時代はブルーレイ?馬鹿言っちゃいけない

X-MenFirstClassMoviePoster

9/28日、X-MEN FIRST CLASS(X-MENファースト・ジェネレーション)のBlu-Ray/DVDが発売されます。私はX-MENシリーズが好きなので過去4作品のDVDは買っているのですが、本作からはどうしたものか…。

今回は以下のSKU(製品種別)があります。

  • 2枚組ブルーレイ&DVD&デジタルコピー ・・・・・・・・定価4,100円
  • 2枚組DVD&ブルーレイ&デジタルコピー ・・・・・・・・定価4,100円
  • ブルーレイ コレクターズ・エディション(おまけ付き) ・・定価5,990円
  • ブルーレイBOX〔全5作セット)・・・・・・・・・・・・・定価9,990円
  • X-MEN コンプリートBOX(全5作セット+おまけ) ・・・・定価12,000円

でも私はプレイヤーを持っていないのでどんなにブルーレイで大盤振る舞いされても嬉しくないのですよね。

価格.comで見ると320GBHDD搭載のブルーレイレコーダ(すこぶる評判の悪い東芝製だけど…)でも約2.1万円とバカ安ですが、実は私はブルーレイ機器は買いたくないとも思っています。いや、ブルーレイに限らず、もはや物理メディアに縛られるのが嫌だなぁと。なにしろ20年ほど前、ミュージッククリップの類いをレーザーディスクで買い集めていたらいつしかDVDに取って代わられ、MD文化もiPod & iTunesで一気に塗り替えらるところを見てきたので。

それに、あとひと月かそこらでAppleのiCroudが始まります。注目はiTunesで買った楽曲を保持しなくてもてよくなる点です。iPhone等にダウンロードする際はApple管轄のマスターからコピーされる(おまけに米国ではCDからリッピングした曲も同じ扱いになる!)とのことで。楽曲の購入者が共同でマスターデータをクラウド上に預ける感じですね。

ならば、いずれ映画もそうなるでしょう。しかもiTunes Store、Apple TV、iCroudが有機的に連携、融合するようになると思います。例えば、既に持っている映画に新しいディレクターズカット版が出てそれが見たい場合、これまでならパッケージを買い直す必要があったところが、iCroudなら+300円といった追加料金だけでOKになるかもしれません。現状、iTunesの映画販売は「見られればいいだろう」的な未発達感がありますが、iCroud後は変っていくのではないでしょうか。

映画の版権を持つコンテンツホルダにとっても、発売したDVDが即座にリッピングされて中古市場に流通させられるよりも、視聴権を買ってもらった方がいいでしょうし。だとすると世界の趨勢は次第にインターネットによるコンテンツ視聴権(無償、期限付き、セットパック、無制限など)の販売にシフトするのではないかと。またぞろ日本は取り残されるかも知れませんが…。

ということでiCroudが本格稼働する前にTSUTAYAの映画レンタルの新作がブルーレイOnlyにでもならない限り、私はブルーレイプレイヤーを買わないと思います。果たしてブルーレイ全盛期が来るのかどうか、あるいは既に来ているのかは解りませんが、いずれにせよ私にとっては無視しても差し支えのないレベルです。

差し当たり、X-MEN FIRST CLASSのメイキング風景などのオマケが見たいので今回は「2枚組DVD&ブルーレイ&デジタルコピー」を買いましょうかね。おそらくレンタルだと本編しか見られませんし。

それでも「同梱されているブルーレイディスクは返すので、もちょっと安くして」と言いたいところですが…。

X-MEN:ファースト・ジェネレーション
2枚組DVD&ブルーレイ&デジタルコピー(DVDケース)〔初回生産限定〕