城ケ島の思い出

このたび知人が城ケ島のダイビングショップから巣立つとのこと。何事にも終わりは来るものです。名残惜しいでしょうが、良い思い出がたくさんできたようで、その点はなにより。

私が初めて城ケ島を訪れたのは約10年前の4月。当時の仲間が日帰りで潜りに行くということで車に乗っけてってもらいました。でも私はすでにドライスーツを手放していたため丘番です。そのときの仲間はちりぢりになって、もう長いこと会ってないなぁ…。

仲間の一行がボートに乗り込んで1本目のダイビングに出発するのを見送った後、近くを散策するとなかなか感じのいい磯を発見。当然ながら生きもの探しのスタートです。短パン&サンダル履きなので、そこそこ海辺を動き回れます。4月の海水温は低いものの生来の暑がりな私には気になりませんし。

その磯には貝採りに来たらしき人が何人かいましたが、おそらくお目当てのツブ貝の類いは見当たりません。目に付くサイズのものは既に取り尽くされていたのでしょう。その代わりに(?)アメフラシがたくさん集まってきていました。そしていたるところに黄色いウミソウメンが。そう、アメフラシの卵塊ですね。ウミソウメンが食用になり、美味だと言う人もいることは知っていたものの、食べ方までは知らなかったのでそっとしておくことにしました。

ウミソウメンを食べるのを諦めて他の生きものを探すと、いました、モンツキカエルウオが。それも水深わずか15cmの小さな岩穴に。こんなこともあろうかとデジカメをハウジング(懐かしいDIV製オーダーメイドの)に入れて持ってきていたので、おもむろに撮影を開始。カメラを持った手だけを水に浸けての水中写真撮影は初めての経験です。穴居性の魚なのでカメラを近づけても逃げないのですが、周りの岩が邪魔でなかなかいい具合に捉えられません。しかも水面直下は明るすぎて液晶モニタが見えない…。

結局、いい写真にはなりませんでしたが、グリーンがかった春先の海に潜った仲間は大して収穫もなかったとのことで、まったく潜らなかった私が一番の収穫を得たという貴重な体験をしました。

さて、二度目に城ケ島を訪れたのは5年前の春。馴染みのダイビングスタッフの最後のツアーだったので。もちろん私は丘番ですが、むしろそれを望んでいたぐらいです。新しいデジカメをマクロコンバージョンレンズを装着したハウジングに入れ、皆の出港を見送ってから、また同じようにカエルウオを探そうと喜び勇んで思い出の磯に出向いたところ、なんと辺り一面テトラポッドで埋め尽くされていました…。

イカ焼き
失意の中、イカ焼き食って帰ったんだよな

以来、私は城ケ島には行っていません。

iPhone 5はiPhoneで買えるようにしてほしい

フィリピンのボホール島に行っていた知人は何とか昨日の内に成田に辿り着けたそうです。ただし、私は28日(水)帰国予定と聞かされていたものの本当は27日(火)だったらしく、ストライキで1日延泊させられたとのこと。私には言い間違えてたのでしょうが、結果的にその通りだったわけですね。遠巻きながら台風に遭った上、ストですか…。踏んだり蹴ったりだ。私も台風の可能性は前の週に告げていたものの、さすがにストの勃発までは予見できませんでした。

◆◆◆

来週の火曜日深夜、日本時間の水曜日未明にいよいよiPhone 5が発表される見込みです。新しいiPod touchなども出るかも知れませんが、iPhone 5とiOS 5、そしてiCroudがメインになるでしょう。

実は私もiPhone 5をなるべく早く買いたいと思っています。iPhone 4はパスして3GSを2年余り使っているのですが、さすがにくたびれてきたので。もちろんAndroidに乗り換える気はありません。

中にはauの出方待ちという人が少くないようですが、私は同日発売でもない限り継続してSoftBank版を買うでしょうね。SoftBankは好きではないものの今さらメールアドレスを変えたりするのも面倒なので。そもそも私はあまり通話しませんし、データ通信はWiMAXで補完できるようになったのでSoftBankでもさほど不自由は感じていないのですよね。

それでも発売日にApple Storeや家電量販店、SoftBankのお店に並ぶようなことをしたくはありません。手続きの時間だけで手に入れたいところです。いや、その手続きさえもできれば省きたいなと。

App Storeアプリのアイコンそこで思いました。先日せっかく日本でもApp StoreのiOSアプリが出たので、これを使ってiPhone 5の購入ができると最高だなと。

その上、お店に出向くことなくiTunesを使ってアクティベーションができれば言うことなし。実際、2007年に米国で最初のiPhoneが発売されたときは自宅でアクティベーションする仕組みでした(システムがトラブってたけど…)。

今回、W-CDMAとCDMA2000の両対応機が出ると仮定すれば、従来のようなSIMを採用していないはずです。ああでも4年前は全員が新規購入だったので今とは大きく事情が違うか。

ともかく、iPhoneももう6世代目になるわけですし、各国で事情は異なるにせよ膨大な数のユーザーを掴んでしまっているのですから、買い替え需要を上手く裁かないと販売ペースにも悪影響を及ぼし兼ねません。

ならばiPhoneアプリを使って購入⇒手続きのお店と日時を予約できるぐらいの周到さがあっても良さそうなものです。

フィリピン脱出計画

フィリピン航空のバナー先週からフィリピンのボホール島にダイビングに行っていた知人が今日帰国する予定だったのですが、どうやら昨日からフィリピン航空は多くの便が飛んでいませんね。

昨日はいくぶん台風17号の影響もあったかも知れませんが、今日は完全にストライキの影響だそうで。Facebookのウォールにもフィリピン航空からの運行情報がいくつか書き込まれていました。

その原因ですが、どうも経営合理化の一環で来月からマニラ空港第2ターミナル(国内線)のスタッフの一部を入れ替える話があったらしいので、当該の人たちがストライキを敢行した感じでしょうか。もしそうなら今月中の正常化は難しいかも。「どうせ首を切られるんなら残りの数日で思い知らせてやれ」と腹を括っているのではないかと。かといって空港業務が臨時雇いの人員で機能するかは怪しいですしね。

その知人が今回どのような日程を計画していたかは私は知らないのですが、最もオーソドックスなパターンは今日の朝フィリピン航空の国内線でボホールのタクビララン空港からマニラに飛び、同じくフィリピン航空の成田便に乗り換えて帰国するというもの。

あるいはマイレージの都合などでJALやANAを使うのであれば昨日の内にマニラ入りする予定だったはずですが、昨日も今日もタクビララン→マニラ(1日2便)がまったく飛んでいません。

さて、こうなるとどう行動すべきかは悩ましいですよね。今のところストが解決したとは聞いていませんし。

さすがに主要国際線には影響が出ないように配慮されているっぽいので、何とかマニラまで辿り着けさえすればフィリピン航空の他にもJALやANA、デルタなどが使えますが、ボホールとマニラは海で隔たれている上に600kmも離れているので空路以外での移動は非現実的です。

ならばセブ国際空港に望みをかけるという手があります。タクビララン港→セブ港は高速艇で90〜120分程度です。ただし、都合よく直行便に乗れるかは解りません。ちなみに今日のセブ→成田便はさきほど5時間遅れで飛び立ったようですが、本来は7:50発の便。仮に空席があったとしても、やはりマニラ経由で帰国予定だった人が直行便に振り替えたでしょうから、早々に満席になったのではないかと。

また、明日のセブ→成田便が取れないなら早めにセブからマニラに飛んでおきたいところですが、今日のフィリピン航空のセブ→マニラ便も全8便の内、早い方から3便が飛んだきり。午後便は3便がキャンセル、2便が未出発というあり様です。空港スタッフのストライキなので他の国内線も同様でしょう。残りの2便が飛ぶか、それに乗れるかが運命の分かれ目ですね。

まあでも休暇が延びても構わないようなら諦めてボホールに留まってもう1〜2日ダイビングするってのも悪くないですね。台風による濁りも落ち着いてきたころでしょうし。

ただし、フィリピンの東海上には新たな台風19号が発生して西に進んでいます。今のところ中心がルソン島の北端をかすめて行くと予想されていますが、ボホールにも波の影響は出てくるでしょうし、10/02(日)は台風で飛べない可能性もあります。しかもストライキ下でも日本からの入国客は受け入れているので、その人たちの帰国と重なれば、またチケットが取れないなんてことにもなり兼ねません。

もろもろ考えると、ボホールからの脱出は必須。できれば今日中にマニラ入りするかもしくはセブ国際空港からの明日の成田直行便、それが適わずとも台北・香港・仁川のどこかを経由して帰国の途につくのが懸命かもしれません。もちろん第3国でのトランジットにそれなりの時間を要しますが、ともかくストライキが長引いてさらに何日も足止めを食う心配はなくなります。遅くとも明後日には東京に帰り着けるでしょう。

今日の台風チェック

台風19号が発生し、予想進路図が公開されました。

台風19号進路予想図_20110928

このコースなら週末にかけて沖縄方面で波がいくぶん高くなるぐらいかな。

でも例年通りなら22〜25号ぐらいまではいくはずなので、まだまだ油断はできません。

映画の初回生産パッケージなんか買えない

X-MEN ファースト・ジェネレーション(X-MEN First Class)のBlu-ray/DVDの発売日は明日。でも慣習として前日から市場に出回るので、お昼ついでに家電量販店で見てみたら安価なパッケージ2タイプがどちらも3,760円という価格でした。

X-MEN:ファースト・ジェネレーション
2枚組ブルーレイ&DVD&デジタルコピー(ブルーレイケース)〔初回生産限定〕 [Blu-ray]

X-MEN:ファースト・ジェネレーション
2枚組DVD&ブルーレイ&デジタルコピー(DVDケース)〔初回生産限定〕

私はDVDメインのセット(青いパッケージの方)を買おうかと思っていたものの、お値段と収録内容に打ちのめされて(?)買わずに帰ってきました。「何だかすんごく割高感があるぞ…」と。

まずAmazonで買えば送料無料で3,072円。とは言え、これでも高いと思います。X-MENは好きなシリーズですが、もはや映画タイトルは2,400円(レイトショー2回分)ぐらいじゃないと買う気が起きません。

加えて割高に感じさせるのがBlu-rayとデジタルコピー権が付いていること。私は今後もBlu-Rayプレイヤーを買う気がまったくないのでBlu-rayは付加価値に感じません。そしてデジタルコピー権とは実はiTunes Storeのダウンロード権(他にもWindows Media版もあるらしいけど)なので、だったらパッケージではなく最初からiTunes Store版を買った方がいいんじゃないかと。それとも本作はiTunes Storeではしばらく取り扱わないのでしょうかね。日本のiTunes Storeの映画予約注文ラインナップに入っていないようですし。

いや、実際のところiTunes Storeの映画販売にも満足はできません。吹き替え版と字幕版がそれぞれ別の商品なので。字幕版は役者本人の声を聞けるものの尺の都合で極端な意訳が発生しがちなので両方のバージョンを見比べないと。だとするとiTunes Storeもまた割高になってしまいます。

てなわけで今回の初回限定パッケージは買いません。ひとまずレンタルDVDを借りて見て、半年か1年後に発売されるであろう1,000円ぐらいの廉価版を待って買うのが一番懸命だと思います。いずれ1,000円で再販されるなら、オマケのお値段が2~3,000円ってことになりますし。

初回版の特典映像も見たい気はするけど必須ではありませんし、何とかして商品単価を上げたいという販売元の思惑は解らなくもないですが余計なものを抱き合わせて値段を釣り上げられてもねぇ。

特典映像付き・Blu-rayなし版DVDがAmazonで2,400円ぐらいなら買ったのだけど…。

台風19号の卵?

日課の台風チェック。ウェザーニュースの台風Ch.の熱帯低気圧情報を確認したところ、まだ音沙汰なし。

気象画像_2011.09.27.1000
でもね、気象庁の衛星画像によると小笠原の南方海上で明らかに雲がとぐろを巻き始めたような。 気象画像_2011.09.27.1000 iPadアプリのアップデートで白黒画像が追加されました。 緯度経度の線があって、確かにこの方が見やすいや

でもね、気象庁の衛星画像によると小笠原の南方海上で明らかに雲がとぐろを巻き始めたような。

そう思って予想進路図の方を確認すると、やはりTD(トロピカル・ディプレッション)になってゆっくり西に進む見込みです。

予想天気図_2011.09.26.1800

長期の進路予想はまだ出ていないものの、17号より北で発生しているので、こいつは日本に接近するコースの台風になるかも。要警戒です。

フィリピン災難

強度の晴れ男を自負してきた私は、以前は台風はあまり気にしたことがなかったのですが、先日遂に実害を食らってしまったので今ではすっかり台風チェックが日課になってしまいました。

こちらは今日の気象衛星からの赤外線画像。あの南北に長いフィリピンのほぼ全域が台風17号の雲に覆われています。

気象衛星画像

私も3月に南レイテに行った際、海沿いの道路が冠水していてえらい目に合いましたが、あの時は単なる大雨の影響。波はさほどでもありませんでした。

でも今回は強い台風(現在965hPa)。ルソン島を突っ切るコースのようですが、さすがにダイビングは全域でクローズ、というかホテルからほとんど身動きも取れないでしょうね。きっと食って飲んで寝て、食って飲んで寝ての繰り返しだ。行ってなくて良かった…。

穏やかなフィリピンの海
普段はこんなに穏やかな南国の海なのですが…

ランバ・ラル搭乗機風水中ハウジング

懸念した熱帯低気圧は意外に早く台風17号になったもののフィリピン北部のルソン島方面に進んでいます。今ボホールに行っている知人はそろそろ雨風や高波を受けているかもしれませんが、日本に来ないなら一安心。

さて、Impress Watch Videoにアンサー野本の水中天国の第5段が公開されました。

アンサー野本の水中天国のイメージ画像

今回のメインはプロモ・ファクトリー製ハウジングのサークル・アーム・マウント。まあビデオを見てもらった方が早いのですが、アーム類をグリップの天井ではなく、レンズポート付け根の回転機構付きのマウントベースに接続しようという仕組みです。そうすることでカメラを傾けて取りたいときにもストロボ類を定位置にキープできます。

また、途中に登場するブルーに塗装されたハウジングには、これまたブルーのアーム類が接続されています。ユーエヌの新製品だそうです。これを使えばシャア専用水中ハウジングならぬランバ・ラル搭乗グフ風の水中ハウジングが作れます。その際のストロボは赤いS-2000やD-2000ではなくグレーのZ-240かな。

そういやランバ・ラルの部下にはクランプってやつもいたなぁ。


INON(イノン) ストロボ Z-240 タイプ3

トロピカル・ディプレッション

この連休、私の知り合いが二組、フィリピンに潜りに行っています。片方はセブ島西岸のモアルボアル、もう片方はボホール島。

そんな中、フィリピンの東海上にトロピカル・ディプレッション(Tropical Depression)、いわゆる熱帯低気圧が発生しました。明日には(Tropical Storm)に発達している模様です。これが西に移動するようなら両者の日程に影響が出ますね。さしあたりモアル組は明日帰国予定ですが、コースとスピード次第では延泊なんてことにもなりかねません。

また、そのようなコース取りをしたならボホール組は波が高くなって潜れないはず。そもそもボホール島はセブ島の防波堤的な位置関係にあるので。

衛星画像_2011.09.24
衛星画像(2011.09.24)
予報天気図_2011.09.24-25
気象予想図(2011.09.24-25)

まあ彼らのことはいいとして、気になるのはこの熱帯低気圧が先週の台風15号と同じようなところで発生したこと。もちろん気圧配置は毎回違うのでまた沖縄近海で停滞したり同じコースを辿る可能性はかなり少ないでしょうが、オーソドックスな秋の台風として沖縄方面から北東にカーブして進まれても、やはり少なからず被災が予想されます。

日本の多くの天気予報は台風になるまで報じないため、広域を注視していないとある日突然台風が日本の南海上に出現なんてことになりかねないのですが、このところ台風の被害が甚大なので、TD、TSの段階から知らせて、1週間後に備えるように促した方がいいのではないでしょうかね。

個人的なことを言えば、来週末は伊豆大島。たまに行くダイビングの計画が半月で二回も潰れた日には凹みますよね。名目も馴染みの人のサヨナラツアーだったりしますし。

Nikon 1は水中カメラには向かないかも

デジカメWatchにNikon 1の発表会での写真がたくさんUPされました。 まず、スピードライトを接続したV1はこんな感じ。

Nikon 1 V1 & SB-N5 もしハウジングを作るとなると、これ全部を覆わなくてはなりません。バランス悪そ…。 かといってJ1の内蔵ストロボも潜望鏡のようで。

Nikon 1 J1(ストロボポップアップ時)

V1ほど極端ではないけど、背面から見てL字型のハウジングにせざるを得ないようですね。同社のコンデジのP7000みたいに、ちょっとだけせり上がるタイプを採用してくれたらよかったのですが、角度が欲しかったのでしょうか。水中ハウジングを作る際はその分だけ容積とアルミニウムなりABS樹脂なりの使用量が増えてしまいます。

いや、V1の方は光シンクロではなくホットシューから信号を横取りする手がありますね。ハウジング側に信号を取るための接続ケーブルと制御回路が必要になるものの、一眼レフカメラ用にはそういうハウジングも存在します。もちろんメカニカルなだけのハウジングよりも高価になりますが。

それからマクロレンズのモックアップもちゃんと展示されていました。

Nikon 1マウントマクロレンズ

発売時期と焦点距離は書かれていませんが、この径と長さからするとけっこう長い中望遠マクロではないかと。

ただし、Nikon 1シリーズで残念だったのはズームレンズが沈胴式であること。10-30mm標準レンズもご多分に漏れず、焦点距離を変えるとレンズが伸びるタイプです。まあ、カテゴリ的に安くしなきゃならないですからね。

Nikon 1 10-30mm標準レンズ(10mm端)
10mm端
Nikon 1 10-30mm標準レンズ(30mm端)
30mm端

だとするとレンズポートの仕様が悩ましいですね。30mm(35mm版換算で81mm)に合わせた最小サイズに作るか(10mm側だと四隅がケラレる)、あるいは長さはそのまま口径を大きくして10mm側(35mm版換算で27mm)でもケラレないようにするか。でも極太レンズポートは容積も増えますし、コンバージョンレンズを使うためのアダプタも必要になります。水中で脱着することを考えるとやっかいです。まあ、ダイバーだけの都合ですが。その他大勢のハウジングに入れない人には使うときだけレンズ長が伸びる方が合理的ですし。

というわけでNikon 1シリーズ、現段階では水中カメラとしてはちょっと微妙。ハウジングが発売されることになっても単焦点のマクロレンズやワイドレンズが出るまでは薦めづらい感じです。

話題のタブレット2機種を触ってみた

昨日は6時間かかってようやく自宅に帰り着きました。早めに会社を上がったものの電車がことごとく運休していて…。

先の沖縄行きの中止に続いて今回の鉄道麻痺と、同じ台風に二回もさいなまれてしまいました。まあ6時間といっても途中会社に戻ったり、家電量販店で気になっていた製品を弄ったりもしたのですが。

でもなあ、台風は仕方がないにしても東京圏には人口が多すぎますね。個人的には早く南国のリゾートで半リタイヤ生活を送れるようになりたいものです。

さて、気になっていた製品とはSONY TabletとシャープのGARAPAGOS。

SONY TabletはさすがにSONY。ハードウェアはいかにもSONY製品っぽい美しさに仕上げてありますね。それに引き換えAndroid上で動いているソフトウエアにエレガントさは微塵も感じられませんでしたが。ホーム画面上に同じアプリのアイコンが複数個散らばってましたし…。まあ、それでも動作に引っかかる感じはなかったのでアンチAppleの人には受けるかもしれません。Windowsにさして不満もなく平然と使ってきた人たちなら使えるのではないでしょうか。

ソニー タブレット WiFi Sシリーズ メモリ16GB SGPT111JP/S

次に近くに置いてあったGARAPAGOSを触ってみました。もうすぐ販売が終了してしまうやつです。そういや一度も弄ったことがなかったなと。使ってみた感想は「まさかSHARPはこんなのでiPadに対抗しようとしてたのか…」。あの反応の悪さと表示の固さには愕然としました。こちらはSONYとは逆に「ハードウェアよりもコンテンツ」という思想だったのでしょうかね。結果は見ての通りです。

ちなみにシャープはGARAPAGOSを「ものづくりではなくサービス」と言っていますが、それは強がりでしょう。サービスが主体なら独自ハード向けだけでなく、iPad用のGARAPAGOSアプリを出していたはずなので。

スマートフォンではAndroidがiPhoneの出荷数を上回りましたがタブレットの世界では苦戦しています。この市場のシェアの実に7割がiPad2だそうで。もう地力の差が出ちゃってますね。ケータイメーカーの中でAppleだけが自前のパソコン用OSを持っていますので。対するAndroid陣営の各メーカーは良くも悪くもGoogleと一蓮托生。Windows Phoneに乗り換えることもできましょうが図式的にはGoogleがMicrosoftに置き換わるだけです。

かといって新たなOSを一から作るのも、有望なOSを買収して育て上げるのも非現実的。なにしろシェアが大きくモノを言う世界なので。Androidよりも安く配布することはできませんし。何とかなりそうならHPはWeb OSで勝負しているはずです。

近いところではANAが6,000人の客室乗務員にiPadを配布すると発表しましたし、この手の話はよく聞かれます。タブレットの市場では今後もiPadが中心的かつ圧倒的な強さを発揮し続けるでしょう。

かつてWindowsがシェア90%超を占めたときもありましたが、ハードウェアは各社製、自作も可能でした。でもiPadの場合はハードもOSもApple製。

はたしてiPadの牙城に各社挑むも死屍累々となるのか、それともiPadに拮抗できる製品が現れるのかは注目したいところです。前者だった場合、皮肉にもAppleがBig Brother化してしまうかもしれません。

待ってました!Nikonのミラーレスカメラが遂に見参

Nikonがミラーレス一眼カメラ(Nikonは「レンズ交換式アドバンストカメラ」と呼ぶようです)「Nikon 1 V1」と「Nikon 1 J1」を発表しました。

Nikon 1 V1
上位機種のV1
Nikon 1 J1
下位機種のJ1

CMOSの解像度はは10.1メガピクセルと比較的低目ですが、Nikonのことなのであえてその選択をしたのだと思います。イメージセンサーのサイズはマイクロフォーサーズよりもさらに小さいですし。感覚的にはPENTAX Qと同じく「レンズ交換式コンデジ」といったところでしょうか。

新しいカメラで一番興味深いのはレンズの規格とラインナップ。「Nikon 1マウント」なる新規格が採用されています。アダプタを介してFマウントレンズも使えるようですが、当然アンバランスになるので新マウント用レンズのラインナップが気になるところですが、プレスリリースから拾えたのはこれらの4本。

  • 1 NIKKOR 10mm f/2.8 ¥31,500(税抜¥30,000)

1 NIKKOR 10mm f/2.8

  • 1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 ¥25,200(税抜¥24,000)

1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6

  • 1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6 ¥31,500(税抜¥30,000)

1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6

  • 1 NIKKOR VR 10-100mm f/4.5-5.6 PD-ZOOM ¥99,750(税抜¥95,000)

 1 NIKKOR VR 10-100mm f/4.5-5.6 PD-ZOOM

ちょっと偏った感じがしますが順次拡充されていくのでしょうから続報を待ちましょう。でも、J1のこの写真だとキットレンズにも各色が用意されるのですかね。

Nikon 1 J1 Color Variation
J1のカラーバリエーション

それから各社のミラーレス機にはお馴染みとなった売り文句「世界最速AF」がうたわれています。もっともAF性能は被写体やシチュエーションにも影響されるので実際のところは解りませんが、位相差AFとコントラストAFの両方を備えているそうで、その点は期待が持てます。

それと内蔵ストロボがあるのはEVFなしのJ1のみらしく、EVF付きのV1にはないようです。ならばV1には外付けのスピードライトが付属するのかと思いきやスペック表には見当たりません。別売のスピードライト「SB-N5」が発表されているので、こちらを使うことになるようです。

SB-N1スピードライト
SB-N5

さて、ダイバーとして気掛かりなのは水中ハウジング。さすがにNikonなので複数メーカーから発売されると思います。なにしろNikonosの頃から水中撮影といえばNikonでしたし。

ただし、このスピードライトを付けるとなるとハウジングが大振り&いびつになってしまうので、ハウジングメーカーにはEVF搭載のV1よりも下位機種のJ1の方が好まれそうです。もちろんオーダーメイドで作ればどうにでもなりますが。

また、当初は対応マクロレンズもないので割り切りが必要です。マクロを捨てるか10-30mm標準レンズにマクロコンバージョンレンズをかませてマクロ風に撮るか。

そう考えると、現時点のミラーレス機ではPanasonic LUMIX GH2が最も理想に近い気もしますが…。

Typhoooooooooon

今年は台風の当たり年。今度は名古屋の被害が甚大ですか。しかも15号はこれから東北をも襲うとのこと。たまらんです。

ちなみに台風は沖縄近海から去ったものの、返し風でもってボートが出せるのは明後日ぐらいからの見込みだそうな。海人(うみんちゅ)とダイビングショップは商売上がったりだな…。

さて、気になるのはこれから。個人的には10月後半に座間味で潜る予定があるものの、今回浮いた予算でその前にもう1回沖縄に潜りに行ってもいいかなと。さすがに今週末は無理でも10月7日〜10日のツアーはまだ申し込めそうな感じです。

でもなあ、また台風に見舞われた日には目も当てられません。今日のお昼の衛星写真でもこの通り、日本の南方海上には大きな雲の固まりがたっぷりと。

衛星写真9月21日の昼

今のところ台風になりそうな強烈なやつはまだいないようですが、向こうしばらくはミクロネシアはもちろん、フィリピン南部もどんよりなお天気が多くなるかもしれません。

さすがに10月の3連休の予測はできないものの、向かってくる台風が多いのなら今年は控えめにしといた方が無難かも。それでもこんな感じの台風保険さえあれば躊躇うことなく予定を入れられるのですがね。ちなみにANAに提案したところ「検討しますが、実施の確約はできません」とのことでした。

ピーピーピー

不覚にもお腹を壊しました。朝会社には何事もなく辿り着いたものの、エレベータに乗ろうとした瞬間に悪寒がして。私の場合、ノロウイルスとかにやられたときもそうでしたが、発症する瞬間が解ります。

案の定、週始めの定例ミーティングを終えるころには軽い頭痛がし始め、脂汗がタラタラ。

ほどなく一回嘔吐。その後はお腹ピーピーで数分置きにトイレに駆け込むありさま。それでいて出るものは限りなく水に近いものだけ。おまけにガスのせいなのか、お腹はパンパンに張ってきます。

結局、お昼に小一時間ほど横になってたら直りましたが。焦って病院に行けば食中毒と言われたでしょう。最近流行りなので。

まあ原因は解っていて、作り置きのカレー。今朝、どうも酸っぱいと思いつつも、もったいないから食べきったのですよね。昨日は何ともなかったので保存が悪かったようです。

でも、傷んだものを食べてお腹壊すようでは私もまだまだ修業が足りません。もっと鍛練しないと。

Snow Leopards

台風15号、厄介な台風ですね。各地で深刻な被害が及ばないことを願うばかりです。

この三連休、沖縄の天候は予想されたほどは崩れなかったようですが、今さら講習ポイントで潜ってもね…。なお、搭乗予定だった今日の復路便は悪天候の中でのフライトだったためキャンセルで全額払い戻しになりました。

さて、海に行かれなかった代わりではないですが多摩動物公園に行ってみました。私は予定がなく天気がいい休日には散歩がてらよく訪れます。坂が多くてちょっとした運動にもなりますし。

写真は人気のユキヒョウの母子。

ユキヒョウの母子

今年は三匹の子ヒョウが生まれました。他にもチーター、マレーバク、アミメキリンに赤ちゃんが産まれてます。子バクの瓜坊ガラは早くも消えかけてきましたが。

私が動物園に足しげく通うのは、実は水中撮影のための写真の練習が目的だったりします。さすがにカメラをハウジングに入れたりはしてはいませんけど。

水中撮影の練習なら水族館の方が適しているように思うかもしれませんが、違いますね。水族館は暗くて不自然な光源が多いので。マクロ撮影も不可能ですし。どんなに頑張ってもダイビングのときのような写真にはなりません。だったら動物園で動物の行動を予測して待ったり、フレーミングを考えつつシャッターチャンスを狙う技量を磨く方がよほど上達には役立つはずです。

言い換えると、アマチュアレベルの腕前の我々は、普段から習慣的に生き物の写真を撮るぐらいないと、いざ水中で撮る生き物写真もなかなかいい感じにはならないと思います。

台風保険について考えてみた

先日、沖縄ダイビング旅行が潰れたときに思いついた「台風保険」についてもう少し考えてみました。

私が欲しいと思う商品の概略はこうです。

  • 航空券を購入する際に任意で保険料(+数%程度)を支払って加入
  • 滞在期間中に所定のレジャーが一度もできそうにない気象条件であれば、航空券をキャンセルした際にキャンセル料+手数料相当の保険金が下りる

もちろん飛行機が欠航すれば代金の全額が払い戻されます。フライトに条件が付いてからのキャンセルでも全額が戻ります。よって懸案は今回のように「天候上、旅の主目的のレジャー自体はまったく遂行できなさそうだが、往路の飛行機はまだ飛べるのでキャンセルしたら航空券の半額(+手数料)を取られてしまう」というケース。現行ルールでは「現地に赴いて無為な時間を過ごすか」と「安くないキャンセル費を払って旅行を取りやめるか」の選択を迫られます。

さすがに航空会社はそういった個々の旅行者の不本意な負担までは肩代わりできないので、代わりに保険商品の導入が望ましいだろうと。

台風の影響をもろに受けるレジャーといえばスキューバダイビングはもちろんウェイクボードなどのマリンスポーツ全般、釣り、ゴルフ、パラセイリング、スカイダイビングなどもそうですね。沖縄でスカイダイビングを楽しむ人がいるかは知りませんけど。まあ各人がダイバーかゴルファーかなんてチェックはしてられないはずですが、その必要もないでしょう。台風下ではそれらのレジャーは全部ダメなので。海が荒れて離島に渡れないケースも考えられますね。

いや、何もレジャーにこだわる必要はないのかな。つまり、単純に台風がヤバそうな場合のキャンセルには保険が下りるというだけで。どういう旅行であれ「台風が迫ってきたので日程を切り上げて帰った方が懸命」というケースにも適用できた方がいいので。この場合は現行なら元々の復路便が欠航になるかが解らないまま航空券を買い直さざるをえません。

もっというと気象条件も関係なしの「キャンセル保険」でもいいかもしれませんが、それだと制度設計が難しくなるかな。

会社勤めの人にとって夏休みが取得できる8月と祝日が2回ある9月は長めの旅行に都合のいい時期です。ただし沖縄は台風シーズンでもあります。そのため航空会社が旅行客をより多く獲得したいのであれば、悪天候のせいで残念な思いをする人を減らすのはとても有効です。一度台風で嫌な目に遭った人は次からその時期の旅行を躊躇うでしょうが、台風保険があれば安心して旅行計画を考えられます。そのための原資も旅行者から集めれば良いわけですし。

8月9月の沖縄行きを考える旅行者としても、たとえ運悪くキャンセルすることになっても実質負担がゼロになるならと保険を掛ける人は多いはず。そして実際にはそれほどたくさんの台風が沖縄に接近することはないわけです。もちろん台風が迫っていてもキャンセルしなかった加入者には保険金を支払う必要はありません。ならば掛け金等の設計次第では顧客サービスというだけではなく利益も出るのではないでしょうか。LCCの台頭でも解るように航空券の低価格化が求められる中で、珍しく客単価を引き上げられるプランでもあります。

おおむね誰にとっても具合の良いサービスだと思うのですがね。

コクテンキングがあらわれた!

海の中でコクテンフグが8匹集まって合体するとコクテンキングになります。

コクテンフグ

本当は沖縄で撮った新作の写真を公開したかったのですが、行かれなかったので代わりに過去のストックから印象的なものを。例によってセブの海で撮影。

コクテンフグの英名はDog Face Puffer。直訳で「犬顔河豚」。確かにそんな感じがします。

海ではよくダイバーに捕まって膨らまされてますが、この写真のポイントは岩の土台に鎮座しているところ。おかげでドラクエのような絵柄になったので、お馴染みのメッセージを合成してみました。倒したくはないけど…。

リベンジは座間味

9月の沖縄行きは見事に潰れてしまいました。テレビの中継だと今朝の那覇では虹が出ていましたが、風雨にはには小康状態のときがあっても波、うねりの方はね。台風の影響はこれから強くなっていくのでしょうし…。

ま、気を取り直して。

友人に誘われたので10月のダイビングは座間味に決定。ある週の金曜日から沖縄入りし、土・日・月と潜って火曜日に帰ってくるプランです。歴史的な円高と言えど燃油代も高いので今は国内の方が割安感がありますしね。

目をつけたパックツアーだと那覇前泊付きの5日間6ダイブ込みで92,900円〜。往路、友人3人は羽田17:30頃の便に決めたものの私は会社終わりで行こうと20:00羽田発の便への変更を依頼。すると旅行会社から「18,000円UPになります」との返答が。便指定に追加料金がかかるのは当然としても、出発が2時間半後になっただけで+18,000円、計11.1万円は惜しいので申し込みを諦めてしまいました。

もっともダイビングのお誘いは断れないので別の行き方を探すことに。要は往路の飛行機以外をみんなに合わせればいいわけです。他社の似たツアーを探すか飛行機・前泊の宿・高速船・宿泊・ダイビングをバラで手配しようと。それでもいいのが見つからなければ、その時は11.1万円を呑むか、当日会社を早引けできるよう調整することになりますが。

まずはダイビング付きのパックツアーを物色。でも条件が合致するものがありません。やはり各社とも20:00の便へのアレンジができなくて。

ならば自己手配。料金はざっとこんな感じ。

  • 羽田→那覇(ANA):21,170円
  • 那覇前泊:3,000円〜
  • 高速船(往復):5,970円
  • 座間味の宿(3泊):20,475円
  • 2ボートダイブ(x3):35,280円
  • 那覇→羽田(ANA):17,070円

合計約10.3万円〜。18,000円UPのツアーよりは安いけど、もちょっとどうにかかならないものか。とはいえスカイマーク22:55発(01:40着)ではシンドイし、早朝の便も勘弁願いたいと。

そこで目をつけたのが1泊5日の「帰省ツアー」ってやつ。初日だけ那覇のホテルに泊まるプランです。そうして見つけたのがスカイツアーズのこちらのツアー。1,000円UPで帰りの便を変更して35,800円。往復の飛行機代よりも安くて泊港近くのホテルピースランド(昔はラブホテルだったらしい…)の前泊も付いてます。これに決定!!

不思議なことにスカイツアーズのサイトで「帰省」 と検索しても出てこないのにGoogleで「帰省ツアー 那覇」などと検索すると見つかるのですよね。どういうポリシーなんだか。

で、残すは高速船と宿とダイビング。でも現地サービスを値切るのも気が引けるのでそこは定価でいきましょうかね。

計97,525円。 まあ、いい感じではないかと。他の3人も復路便の時刻を指定したら96,200円になったそうだし。

今度こそ台風が来ないことを祈ります。

台風に負けてしまった…

今日からの沖縄行き、結局中止しました。

台風が沖縄を抜けて行くコースを辿るのなら迷わず飛ぶのですが、よりによってこの連休中ゆっくりと沖縄本島を北から南に舐めるように進みそうだ(↓)となれば、全日程とも目ぼしい全ポイントでダイビングは絶望的です。おとついは台風のコースがずれてラッキーと思ったものですが、一転して嫌がらせのような進路になるとは…。

台風15号の進路予想図_0915

その上、場合によっては滞在中ずっと外出もままならずホテルに缶詰め同然ってなことにも。強風下ではモノレールはあっさり止まりますし、タクシーも捕まらないからと暴風雨の中レンタカーを走らせたところで良いことはないでしょう。早い話がこのまま沖縄入りしても観光はおろか在沖知人の訪問もろくにできなさそうだと。

しかも、知っての通り台風は東側の方が風雨が強いので予報進路の通りに進んでも楽観できません。那覇空港の西側に留まって復路予定の19日午前の羽田便が欠航しようものならキャンセル待ちも適わず台風下でさらに一日足止めを食らい兼ねません。しかも連休絡みでホテルも取れずに那覇空港で一泊なんてこともありえます。

そして残念なことに今回はツアーではなく自己手配。まだフライトに条件も付いていないため航空券には規定のキャンセル費が発生します。8・9月が要注意なのは重々承知の上での賭けだったのですが見事に負けてしまいました。自分のお天気運の良さには自信があったのですが、ダイビング19年目にして初めての掛け金没収(キャンセル費発生)は精神的なショックが大。

まあでも自然には逆らえないので、失った金額を惜しむより、戻ってくる&使わずに済んだ予算と休暇の有効な使い道を考えることにしましょう。

それと、本州の南東海上に次の16号もできてますね。3連休は伊豆方面も荒れそう。今年は台風の当たり年。何だか去年の分までまとめて発生しているような感じです。

で、思ったのですが「台風保険」なんて商品があるといいかも。 旅行前に掛け金を支払っておくと、台風で申請しておいたレジャーの過半が遂行できないときにはキャンセル費名目の保険が下りるような。そういうのを航空会社が主導して導入してくれると助かるんだけど。

PEN LITE3用水中プロテクタの仕様

フィッシュアイのblogにOLYMPUS E-PL3と専用水中プロテクタ(ハウジング)のレビューが載りました。

PT-EP06L LEDライト点灯イメージ気になっていたレンズポート周りの4個のLEDライトですが、その光量はフォーカスライト程度とのこと。ならば外部光源なしでウミウシに目一杯寄って撮るなんてことは難しいかも。撮れるけど暗いとか。だとすると残念だなぁ。このプロテクタは拡散版が付いていて内蔵フラッシュ(外付けだけど…)の光を通す仕様ですが、被写体に近づきすぎるとフラッシュ光がレンズポートにケラレるはずですし。

いや、そもそもこのプロテクタの対応レンズは14-42mm標準ズームレンズのみらしいので、そのようなマクロ指向というわけでもなさそう。もちろん前面の67mmネジ径にクローズアップレンズを付ければマクロっぽい撮影はできますが、そもそもスームレンズ+クローズアップレンズならコンデジと大して変わらないような…。その使い方なら同じOLYMPUSのXZ-1の方がよほど簡便でしょうし。

それに、そういうことだったらプロテクタには最初から交換レンズポートも用意しといてくれないと。他のレンズを使いたい場合はLED4個付きの手の込んだ作りのレンズポートが無駄になるわけで。

いや、そもそも水中でLEDのフォーカスライトを使うのは被写体までせいぜい50cmかそこらの距離の撮影時のみでしょう。ならば以下の2種類のレンズポートを選べるようにしてくれればいいのに。

  • 14-42mm標準レンズ用レンズポート(LEDなし)
  • 45mmマクロレンズ専用レンズポート(LED付き)

自社で用意するのが厄介ならレンズポート別売にしてサードパーティに補完を任せても良いのだし。これとかこれみたいな。

マリーンプロダクトの清水さんはこの仕様でいけると判断したのでしょうかね。それともメーカー側が「レンズポートは1種類で…」と押しきったとか?

個人的にはちょっと納得がいかない仕様でした。

SONYの限界、日本の限界

walkman nw-z1000SONYがAndroid搭載のウォークマンNW-Z1000を12月に発売するようです。簡単に言えばiPod touchに相当するウォークマンですね。まあ順当というか今さらというかチグハグというか…。

確かに音質ではiPhoneやiPod、その他のケータイに勝っているのでしょうが、悲しいかな携帯音楽プレイヤーに手軽さよりも音質を求める人は圧倒的に少ないわけです。ならばターゲットはケータイとの2台持ちを容認できるこだわりのある人に限られますよね…。

つくづく思います。国内の他の電気大手の例にたがわずSONYも結局はハードウェア偏重のメーカーなのだと。せめてGoogleを制してAndroidを買収しておけば、これほど敗色鮮明にAppleの後塵を拝することもなかったでしょうに。

いや、そもそもSONYにはGoogleがAndroidを買った2005年頃にその可能性を感じるだけの先見の明や、Androidをこれほどまでに育て、普及させる力量も無かったのでしょう。

ソフトウエアへの造詣の乏しさの結果は見ての通り。さすがに携帯音楽プレイヤーのライバルはAppleのみとなりましたが、そのAppleのiPod事業はもはや片手間にも見えます。そこと全力で張り合ってくれても…。

そしてスマートフォンに至っては他社製と大して差のない中国製のハードにこれまた定番のAndroidを載せて、さながらドングリの背比べ状態…。

まあ日本の縮図ですよね。ただ、もはやよほどの大発明か日本円の暴落でもない限り日本の製造業が盛り返す目はないかと。これ以上、老舗の大手電機メーカーが元気を奮い立たせるのも考えものじゃないでしょうかね。

東電を破綻処理しないと日本が破綻する

経済産業省で干されている改革派官僚の古賀茂明さんによれば、東京電力を破綻させなかったことの本当の要点は、一向に収束しない事故原発や遅々として進まない被害者救済、それでいて東電がのうのうと存続していることの不条理さもさることながら、この先我々が払う電気代が際限なく値上がりする可能性が高いということだそうな。

事故当時、放射性物質を含む汚染水を海に流してしまったことで先々近隣諸国から莫大な損害賠償を請求されることが予想されるものの、当事者である東電を破綻させていないために無限の賠償義務を免れないと。

しかも電気料金は法律に基づいて自動的にコスト+利益で算出するため、損害賠償の分が我々の電気代に無限に上乗せされてしまいます。おまけにその利益分はコストに対する割合計算なので賠償額が大きくなればなるほど東電の儲けも増えるという、とんでもないからくりだったりします。

つまり、先の東電救済法案によって日本は国全体が東電の連帯保証人になったも同然なわけです。しかも東電の賠償義務は数十兆円規模にも上る可能性があります。

まあ、さすがに電気代が何倍にも値上がりすれば家計も企業も立ち行かなくなるので、東電が賠償で焼け太りする前に日本の経済が破綻するでしょうが…。

いつ、どこの国からどれぐらいの賠償請求がなされるかは不明ですが、そうされてからでは遅いので、早急にやり直して速やかに東電を破綻させて賠償能力がない状態にしておかないと。

さもなくば「東電守って国は滅ぶ」ってなことにもなりかねませんや。

迷子の台風15号

台風15号、おとついまで明日の夜に搭乗予定の羽田→那覇便が飛べるかを気にしていたものの、Z字状に迷走したことで、スピードダウンしつつ進路も北にずれて一安心。

もっとも、期間中まともに潜れるかは解りませんが。予定している恩納村のビーチとて大きく荒れるときもあるでしょうし、他のポイントがダメになったダイビングショップが駆け込み寺的に終結しようものなら、これまた厄介なことにもなりかねません。

まあ、潜れなければ潜れないで、その日は前々から念願だった酒蔵見学ができるかも。泡盛好きとしてはそれはそれで楽しみだなぁと。

さて、JTWC(米軍の台風情報サイト)の最新の予想進路図だと台風15号は19日(月)の朝にかけて本当の手前から南西方向へのコースを辿るようです。

台風15号の予想進路図

拙いことに私は19日の午前便で羽田に帰ってくる予定なのですが、この予想通りになるとちょうど暴風域内かも。しかも前半の3連休の最終日なので欠航したらその後の便にも空席は僅か。

まあ、そのときは宿さえ取れればもう一泊するのも悪くないかな。翌日は8時の便に乗れば午後から会社に出社できるし。

でも、この台風はまたさらに迷走しそうな気もします。

 

ラッキー。熱帯低気圧のコースが逸れた

今、本州の南海上にある熱帯低気圧が西北西に進んでいます。

私は15日(木)の夜に那覇入りして金・土・日の3日間潜る予定なのですが、昨日の予想進路図だとちょうど15日の夜に熱帯低気圧が那覇の西海上にくる感じでした。台風にまで発達するかは怪しいものの、それでも台風のなりそこないなら場合によっては飛行機が欠航なんてこともあり得るかと。

で、昨日は「そうしたら翌日の便に振り替えてもらえるの?」「先割りで取った航空券との差額は?」「朝一で飛べば2ダイブはできそうだけど、そもそも連休絡みで空席はあるのか?」などとやきもきしていたものの、どうやら今日の午後、低気圧が迷走したみたいで。

熱帯低気圧の進路予想図

スピードもぐっと遅くなって、しかも沖縄本島の北の海上を抜けるコースを辿るようです。ならば直接的な被害はなさそう。今回は恩納村のマクロダイビングなので、他よりは海況に影響されにくいものの、それでもなるべく穏やかなときに潜りたいですからね。

期間中は雨がちな天気予報ですが、この軟弱な低気圧はもっと北東に逸れそうな気もするし、ひょっとしたら晴れ間も見られるかもしれません。

今回、期せずして日程が重なった「とまりんフェスタ2011」も雨に降られることなく開催できるといいな。

◆◆◆

と思いきや、さきほど台風15号になり沖縄方面に向かってきました。どうなることやら…。

『飛び出せ!科学くん』打ち切り

科学くんTBSの『飛び出せ!科学くん』が今月で終了するそうな。好きな番組だったので残念。

深夜枠でスタートした当時、始めて科学くんを見たときはすごく気持ち悪いと思ったものですすが、人間、慣れるものですね。

CSのナショナルジオグラフィックやアニマルプラネットも良いのですが、輸入した番組ソースは総じてドキュメンタリータッチで楽しさが欠けます。

その点、適度にバラエティ要素が加味されている科学くんは、いかにも日本的でバランス良くできていると思っていたのですが。

確か上原美優の元気な姿が最後に放映されたのも、この番組だったかと。

このまま番組が消えてなくなるのは惜しいので、年に1〜2回ぐらい単発の特番として放送してもらえないかなあ。


飛び出せ!科学くん ~地球大探検!謎の珍怪生物に挑め!~

iPhone5がQUICPayになればいいのに

QUICPayロゴ私は数々の電子マネーのうちJCB系のQUICPayを好んで使っています。イオンと大手コンビニ、ヨドバシカメラが対応しているので、おかげで現金を使う機会もすっかり減りました。

QUICPayの良いところはポストペイ方式であること。つまり事前のチャージが不要な点です。オートチャージの設定も要らず、使った分がクレジットカードから引き落とされるので、残高を気にする必要もありません。私はANAカードに紐付けてANAのマイレージが貯まるようにしています。

本当は同じポストペイ方式で、より提携店が多くマクドやビックカメラでも使えるiDが良いのですが、私はdocomoユーザーではなく、iDが指定するクレジットカードも作りたくないので。

また、プリペイド方式のEdyは支払い額だけでなくチャージ額にもポイントが付くそうですが、iPhoneユーザの私にはチャージ作業がネックになり敷き居が高いです。Windows用のICカードリーダなんぞも買いたくないですし。nanacoやWAONも同様。suicaも定期券利用に限ります。

よって現時点で私に最も合っている電子マネーがQUICPayでした。

さて、来月にはiPhone 5が発売されるはず。ならば今週か来週にでもアナウンスがある感じでしょうか。例年だとこの時期は新型iPodが発表されるのですが。

iPhone 5の注目の一つはNFCが載るかどうか。願わくばおさいふケータイにもなり、使い慣れたQUICPayアプリもリリースされて、多くの飲食店がQUICPayに対応してくれると良いのですが。

しかも券売機で食券を買うとiPhone内に食べたメニューのカロリーや各種成分も記録されるとか。ほんでもって確認用のiPhoneアプリを起動すると「お昼はラーメンだったので夜は積極的に野菜を摂りましょう」的なおせっかいを焼いてくれて「外食するならこの店のこのメニューがオススメ」みたいな。もっとも私は無視するでしょうけど…。

NFLのシーズンが始まりましたねぇ

今年もNFLのシーズンが始まりました。一頃はロックアウトでどうなるかと思っていたのですが。

実は私が一番好きなスポーツがNFL、アメリカンフットボールです。なにしろルールにせよ演出にせよ、これが実に良くできていて。野球の戦略性とサッカーのダイナミックさ、そして格闘技のような迫力を合わせ持っています。

ご存知の通りアメフトのルールのモチーフは戦争。主力部隊に見立てたボールを敵の本陣に送り込めば得点です。その方法は陸の行軍(ランプレー)でも落下傘降下(パス)でもOK。新たな橋頭堡(ファーストダウン)を築きながら敵陣の深くに攻め入るわけですが、攻略に失敗すればたちまち攻守が入れ替わってしまいます。

私が好きなチームはシンシナティ・ベンガルズ。ということで自身の似顔絵にヘルメットを被らせてみました。

BENGALS

本当のところシンシナティにもベンガルズのチームにも特に思い入れはなく、ユニフォームが好きなだけなのですが。あのトラの縞模様のヘルメットを初めて見たときは衝撃を受けたので。それはもう発足当初の福岡ダイエーホークスのガッチャマン風ヘルメットに匹敵するぐらいの。


Xbox 360 NFL Cincinnati Bengals Controller – NFL シンシナティ ベンガルズ コントローラー

NauticamがNEX-5N用水中ハウジングをアナウンス

NauticamがSONY α NEX-5N用の用水中ハウジングについて発表しました。新しいハウジングは10月発売だそうです。まあ、日本はもっと後になるでしょうけど。

Nauticam NEX-5N用水中ハウジングのバナー

なお、NEX-5Nは前モデルのNEX-5とほぼ同じ形のため、既に発売されているNEX-5用ハウジング向けにアップグレードキット(内容は不明)を用意するとのこと。NEX-5を下取りに出してNEX-5Nを買いたい人には朗報です。

カメラメーカー各社が数世代は外形を変えずに中身の性能だけ向上させるようにしてくれれば、この例のように高価なハウジングを買い替えることなく最新機種を使えるようになるのですがね。

ニコンのミラーレスカメラに期待が膨らむ

今朝の日経新聞に「ニコン、「ミラーレス」デジタル一眼を年内発売 」という記事が出ました。

以前にもなぜか野村総研の人が「ニコンがミラーレスカメラの開発を進めている」と口走ったことがありましたが、日経新聞がこれを載せたということは、確定的な情報を掴んだのでしょうかね。ちょうど9月21日にニコンが何かを発表するという噂が出ていますし。

また、続けて「コンパクト型の収益力低下 乗り換え需要狙うニコン」という記事も。これがゲーム機ならヒット作さえ出れば存在感を示せますが、コンパクトデジカメはケータイに太刀打ちできませんからねぇ。

そこで、いよいよ二大横綱の一角のニコンがミラーレスを出してくるとなれば、それはもう期待が膨らみます。水中ハウジングメーカー各社がこぞって製品を投入してくるはずです。かつては「水中撮影ならニコン」という時代もありましたし…。まあ、実物とレンズのラインナップを見てみないと何とも言えませんが。

でも近々デジイチカメラの購入を考えている仲間には「もちょっと待て」と言っとかないと。

スルガ銀行のダイバーズローン

スルガ銀行がダイバーズローンってのをやっているそうです。初めて知りました。

ダイバーズローンのバナー

なるほど、年利7%でダイビング関連の費用が借りられるのだそうな。

でも名目がダイビングなだけで、とりたててダイバー向けの特徴があるわけでもなさそうなので、クレジットカードよりも金利が低めなのがほぼ唯一の売りでしょうかね。

私がダイビングを始めた18年前にこれがあったなら…。あの当時、ドライスーツや水中カメラ(もちろん銀塩)も含めると一式で100万円ぐらい、けっこう長いローンで払ったような記憶が…。

アニマルプラネットの不可解な番組

昨夜、テレビを付けたらケーブルテレビの動物専門チャンネルアニマルプラネット(ANIMAL PLANET)で「悪魔の住む家」みたいな話をやっていました。

アニマルプラネットのバナー

ストーリーはこんな感じ。

アメリカのある街の一軒家に母子家庭の母娘3人が犬を連れて引っ越したところ、おとなしかった飼い犬たちが怪しい挙動を見せたり、娘が何者かに襲われて体にひっかき傷ができたりと次々に不穏なことが起こるようになった。聞けば街の人たちはその物件を悪魔の住む家として忌み嫌っているのだと。果たしてその悪魔とは…。

でもそこはアニマルプラネットです。「部屋の奥の暗がりに黒い何かがいるみたい」などという吹き替えのセリフにも「悪魔の正体はコウモリかな」「でもコウモリは人は襲わないんじゃないか?」などと思いつつ聞き流していたら、話のオチは何と「それは悪魔の住む家だった!!」でした。もう「えええーーー???」ってなもんです。

「悪魔も動物なの?」と疑問に思って番組表で確認すると「動物たちが見た怪奇現象:悪魔の憑依(シリーズ:動物たちが見た怪奇現象)」という番組でした。そうか、そういう切り口なのか。犬の行動がメインだったのね。

でも何か腑に落ちない…。

もし大前研一氏がAppleを経営したらボロボロになるだろうな

今年は原発専門家として再認識された大前研一氏(確か昔、都知事選に出たこともあったなぁ…)が日系BPネットに「アップルは「ジョブズ的天動説」を崩せるかという記事を書いています。

中盤まではジョブズの経歴の紹介など凡庸な内容、後半は珍妙な提言という構成です。P.4からのお粗末さには痛々しささえ漂います。もし仮に大前氏がCEOになったならAppleは凡庸な会社に成り下がって悲惨な運命を辿るでしょう。

えば、このくだり。

アップルは「アマゾン化」するべきだと私は考える。すなわち「売ってナンボ」の商売をするのだ。システムと販売だけを押さえ、プラットフォームはオープンにする。iTunes StoreやApp Storeの品揃えやサービスを充実させて、そこで大きな利益を確保するのである。つまり、アップルの携帯電話を持っていなくてもアプリケーションを買ったり音楽や映画を購入することができるようにするのだ。

小飼弾氏が看破するように、おそらく彼にとっては顕著な成功事例だけが理解可能な評価の対象なのでしょう。つまり、かつてのMicrosoftがやったように市場を支配することが唯一の勝利の方程式だと。でも現実は盛者必衰の理りの通り。確かに90年代半ばからの10年かそこらはMicrosoft全盛の時代と言えましょうが、今やMicrosoftは売り上げ規模こそ保っているものの新時代に向けた有効打が打てず業界内のプレゼンスは下がり続けています。

そして大前氏の分析がお粗末なものになっている一番の理由は、AppleがAppleである所以を理解していないか、あえて無視していることでしょう。Appleに「iOSをオープンにせよ」は「フェラーリを誰にでも作れるようにしろ」みたいな話。そうなれば日本のメーカーはとびきり低燃費の、インドのメーカーは$5,000のフェラーリを作って世界中フェラーリだらけになるかも知れませんが、それはもうフェラーリとは名ばかりのまるっきり別物です。
 
確かにアライアンスを組めば今まで以上の市場支配力は得られるでしょうが、それはAppleの望むところではありません。ハードウェアとソフトウエアとサービス、すべてがAppleの職人の手によって開発され、それらが絶妙に調和していることが大事なのであって、オープン化で粗悪な「中華iPhone/iPad」の類いが出回ることを認めれば粗悪なユーザー体験に失望を覚える人たちが続出して消費者は離れていきます。今日のiPadのブームとMicrosoftの行き詰まり感はWindows搭載ネットブックの大失敗と決して無縁ではないはずです。
 
もちろんAppleの今のやり方が未来永劫通用するとは思いませんが、彼らが「自身のブランド価値と好評なユーザー体験を犠牲にしてまで市場支配を進める価値はない」と考えるのは当然でしょう。
大前氏にこの分野の未来を語らせるのは無理があるのではないでしょうかね。

Typhoon is coming.

台風12号で被災された方々、慎んでお悔やみ申し上げます。

◆◆◆

私の唯一の自慢は強度の晴れ男であること。特に海に行くときはかなりの高確率で晴れ&凪ぎ。8月9月の沖縄旅行は一種の賭けにもなるわけですが、9月の週末が台風・台風・晴れ・台風だった何年か前の石垣島行きも見事晴れの週に当たりましたし。おかげで酒蔵巡りなどの観光には一度も行ったことがありません。泡盛は大好きなのですがね…。

さて、沖縄の南に台風14号が発生しました。明日奄美大島のあたりを通過するコースのようです。中心気圧が1,000mHpと強くはないものの、それでも今週末の南西諸島のダイビングには影響が出るでしょうね。

実は来週の木曜日夜から沖縄本島に行く予定です。3連休に1日休暇を足してで3日潜ってこようと。天気予報によれば那覇の向こう一週間は雨がちのようですが、私の希望的かつ過去の例に照らし合わせれば、前半の連休は台風お休みでお天気も良好。その先は解らないけど…ってとこですが、果たしてどうなりますか。

日本の遥か南海上ではまた新たな熱帯低気圧が発生しそうな感じですし…。

東京チカラめし

最近気に入っている牛丼屋さんが東京チカラめし。チェーン店ですが、まだ店舗数は少ないようです。

東京チカラめしの焼き牛丼

ここの牛丼の特徴は煮込みではなく焼きたての焼き肉が乗っていること。なので注文の品が出てくるまで少し待たされるものの、備え付けのコチュジャンをたっぷり付けて甘辛にすると何とも幸せな味わいになります。

カレーもスパイシーで私は好きです。牛丼屋チェーンの中では一番美味しいと思っています。

カレーライス

ただし、焼きチーズ牛丼だけは個人的にはNG。たっぷり乗っかったチーズの味が焼き肉の美味しさを覆い隠してしまう印象です。チーズを味わいたければ他所で別のものを食べた方がよかろうと。

焼きチーズ牛丼

そうそう、他は知らないけど池袋店は行くと必ずスキャットマン・ジョンの曲がかかっていますね。なぜ?

コリアンな水中カメラはいかが?

先週、Samsungがミラーレスカメラの新製品を発表しました。

NX200

カメラと言えば日本のお家芸だったわけですが、ひょっとしてこの先はその定義も変わっていくのでしょうかね。なにしろSamsungの営業利益は国内大手6社の合計よりも多いとのことですし。

SAMSUNG 60mm F2.8 Macro ED OIS SSAさて、このNX200で私の目に付いた点は60mmマクロレンズが用意されていること。APS-CのミラーレスというとSONYのαNEXがありますが、こちらのマクロレンズは30mm(35mm判換算で45mm相当)で水中で使うには短かいかと。でも60mm(35mm判換算で90mm)なら中望遠的なマクロ撮影が可能になります。

さすがに参入障壁が高いと見ているのかSamsung NXシリーズは日本未発売で日本語表示機能も省かれているらしいのですが、逆に言えば日本以外では売られているわけです。しかも、近年では韓国人や中国人のダイバーも増えました。ならばNX200用の水中ハウジングが登場しても何ら不思議ではないと思います。

Samsung製のレンズとカメラの性能がどの程度かは解らないのですが、60mmマクロレンズがあるAPS-Cミラーレスカメラは今のところ他にないので、水中撮影用途に限ればNX200もありではないでしょうか。

英語表示で使うことになりそうですが、国内のハウジングメーカーがカメラ&レンズ&水中ハウジングをセットで安価に売り出してみると面白いかもしれません。

ドラクエの本分

スクエア・エニックスの株価が3日続落だそうです。まあここのところの全面安に引きずられている点も否定できませんが、今日は日経平均も上げているわけで…。

ドラクエXのバナー

もちろん原因はドラゴンクエストXをWii/Wii U向けと発表したことでしょう。確かに時代はオンラインに向かっていますがドラクエはあくまでもドラクエじゃないと。つまり「ファンタジー小説を読むようなRPGゲーム」ですね。

通常、小説は仲間でコミュニケーションしながら読み進めるものではありません。だからこそその世界に没入できるわけです。モンスターハンターみたいに「部活のようなゲーム」を目指されても…。

私はドラクエは今後もパーソナルなゲームであり続けなければならないと思っています。小説本がそうであるように、トイレでも電車の中でも、Wi-Fi圏外や外国でも楽しめるような。なのでプラットホームはNintendo DS、PSP、iOS機、Android機(条件を満たした一部の)のどれかであるべきだろうと。まあ、順当に考えてDSでしょうがPSPでも可でした。逆に今さらWiiの線はあり得ません。同じくPS3やXBOX、PCも不可です。

Wii Uのコントローラは液晶モニタつきなのでフルセット(+WiMAX端末)を持ち歩けば電源次第で割とどこでもゲームが楽しめますが、ネタ作り以外でそういうことをする人はいないでしょう。

いや、ドラクエの世界観を受け継いだオンラインゲーム自体はあってもいいと思います。でもそれを直系のラインナップに並べては拙かろうと。やるんならドラクエXではなく「ドラゴンクエスト・オンライン – The Five Tribes -」みたいな名前のスピンオフ作品にするといった配慮が必要でした。その一方でドラクエX自体はもっとじっくり時間をかけて開発してくれて構わないわけで。

まあでも堀井さんなりスクエア・エニックスの人たちにそのような思考が欠けていたとも考えにくいので、やはり任天堂の猛烈なラブコールを断れなかったのかな。「是が非でもレギュラーシリーズの1本として出してくれ」と。なにしろ任天堂、Wii Uがコケるといよいよ後が無さそうだし…。

エネループのスタミナを検証

私は水中カメラセットを少しでも軽くするため、S-2000ストロボに単4エネループ電池を使用しています。

過去にぶっつけ本番で使ってみて何となく200回ほど発光させたら終わりかと思っていたのですが、気になっていたので改めて自宅でスタミナテストを行ってみました。

まずはNikon D7000カメラをハウジングにセット。光が減退する水中と同じ条件にはならないので、代わりに部屋を少し暗めにしてストロボが強めに発光するようにします。次に被写体に見立てたオウムガイのフィギュアにフォーカスライトを当て、その状態で光量を+1に設定したS-2000を向けてシャッターを切り発光させます。

結果、フル充電状態の単4のエネループは1,000回以上発光できることが解りました。S-2000のチャージにもたつく様子も見られません。一方でD7000の内蔵フラッシュの方は10枚ほどの連写でチャージ待ちになります。もっとも水中でフラッシュを炊きながら10枚連写するなんてことはないので、その点は無視できますが。

実際のところ被写体をじっくり狙いたいマクロダイブ1本で100枚撮るのは無理。だとすれば3日間9ダイブぐらいなら一度も充電しなくても大丈夫。念のため2日使ったらチャージするぐらいがいいペースかな。

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DVDのリペアキットを探す

私はDVD-Rをたくさん所有しています。以前、きらきらアフロを毎週HDDレコーダに録画してはDVDにダビング保存していたので。

安売りのバルクばかり使っていたためか、DVD-Rってむき出しで重ねたり粗末に扱うとすぐに見られなくなってしまうのですよね。しかもそういうディスクに限って無性に見返したくなるものです。 よくある原因はディスクの読み取り面の傷なので歯磨き粉とかで研磨してやれば復活するらしいのですが、加減が解らないので修復キットを買おうかなと。

探すと何種類か見つかりますが、けっこう高価。家電量販店だと4千円〜という感じです。たった数枚のDVDを修復するのに何千円も払うのはちょっと。クロスでゴシゴシ磨くタイプなら割と安価ですが、やはり加減が解らなそうで不安です。そこはターンテーブル式に憧れます。

で、見つけたのがこちらのCD Repair Kit

[rakuten]gorilla55:10000119[/rakuten]

他にも電動タイプがあるようです。手動タイプの方は1枚につき105回転させる必要があるそうで(100回じゃダメなのかな?)、続けてやると手が腱鞘炎になりそうですが、まあ読めないDVDが大量にあるわけではないのでこちらで十分かな。電動タイプも105回転して自動的に止まるのではなく、所定の時間が経ったら手動で止める方式らしいし。

小宮山厚労相のたばこ増税案は迷惑だ

小宮山洋子厚生労働大臣が年100円ずつのたばこ増税の案をぶち上げました。健康対策と言いつつも実際は「吸わない側の怨念」でしょうね。小宮山氏は以前からたばこ増税の必要性を訴えていたので、厚生労働大臣に任命されたことでいずれこの話が出るとは思っていましたが、さっそくですか。

私も吸わないのでたばこ税は目一杯上げてもらっても一向に構いません。常々マナーをわきまえている良心的な喫煙者には気の毒ですが、歩きたばこをはばからないような連中への逆風が強まるのは大いに好ましいと思います。悪質な喫煙者はたった一人でも周りの大勢に嫌な思いをさせますし。

ただし、民主党議員全般に言えることですが総じて発言が不用意。ただでさえ野田総理は「増税がしたくてしたくてしょうがない人」と見られているわけで、皆が増税先行を警戒している中で軽々に発言しようものなら本来は通る法案も通らなくなります。その意味で小宮山厚労相のたばこ増税案はありがた迷惑です。もっと周到に事を運んでくれないと。

そうそう、ダイビング業界には喫煙者がけっこう多いですね。何かを吸うのが癖になっているのでしょうか。もちろん喫煙は個人の自由ですが、職業的には考えものです。喫煙は血管を収縮させるため血行が悪くなって寒さにも弱くなるので。無類の暑がりの私としては、ガイドが寒いからとファンダイブを早めに切り上げられては敵わんですし。

WiMAXがスピードアップした!!

自宅のフレッツ光(昔はBフレッツって言っていたなぁ…)をWiMAXに置き換えて約2ヶ月。

導入当初はスピードテストで下り1〜2Mbpsほどしか出ず残念に思っていたのですが、最近では休日の夜とかでも7Mbps弱ぐらい出るようになり、とても満足しています。いつのまにか近所の基地局が強化されたようです。

うん、これぐらい出れば各種動画サービスもストレスなく楽しめますね。これで月々3,880円は安いです。

Hello!WiMAX

ギンガメの群れは見れたけどバラクーダは見られなかった…?

私の知人がフィリピンのどこかの海に潜りに行って帰ってきた際に「何が見れました?」と訊ねると、皆たいてい「ギンガメの群れは見れたけどバラクーダの群れは見られなかった」と答えてきます。ま、そういうことなんでしょうね。つまり、仲間と一緒に南国の海で潜ることがテーマだったため、特に目的もなくガイドにも注文を付けなかった結果、幸運には見舞われなかったと。確かに私もフィリピンではバラクーダは数個体単位でしか見たことがありません。でも、バラクーダのトルネードが見たければ他にもっといい海があるので、そちらに行けばいいのに…。

パラオのバラクーダ
パラオのバラクーダ パラオのバラクーダ

まあ私も昔はそうでした。特に目的もなく「年に1〜2回リゾートの海に行かれればいいか」ぐらいの感じだったので、行きやすいショップツアーに参加して、ただただ見せられたものを漠然と写真に撮るだけで…。彼らも必ずしもバラクーダの大群が見たかったわけでなく、おそらくブリーフィングで「ここでは運が良ければバラクーダのトルネードが見られますよ」などと聞かされながら見られなかったので、そんな感想になったのでしょう。

そんな私の指向性が変わったのは一人でパラオに通うようになってから。特にパラオスポートの母船からブルーコーナーまでテンダーボートで15分という快適さを知り、「だったらリピーターになってもいいよな」と。以来、場所と目的とダイビングサービスを限定するようにになりました。

パラスポ号とテンダーボート
パラオスポート号とテンダーボート

でもそのパラオも何となくハズレと思うことが多くなって、今ではすっかりセブをホームグラウンドにするマクロ派ダイバー。きっかけはセブ州マクタン島のショップに知り合いのイントラが勤めることになり、そちらがマクロ専門店だった影響で。そこで初めて「自分がやりたいダイビングはこれだったんだ!」と気付いた次第です。何しろフォトジェニックな被写体をこれでもかと探して見せてくれたので。

2mm大のカエルアンコウ
全長2mmほどのゴマ粒みたいなカエルアンコウ

これはあくまでも私見ですが、ワイド写真はスキルもさることながらよほどの幸運に恵まれないといい具合に写ってくれないものだと思います。それがマクロの場合、多少の濁りもへっちゃらで、少し修業すれば魚類、ウミウシ、エビカニ類の色つきのドアップ写真が撮れるようになります。これは大物限定ではない水中生物好きには堪んないですよ。ギンガハゼを引っ込ませずに15cmぐらいまでほふく前進で接近するのも楽しいチャレンジです。

ギンガハゼ
ギンガハゼ。今年の5月にセブで。次回は背びれが立っている瞬間を狙うことにしよう

というわけで私は特に馴染みになったビギナーダイバーはセブに誘ってあげることにしています。もちろん最低4日間必要で都合が合わず行かれない人も多いですが、来てくれればマクロ生物てんこ盛りのダイビングを保証できるので。しかも晴れ&べた凪の海の(私は計何十日も潜っていて、いまだ一度も日中雨に降られたり時化にあったことがありません)。

トゲツノメエビのペア
今私が一番見たいのがトゲツノメエビ。昨年6月にセブで撮影

いや、もちろん中には地形派(私には何が面白いのかまったく理解できないけど…)やひたすら大物指向の人もいるので誰もが満足させられるわけでもないでしょうが、いずれにせよ早いうちに自分のダイビングスタイルを見つけられれば、それに向いた海、シーズン、仲間、潜り方を選んで、より充実したダイビングライフを遅れるようになるはずです。マクロを楽しめる素養がある人なら、僭越ながら私が導いてあげることもできましょう。

王者の時代が終わりつつあるという話

今日読んだネット記事で目に付いたものを二つ。

一つ目は日経新聞サイトの「1通のメールが物語る任天堂の苦境」。Nintendo 3DSの1万円値下げに象徴される同社の苦戦はのおさらい記事です。

もちろん背景にあるのは市場構造の変化。DSで言えば本格的なゲームはPSPに譲り、脳トレなどでより普遍的な路線で棲み分けて来たわけですが、ひとたびiPhoneを始めとするスマートフォンが流行ると触ってもらう時間が減りました。「お手軽路線」は「もっとお手軽」の前には弱いものです。かつて脳トレに励んでいた層はそもそも熱心なゲーマーではないので、必需品であるケータイのオマケ機能でそこそこ楽しめるんなら、わざわざDSも持ち歩く機会は減るのも当然でしょう。両者では個々のタイトルの価格も桁一つ違いますし。

とは言え「DS Phone」で勝負できようはずもなく、Wiiにもかつての輝きはないので、望みはゲームのヒット作に恵まれることぐらいでしょうか。まるで金鉱を掘り当てるような賭けだ…。

二つ目はITメディアの「2人のスティーブの差?それは「能力」だろうね――米Googleのシュミット会長」。 最も印象的なのはシュミット氏の以下の発言。

Microsoftはソフトウェアのライセンスをコントロールして、ハードウェアのイノベーションを阻害した。消費者には目を向けず、業界の構造を支配することに腐心した。それに対してAppleは「消費者が抱える問題を解決すれば売り上げが伸びる」と考えた。

彼が元Appleの役員でひいき目があるにしても正しい認識だと思います。そしてその結果どうなったかというと、Microsoftは長らく業界の盟主の座に君臨し、一頃はOS市場で90%以上のシェアを誇ったものの、PCがケータイよりも安く売られるような今日では存在感が薄れゆく一方だったりします。果たしてWindows Phoneで反転攻勢が可能かは見物ですね。

折しも世界中で経済の雲行きが怪しく、企業は本当に価値がありそうに思えるものにしかお金を出さなくなっています。そうなると時代にマッチしているのは自分たちの課題をより直接的に解決してくれるAppleの方ということになりましょう。ということで今や多くの企業がパソコンではなくiPadで遂行できるように業務を再設計しています。

ITの主役がパソコンからスマートフォンやタブレットに移りつつあるということは、いよいよ人々が書類を作らない時代に入っているととを意味しているのだと思います。もはやそれをやるのは一部の人たちだけで、その他大勢は通話とメール、入力フォームのチェックぐらいでことが足りてしまうような。

でもそれって当然の話ですよね。ITが発達すればするほど仕事の本質は人力による部分にフォーカスされていくのは。スタートレックの世界のコンピュータは人が話しかけて操作しますが、やはりそういうことなのでしょう。人間がやるべきこと以外は全部肩代わりしてくれるのが、あるべき進歩の姿なのだと。もちろん良いことばかりではありませんけども。ITの発達は雇用を減らす方向に働きやすいので。

勢いがあるときは、まさか任天堂やMicrosoftがこうも失速するなんて考えられなかったかもしれませんが、そこは「盛者必衰」。いや、むしろ「進化の法則」でしょうかね。強いものが生き残るのではなく、変化に適応できたものが生き残るという。差し当たりAppleは変われましたが任天堂やMicrosoftはどうでしょうかね。

ドラクエXの発表後、スク・エニ株価が急落

9月5日、ドラゴンクエストX(テン)の発表後、スクエア・エニックスの株価が急落したそうです。この記事によればオンラインゲームと判明した途端株価が下がったのだそうな。

ドラクエXのバナー

確かにガッカリもしますよね。DS版の前作やDQMがあれほど成功したのに対応機種がWii/WiiUでは…。

オンラインゲームなのですれ違い通信は再現、強化できるにしても、今さら据え置きゲーム機向けなんて、とても正気とは思えません。DSは持っていてもWiiは持っていないという人も多いはずですし、通勤通学の電車内や旅先で遊ぶこともできないのですから、株主が「あまり数が出ず儲からない」と踏んで売りに走ったのも頷けます。

おそらくスクエア・エニックスはスマホ向けゲームとは一線を画しつつWiiUのスターティングラインナップにビッグタイトルを揃えたい任天堂に泣きつかれたのでしょうね。それを断れなかったと。

でも、私が経営者なら、開発の初期段階からWii/WiiUだけでなく他のプラットホームでも動かせるようにUI等を設計させておくようなことを画策するだろうな…。WiiU、そして任天堂がコケても素早く挽回できるように。

琉神マブヤー THE MOVIE

今、私が楽しみにしている新作映画がいくつかあります。 先ずは『キャプテンアメリカ(CAPTAIN AMERICA THE FIRST AVENGER)』。

キャプテンアメリカ

アイアンマンやマイティ・ソー、ハルクらがメンバーのスーパーヒーローチーム「アベンジャーズ」の主将の誕生物語。馬鹿げたアメコミヒーローの実写映画は理屈抜きで楽しめます。でもスーパーヒーローが活躍する社会って、彼らに張り合える凶悪な連中がわんさかいるおっかない世界なんですよね…。

キャプテンアメリカは第二次世界大戦に従軍しているため、原作などではX-MENのウルヴァリン(ミュータントパワーのおかげでほとんど老化せず数々の戦争に身を投じているので…)とも作戦行動を共にしていますが、スタン・リー以外のカメオ出演はあるのかな。

なお、超人血清で完璧な肉体を手に入れるまでの痩せた青年は、よく似たそっくりさんかと思いきや、多くはCG加工されたクリス・エヴァンス本人だそうな。アバターで足が痩せ細った主人公を作ったあの技術ですね。

次に『猿の惑星:創世記(Rise of the Planet of the Apes)』。

猿の惑星:創世記

あの衝撃的なラストシーンで有名な昔の猿の惑星の世界観に繋がるお話で、何でも新薬開発のための動物実験によって人間と同等以上の知能を持つに至ったチンパンジーが同朋に対して同じ施術を施していき、遂には賢くなった類人猿達が人間を相手に反乱を起こすというストーリーらしいです。公開前にはテレビで猿の惑星もテレビ放送されるでしょう。それも見とかないと。

そして最後に『琉陣マブヤー THE MOVIE 七つのマブイ

琉神マブヤー

いわゆるご当地ヒーローものですね。私は仮面ライダーの類いには一切関心がないのですが(最近のシリーズは話が凝っていて大人にも人気らしいけど…)、沖縄好きのよしみからこれだけはBS11で見ていました。10月1日からTOKYO MXでの放送も始まるみたいです。

マブヤーの特徴はオール沖縄製作でウチナー口(沖縄弁)満載なこと。そして敵を倒さないこと。なのでやっつけても悪のマジムン(魔物)たちは爆死しません。

ちなみにマブヤーの撮影地は沖縄の講習ポイントでお馴染みの奥武島(おうじま)だそうです。天ぷらが美味しくて有名なところですね。

失効ポイント自動寄付サービスが欲しい

8月末で失効するSoftBankのポイントがあったため、新潟・福島豪雨災害への義援金として寄付しました。どうせ使うあてのなかったポイントです。胴元に召し上げられて失効するよりは僅かでも被災者のためになった方がいいでしょうから。

ANAマイル使用のバナー同じく、9月末にはANAの492マイルが失効します。でもこれを使うのが難しい。1,000マイル以上という制約がある上、メニューも少なくて。まともに使おうと思えば10,000マイル以上溜めないとどうにもならない感じです。私は出張族ではないしなぁ…。

で、「執行ポイントは自動的に換金の上、直近の被災者支援に寄付する」という設定があってもいいように思います。営利企業の立場からすれば顧客が行使の意思表示をしなかったポイントはなかったことにしたいところでしょうが、そこは社会貢献の一環として。

Canon EOS KISS X5用Nauticam製ハウジング

7月のマリンダイビングフェアで展示されていたCanon EOS KISS X5用Nauticam製ハウジングが米国市場で発売になったようです。

EOS KISS X5用ハウジング(前面)

D7000用から大きく進歩した部分はないと聞いていますが、凝り性のエドワードさんのこと、やはり細かな改良を加えてきています。例えば動画撮影はD7000のピアノキーではなくレバー式になりました。

EOS KISS X5用ハウジング(背面斜め上)

謎なのは左右のアームから本体に伸びるアルミ版。こうして掲載する以上、単なる飾りとは思えないので、アーム固定用のブリッジでしょうかね。ならばマウントベースの固定には今までよりも長めのボルトが必要になりますね。

フィッシュアイのページにもすでに価格だけは掲載されています。同社のデジイチ用ハウジング(ミラーレス用を除く)で最小サイズということもあり、価格はD7000用よりも5万5千円安いです。

Nikonは中級機に定評があるのに対し、CanonはKISSの出来がよすぎて中級機がかすむほどとも言われます。Nauticamのハウジングの出来の良さは私も使って実感しているので、例えばNikon D7000よりも少し安く新たにデジイチ水中カメラセットを揃えたいような人には特にお勧めですね。

AIR2を換装してみた

再来週海に行くので、先月買ったBCDのパワーインフレータをAIR2に換装しました。

KNIGHTHAWK BCD and old AIR2

昔のBCDとはホースの接続機構も長さも違うので先っぽだけを交換。最新モデルのBCDに19年目の傷だらけのAIR2という組み合わせも一興でしょう。

そうそう、BCDをいじっていて今さらながら隠しポケット(?)の存在を発見しました。

KNIGHTHAWK BCDの背面ポケット

サイドリリースバックルを外すとフタが開き、ポケットにアクセスできるようになっています。このポケットは手持ちのシグナルフロートが何とか入るサイズ。これを活用することにしましょう。位置的には腕の後ろなのでBCDを着たままでは手が届かなそうですが。

PromoからLUMIX GH2用ハウジングが登場

Promo’s factoryからPanasonic LUMIX GH2用の水中ハウジングが登場しました

Promo GH2用ハウジング(前面)

例によってレンズポートはフロントパネルごと交換する仕様。Oリングによる接合部分が1ヶ所しかなく、その分水没の危険性とメンテナンスの手間が減るという仕組みです。

Promo GH2用ハウジング(パネルオープン)
私が知る限り、ビューファインダを内蔵したミラーレスデジイチカメラは今のところPanasonicのGH2とG3のみ。GH2はその二つの上位機の方です。ビューファインダは特に明るい水中で液晶が見づらいときに威力を発揮してくれます。

マイクロフォーサーズ規格なので出遅れ感のあるSONYのEマウントと違って対応レンズもそこそこ揃っています。45mmマクロは35mm判換算で90mmに相当しますし。

また、フラッシュ内蔵なので普通のデジイチと同じ感覚で使えます。ミラーレス機にはフラッシュ外付けの機種もいくつかありますが、うっかり家に置き忘れてきたりすると目も当てられませんので内蔵は嬉しいところです。

なお、同社のハウジングは樹脂製なのでアルミ削り出しのNauticam製ハウジングよりも軽く、安価になるはずです。

というわけでPromo’s factoryのPanasonic LUMIX GH2用の水中ハウジングは良い選択なんじゃないでしょうか。塗装次第でシャア専用水陸両用カメラにもできます。

惜しむらくは、そう遠くない時期に次のLUMIX GH3が出てしまうんじゃないかという憶測ができること。GF3はGF2の発売からわずか半年で出ちゃいましたし。多くの人は新設計のカメラを買いたいでしょうから。

それと、どうせならより小振りかつ安価で発売が新しいG3の方のハウジングを出して手軽さをアピールした方が良かったのではないかと思うのですが、プロカメラマンのこだわりでしょうかね。どうなの鎌田多津丸さん?

時代はブルーレイ?馬鹿言っちゃいけない

X-MenFirstClassMoviePoster

9/28日、X-MEN FIRST CLASS(X-MENファースト・ジェネレーション)のBlu-Ray/DVDが発売されます。私はX-MENシリーズが好きなので過去4作品のDVDは買っているのですが、本作からはどうしたものか…。

今回は以下のSKU(製品種別)があります。

  • 2枚組ブルーレイ&DVD&デジタルコピー ・・・・・・・・定価4,100円
  • 2枚組DVD&ブルーレイ&デジタルコピー ・・・・・・・・定価4,100円
  • ブルーレイ コレクターズ・エディション(おまけ付き) ・・定価5,990円
  • ブルーレイBOX〔全5作セット)・・・・・・・・・・・・・定価9,990円
  • X-MEN コンプリートBOX(全5作セット+おまけ) ・・・・定価12,000円

でも私はプレイヤーを持っていないのでどんなにブルーレイで大盤振る舞いされても嬉しくないのですよね。

価格.comで見ると320GBHDD搭載のブルーレイレコーダ(すこぶる評判の悪い東芝製だけど…)でも約2.1万円とバカ安ですが、実は私はブルーレイ機器は買いたくないとも思っています。いや、ブルーレイに限らず、もはや物理メディアに縛られるのが嫌だなぁと。なにしろ20年ほど前、ミュージッククリップの類いをレーザーディスクで買い集めていたらいつしかDVDに取って代わられ、MD文化もiPod & iTunesで一気に塗り替えらるところを見てきたので。

それに、あとひと月かそこらでAppleのiCroudが始まります。注目はiTunesで買った楽曲を保持しなくてもてよくなる点です。iPhone等にダウンロードする際はApple管轄のマスターからコピーされる(おまけに米国ではCDからリッピングした曲も同じ扱いになる!)とのことで。楽曲の購入者が共同でマスターデータをクラウド上に預ける感じですね。

ならば、いずれ映画もそうなるでしょう。しかもiTunes Store、Apple TV、iCroudが有機的に連携、融合するようになると思います。例えば、既に持っている映画に新しいディレクターズカット版が出てそれが見たい場合、これまでならパッケージを買い直す必要があったところが、iCroudなら+300円といった追加料金だけでOKになるかもしれません。現状、iTunesの映画販売は「見られればいいだろう」的な未発達感がありますが、iCroud後は変っていくのではないでしょうか。

映画の版権を持つコンテンツホルダにとっても、発売したDVDが即座にリッピングされて中古市場に流通させられるよりも、視聴権を買ってもらった方がいいでしょうし。だとすると世界の趨勢は次第にインターネットによるコンテンツ視聴権(無償、期限付き、セットパック、無制限など)の販売にシフトするのではないかと。またぞろ日本は取り残されるかも知れませんが…。

ということでiCroudが本格稼働する前にTSUTAYAの映画レンタルの新作がブルーレイOnlyにでもならない限り、私はブルーレイプレイヤーを買わないと思います。果たしてブルーレイ全盛期が来るのかどうか、あるいは既に来ているのかは解りませんが、いずれにせよ私にとっては無視しても差し支えのないレベルです。

差し当たり、X-MEN FIRST CLASSのメイキング風景などのオマケが見たいので今回は「2枚組DVD&ブルーレイ&デジタルコピー」を買いましょうかね。おそらくレンタルだと本編しか見られませんし。

それでも「同梱されているブルーレイディスクは返すので、もちょっと安くして」と言いたいところですが…。

X-MEN:ファースト・ジェネレーション
2枚組DVD&ブルーレイ&デジタルコピー(DVDケース)〔初回生産限定〕

ダイビングの季節がやってきた

8月も終わり、今年もダイビングの季節がやってまいりました。

いや、もちろんちょっと気合いを入れさえすれば一年中潜れるわけで、三浦や伊豆の海なら週末に気楽に行かれるのですが、私はドライスーツを手放して久しく、夏場に潜ってガッカリした経験が少なくないので、冬・春・夏はどうにも近場の海には足が向かなくて。

でも秋は水温も高く海の中も澄んできます。私にとってのベストシーズンです。秋なら伊豆の海も楽しめます。ぜひ行かなきゃ。

と思いきや今週末は台風。当初の予想よりも西側を通りそうですが、それでも2日(金)の近畿〜関東の海はほとんどクローズでしょう。大瀬崎すら無理じゃないかな。台風のスピード次第では3日(土)も厳しいか、かき回された直後で濁っているところが多いかもしれません。

台風12号の進路予想図

せっかくの稼ぎ時というダイビングショップの人たちにとって週末の台風ほど疎ましいものもないはずですが、まあこればっかりは。台風が海の生態系保全に役立っている側面もあるので、夏の終わりの骨休みと思ってもらうしかないですね。

◆◆◆

追記。台風の速度はさらに遅くなったようで。

台風12号進路予想図

このペースだと3日(土)もクローズ、翌日曜日の海もにごにごかな…。