もウェザーニュースも同じような予想を出しているので、確度は高いのでしょう。

この週末、石垣島あたりを舐める感じだから、その東にある宮古島はもちろん、慶良間諸島、沖縄本島なんかも影響を受けましょう。しかも夏の台風だし、沖縄あたりに来る頃には950hPaぐらいの強い台風になっていそうです。

海の日に繋がるので今週末の沖縄行きを予定している人も多そうですが、海には期待できませんね。「潜れたらラッキー」ぐらいな感じで構えてた方がいいかと。

ならばここは陸の楽しみに切り替えましょう。私のオススメ観光地は『沖縄毒蛇本舗 ハブ博物公園』。南伊豆のIZOOと並んで今私が最も行ってみたい爬虫類系の動物園です。HABU LOVE GIRLSにも会えるみたいですよ。

メレンゲウミウシ

メレンゲウミウシです。

メレンゲウミウシ

実はこのメレンゲウミウシ、ミカドウミウシやニシキウミウシなどと並んで私が苦手なウミウシ。理由は大きすぎるから。10cmぐらいありました。

全体を入れようとすると、角度を気にしつつ距離を取らなければならないので、光が十分に届かず青カブブリしがちです。

実はこの写真もMacのAperture(写真加工&管理ソフト)でホワイトバランスを戻しました。

Apertureのホワイトバランス調整は実に簡単。マウスカーソルで写真内で基準の白にしたい箇所をクリックするだけ。一発で色が整います。

Lightningケーブルの選び方

Appleが各国で『iWatch』の商標を登録しているとのこと。どんなものか出てくるのか楽しみだけど、私はもう腕時計を使ってないんだよなぁ。


この半年あまり愛用してきたDock→Lightning変換アダプタが壊れました。iPadに挿していたのを抜いたら、この写真のようにもげて。

壊れたLightningアダプタ
ミツバチに刺されると皮膚にハチの針と内臓が残るけど、あんな感じ

壊れたLightningアダプタ

パーツを押し込んで戻しても使えなかったので、これは寿命と捉えましょう。

それに、この秋にリリースされるiOS7では粗悪なケーブルは放逐されそうだし。実際、出所が怪しげな安いケーブルをiOS7(開発者向けプレリリース版)を入れたiPod touchに挿すとメッセージが表示されiTunesとの同期はおろか充電すらできませんでした。

Lightningケーブルにはカスタムチップが載っているので、そのチップも丁寧にコピーしたものでなければ新しいiOSに弾かれてしまいます。ジャンクなケーブル、せめて充電に使えれば利用価値もあるのですが…。

というわけで、Lightningケーブルを買うなら純正品もしくはサードパーティ製でも「Made for iPhone」と書かれた正規ライセンス生産品を買うべきですね。じゃないとiOS7の導入でゴミになってしまう可能性があります。

私もついこの前までは上海問屋やDOSパラで売ってる数百円のケーブルを何本も持つのがいいと思ってたけど、もう無印の安物は買えませんや。

Made for iPhoneのケーブル

旅行時は長いケーブルが重宝するけど、USB延長ケーブルを使う手もあります

イバラタツ

タツノオトシゴ。種類はたぶんイバラタツ。体のあちこちにイバラ状のトゲトゲあるから。体長は6cmぐらいだったかな。

水中では単に黄色いやつとしか認識してなかったけど、こうして写真で見てみると意外に複雑な模様をしていました。

タツノオトシゴ
全身を入れると写真が暗くなるけど…
タツノオトシゴ
より接写すると発色が良くなります

物価高騰。いよいよコナミスポーツの会費まで

いわゆるアベノミクスのおかげなのか、良くも悪くも続々と身の回りの物価が上がり始めています。

KONAMI SPORTS CLUB数日前、コナミスポーツからDMが届きました。掲題には「新料金プランスタートのお知らせ」とありますが、早い話が月会費の値上げです。

私が通っている新百合ヶ丘店の場合は現行だと何度利用しても月額12,390円。それが、この通り会員種別が細分化されるとのこと。

無理せず隔週 (月2回まで) まずは週1 (月4回まで) しっかり週2 (月8回まで) 好きなだけフリー (無制限)
4,305円 7,455円 12,075円 14,553円

確かにたまにしか使わない人には選択肢が増えれば良いのでしょうが、ほぼ毎日行く私にとっては2,163円の値上げになります(自発的に切り替えなければ、しばらくは現行通り)。

まあ、電気代も上がっているし、新百合ヶ丘店には大浴場もあるので灯油代の高騰も響いているのでしょう。一刻も早く倒産、法的整理の上で再スタートさせるべき東京電力が電気料金を値上げするのとは違います。

ただ、先日ダイビング事業が廃止されたし、サービス縮小と会費値上げのダブルパンチっぽいところが嫌です。ダイビング、別に儲からない事業ってわけではなかったはずなのに。

もちろんダイビングが存続されていても全店舗の光熱費高騰の分などを賄えるわけではないけど、ほぼ人材(および会議室とスイミングプール)だけで運営できて利益も見込めた事業を切り捨ててすぐさま値上げでは、ちょっと釈然としない思いが残ります。

カーク船長めっけ!

駅の構内などで見かけるでっかい液晶タッチパネル式の自動販売機が、今月から映画『スタートレック・イントゥ・ダークネス』とタイアップしています。画面の片隅で予告編が流れていたり、商品一覧の傍らにメインクルーが登場したり。

スタートレック・イントゥ・ダークネスのキャンペーン
水の側にジェームズ・T・カーク船長。 ウフーラ通信士官を狙ったのにシャッターを切ったらカークに切り替わってました
スタートレック・イントゥ・ダークネスのキャンペーン
自販機の側面にはカークとスポック

私もスタートレックのシリーズが好きです。

その一方でスターウォーズでは寝てしまいます。特にEpisode 1とか2とか。これはもう好みの問題でしょうね。 スタートレックはSFの舞台装置を通じた人間ドラマっぽいけど、スターウォーズはSFそのもの、というか架空の史実のドキュメンタリーっぽいかな。絵面こそ派手だけど、物語が淡々と進んでいく感じです。まあ、ジョージ・ルーカスは俳優への演技指導や演出が一切できない監督として有名だし。

でも何だ、今の20代とか若い世代はスタートレックのことをどれほど知っているのですかね?最近ではあまり再放送もされていないようだし。

そういう人達に向けてかいつまんで言うと、基本的には、地球人が割と友好的な異星人たちと国連みたいな組織「惑星連邦」を組んでいて、その調査・外交・軍事を担う機関である「宇宙艦隊」所属のジェームズ・T・カーク船長は破天荒ながらやることなすことすべてが上手くいく女ったらしの天才的指揮官で、幾度となく宇宙の平和に貢献するというお話です。

本作の敵は宇宙艦隊の反逆者らしいし、やっぱりクリンゴン人はまだ出てこないのかな。テレビシリーズからの正史で行けば、クリンゴン人はウイルスのせいで人間っぽい姿をしている時代だからなぁ…。

パラオに新たなクルーズ船が就航

SOLITUDE ONE

先日届いたワールドツアープランナーズからの会報誌によると、今年の9月、パラオに新しいクルーズ船が就航するとのこと。

「クルーズ船」「ダイブクルーズ」はカタカナ語、和製英語なのかな。英語では船に泊まって潜るスタイルを「liveaboard」と言いますよね。

船の名前は「SOLITUDE ONE(直訳すると独りぼっち号?)」。もっとも新造船ではなく、79年建造の船を改装したのだそうな。

全長が52mだからパラオスポート号(38m)よりも一回りぐらい大きな船ですね。それでいて客の定員は22名(パラスポは30名)。なるほど各部屋の内装もゆったりしています。テレビもあるし(沖でも放送が写るかは怪しいけど)。

実は私は乗り物(飛行機や鉄道、車やバイク、自転車にしても)にはまるっきり愛着がないのですが、唯一船は好きです。船旅ってわくわくしますよね。しかもダイブクルーズでは早朝からナイトまで5ダイブほど潜っても疲れないし。

パラオはどうしても大物狙いのダイビングになりがちなので、マクロ派の私はすっかり足が遠のいているのですが、連れが見つかったらこの魅力的な船に乗りに行っても良いかも。

ああ、デイドリームの龍馬I号にもまだ乗っていないんだよな。

モヤモヤエビ

5mmぐらいのエビ。名前を教わったもののラテン語そのものっぽい響きだったので忘れました。和名はまだないようです。

エビ

ひとまず私は「モヤモヤエビ」と呼ぶことにします。

でも、モヤっとした絵は体毛のせいばかりではなく、フォーカスが甘いから。昨日も書いたけど、私の105mm Microのように焦点距離の長いマクロレンズで接写すると、被写界深度が浅くなってピント合わせが難しくなるのですよね。こちらの本にもそうありました。

とはいえ5mm級の生き物にはそれなりに接近しないと大きく写せないし、難しいところです。

キウイ大好き!

こちらは来年の地球の海フォトコンテストの自由部門(アート写真部門)に出そうと思っている候補写真の一枚。

スジモヨウフグ
『キウイ大好き!』 たまたま口元にキウイフルーツの輪切りっぽい葉っぱがあったので

スジモヨウフグ。いつもニコニコ顔だし、よく海底の砂地で休んでいるので、印象的なシーンを見かけたら接近して撮ることにしています。

欲を言うとキウイっぽい葉っぱとフグの前歯がクッキリ写っていればもっとよかったのだけど、私のレンズ(105mm Micro)で寄ると、どうしても被写界深度が浅くなるので、目にピントを合わせると他はぼけるのですよね。もっと絞らなければいけなかったんだな。

レンベ行きにはいくら必要?

早いもので2013年も後半に突入。この4月〜6月の景況感を元に来年春からの消費増税を行うかの政治判断がなされるわけですが、庶民の感触としては微妙、というか無謀ですね。今月からまた物価が上がるし。

こんな状態で消費税率を引き上げれば、一時の駆け込み消費後に消費活動がドスンと落ち込むのは目に見えています。駆け込み消費は需要の先食いなのでリバウンドも大きくなるわけです。

でも、ここできっちり増税しないと国際公約破りで売り材料にもなってしまいます。野田前政権、まったくもって愚かなことをやってくれたもんだ…。


へアリーフロッグフィッシュ
お目当てのへアリーフロッグフィッシュ。 写真はカサワリレンベリゾートのWebサイトから拝借

さて、今月のダイビングは私にとって数年来の悲願だったレンベ。インドネシアはたぶん16年ぶりです。ジャカルタとバリ以外の地域に行くのは初めてだ。

私は最小限の計画で行き当たりばったりの旅が好きなのですが、行き慣れたフィリピンやパラオとは事情が違いそうなので今回は少し調べてます。

まずはビザ。今回はシンガポール経由なので、マナド(メナド)にてインドネシアの到着ビザを取得することになるようです。料金はUS$25。米国行きのときみたいに事前に何かをする必要はないわけだ。

フィリピンの南に行くためにマレー半島を経由するのは不効率。フィリピンのクラーク(マニラから50kmぐらい北に立地)が早くハブ空港化されたらいいのに。そういう計画も聞かれるのだけど、まあ永遠に「3〜4年後を目処に…」のままかも。仮に決まっても着工と運用開始はもっと先だし。

また、マナドの空港(サム・ラトゥランギ国際空港)で払う空港使用料が100,000ルピア。めちゃめちゃ高いようにも思えるけど日本円で980円ぐらい。

なお、現地リゾートでの支払いにはクレジットカードが使えるそうな。

よって必要な現金はUS$25+数千円(空港使用料、チップ、街中でのお買い物代)ってとこですかね。ルピアには2〜3,000円くらい替えれば十分かな。

それと羽田空港のシャワールーム利用が2,000円。これも入れるなら旅に必要な現金は合計1万円弱ってとこですね。

羽田空港(国際線ターミナル)のシャワールームは30分で1,000円(ドリンク券つき)。かつては800円(ドリンク券なし)だったので、ちょい値上がりだ。