東電を破綻処理しないと日本が破綻する

経済産業省で干されている改革派官僚の古賀茂明さんによれば、東京電力を破綻させなかったことの本当の要点は、一向に収束しない事故原発や遅々として進まない被害者救済、それでいて東電がのうのうと存続していることの不条理さもさることながら、この先我々が払う電気代が際限なく値上がりする可能性が高いということだそうな。

事故当時、放射性物質を含む汚染水を海に流してしまったことで先々近隣諸国から莫大な損害賠償を請求されることが予想されるものの、当事者である東電を破綻させていないために無限の賠償義務を免れないと。

しかも電気料金は法律に基づいて自動的にコスト+利益で算出するため、損害賠償の分が我々の電気代に無限に上乗せされてしまいます。おまけにその利益分はコストに対する割合計算なので賠償額が大きくなればなるほど東電の儲けも増えるという、とんでもないからくりだったりします。

つまり、先の東電救済法案によって日本は国全体が東電の連帯保証人になったも同然なわけです。しかも東電の賠償義務は数十兆円規模にも上る可能性があります。

まあ、さすがに電気代が何倍にも値上がりすれば家計も企業も立ち行かなくなるので、東電が賠償で焼け太りする前に日本の経済が破綻するでしょうが…。

いつ、どこの国からどれぐらいの賠償請求がなされるかは不明ですが、そうされてからでは遅いので、早急にやり直して速やかに東電を破綻させて賠償能力がない状態にしておかないと。

さもなくば「東電守って国は滅ぶ」ってなことにもなりかねませんや。

迷子の台風15号

台風15号、おとついまで明日の夜に搭乗予定の羽田→那覇便が飛べるかを気にしていたものの、Z字状に迷走したことで、スピードダウンしつつ進路も北にずれて一安心。

もっとも、期間中まともに潜れるかは解りませんが。予定している恩納村のビーチとて大きく荒れるときもあるでしょうし、他のポイントがダメになったダイビングショップが駆け込み寺的に終結しようものなら、これまた厄介なことにもなりかねません。

まあ、潜れなければ潜れないで、その日は前々から念願だった酒蔵見学ができるかも。泡盛好きとしてはそれはそれで楽しみだなぁと。

さて、JTWC(米軍の台風情報サイト)の最新の予想進路図だと台風15号は19日(月)の朝にかけて本当の手前から南西方向へのコースを辿るようです。

台風15号の予想進路図

拙いことに私は19日の午前便で羽田に帰ってくる予定なのですが、この予想通りになるとちょうど暴風域内かも。しかも前半の3連休の最終日なので欠航したらその後の便にも空席は僅か。

まあ、そのときは宿さえ取れればもう一泊するのも悪くないかな。翌日は8時の便に乗れば午後から会社に出社できるし。

でも、この台風はまたさらに迷走しそうな気もします。