アニマルプラネットの不可解な番組

昨夜、テレビを付けたらケーブルテレビの動物専門チャンネルアニマルプラネット(ANIMAL PLANET)で「悪魔の住む家」みたいな話をやっていました。

アニマルプラネットのバナー

ストーリーはこんな感じ。

アメリカのある街の一軒家に母子家庭の母娘3人が犬を連れて引っ越したところ、おとなしかった飼い犬たちが怪しい挙動を見せたり、娘が何者かに襲われて体にひっかき傷ができたりと次々に不穏なことが起こるようになった。聞けば街の人たちはその物件を悪魔の住む家として忌み嫌っているのだと。果たしてその悪魔とは…。

でもそこはアニマルプラネットです。「部屋の奥の暗がりに黒い何かがいるみたい」などという吹き替えのセリフにも「悪魔の正体はコウモリかな」「でもコウモリは人は襲わないんじゃないか?」などと思いつつ聞き流していたら、話のオチは何と「それは悪魔の住む家だった!!」でした。もう「えええーーー???」ってなもんです。

「悪魔も動物なの?」と疑問に思って番組表で確認すると「動物たちが見た怪奇現象:悪魔の憑依(シリーズ:動物たちが見た怪奇現象)」という番組でした。そうか、そういう切り口なのか。犬の行動がメインだったのね。

でも何か腑に落ちない…。

もし大前研一氏がAppleを経営したらボロボロになるだろうな

今年は原発専門家として再認識された大前研一氏(確か昔、都知事選に出たこともあったなぁ…)が日系BPネットに「アップルは「ジョブズ的天動説」を崩せるかという記事を書いています。

中盤まではジョブズの経歴の紹介など凡庸な内容、後半は珍妙な提言という構成です。P.4からのお粗末さには痛々しささえ漂います。もし仮に大前氏がCEOになったならAppleは凡庸な会社に成り下がって悲惨な運命を辿るでしょう。

えば、このくだり。

アップルは「アマゾン化」するべきだと私は考える。すなわち「売ってナンボ」の商売をするのだ。システムと販売だけを押さえ、プラットフォームはオープンにする。iTunes StoreやApp Storeの品揃えやサービスを充実させて、そこで大きな利益を確保するのである。つまり、アップルの携帯電話を持っていなくてもアプリケーションを買ったり音楽や映画を購入することができるようにするのだ。

小飼弾氏が看破するように、おそらく彼にとっては顕著な成功事例だけが理解可能な評価の対象なのでしょう。つまり、かつてのMicrosoftがやったように市場を支配することが唯一の勝利の方程式だと。でも現実は盛者必衰の理りの通り。確かに90年代半ばからの10年かそこらはMicrosoft全盛の時代と言えましょうが、今やMicrosoftは売り上げ規模こそ保っているものの新時代に向けた有効打が打てず業界内のプレゼンスは下がり続けています。

そして大前氏の分析がお粗末なものになっている一番の理由は、AppleがAppleである所以を理解していないか、あえて無視していることでしょう。Appleに「iOSをオープンにせよ」は「フェラーリを誰にでも作れるようにしろ」みたいな話。そうなれば日本のメーカーはとびきり低燃費の、インドのメーカーは$5,000のフェラーリを作って世界中フェラーリだらけになるかも知れませんが、それはもうフェラーリとは名ばかりのまるっきり別物です。
 
確かにアライアンスを組めば今まで以上の市場支配力は得られるでしょうが、それはAppleの望むところではありません。ハードウェアとソフトウエアとサービス、すべてがAppleの職人の手によって開発され、それらが絶妙に調和していることが大事なのであって、オープン化で粗悪な「中華iPhone/iPad」の類いが出回ることを認めれば粗悪なユーザー体験に失望を覚える人たちが続出して消費者は離れていきます。今日のiPadのブームとMicrosoftの行き詰まり感はWindows搭載ネットブックの大失敗と決して無縁ではないはずです。
 
もちろんAppleの今のやり方が未来永劫通用するとは思いませんが、彼らが「自身のブランド価値と好評なユーザー体験を犠牲にしてまで市場支配を進める価値はない」と考えるのは当然でしょう。
大前氏にこの分野の未来を語らせるのは無理があるのではないでしょうかね。

Typhoon is coming.

台風12号で被災された方々、慎んでお悔やみ申し上げます。

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私の唯一の自慢は強度の晴れ男であること。特に海に行くときはかなりの高確率で晴れ&凪ぎ。8月9月の沖縄旅行は一種の賭けにもなるわけですが、9月の週末が台風・台風・晴れ・台風だった何年か前の石垣島行きも見事晴れの週に当たりましたし。おかげで酒蔵巡りなどの観光には一度も行ったことがありません。泡盛は大好きなのですがね…。

さて、沖縄の南に台風14号が発生しました。明日奄美大島のあたりを通過するコースのようです。中心気圧が1,000mHpと強くはないものの、それでも今週末の南西諸島のダイビングには影響が出るでしょうね。

実は来週の木曜日夜から沖縄本島に行く予定です。3連休に1日休暇を足してで3日潜ってこようと。天気予報によれば那覇の向こう一週間は雨がちのようですが、私の希望的かつ過去の例に照らし合わせれば、前半の連休は台風お休みでお天気も良好。その先は解らないけど…ってとこですが、果たしてどうなりますか。

日本の遥か南海上ではまた新たな熱帯低気圧が発生しそうな感じですし…。

東京チカラめし

最近気に入っている牛丼屋さんが東京チカラめし。チェーン店ですが、まだ店舗数は少ないようです。

東京チカラめしの焼き牛丼

ここの牛丼の特徴は煮込みではなく焼きたての焼き肉が乗っていること。なので注文の品が出てくるまで少し待たされるものの、備え付けのコチュジャンをたっぷり付けて甘辛にすると何とも幸せな味わいになります。

カレーもスパイシーで私は好きです。牛丼屋チェーンの中では一番美味しいと思っています。

カレーライス

ただし、焼きチーズ牛丼だけは個人的にはNG。たっぷり乗っかったチーズの味が焼き肉の美味しさを覆い隠してしまう印象です。チーズを味わいたければ他所で別のものを食べた方がよかろうと。

焼きチーズ牛丼

そうそう、他は知らないけど池袋店は行くと必ずスキャットマン・ジョンの曲がかかっていますね。なぜ?

コリアンな水中カメラはいかが?

先週、Samsungがミラーレスカメラの新製品を発表しました。

NX200

カメラと言えば日本のお家芸だったわけですが、ひょっとしてこの先はその定義も変わっていくのでしょうかね。なにしろSamsungの営業利益は国内大手6社の合計よりも多いとのことですし。

SAMSUNG 60mm F2.8 Macro ED OIS SSAさて、このNX200で私の目に付いた点は60mmマクロレンズが用意されていること。APS-CのミラーレスというとSONYのαNEXがありますが、こちらのマクロレンズは30mm(35mm判換算で45mm相当)で水中で使うには短かいかと。でも60mm(35mm判換算で90mm)なら中望遠的なマクロ撮影が可能になります。

さすがに参入障壁が高いと見ているのかSamsung NXシリーズは日本未発売で日本語表示機能も省かれているらしいのですが、逆に言えば日本以外では売られているわけです。しかも、近年では韓国人や中国人のダイバーも増えました。ならばNX200用の水中ハウジングが登場しても何ら不思議ではないと思います。

Samsung製のレンズとカメラの性能がどの程度かは解らないのですが、60mmマクロレンズがあるAPS-Cミラーレスカメラは今のところ他にないので、水中撮影用途に限ればNX200もありではないでしょうか。

英語表示で使うことになりそうですが、国内のハウジングメーカーがカメラ&レンズ&水中ハウジングをセットで安価に売り出してみると面白いかもしれません。