賀正

新年、あけましておめでとうございます。

昨年は誰にとっても厳しい一年だったので、今年は多くの人が笑顔でいられる年になってほしいと切に願います。とりわけ私にとって。

それにしても昨日の東京の新型コロナ陽性者は1,137人と、過去最高を一気に400件近くも更新。正月前の駆け込み検診の結果でしょうかね。

陽性者=感染者ではないけど、母数が増えれば医療・保健機関への負担が増加します。もちろん中症以上の人の数も。正月休みを挟む来週は減りそうな気がするけど、再来週あたりにまた増加して、部分的な緊急事態宣言が出るかも。春はまだ先だし、しばらくは辛抱の時が続くのでしょう。

さて、今年は丑年だけど牛の写真なんて撮ったことがないので、代わりにウミウシ写真の中でも最も牛っぽい一枚を。

賀正(令和三年一月1日)

ウミウシとは実に不思議な生き物で、この個体は見てきて擬態したかのように牛そのもの。ツノっぽい触角だけでなく、目鼻口耳まで牛っぽい容姿をしていました。

ああ、いつになったら外国にまた潜りに行かれるだろうか…。

Rush

砂埃を巻き上げながら砂に潜ろうとしているツバメガイの仲間。

ツバメガイの仲間

実際のところ、砂埃風に見えるのは白い何かの物質です。ツバメガイはそれを食べているのかな。

屋根なし

先日の台風15号は家屋が大破したり鉄塔が倒れて停電が続いていたりと、これまでにないような破壊をもたらしました。地球温暖化の影響ですね。

ただし、温暖化の理由ははっきりしておらず、人類文明の結果なのか自然現象の一環なのかは解らないし、複合的かもしれません。とはいえ海水温が上がっていることは確か。海水温1℃は地上の気温の4〜5℃に相当すると聞くので、今後も台風の規模や威力は上がっていくでしょう。


こちらはアンボンで見つけたウミウシ。名前は調べていません。

ウミウシ

白い繊維状の何かの中にいました。穴に落っこちたのか隠れたのか、食べているのかは解りません。

アンナウミウシ。南の海にはありふれた種の一つですね。

アンナウミウシ

ひらひらのパーツの下には牙のような突起があるけど、もちろん違います。カタツムリ風に言えばツノかヤリかな。飛び出た目玉はありません。

Cannibalism

この日、海底に二匹のマダライロウミウシを発見。しかも前後につながっています。右脇どうしをくっつけていれば交接だけど、この場合は共食いですよね。片方が相手を尻尾から飲み込もうとしていると。

マダライロウミウシの共食い

他の種類のウミウシならともかく、自身の子孫を残してくれるかもしれない同種の他の個体を食うとは…。

腕組みしてます

名前を調べる気にもならないけどウミウシ。

ウミウシ

仰向けに寝転がっているように見立てると、5対の腕(?)をことごとく組んでいます。

もうちょっと工夫して撮れば、フォトコンに出して笑いを取れたかも知れないなぁ。

オオコノハミノウミウシ

オオコノハミノウミウシ。一応頭の方から撮ってみたものの、でかい被写体は画角からはみ出します。

オオコノハミノウミウシ

ウミウシには珍しくないけど、つくづく不思議な体の作りをしていますよね。体内にはみかんの維管束(ボソボソな食感だけど栄養が豊富らしい)みたいな芯が見て取れるし。

緑のナメクジ

ウミウシ。

ウミウシ

名前は調べていません。面倒なので。ウミウシ、あんまり好きじゃないし、知識としても重要に思えないので。この種を話題にする機会はなさそうだから。

マダライロウミウシ?

マダライロウミウシですかね?だったらポケモン風に言うと色違い個体かな。普通は反転が紫っぽいはずだから。

マダライロウミウシ?


Is this Risbecia tryoni? If so that, this one is a different color individual. Because most of them have purple spots.

アンボンのウミウシ

そろそろ先のアンボンで撮った写真を出していこうと思います。

まずはこちらのウミウシから。

アンボンのウミウシ

個人的には初めて見た種だったけど、写真としては失敗作。フォーカスが甘いので。まあ、半年ぶりとかで小さい被写体を狙うとそうなりがちです。

Tetrapod

テトラポッドみたいなこれ、ナメクジ型ではないけど多分ウミウシですよね。

変なウミウシ

どこを見ても同じような気がするけど、この出っ張りだけ開口部っぽいつくりになっていました。

変なウミウシ

モー

ブッシュドノエルウミウシ。この通り海の牛っぽいウミウシです。

ブッシュドノエルウミウシ

20cmほどにもなる種なので105mmマイクロレンズで撮るなら顔だけになります。

Spawning

新しいMacbook Airでこれを書いています。いやぁ速いマシンは快適ですね。今のところ何の不満もありません。


こちらはアオスジリュウグウウミウシの産卵シーン。

アオスジリュウグウウミウシの産卵

まあ写真としては失敗作。ウミウシが見切れちゃってるので。ちょっと引いて横向きの画角で撮るべきでした。

こっち向いて

レンべのピグミーシードラゴン。

ピグミーシードラゴン

海中では糸くずにしか見えない極細なこの魚、ピグミーシーホースと同様、なかなかこちらを向いてくれないのですよね。ほんでもって時々飛ぶんだよな。

Never eat me

先日、ふざけてナメクジを食べたオーストラリア人男性が何年も昏睡した末に亡くなりましたよね。ムツゴロウさんも昔、テレビ番組でナメクジを食べてたけど「雑菌がいるから不用意に食ってはいけない」と言っていたもんな。最近では平坂寛さんや藤田ニコルさんも食べてたけど、さすがに安全な種類だか調理法でやってるのでしょう。

こちらは知らないウミウシ。フエルト細工みたいな質感です。

ウミウシとはつまるところ海のナメクジですね。食っちゃいけません。

おっ、こちらは新しいウミウシ図鑑かな?

艶やか

アデヤカミノウミウシ。

アデヤカミノウミウシ

下の図鑑では「フラベリナ・エクソプタタ」と載っています。出版後に和名が付いたのでしょう。

スイカ

アカフチリュウグウウミウシ。
アカフチリュウグウウミウシ

誰が命名したかは知らないけど、私なら「スイカリュウグウウミウシ」にしますね。

何食べてるの?

ミラーリュウウグウウミウシかな。

たぶん何かを食っているところです。個人的にはウミウシ類は撮ってて面白くないのだけど、こういうアクションがあれば撮りたくなります。

Halgerda Batangas

Halgerda Batangas。

ハルゲルダバタンガス

しっかり撮ったつもりだったけど鰓が見切れてました。まあウミウシの撮影にはエビの時ほど気合が入らないからしかたないか。

怪獣

海底の木屑か何かに見えるこちらもウミウシらしいです。トゲアメフラシかな?

トゲアメフラシ?

よく見るとデッドプールみたいな二つの目があります。

知らないミノウミウシ

ウミウシってあまり好きではないのだけど一応は撮ります。せっかくガイドが見せてくれてるので。

こちらは知らないミノウミウシ。

ミノウミウシの仲間

手持ちの図鑑には載っていなかったので名前を知っていれば教えてください。

トゲピー

手持ちの図鑑には載っていませんでした。

知らないウミウシ

もし私が名付けるなら「トゲピーウミウシ」かな。ピカチューはもういるし。

ミナミニシキウミウシ

ようやく新しいMacの噂が流れてきました。仮に本当だとして10万円クラスらしいからMacBook Airの後継機っぽいですね。私はMac mini待ちだけどそれでもいいか。メモリを16GBに上げられるなら。


ミナミニシキウミウシかな。形はそうだけど模様が違うような。

ミナミニシキウミウシ

Melibe

一見して雑草みたいだけどウミウシです。メリべウミウシ。

メリべウミウシ

頭部を投網状に広げて獲物を捕らえます。

ジンベエザメ?

ジンベエザメ…に似てなくもないコナユキツバメガイ。

コナユキツバメガイ

この日使ったショップはフィリピン人経営のハイミーズダイブセンター、ウミウシ推しのサービスなので、この手の写真が多くなります。

授乳

アカフチリュウグウウミウシのペア。

アカフチリュウグウウミウシ

もちろん牛ではないので授乳はしません。子牛風の下側の個体も実は同じぐらいの全長がありそうだし。