国家公務員宿舎は全廃しましょうよ

朝ズバッ!ロゴ

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今朝TBSの『みのもんたの朝ズバッ!』を見ていたら、埼玉県朝霞市の米軍基地跡の緑地に国家公務員宿舎建設(建築費104億円)が明日にも着工されると報じられていました。かつて事業仕分けでストップがかかった案件のはずなのに…。

番組では「せっかくの自然を壊すな」的な地域住民のメッセージが強調されていたと印象ですが、その地に縁のない私が気になるのはいわゆる既得権益が拡充されようとしていること。高度成長期ならともかく、終わりのない不況、財政難の時代にありながらTAX EATERがまたぞろ税金で特権階級的な優遇を推し進めようとする姿は異様だと思います。

折しも増税を掲げて党首選を勝ち抜いた野田氏が総理に就任したわけですが、こういうことがほぼ水面下で行われているから国民は政管に不信感を抱いて消費税増税にも否定的になるのですよね。「増税を言い出す前に身ぎれいなってみせろ」と。

毎年一兆円規模で増えていく社会保障費からすれば小さい話に見えますが、全国に21万戸もある国家公務員宿舎相場相当の家賃を課せば、年間数十億円かそれ以上の規模の財源が捻出できます。財政再建には小さくても被災者支援の財源としては十分に有用な額です。

また、そうして国家公務員が民間の賃貸住宅を借りれば、お金が民間に流れます。言い換えるなら「国がが経済の足を引っ張っている」ということです。こんなことやってたら本当にこの国は沈んでいくだけですよね。国家公務員宿舎は即刻廃止した方がいいと思います。

遅くとも2年後には総選挙が行われます。それまでに小さな政府を標榜し「社会保障も削るけど公務員もどうにかして減らす」「徹底的な規制緩和、民業圧迫要因の撤廃」を掲げる政党、政治グループが現れることを望みたいものです。

7か5か、それが問題だ

先週、SONYのミラーレス一眼カメラNEX-7とNEX-5Nが発表になりました。

「7」はαのマジックナンバーなので11月発売予定のNEX-7にはこれでもかという意欲が込められています。例えば2,430万画素のセンサー。CanonやNikonではフルサイズ機にしか搭載されていないのに、それを載せてくるとは(しかもα65にも)。これはもうセンサーメーカーとしての強みですね。

もっとも写真の善し悪しは画素数だけでは語れないもの。果たしてAPS-Cに2430万画素が相応しいのかどうかはプロのレビューを待ちたいところです。

それに来週発売で比較的安価なNEX-5Nが必要十分ならNEX-7を待たずにこちらを選択しても良さそうにも思います。前モデルの1,420万画素→1,610万画素に上がっていますし、ISO感度も拡充されました。外寸もスペック表で見る限り約110.8×58.8×38.2mmと前モデルとまったく同じ。形も同じなら既に販売されているハウジングが使えます(要確認)。

ソニー デジタル一眼α NEX-5 ダブルレンズキット ブラック NEX-5D/B

NEX-5Nビューファインダしかも今回、NEX-5Nには外付けのビューファインダが用意されました。NEX-7の内蔵ビューファインダは筐体背面の左上にあるためレンズと目の位置がずれてしまいますが、NEX-5Nのビューファインダはレンズと一直線の位置に付きます。前モデル用のハウジングは使えないものの、こちらの方が水中でマスク越しに覗き込んだ際に被写体を探しやすいはず。

と思いきや落とし穴が。NEX-5Nはストロボ非内蔵。この外付けビューファインダをスマートアクセサリーターミナル(ホットシュー)に付けると外付けストロボが使えなくなってしまいます。これは水中撮影では致命的です。いや、ビデオライトを使うという手はありますが…。

結局、以下のようなトレードオフになるのかな。

  • 発売が遅く、ファインダがレンズと一直線上にないNEX-7
  • せっかくの外付けビューファインダが使えないNEX-5

オーダーメイドならビデオライト前提でビューファインダ構成のハウジングを作ってもらうのも可能ですが、順当に考えてストロボが優先されるでしょうね。レディーメイドのNEX-5N用ハウジングは現状のNEX-5用そのままか、微妙な改造に留まると思います。外付けビューファインダは無かったことにして。

欲を言うとNEX-7の内蔵ビューファインダがレンズの真後ろにあるか、ストロボ内蔵のNEX-7のスマートアクセサリーターミナルにもビューファインダが付けば文句なしだったのですが…。

ビューファインダ重視ならPanasonic LUMIX GH2という選択肢もありでしょう。既にNauticamからハウジングが発売されています。

Nauticam LUMIX GH2用ハウジング
GH2用ハウジングの背面

でも、そもそもファインダにこだわる人ならミラーレスよりCanonかNikonのデジイチの方が相応しい気も。そちらならNauticamの素晴らしいスーパービューファインダが使えますし。

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ちょっちゅね〜バーガー発売

沖縄のロッテリアで具志堅用高さんにちなんだ『ちょっちゅね〜バーガー』が発売されたとのこと。

ちょっちゅね〜バーガー

この通り、 バンズにゴーヤーと揚げたポーク(スパム)が挟まっています。

沖縄に行ったらぜひ食べてみたいけど沖縄にはロッテリアが3軒しかないようで…。しかも那覇の2件のどちらも国際通り/泊港エリアからは外れてるし。

OLYMPUS PEN LITEの水中カメラセットがより完璧に!

フィッシュアイのサイトにOLYMPUS PEN LITE用ハウジング向けの新製品が掲載されていました。私のファーストインプレッションは「おう、これであのハウジングも完璧になるんじゃない?」です。

その新製品とはレンズポート2種類。

ZENレンズポート2機種

この通り純正ハウジングのレンズポートと換装するものです。純正ハウジング、ポートの接合箇所に継ぎ目はあるもののボディと分離不可能かと思っていたら、どうやらそうでもなかったようで。  

PEN LITE用ハウジング
PEN LITE用とPEN LITE-2用のどちらのハウジングにも付けられるらしい

通常、一眼カメラのハウジングはボディとレンズポートが別売になっていて、使いたいレンズに合わせて最適なポートを買い求めるわけですが、OLIMPUSは無条件に単一仕様のレンズポートを付けて発売してきました。おそらくコンデジ風に簡便に使わせたいと考えたのでしょうが、どうにも中途半端な印象は否めず。でもこれでレンズ特性を活かした撮影ができるようになりますね。特にドームポートのワイド撮影では視界がぐっと広がりそうです。

ただし、お値段は張ります。ドームポートなんかハウジング本体よりも高価だったりしますし…。

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私の写真のFacebookページ:FROGFISH.JP

野田政権誕生で民主党の終焉が早まったな

民主党新代表に野田佳彦氏が選ばれました。彼が次の総理大臣ですか。私の予想は「これで民主党再興の可能性がなくなった」「彼が民主党政権にとどめを刺す」です。まあダチョウクラブの上島さんは引っ張りダコになるかもね。

党首選の顔ぶれを振り返ってみるとこんな感じ。

・野田佳彦・・・・松下政経塾A。財務省に魂を売った人
・前原誠司・・・・松下政経塾B。若いけどスネに傷がたくさんある人
・海江田万里・・・小沢一郎氏の操り人形
・鹿野道彦・・・・それって誰?
・馬淵澄夫・・・・シルバーバック(雄のゴリラ)

私はこの中では馬淵氏が唯一の適任者だと考えていました。他の人は政治屋色(しかもアマチュアの)が強いのに対して、彼だけは経営者の思考とスキルを持ち合わせているので。情報さえ正確に入れば、数々のこじれた難題に向き合う上でも最も有能な手腕を発揮するだろうと。

だから小沢一郎氏が馬淵氏を推せば話は早かったのですが、彼は自分の言うことを聞かないと見たのでしょうね。意のままに操れそうな海江田氏を担いだところに小沢一郎氏のケツの穴の小ささを感じます。ほんでもって結果的に勝負に負けたわけで、何だかなぁ。

さて、展望予想。当然ながら野田政権では消費税増税の早期引き上げを目指すことになるはずです。財務大臣は与謝野氏ですかね。官房長官は蓮舫氏かな。でも、民主党内でもその路線を嫌う人は少なくありません。「不況下で増税をチラつかせれば経済がいっそう萎縮しかねない」は建て前で、本音は「不況下の増税先行では選挙に勝てない」と。そもそも彼が掲げる財政再建は「健全な方向にもっていくんだ」ではなく「改革の代わりに増税で帳尻を合わせよう」とも聞こえますし。

そうして経済問題には有効策を打てず、原発処理や震災復興にも軸足が定まらずに迷走。

で、本来ならそこで党を出るという人が続出してもおかしくないわけですが、小選挙区制の下、新政党を作ってまでという気骨のある憂国の士は現れず、何とも煮え切らないまま党内もまとまらず、野党の突き上げの度に傷を深め、その後はもうグダグダ。

破れかぶれの解散も打てずに民主党政権はおろか民主党そのものの存亡すら危うくなっていく…。これが私の予想です。

せめて政党交付金がカウントされる年内に民主党から馬淵澄夫、自由民主党から河野太郎らが離党して「共和党」でも作れば、日本の政治にもまた明るい光が差し込む可能性があろうというものですが…。

フィリピン航空の燃油サーチャージ(10月・11月)

フィリピン航空のバナー 私は年に数回フィリピンに潜りに行くため普段からフィリピン航空の燃油サーチャージを気にしてます。

で、昨日10月・11月の金額が発表されました。片道8,000円だそうな。8月・9月が9,500円だったので少し下がってます。

でもまだ高いなあ。確か去年までは往復で8,000円かそれ以下だったはず。私は貧乏性なので燃油サーチャージが10,000円を超えると沖縄に目が向いてしまいます。なにしろ今沖縄ツアー安いですからね。羽田-那覇の3泊4日が3万円前後から出てます。まあダイビング費は当然ながらフィリピンよりも高くなりますが。

なお、今回はフィリピン航空のサーチャージ換算テーブルが掲載されていました。

1バレルあたりの燃油価格 燃油特別付加運賃
120ドル以上~130ドル未満 8,000円
110ドル以上~120ドル未満 6,500円
100ドル以上~110ドル未満 5,000円
90ドル以上 ~100ドル未満 4,000円
80ドル以上 ~ 90ドル未満 3,500円
70ドル以上 ~ 80ドル未満 2,500円
60ドル以上 ~ 70ドル未満 2,000円
50ドル以上 ~ 60ドル未満 1,000円
50ドル未満 廃止

燃油代がバレル$100を下回ると値頃感が出てくる感じでしょうか。$125/年と高騰したスポーツプラスの年会費も下がるでしょうし。

$80を切ると最高なのですが世界中が低金利の今は投資マネーの行き場がないので無理かな…。

シャア専用水陸両用カメラ

半年ぐらい前からU.Nブランドの赤いマウントベース、クランプ、アームが発売されています。

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これに塗装サービスがあるハウジングを組み合わせます。Zilion、ACQUAPAZZA、アンサー&プロモ・ファクトリーあたりの水中ハウジングですね。中でもアルミ削り出しのACQUAPAZZA製が一番色味が映えそうな気がしますが、そこは各人の好みで。

そしてカラーリングはもちろんレッド/サーモンピンクを指定。

加えてストロボはINON Z-240は避けてD-2000かS-2000にします。

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ライトの方が良ければFIX LED1500もありますね。ホットシューベースも赤が入っているのを選びましょう。

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そうすると見事にシャア専用の水中カメラができ上がるはず。多分…。

敢えて命名するなら当然『ズゴック』でしょうね。

SONY NEX-7は水中撮影にも使えそうだ

先日、SONYがデジイチの新製品α77、α65(66じゃないの?)を発表しました。でもAマウントレンズは繰り出し式なので水中撮影用途には向きません。

ということでダイバーとしては同時に発表されたミラーレス機の新製品NEX-7の方が気になるところです。

まず、注目点は外付けのビューファインダが用意されたこと。明るい水中では液晶モニタが見づらいことも多いので大歓迎です。しかも236万画素と高解像度(ちなみにPanasonic LUMIX GH2は153万画素)。まだ写真が見当たらないものの、装着するとポップアップする内蔵フラッシュ(NEX-5は外付けだった)の隣にピッタリ並ぶ感じでしょうか。

外付けの ビューファインダが付くのは姉妹機のNEX-5Nのようです。
NEX-7は背面左上にビューファインダが内蔵されていました。

また、NEX-7はボディのみで買える点も良し。キットレンズはオマケみたいなものというのが定説なので。まあ、好き好きですが。

そして9月にはEマウント初のマクロレンズSEL30M35が発売されるようです。APS-Cなので35mm判換算で45mm相当。ハゼ類などを狙うにはちょっともの足りない感じですが、代わりにレンズ前から2cmちょっとまで寄れるので、ウミウシ、カクレエビ、カエルアンコウといった寄れる被写体を撮る分には有効でしょう。

そうそう、このマクロレンズはまさか繰り出し式じゃないですよね?来月、カメラ屋さんに確かめに行くことにします。

さて、魅力的なカメラとレンズが揃ったなら、残る要素は水中ハウジングのみ。NEX-5用に続き香港のNauticamが発売することを期待します。いやエドワードさんのことだから、きっと出して来るでしょう。

NEX-7の発売は11月。ならばハウジングの登場は年明けですね。今年のNauticamは旧正月明けにスタッフが職場復帰せず人手不足に陥って大変だったと聞きますので、それも踏まえると「2月発売」とアナウンスしつつ、実際に流通し始めるのは4月頃かなぁ。

もっともどんなに魅力的でも私は買えないのですが、他の人から機種選定を相談される立場なので情報は仕入れておかないと。

スティーブ・ジョブズ=白ひげ説

病気療養中だったスティーブ・ジョブズ氏が遂にAppleのCEO職を辞任すると発表しました。

ジョブズを今風に例えると「白ひげ」かな。ONE PIECEのエドワード・ニューゲート。世界を揺り動かす圧倒的な力を持ち、最強の男と称されるも、小柄なゴールド・ロジャーに海賊王の座を譲ってしまいました。

現実の世界でいうと、天下を獲ったのはロジャーならぬビル・ゲイツ。そのカリスマ性はジョブズに遠く及ばないとも言われるものの、それでも勝者は紛れもなく彼でした。もっともロジャーの力量はまだ劇中で描かれていませんが。

その後ロジャーは公開処刑されます。ゲイツはもちろん処刑ではなかったものの、先に身を引き表舞台から去りました。ペイジ、ブリン、ザッカーバーグといった新世代の海賊(?)も台頭する中、ジョブズは病と闘い前時代の最後の大物としてその名を轟かせ続けます。

でもその伝説も終わりです。CEOは辞めても会長として残るということで、彼の息のかかった製品は今後もいくつか登場するかも知れませんが、彼の時代は幕を閉じつつあります。

ただし、彼が成し遂げた偉業、新しい世界の秩序はこれかも讃えられ、語り継がれることでしょう。

オリンパス PEN Lite3の発売日が決定

毎年この時期はデジカメの秋の新製品発表ラッシュ。ダイバー注目のオリンパス PEN Lite E-PL3の発売日もアナウンスされました。意外に早くて9月3日だそうです。来週末ですね。

気になるのは例のハウジング(水中プロテクタ)の発売時期。レンズポートの周りに4個のLEDが付いたこれの。

PT-EP06L LEDライト点灯イメージ

メーカーのサイトは「2011年秋発売予定」のまま。イメージも3D画像から変わってません。どうせならフルセットで買って値引き率を大きくしてもらいたいという人も少なくないでしょうから、発売はなるべく早い方が良いと思うのですが。

今ごろ沖縄のマリーンプロダクトでは新品のPEN LITE3と試作機のハウジングがあれこれ試されていたりするのかな…。

日本にも共和党が必要かも

来週、また総理大臣が替わるようです。自民党政権末期、郵政選挙の大量議席にモノを言わせて安倍→福田→麻生と1年ごとの政権たらい回しが批判されていましたが、やってることはそれと同じですね。

さて、民主党党首選挙、当初本命と目された野田氏はあまりの不人気振りに立候補すら適わなそうな情勢です。週刊誌で政権構想まで発表したというのに…。まあ無理もありません。与謝野氏と同じく財務省の傀儡のイメージが強いので。

いや、消費税率引き上げの必要性はさすがにもう多くの国民も理解しているはず。それでも「先にやるべきことをやってみせろ」ってなもんでしょう。それこそ民主党の公約だった天下りの禁止や公務員給与の2割削減、国会議員定数の削減などですね。一等地の公務員宿舎なんかもさっさと売り払ってもらわないと。それらをすっ飛ばして増税では「国が破産しても良いんですか?」と、国民の生活と国の未来をを人質に脅しているような話なので。

政権交代からの2年を振り返るに、つくづく「民主党は自由民主党の劣化コピーに過ぎなかったなぁ」と思えてなりません。かといってコピー元の方も賞味期限切れ感は否めないし…。

で、民主党がダメなら共和党。アメリカならそうですね。いっそのこと日本も倣ったらいいんじゃないでしょうか。小さな政府を標榜する有力政党があってもいいじゃないかと。つまるところこれほど財政赤字が摘み上がった原因の一端は税金で食っている人が多すぎるからでしょう。現役のお役人はともかく、天下りの元お役人までをも養わんがために、国中にさまざまな規制をこしらえて民間の活動を縛り、既存の大企業は守ってベンチャー企業の台頭の芽をことごとく摘む。そんなことをしてれば税収も増えず財政赤字が膨らむのは当然です。

日本人は社会主義的な行政に慣らされてきたので急に小さな政府と言われても不安を覚えそうですが、ふと気がつけば既にアメリカに次ぐ世界第二位の格差社会になっていたりします。もちろん安易に消費税などを増税して経済を萎縮させれば財政は更に悪化するわけで、ならば今までとは抜本的にやり方を変えないといかんのではないでしょうか。まあ惰性でズルズルといって落ちるところまで落ちれば一転して円安に振れるかもしれませんが、果たしてそれまで輸出産業が生き残っているか…。

新首相が誰になるかは解りませんが、よほどの功績を上げないとまたぞろ1年こっきりの使い捨てになります。というか国内外の経済が早急には好転しそうにないので、きっとそうなります。だとすると、その後は政界再編でしょう。そこで候補者一人一人が選んで別れれば良いのだと思います。大きな政府による保守的な利権政治の「新・民主党」か、小さな政府で徹底的な規制緩和とフェアな競争を推し進める「日本協和党」に。

フィリピンのクマノミ

フィリピンで見られるクマノミは7種。

クマノミ

クマノミ
黄色味がかった個体が多く見られます。

カクレクマノミ

カクレクマノミ
他のクマノミよりも恰幅がよく、幅広の顔をしています。

セジロクマノミ

セジロクマノミ
表情が何ともユニーク。

ハナビラクマノミ

ハナビラクマノミ
涼しげな顔。

ハマクマノミ

ハマクマノミ
この種類がダントツにかわいいです。

トウアカクマノミ

トウアカクマノミ
フィリピンでもやはりトウアカは個体数は少ないようで、あらかじめリクエストしないと見られない感があります。これだけサウスレイテの写真を使いました(カメラ替えたてだったので上手く撮れてない…)。他は前回のセブでの撮影です。

スパインチークアネモネフィッシュ

スパインンチークアネモネフィッシュ
この写真の個体はほっぺのトゲが未発達。日本にはいない種類ですがトウアカよりも頻繁に見かけます。

ウミタケハゼ

私が好きな被写体の一つがウミタケハゼの仲間。よくバブルコーラルにちょこんと乗っている3cmくらいの魚です。

ウミタケハゼ1

ウミタケハゼ2

ウミタケハゼ3

水中で肉眼で見てもよく解りませんが、写真で確認すると透明の体の中にラメっぽいカラフルな粒が見えます。

もっと写真の腕前を上げてきれいに撮ってみたいものです。

美味しいお取り寄せ

私は世の中で一番美味しい食べ物は辛子明太子ごはんだと思っています。なので帰省する際は福岡空港で買い込んで来たりもするわけですが、今回はネットで取り寄せてみました。

届いた商品はこちら。

明太子(箱入り)

大きさが解らないと思うので、ごはん茶わんに盛るとこんな感じ。

明太子ごはん(盛り付け例)

そう、長さ約20cm級の特大サイズの明太子。福岡空港で売っている巨大明太子よりもさらにビッグです。

卵はアメリカ産だそうですが、一匹の雌からはこれが2本ずつ採れるわけで、あちらではスケトウダラの育ちが違うんでしょうか。それとも近縁の別種でしょうかね。シシャモとキャペリンみたいに。あるいは日本近海では魚が育ちきる前に獲っちゃっているのかな。

ともかく3本で1kg、これで3,150円(送料込み3,780円)。街で売られている化粧箱入りの明太子は100g = 1,000円が相場なので、かなりお得ですね。

冷凍で届くので解凍して食べてみると味の方も申し分なし。しばらく堪能できそうです。

 [rakuten]tsukiji-chokusoubin:10002247[/rakuten]

アンサー野本の水中天国 Vol.4

Impress Watch Videoのサイトでアンサー野本の水中天国の第4回が公開されました。新宿西口のアンサーは私もお世話になっている水中カメラ関係の専門店です。

今回の特集はNauticamのSONY αNEX5用ハウジング。実はこれ、私も一時期欲しかったのですよね。ちょうど1年前ぐらい前、NEX5が出たての頃に。結局、Eマウントのマクロレンズが一向に出る気配がなかったのと、ハウジングの発売が遅れに遅れたので(半年ぐらい後にずれ込んだ)NEX5ともども買うのをやめちゃったのですが。

ビデオの途中、ニコノスレンズのくだりがありますが、懐かしい…。そうそう、当時はフィルムなので液晶モニタもなく、焦点距離も目視で合わせていたのですよね。ちなみに私はニコノスより安かったSEA&SEAのモーターマリンIIを買ったのでニコノスレンズは持ち合わせていません。他にもあの頃はポラロイドカメラのハウジングなんてのもあったなぁ。

そして今回の耳寄り情報は、水中カメラセットの乾燥させ方の解説でしょう。なるほど、時々「シリカゲル入れてるのにハウジング内が曇る」という人に会いますが、こういうことだったのですね。15:45秒あたりからの3分半は特に初心者ダイバーには必見です。

ナイトホークBCDを検証

先日届いた新しいSCUBAPRO KNIGHTHAWK(ナイトホーク)BCDの各所をチェックしてみました。

私のSCUBAPRO CLASSIC(1993年モデル)とは比べようもないのですが、さすがにいろんなところが変わっています。

まずはインフレータホースの付け根。謎のレバーみたいなスイッチが付いていますが何なのでしょうかね。マニュアルを読んでみないと。

インフレータホースの付け根

付属するパワーインフレータはずいぶん小型のもの。ただしAIR2に換装したらせっかくの真新しい中圧ホースも口径が合わず使えなくなりますが。

小型のパワーインフレータ

ウエストの両サイドにはてっきり大型のポケットがあるのだと思いきや、丸々ウエイトバッグの収納場所になっていました。そういやカタログにそんなことが書いてあったような…。

収納(右側)

ウエイトバッグを引き出すとこんな感じ。

ウエイトバッグを引き出したところ

左右のウエイトバッグにはウエイト玉を2個ずつ収納できるようです。私はベルトしか使ったことがないのでこの方式の利点は解りません。

同じくBCDの裾の排気バルブもクラシカルなBCDユーザだった私には未知の世界だったりします。排気バルブは内側に付いているのですね。

裾の排気バルブ

そして困ったのが左右のポケットの容量。隣接するウエイトバッグの収納にスペースを取られたせいでとてもこぢんまりしてて、小降りのナイフぐらいなら何とか入るかなというサイズ。常時携行しているシグナルフロート(使ったことはないけど)がまるっきり収まりません。

ポケットとシグナルフロート

と思っていると、右側のポケットの奥に拡張ポケットが収納されてるのを発見。引っ張り出してみるとシグナルフロートも収まるサイズ。でも、だらしなく舌を出しているようでちょっと見栄えが悪いなぁ。

予備ポケットを引き出したところ

というわけでナイトホークBCDは今のところポケットの容量不足だけが不満点です。

宮城のお米を買ってみた

EONで宮城産のお米が安かったので買いました。無洗米が5kgで1,550円。

宮城産のお米

宮城県は福島原発に近いといえば近いけど、きっと深刻な放射性物質などは含まれていないはず。本来なら2,000円前後で売られてるはずなんで約500円、実に売価の1/4がが棄損、フーヒョーヒガイ分ってことでしょうかね。

◆◆◆

追伸。よく見たら平成22年産でした。宮城のお米の収穫はもっと後かな。でもまあ原発事故が一向に収まらず今年は古米が人気とも聞きますし、これはこれで考えさせられます。

Facebookで失うもの

最近、私の知人が続々とFacebookを始めています。私自身はずいぶん前にアカウントだけ取ってから長らく静観、ずっと距離を置いていたのですが、目ざとく見つけられて引き戻されました…。

まあ確かにFacebookは昔の知人やらの近況を知るなんて用途には便利ですが、それで失われるものもあるような気がしています。例えば、遠くにいる知人を訪ねる楽しみとか。

「やあ久しぶり。遠いところをよく来てくれたね」
「聞いて聞いて。最近こんなことがあったんだよ」
「知ってる。Facebookで読んだから」
「あっそう…」

何となく相手の近況が把握できて割といつでも連絡が取れるんなら、わざわざ休暇を使って会いに行くまでもないかなと。

もちろんFacebook上のやり取りは互いの交友関係も含めて皆に筒抜け、ダダ漏れなので迂闊なことはできませんし、訊きたいこと話したいことのすべてがFacebookで片づくなんてことはないので上手く使っていけばいいだけなのですが、それでも何というか「以前は知り得なかったことまで簡単に知ることができてしまうつまらなさ」みたいなものはありそうな気がしています。まあ、twitterやblog、メールだって同じようなものかもしれませんが。

それと、その気になれば実名で簡単に検索できてしまうのは情緒を損ないますよね。「もう会うことはないかも」「次はいつ話せるかわからない」なんて切ない別れはなくなって、送別会の締めくくりに「じゃ、これからはFacebookで」ってのが果たしてどうなんだか。ある種の物語は成り立たなくなりそうだし。

ちなみにGoogle Plusの方も原則実名が前提らしいのですが、「サークル」として関係を括れるらしいので、もっと目的を絞ったコミュニケーションが可能になるようです。

ヤマダ電気で買うのはやめた

終戦記念日ですね。この国にもあれこれ問題はあるにせよ、ともかく平和で何より。今後もずっとそうであってもらいたいものです。

さて、今日のお昼、ヤマダ電機の某店に寄ってみたところ、パソコン売り場で特価品に遭遇。

掘り出し物に思えたので買おうと思いつつも、詳しい知人にアドバイスを貰ってからにしようと商品のパッケージをiPhoneで写真に撮ろうとしたら、すかさず店員がやってきて阻止されました。

対象が著作物の類いなら撮影禁止も解ります。本や雑誌の中身とかですね。あるいは誰かの肖像権に関わるようなことなら。でも売り場に堂々と陳列されている商品の外箱はそれには当たらないのでは?

まあヤマダ電機には彼らなりの理屈があるのかもしれません。でも、それがどうであれ私の方は購入意欲を削がれてしまったので、そこで買うのはやめました。気分よく買い物できないお店では1円たりとも使いたくないので、ヨドバシかビックあたりで同等品を探すことにします。

嫌な思いをしたってほどではないけど、当分ヤマダ電気では買い物しないだろうな。その掘り出し物を他人に紹介することもやめておきます。

てなわけで今回は写真や商品の紹介もなし。

ナイトホーク購入記

Knighthawk BCD参考までにSCUBAPRO KNITEHAWK(ナイトホーク)購入の経緯を書きます。でも届いた品が不良品だったときの対処や故障した際の保証が不安な人にはお勧めしません。

当初、以前使ったことのあるニューヨークのLEISURE PROあたりで買おうと思ったもののナイトホークは一番大きな2XLサイズ以外が欠品中でした。いつなら入荷するかを問い合わせても満足な返答はなし。他にも何社か当たってみても似た状況か、意外に高価で…。

そうして探し回って見つけたのがこちら。香港のお店です。

品揃えの中にちゃんとナイトホークがあり$479とリーズナブル。さっそくメンバー登録して購入手続に進んだものの、チェックアウトの段階で以下のメッセージが表示され、先に進めなくなりました。

No shipping available to the selected country

そこでメールで訊ねると、すぐに「送料込みの526USドルをPayPalで送金してくれればOK。日本にもちゃんと出荷するよ」という返信あり。

ならばとPayPalの手続きを行ったのが8月7日(日)。9日(火)には商品が出荷され、昨日13日(土)に自宅に配達されて来ました。前にLEISURE PROからダイコンを取り寄せたときは商品の入手まで3週間ぐらい待たされたものの、さすがに香港からだと1週間で届きますね。

それからLEISURE PROのときは日本のクレジットカードの有効証明が必要で結構面倒だったものの、今はPayPalで先方のメールアドレス宛てに送金するだけという簡便さ。いい時代になったものです。

香港からダイビング機材を輸入することになるとは思っていなかったものの、近年では中国系ダイバーも増えてますし、香港では毎年DRT Show(アジア最大のダイビングイベント)も開催されています。それに考えてみれば私の水中カメラのハウジングも香港製。そんなに無茶な話でもないですね。

ちなみにクレジットカードの引き落とし代金は8月10日の換算レートが適用されて42,156円でした。

ナイトホーク到着

歴史的な円高ドル安のメリットを享受すべく個人輸入で購入したSCUBAPRO KNIGHTHAWK(ナイトホーク)が到着しました。

SCUBAPRO KNITEHAWK BCD

スキューバプロ・アジア株式会社のサイトには…

スキューバプロおよびウワテック製品は、日本国内のSCUBAPRO UWATEC JAPAN正規製品取扱店からご購入なさることが大切です。
海外あるいは、インターネットやオークションをはじめその他のルートで製品をお求めになった場合、SCUBAPRO UWATEC JAPANの製品保証制度は適用されない場合がございます。

とありますが、私が欲しかったKNIGHTHAWKは日本向けのラインナップに入っていないので輸入も仕方なかろうと。

いや、一応ダイビング機材量販店のAQROSが取り扱ってはいるものの、今回のテーマは「円高の恩恵を受けよう」なので。

でもまあ届いた品が不良品だったときの対処や故障した際の保証が不安な人にはAQROSでの購入をお進めします。

ちなみに同じく日本向けのラインナップにないSCUBAPRO GEOはmic21が扱っていますね。

SCUBAPRO GEO BCD

 [rakuten]mic21:10028922[/rakuten]

おさかな顔面どアップ写真

マクロ派の私は被写体に可能な限り近寄って撮る癖が。てなわけで一枚。

ラプラプのかぶと煮

正体はマクタン島の定食屋で食べたラプラプのかぶと煮。

ちなみに上から撮るとこんな感じ。

ラプラプのかぶと煮(全景)

メニューには載っていなかったものの、正規メニューの「サーモンの頭」が品切れしてたため、代わりにラプラプの頭を煮付けてくれました。

ラプラプはフィリピンで獲れる魚で、ハタの仲間だけあって頬肉などもさることながら目玉が最高に美味。

ちなみにマクタン島の決戦でかのマゼランを退治したフィリピンの英雄の名前もラプラプです。市の名前にもなっています。

おさかな大喜利

良かったらセリフを付けてみてください。

クロスジギンポ
クロスジギンポ「                    」
ハリセンボン
ハリセンボン「                    」
サビウツボ
サビウツボ「                    」

リゾートホテル評(コスタベリア・トロピカル・ビーチ・ホテル編)

先月、マクタンで使ったホテルはコスタベリア・トロピカル・ビーチ・ホテル。

コスタベリアのフロント
コスタベリアのフロント 感じのいい雰囲気のフロント

マリバゴ地区ではセブ・ホワイト・サンズやマリバゴ・ブルーウォーター・ビーチ・リゾートと同格のホテルですが、個々の客室の広さはブルーウォーターの2倍ほどもあり、床にスーツケース二人分を空け広げても余裕。その分テラスはありませんが。

室内1

室内2

客室はセブの安ホテルにありがちな木造の平屋ではなく鉄筋組みのしっかりした建物で、虫もあまり入ってきません。稀にコウモリが迷い込んで羽ばたいていることはあります。

プライベートビーチも外から侵入しづらい構造になっているので、物売りに煩らわされることもありません。

そしてお楽しみの朝食のビュッフェはこんな感じ。ブルーウォーターよりは品数が少ないものの、それでも十分に楽しめます。

ガーリックライスと白ごはん
ガーリックライスと白ごはん
パン数種類
パン数種類
バターとジャム
バターとジャム
ポテトグラタンとスクランブルエッグ
ポテトグラタンとスクランブルエッグ
魚のコロッケ
魚のコロッケ
ソーセージ
ソーセージ
カリカリベーコン
カリカリベーコン
オムレツはお姉さんが目の前で焼いてくれます
オムレツはお姉さんが目の前で焼いてくれます
フルーツ
フルーツ
シリアル
シリアル
サラダ
サラダ
グアバジュースとなんとかジュース
グアバジュースとなんとかジュース

そうそう、旅行社のホテル案内などには「ヘアドライヤあり」と書かれていますが、客室には付いておらずフロントで貸し出す方式なのだそうです。なんでも客室に置いておくとローカルな人達が利用した際に持っていってしまうからとのこと。それでも日本人がそこそこ快適に過ごせるホテルではあります。

難点を挙げるならエレベータがないのでダイビング機材のスーツケースを運ぶ際が大変なこと。でもホテルのポーターが頑張ってくれるので大丈夫。

ばかうけ

ソウシハギの群れ。写真に収めて色を調整するとそれなりの色合いを発揮してくれますが、水中ではもっと単色な印象で、お菓子のばかうけみたいに見えます。

ソウシハギ

こう見えても猛毒を持っているらしいです。それもフグ毒の数十倍という致死力の。まあ食べなきゃ大丈夫だそうですが。

栗山米菓 ばかうけ青のり 18枚×12個

SoftBankの海外パケットし放題が値上げされてた

先月、セブで何度か通話とメールのやり取りをしたのでSoftBankのサイトで利用状況を見てみたところ、気になる項目を発見。

定額料 世界対応ケータイ 海外パケットし放題 1,980円

確か海外パケットし放題は上限1,480円/日だったはず…。

今回、いつものGlove telecom(GSM)ではなくSun Cellular(3G)を使ったのが拙かったのかと思いつつ、海外パケットし放題のページを見てみたら、いつのまにか価格が改定されていました。

海外パケットし放題の新価格

何と使い放題はお値段2倍。どうやら7月1日から変わっていたようです(正確には1,480円のキャンペーン期間が終わったってことらしい)。

さて、次回はどうしたものか。990KBまでは従量制ゾーンなので、この範囲内に納めるのが良さそうですが、そうするにはeメールを一切使わずにSMS/MMSのみで要件を済ませる必要があります。

とは言えiPhoneはデータローミングをONにすると有無を言わせずサーバに新着メールを読みに行くので、これを防止しなければなりません。そのための設定は…

  1. [設定]アプリ>>「メール/連絡先/カレンダー」>> 「データの取得方法」と進む
  2. 「プッシュ」をOFF
  3. フェッチを「手動」に変更

iPhoneの設定画面

これで喫緊ではない通信を防げるはず。だったら旅行の期間中、常時データローミングをONにしておいても良いかもしれません。

注意しなければならないのは、データローミングのONよりも先にプッシュをOFFにする点と、フェッチを手動にするのを忘れないこと。じゃないと15分ごととかにおもむろにメールを取りに行ってしまうので。

でも、この技は以前も使えたようですね。1日1,480円で使い放題だった頃はローミングONにした日は存分にパケット通信を使うことばかり考えていたので思いつきませんでした。

ダイビング・インストラクターの適性年齢

以前、都市型ダイビングショップで馴染みだったインストラクターが最近パラオのショップに勤めはじめました。お給料は月にン百ドルとのことですが彼はまだAround 30。比較的若く独身(たぶん)なので、かの地で腰を据えて精いっぱい頑張ってもらいたいものです。

さて、私はあんまり歳がいったダイビングのイントラは信用しないことにしています。いや、若い頃からこの職に就いて年期が入った人は別です。彼ら彼女らには敬服します。でもたまに見かける40歳ぐらいでダイビングを始めてその流れでイントラ資格を取ったような人はどうも…。

私の知り合いにもそういった人が何人かいます。何を目指しているのか尋ねてはいないけど、向上心の行き着く先なのでしょうかね。

ただ、ダイビングの現場は基本的に若い人たちの働き場所。40歳過ぎのオールドルーキーを入れてもショップはなかなか上手く機能しませんよね。実際、その年代でイントラになり、東京の会社を辞めて沖縄の馴染みのショップで雇ってもらったものの、二十歳そこそこの他の同僚達とペースを合わせるのが難しく、早々にトラックの運ちゃんに転身したなんて話も聞きます。どんなに本人にやる気があってもショップ側にしてみればちょっと扱いに困るはずです。

とはいえダイビング業界にとってイントラの養成もビジネスの種。少々年齢がいっていようが客は客。当然「その道で対価が得られるようになれる」が前提なので、中年者をその気にさせてしまったショップにしてみれば「しょうがない、たまに代役のガイドでもやらせて自尊心を満たしてやろうか。その内自分でも適性や限界点にも気付くだろうから」ってことじゃないでしょうか。

それと、そういったコースを辿った人は、なかなか実地スキルの方は伴わないようで。先日もそんな一人がゴールデンウィークの小笠原でファンダイビングで潜っている際、カメラに夢中になってダウンカレントに捕まっていることに気付かず、危ういところをイントラでもない私の友人に助けられたという話を聞いたし。まあ講習と特定のポイントのガイディングはできても、感性を要する経験値は一長一短一朝一夕には身に付かないから。

てなわけで独断で言わせてもらえば、もちろん個人差はあるにせよ、

  • ダイビング・インストラクターになるなら20代の内じゃなきゃダメ
  • 30歳を過ぎてダイビングの楽しみを知ったからとイントラを目指してももう手遅れ

です。

もっとも、単に「頑張って勉強した証、勲章が欲しい」だとか「イントラ修行を通じてスキルアップを図りたい」あるいは「もともと人に教えることが好きで、ゴルフで言うところのティーチングプロ止まりで構わない」という人なら四十の手習いも良いかも。

でも、インストラクター資格はあくまでもインストラクションの必要事項を満たした認定であって、決して海のエキスパートを意味するわけではないので、あんまり大それたことまではしてくれない方が良いと思いますね。

ダンスゴビーシュリンプ

こちらはオドリハゼと共生するテッポウエビの写真。先月、セブ週マクタンの海にて。

オドリハゼとテッポウエビ

オドリハゼの目にピントが行っていないのは私がエビ好きだから。当然エビ優先なので巣穴から出てくるのを待って撮影。

まあ次回はハゼをメインに撮ってみようかな。

東電救済法案は命取りになるかもなぁ

一昨日、原子力損害賠償支援機構法が参院でも可決され、成立してしまいました。

大ざっぱに言うと、これから原子力損害賠償支援機構ってものが作られ、そちらが賠償金を肩代わりして支払い、東電は借金を返していくのだそうな。

そう聞くと金融危機の時の銀行への資金注入みたいですが、事情は大きく違いますよね。銀行は…

  • 賠償の義務を負っていたわけではない
  • その後は運用益から返済した

でも東電の場合は電力を上手く運用して利ざやを稼ぐなんてことはできません。

原発問題は一向に収束する気配がなく、最近でも「セシウム牛」やら「セシウム米」が話題になるなど賠償見込み額は膨れ上がるばかりです。当面は保有資産を売り払い、給与カットの類いを続けるにしても、結局は電気代の値上げとして利用者にツケが回ってくるわけです。おまけに菅総理肝いりの電力買取法案まで成立した日にはコストが上積みされるのでまた電気代が上がります。

今必要なのは電気の世界にも競争原理を入れることですよね。よく引き合いに出されるケータイの世界のような。なのにこんな法律を作れば「参入障壁を堅持する」「新規参入は認めん」と言わんばかり。この「既存の機関を徹底的に守る」という慣習が日本の不景気を際限なく引き延ばしている大きな原因だというのに。

水は汲みに行くこともできますが電気は自然界から貰ってくることができません。その意味では人々にとって水道よりも電気の方が必要度が高いとも言え、その値段が上がれば家計にも産業にも響きます。これが円高なら輸出には痛手でも輸入には有利ですが、電気代が上がって嬉しい人はいません。また一つ企業を海外に押し出し、多くの企業を経営難に陥らせる要因をこしらえてしまいました。

結果、この国の経済はますます悪くなっていくでしょう。既得権に切り込まれないために経済を犠牲にしてでも消費税を上げたい財務省の悲願みたいなことが、原発事故を切っ掛けに経産省と与野党のタッグによってなされてしまったわけです。

結局、まともな政治家を国会に送り出してこなかったことのツケが、我々国民に経済的な凋落としてはね返ってくるのでしょう。

バンデッドトードフィッシュ

前回のセブで見た一番のレアものはこいつ。バンデッドトードフィッシュ(Banded toadfish)、直訳すると「帯模様のヒキガエルみたいな魚」でしょうか。

バンデッドトードフィッシュの正面顔

バンデッドトードフィッシュの横顔

分類はガマアンコウ目ですが、カエルアンコウと近縁ではないとのこと。

日本の海域にはおらず、セブあたりでも個体数は少ないそうなので、見られてラッキーでした。

てんてんてんまり

8月はダイビングの予定がないのでネタを小出しにしなきゃ…。 さて、この写真は先日のセブで撮ったもの。

フリソデエビと手毬
『てんてんてんまり』

艶やかな振り袖の前にたまたま球体があったもので手毬に見立ててみました。

こうして振り返ってみると、もっと正面から狙えば良かったですね。そしたら来年のフォトコンにも入賞できそうな作品になっていただろうに。惜しいことをしました。

実は8月の沖縄は狙い目らしい

台風9号が沖縄に迫っています。

台風9号の進路予報図

馴染みのダイビングショップが4日(木)〜7(日)に座間味ツアーを予定したらしいのですが、あえなく中止に。まあ那覇まで飛べても座間味には渡れなさそうですし、このコースだと金曜土曜はどのポイントも荒れてそうなので。皆さん荷物だけ沖縄を旅しているらしいです。

さて本題。以前沖縄でイントラ/ガイドをしていた知人から聞いた話だと、意外にも8月の沖縄のダイビングショップは暇なのだそうで。いや、もちろん旅行社と提携しているショップは繁忙期らしいのですが、そうではない個人経営のところは総じてガラ空き傾向とのこと。どうやら8月は混んでるだろうという憶測でもって皆が避けがちなのだそうで。

てなわけで8月の沖縄でのダイビングはリクエストも通りやすく、結構狙い目らしいですよ。

◆◆◆

ネット環境をWiMAXに乗り換えてからJTWC(米海軍の台風情報)に繋がらなくなってしまいました。回線の都合なのか何なのか。不便だ…。

幼魚特集

今回は先日のセブで撮った幼魚の写真を。 まずはイロブダイの幼魚。オレンジバンドのふちに黒が出かかっているので、もう少しすると白タイツ風のかわいさもなくなりますね。

イロブダイの幼魚
イロブダイの幼魚 ちょっとピントが甘いなぁ

次にチョウチョウコショウダイの幼魚。

チョウチョウコショウダイの幼魚
斜め下を向いてフリフリと激しく泳ぐあれ。1cmくらいの個体

それからミナミハコフグの幼魚。

ミナミハコフグの幼魚
フグの類いは意外に写真を撮るのが難しいのですよね。すぐにそっぽを向きがちなので

さらにはオビテンスモドキの幼魚。

オビテンスモドキの幼魚
こいつは常にくねっと体を曲げていて全身を撮らせてくれやしない

最後にツユベラの幼魚。

ツユベラの幼魚
こいつも常に動き回るので工夫のない写真になってしまった

他にもヘコアユの幼魚も撮ってみたものの1枚たりともまともに写っていませんでした。1〜2cmと小さい上に、ちっともじっとしていないもんでピント合わせが追いつかなくて。次回は置きピンで待って撮ってみるつもりです。