フリーダイビングが流行ってる?

最近、フィリピン人と話していたら「フィリピンでもフリーダイビングが流行ってきている」と言っていました。なるほど、潜るだけならフリーダイビングはお手頃だもんな。インドネシアでも力を入れているみたいだし。いずれフィリピンでも大会が頻繁に開かれるようになるかもしれません。グランブルーの世界ですね。

そこでふと気になったのがバジャウ族の存在。フィリピン、インドネシア、マレーシアなどの海上のボートハウスで暮らしている少数民族の。先祖代々海で暮ら続けている彼らは脾臓が大きく発達していて、素潜り猟の際に最大水深70メートル、時間にして10分以上も留まれると言われています。Static Apnea(プールにうつ伏せに浮か競技)でも世界記録は11分35秒なのに。

バジャウ族の漁
NHKスペシャルのページより

よって、もしバジャウ族のそれが本当なら、彼らが本格的にトレーニングしてApnea競技に参加したら、ぶっちぎりじゃなかろうか。

バジャウ族は難民化しているとも聞くけど、競技で名を上げれば環境は変わるかも。それとも彼らは競技のような俗的なことには関心がないのかな。

遂にJollibeeが日本にも?

フィリピンのファストフードチェーン最大手Jollibee Foods Corporationが米国のカフェチェーンThe Coffee Bean & Tea Leafを買収したそうですね。

なお、The Coffee Bean & Tea Leafは27カ国で1189店を展開し、日本にも4店舗あるので在日フィリピン人達の間では「遂にJollibeeが日本にも出店か?」などと盛り上がっているのだとか。

Jollibeeくん
Jollibeeくん

まあ、実際にはそれはないでしょうね。去年もそんな噂が出たけど日本にはハンバーガーチェーン店の競争が多すぎるので。

ただし日本では少子高齢化による人手不足が深刻化していくし、フィリピンは人材供給の有力国。国同士が近く、みんな英語ができるってのは受け入れやすいから。もっと在日フィリピン人が増えれば状況は変わるかもしれません。

BAYSIDE English Cebu乗っ取り事件が決着

このblogのBAYSIDE English Cebu乗っ取り事件の現状報告山中博氏は逮捕されるの?というエントリへのアクセスが続いています。誰が見ているのだか。機械的にチェックさせているのかな。

でも、セブの英会話スクールBAYSIDE English Cebuが元東進ハイスクール講師の山中博氏、松井元輝氏、土原弘人氏らに騙し取られたとされるその件はもう決着したようです。被害者の佐々木綾子さんが刑事告訴を取り下げたとのこと。ただし経済的な理由で。詳しいことは解らないけど刑事告訴を続けるにはコストがかかるのか…。

ならばもう山中氏らは被告ではないのですね。部外者ながら釈然としないけど、当人が散々考えた上の決断だろうから尊重しましょう。もちろん不本意な点が多々あったと察するけど、残念ながら生きていれば嫌なことも起きるものです。

ともかく佐々木さんらにしてみればこれで再出発。大変な思いをした分、幸運に恵まれるといいですね。

Ayako Sasaki's blog image
佐々木さんのblogから拝借

でも、この騒動を知ってからの約一年で私も考えさせられました。フィリピンという国に居を据えることに対して。

私もダイビング目的でフィリピンには何十回も通っていて、かの国のホスピタリティ豊かな人々、海の生物層、温暖な気候、安い物価、美味しい食べ物などは好きなので移住するのも良いかなと思うのだけど、生活の糧が必要だとしてもあの国でビジネスを起こす気にはなれないのですよね…。

例えば以前に佐々木さんのblogで読んだ気がするけど、フィリピンでダイビングショップを経営していた日本人が現地でホテルを建てたものの、程なくしてフィリピン人の奥さんが亡くなった途端、遺産相続で全てを彼女の家族に取り上げられたそうな。そう、フィリピンでは外国人が土地を持てないのでフィリピン人パートナーの名義で買うしかなく、その人に先立たれればすべてを空け渡さざるを得なくなります。それは死別ではなくとも相手との関係性が悪くなった場合でもかなり雲行きが怪しくなるはずです。時には命さえ脅かされかねません。

しかもあの国では既婚者の浮気は日常茶飯事だそうで。「Adulty」と呼ぶようです。宗教的に離婚が困難(政府当局に理由を説明して許可を得なければならず、原則的には不可能)という事情が多分にあるのでしょう。離婚再婚ができないから既婚のまま他の人とくっつくのは必然だとしても、そんな空気感の中で生まれ育っていれば既婚者に限らずともそのあたりの観念は緩くなりますよね。離婚できないがために、かえってタガが外れやすいわけです。もちろん誰もがそうではなく、価値観や自制の度合いは個々人によって違うけど。

そして何よりも信用がならないのがあの国の政治、行政、法律、治安、不動産、インフラ。現地で何かビジネスを起こしたとして、うまくいかなければ四苦八苦するのは当然としても、うまくいっても後から後から追加のコストを払わされたり、誰かに妬まれて足を引っ張られたり、何かのターゲットにされかねないので。そう、BAYSIDEのように。とはいえフィリピンの司法当局は頼りになりません。

それにあの国では行政手続きも超スローな上に不条理。よって資金的な体力もあって法務などで有能なフィリピン人スタッフを登用できる企業ならともかく、個人事業に毛が生えた程度の新参者ではどうにも。「人件費は格安だから」とフィリピン人パートナーの口車に乗せられて商売を…なんてのはきっと失敗します。まあ、それでもやりたい人を止めはしないものの、「日本人にはとても信じられないような理不尽な障害がたっぷり起こるし、想定予算を大きく超える出費も覚悟しといて」とは言っておきます。

また、忘れてはならないのがドゥテルテ大統領の任期があと3年弱しかないこと。途上国では改革路線の後には決まって揺り戻しが来るものです。ブラジルのようにせっかく健全化しかけたのに混迷の時代に逆戻りして急にビジネス環境が悪化なんてことも大いにあり得ます。賄賂なしでは何も進まないような…。

そういうわけで個人的にはこれからもフィリピンは「バケーション、花粉症や寒さからの避難地として気が向いたときに行く場所」という認識でいるのが良さそうな気がします。日本から仕事を持って行って現地のホテルなり借りたコンドの一室(絶対に買わない。資産価値も永続性も信用できないから)でのんびりこなすような生活がベストかな。

BAYSIDE English Cebuはどうなっちゃうの?

関連エントリ:BAYSIDE English Cebu乗っ取り事件が決着


セブ・マクタン島のELSスクール、BAYSIDE English Cebuに最近、動きがありました。

BAYSIDE ENGLISH CEBUのバナー

まず、BAYSIDE English Cebu Premium Campusが先日閉鎖され、すべての教員がRPC Campusに移動となったそうです。当然、生徒達も。前にもあったな。あの時はRPC → Premiumだったけど。

でも、RPC Campusにしても中国人オーナーとの土地建物のリース契約が今年の6月、つまり今月いっぱいで終了するとのこと。それを受けて日本(おそらく他国も)のフィリピン留学エージェントも紹介を終了しているそうな。

これらの状況からすると、BAYSIDE English Cebuは半月後に閉校になってしまうのでしょうね。Premium Campusは建築基準や消防法を守っていなかったからそれをクリアするためかとも思ったけど、フィリピンという国で半月かそこらで物事が進むとは思えないし。

BAYSIDE English Cebu、オーナーの山中博被告、松井元輝被告、土原弘人被告が起訴直前にフィリピンから逃亡した後は経営者不在かと思っていたけど、どうやら山中被告がそのまま経営していたようで。現場スタッフへの指示はメールやSNSで出していたのかな。でも自身らがフィリピンに再入国できない以上、現地の学校を保有しているメリットは無いと判断しても無理はないですね。

気になるのは先生たちの将来。セブには英語学校が他にもたくさんあるから再就職には困らないだろうけど、場合によっては引っ越したりキャリアの積み直しが必要になるわけで。

追悼 白石拓己さん

6月2日、セブのダイビングサービスアクエリアスダイバーズの経営者白石拓己さんがダイビング中の事故で亡くなりました。私は面識はなかったけど海上では何度もすれ違っていたはず。謹んでご冥福をお祈りいたします。

アクエリアスのログ 06/07

報道によると当日の午前は3人で潜っていたそうだけど、その最中なのか、それともその後の事故なのかはわかりません。でも他の二人の動向は伝えられていないから、業務を終えて写真撮影のために単独潜水中、突発的な心臓発作に見舞われたか有毒生物に接触したとかでしょうかね…。あのクラスのベテランダイバーが安直な事故とは考えにくいけど、長いキャリアの中で何かに刺されることは多かっただろうから、再度刺されてしまいアナフィラキシーショックを起こしたと。

マクタン島の近海は総じて穏やかなことが多いけど、時には牙を剥くことも。私も昨年の9月、マリゴンドンの海で潜っていて、途中から突然強烈なカレントに見舞われました。マンツーマンだったけど数m前方にいたフィリピン人ガイドは一切こちらを振り向かず。まあ彼も余裕がなかったのでしょうね。エアが真横に流れる激流の中で10分以上、私は左手で岩を掴み右手はカメラで塞がっていたためタンクを叩くことはおろか、残圧もチェックできませんでした。そうしてエア切れ寸前になったため最後の力を振り絞ってガイドに近づいてエアを分けてもらい、ことなきを得たという。あれが私ではなく、ご年配やビギナーだったらどうなっていたことかと思うとゾッとします。