Avengers: Endgame

Avengers: Endgameを初日の初回上映で観てきました。

アベンジャーズエンドゲームのロゴ

ちなみに入場者プレゼントの起き上がり小法師はブラックウィドー(だよね?)が当たりました。

Endgameの入場者プレゼントのブラックウィドー起き上がり小法師

さて、下のトレーラの先はネタバレです。映画の内容を知りたくない人は読まないでください。


最初に感想を言うと「大満足」です。MCU全22作品を見てきた一人としては、とても納得感のある良い作品だったなあと。しばらくしたらもう一回観に行こうかな。

スーパーヒーローが半分消滅したままだと次の映画が作りづらいので、どうにかして大半が生き返るというストーリー展開は決定的だったから、私は「過去に遡って総当たり」か「なんとかサノスを倒してから神龍を呼び出す」のどちらかだと予想していたけど、「みんなを生き返らせてから総力戦」はもっと良い展開だったと思います。さすがです。

無敵のサノスの居場所が序盤であっさり突き止められ、大義を成し終えて満身創痍で隠居していた彼が殺される展開には驚いたけど、掴みはOK。とはいえラスボスはサノスじゃないと観衆は納得しないから、生残したアベンジャーズが皆を生き返らせるベく、現在では消失したインフィニティストーンを過去に拝借に行き、その過程で数年前の無傷なサノスが立ちふさがるというのも抜群でした。

その際に鍵となるのがアントマン。「量子世界を通れば過去のどの時点のどこにでも行かれる」という設定は都合が良すぎる気がするけど、SF作品は大なり小なりそうだもんな。同じマーベルのX-MENの昔のアニメなんかでは機械のブレスレットだけで時間移動していたし、キャプテン・マーベルが自力でタイムトラベルするのだと話が広がりません。

でも例のあの白いユニフォーム(てっきり宇宙服かと思っていた)を着て、みんなで過去に戻り手分けして石をかき集めさせることで、様々な人間模様を描くことに成功しています。

キャプテンアメリカ

本作で何が一番良かったかって、サノスを倒した後でキャプテン・アメリカが後始末のためにインフィニティストーンを過去に戻しに行ったものの仲間が待つ現代には戻らず、代わりに高齢の姿で現れたこと。彼は70年以上前に氷漬けにされてペギー・カーターとのダンスの約束を守れなかったけど、その失意の人生をやり直せたという。人間でありながらミョルニル(ソーのハンマー)を持てるほどの高潔な人物が幸福な生涯を送れたのは実に感動的です。

トニー・スターク

もう一人のリーダー、アイアンマンの描写も秀逸でした。本作をタイムストーンで過去に戻って戦うシナリオにしなかったのは、彼を父親にするためだったのでしょう。それだと新たな生命が生まれなかったことになってしまうから。

残念ながらトニーはインフィニティストーンを使ったことで力尽きて命を落としたけど、サノスを殺した後なのにスターク製ガントレットが奪われる可能性を予見してストーンをかすめ取れるようアーマー(おそらくガントレット側も)を開発していた点も天才としての面目躍如でした。

彼は過去に行って「ポッツ」と名乗り、父ハワードと子育てについて語らいます。地味に感動的なシーンでした。

そしてペッパーは最終決戦に自らもアーマーを着て『レスキュー』として参戦しますね。彼女にも心境の変化があったのでしょう。以前は戦地に赴くトニーをいつも制止していたけど、今回ばかりは悲劇を繰り返させるわけにはいかないから。トニーの死もしっかり受け止めていた様子でした。

ブルース・バナー

ハルクは愉快な人に変貌していました。Trailerでユニフォームを着ていたのに違和感があったけど、バナーとハルクの中間であり続ける術を獲得したのだと。Thor: RagnarokやAvengers: Infinity Warでもそうだったけど、もはや貴重なコメディー担当ですね。

そしてγ線の副産物であるハルクはスタークとは違ってインフィニティストーンを使っても生き残りました。さすが。

ソー

BIG4の内、ソーだけはえらい変わり様でした。ヴォルスタッグがと思うぐらいに。

そのソーも死んだ母と再会する機会を与えられますね。スターク父は人間なのでトニーを息子だとは見抜けなかったけど、ソーの母は魔女なのですべてを見抜いて彼と接しました。この対比も特徴的でした。

また、彼とは対照的にブリュンヒルデ(ヴァルキリー)はすっかり「漁師町のおかみさん」みたいになってて、女性の順応力の高さを象徴していました。

ちなみにその二人は6月公開のMEN IN BLACK INTERNATIONALでも共演していますね。劇中、ソーいじりもあるようで。

キャプテン・マーベル

キャプテン・マーベルはこの映画でも特別ゲストっぽい扱いでした。強すぎるので見せ場を多くすると彼女の映画っぽくなるから、宇宙を漂流するスタークを救出するなど助っ人的な存在にとどまっていました。まあ、妥当でしょう。

もちろんブラックウィドー、ホークアイ(ローニン)、その為すべてのメインキャラクターの活躍も抜かりなく描かれていたし、いやぁ、大満足です。

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Endgameの結末を予想する

いよいよAvengers: Endgameの公開が1週間後に迫ってきました。いつもはレイトショーだけど、これだけは朝一で見に行くのもいいな。自分の街に映画館があるのは便利です。アベンジャーズエンドゲームのロゴ

私も一応トレーラーだけは見てるけど粗筋とかは知りたくないので余計な情報を遮断するのに一苦労です。Google News(英語版)などにリークっぽい記事が容赦なく流れてくるし。

まあ、そう言いながらも私なりの結末予想を。もちろん根拠はありません。

1. 過去に遡って総当たり

キャプテン・マーベルが自転とは反対方向に地球の周りをぐるぐる飛び回って時間を巻き戻して…。

ではなく、アントマンの活躍でサノスからタイムストーンを奪い、過去(ロキが殺される前あたり)に戻ってキャプテン・マーベルを加えた全員で総攻撃してサノスを倒す。

2. なんとかサノスを倒してから神龍を呼び出す

まあ、神龍ってのは冗談だけど、リアリティストーンを駆使して死んだみんなを生き返らせると。

この内のどちらかだと思うのですよね。興行的な理由から。スーパーヒーローや地球人(実際は全宇宙だろうけど)も半分消滅させられたままだと、今後新しい映画が作りづらいから、どうにかして殲滅を「無かったことに」にしないと。

海底47m

Amazonプライムビデオで『海底47m』を観ました。2017年8月に劇場公開されていたのか。知らなかった。

海底47m

私の感想は「こんな映画作ってくれるなよ…」です。ひたすら恐怖を煽ってくれるので。ただしダイバーじゃない人の。

ストーリーはメキシコの海にバカンスに来たケイトとリサの姉妹が檻に入って大型のサメを鑑賞するアクティビティに挑んだところ、檻を吊り下げるウインチが壊れて水深47mの海底に突き落とされるというもの。まあ、この点はまったくあり得ない話ではないかな。

二人が着用しているレギュレータは無線付きのフルフェイスタイプ。私は使ったことがないのだけど、これ耳抜きはどうするんですかね。劇中では「頭を後ろに曲げて唾を飲む」と言っていたような。本当にそれでいけるのだろうか。まあ普通のレギュレータだとセリフが言えないからな。

そして二人は海底の閉鎖された檻の中で悪戦苦闘します。この辺りはまったくのフィクションですね。47mではあっという間にエアーなんてなくなるから、あんなにあれこれやる余裕はありません。窒素酔いの危険もあるし。

というわけでダイバー目線で見ると、あまりリアリティがないですね。現実で同じ事故が起きれば間違いなく二人とも10分と経たず死んでいることでしょう。

CAPTAIN MARVEL

映画「キャプテン・マーベル」を初日のレイトショーで観てきました。

キャプテン・マーベルのポスター

以下、ネタバレを含みます。


まずは感想から。「ワンパンマン+夏目友人帳みたいだった」です。そして個人的な評価は「★★★⭐︎⭐︎」ってところかな。小さいスクリーンの割り当てだった理由が解りました。まあ、単品映画としては凡庸でも、来月公開のAVENGERS : ENDGAMEに続くので、観ておく必要があったのだけど。

彼女は「ヴィアース」という名のクリー帝国の見習い戦士として登場します。最初からフォトンブラスト(衝撃波?)は使える設定ですね。

でも何故か地球人パイロットとしての断片的な記憶も持ち合わせていて、任務の流れで地球に墜落し、出会った若かりし頃のフューリーと組んで、以後自身の出自を探っていくことになります。

そして自身が何者か、そして敵の正体が解ると、彼らを相手に大立ち回りを演じるのだけど、これがもう無敵のワンパンマン状態。何をされても傷つかない無敵モード。GURDIANS OF THE GALAXYでサノスを追い落とそうとしたロナンですら尻尾を巻いて逃げ出すほどの。光速エンジンの爆発に巻き込まれた結果という設定のようで。

また、マーベルのコミック作品には空を飛べるキャラクターがたくさん出てくるものの、さすがに実写映画では生身で飛ぶのはヒューマントーチくらいだから(アイアンマン&ウォーマシンは機械、ソーはハンマーを使う。マグニートやストーム、ヴィジョンも浮かぶ程度。ローグは飛ばない)、彼女も空を飛んだりはしないのかと思いきや、やっぱり飛べてしまうのですよね。しかも宇宙空間でも。こうなると一気に大味感が出てしまいます。

なお、重要な役割を果たすのがグースという名の猫。フューリーはかなりのCat person(猫好き)でした。でもこのグースは実はフラーケンという地球外生物。普段は猫として振る舞っているものの、スクラル人の完璧な変身をちゃんと見抜くし、要所では妖怪的な活躍を見せます。まるでニャンコ先生ですね。しまいにはフューリーの左目を引っ掻いて呪い(?)を掛けてしまうし。

そしてラスト。フューリーに与えた緊急コール用ポケベルからの信号を受け、キャプテン・マーベルはサノスの指パッチン殲滅後のキャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドー、バナー博士らのもとに現れます。無敵の彼女がENDGAMEで他のアベンジャーズとどんな絡みを見せるのか楽しみです。サノスを倒すためにDr.ストレンジが見つけた1/1,400万の勝機とは、おそらく時間を巻き戻すことだと思うのだけど。もしくは消された人たちの再創造による復活か。じゃないと新作映画を作りづらくなるから。GURDIANS OF THE GALAXY 3の製作も決まっているわけだし。

そうそう、冒頭のコミックがペラペラめくれて「MARVEL STUDIOS」と出るおきまりのあれがスタン・リーバージョンになっていて愉快でした。

Duneがリブート

Dune 砂の惑星の映画がまた作られるそうですね。デビッド・バウティスタ(バティスタ)が出演するそうな。バウティスタはギリシャとフィリピンのルーツを持ったプロレスラーであり俳優。はまり役は何と言ってもGUARDIANS OF THE GALAXYのドラックスです。あの忠義に厚い脳筋おバカキャラは実に素晴らしい。その路線だとDuneではハルコンネン卿、またはその馬鹿甥のラバン(昔の映画ではスティングが演じなかった方)役かな?格闘家としてなら、ガーニー・ハレックかも。新スタートレックでピカード艦長になる前のパトリック・スチュワートが演じていた主人公側の武術顧問の。

実はDune、私が好きな映画のトップ10に入ります。カルトムービーと称されることがあるように、デビッド・リンチ監督作品らしい独特の雰囲気があるのですよね。102世紀という途方もない未来ながら、中世のような建物の様式美とレトロフューチャー的なメカ類が多数登場するのも妙に惹きつけられるものがあります。

ストーリーは単純。宇宙で唯一、この砂の惑星でのみ採れる超高価な効能たっぷりのスパイス「メランジ」の利権争いだったりします。まあSFの名作なんて大抵そうかも。テクノロジーが進んだ遠い未来においても人間ドラマこそがカギになるという。

Duneで圧倒的な存在感を放っているのが果てしない砂漠に生息する全長数百メートルにも及ぶサンドワーム。風の谷のナウシカの王蟲のモチーフにもなったとされる「圧倒的な自然の摂理の体現者」的ギミックですね。振動に敏感でメランジの採掘時に襲ってきます。

Duneのサンドワーム
後のテレビ版ではもっとトゲトゲしい形状でした

そしてナビゲーター。元は人間だったものの、メランジの過剰服用でワープ航行を可能にする超能力を得たものの、体は変貌してしまってます。

Duneのナビゲーター
これでも元は人間です。テレビ版では、属質な皮膚を持つのっぺりした人間の亜種のような姿で登場しました

それからキーになる勢力は修道女組織ベネ・ゲセリット。催眠・強制力を持った声を使います。主人公ポールの母がその一人です。

他にも人間コンピュータのメンタットってのも出てきますね。長い人類史の途中、コンピュータに支配されかけた時代を経てAIテクノロジーが排除された代わりに、高度な演算能力を発揮できるよう訓練された人間達です。

ちなみに砂漠の民が着るスティルスーツ(雨が降らない星で生きるために、汗や排泄物のリサイクルシステムを備えているサバイバルスーツ)は、かつてはゴム製で俳優達からの評判がすこぶる悪かったらしいけど、今ならデザインも質感もどうとでもなりましょう。

まあこれらは原作者のフランク・ハーバートが産み出した世界。

リンチ監督の旧映画は原作の長編小説を無理やり2時間ちょっとの尺に詰め込んだのでストーリー運びが雑だったから、リブート版の映画ではぜひ3部作構成で丁寧に作っていただきたいところです。

それと、メランジのせいで砂漠の民の白目部分が青いという設定は引き継いで欲しいな。テレビ版では瞳だけが青く光る感じでつまらなかったから。