マリンダイビングフェア2022の開催が決定!

マリンダイビングフェア2022

マリンダイビングフェア2022の開催が決定したという情報が流れてきました。

出版元の水中造形センターが7月に破産してマリンダイビング誌は廃刊、来年のマリンダイビングフェアも中止と目されていたけど、このたび有志3名が新会社を設立し、4月のマリンダイビングフェアが開催される事になったとのこと。

実は、水中造形センターの破産の話、つい先日まで知りませんでした。何しろもう本屋に行く機会がなく、海外取材ができずに新ネタも載っていない誌面には関心が薄れていたのと、私自身がダイビングからも一時引退中なもので、すっかり業界のことに鈍感になってて。

日程や会場などの詳細はまだわからないけど、ダイビングイベントの文化が続くことを嬉しく思います。

ただし、日本ではワクチン接種率がかなり上がり、ひとまず感染も終息っぽいけど、私が好きなインドネシアやフィリピンへの観光旅行が解禁されるのはまだまだ先かな。

ダンジョン飯 11巻

ダンジョン飯の11巻が発売されてしばらく経ったので考察でも。ダンジョン飯はゴールデンカムイと並んで私が今一番好きな漫画です。架空のモンスターをグルメ漫画さながらしっかり調理して食べるって斬新さだけでなく、ストーリー運びが見事なのですよね。

以下、ネタバレ多数です。

ダンジョン飯 11巻

前巻の最後で多種のドラゴンに襲われパーティは全滅寸前に。ただ一人生き残ったライオスは実に彼らしい機転で竜たちの猛攻を掻い潜り、翼獅子の助けを得て狂乱の魔術師シスルを倒します。その際、朦朧としたシスルは近くに倒れていたマルシルを蘇生して昏睡状態に。

そうして復活したパーティは勝利の美酒に酔うも、翌朝にはカナリア隊の来訪を受け、ミスルン隊長に追い詰められたマルシルは翼獅子の封印を解いて自らが迷宮の新たな主になります。とはいえ魔物の知識に欠ける彼女にとってその役割は荷が重く、迷宮内の生態系は崩壊状態に…。

なお、1,000年間も熟成させシスルの欲望を喰らった翼獅子はライオンの頭部と翼を持つもヤギのような大きな角と屈強な人型の四肢を備た姿で封印からの復活を遂げます。ただし、ミスルン隊長の猛攻で切り刻まれようともノーダメージなので肉体は便宜的なものなのでしょう。

謎なのは翼獅子の力。あらゆる欲望を叶えてくれるらしいけど、できることは力を振るう人次第。ファリンを元の姿に戻すことできず、「代わりのファリンを作るんじゃダメなのか?」と言い出します。それならできるわけだ。

そういや、かつてミスルンが別の迷宮の主人になった際、ヤギの姿をした別の悪魔はミスルンの想い人をあてがったりしてたものな。ただし、それが迷宮内にパラレルワールドをこしらえたのか、それとも外界を含む現実を改変したのかは作中ではまだ語られていません。黄金城の世界が存在し、瀕死のミスルンが迷宮内で発見されてたから、おそらく前者だろうけど。

翼獅子らはカナリアからは悪魔と呼ばれているものの本来は善でも悪でもない存在のはず。ただし人の欲望を成長させて喰らうことを好み、結果的に破滅を呼ぶため人類にとっては悪魔も同然ですね。

そして翼獅子はライオスやマルシルに好意を持っているものの、マルシルの「全人種による寿命の差をなくしたい」という途方もない願望を聞いた際などには瞳の形が砂時計型に変わり、不穏な笑みを浮かべます。シスルの強い願いに触れた時も。大好物の欲望のタネを見つけるとそうなるのでしょう。

そうなると気になるのはこの先。どうやってファリンを元の姿に戻すのか。これが魔法の国ザンス的な発想なら魔法の影響力を絶てばモンスターは魔法的な要素を失うのだけど、ファリンは今死んだ状態だからその方法は取れませんよね。

そして迷宮の行方も気になります。魔物のエキスパートであるライオスなら生態系を理想的に維持できそうな気もするけど、彼だからこそ外界と繋がった迷宮の生態系を維持するのは不可能と悟りそうな気も。

11巻は7話収録だから12巻の発売は3月か4月になろうかと。待ち遠しい。

ダンジョン飯(9)

ダンジョン飯(DELICIOUS IN DUNGEON)の第9巻が発売されてしばらく経ったので感想でも。ダンジョン飯は私が必ず新刊を買うと決めている数少ない漫画作品です。ちなみに他はONE PIECEとHUNTER x HUNTER。キングダムは加冠の儀まででギブアップしました。

ダンジョン飯(9)
この表紙でミスルン隊長が踏みつけているのはサンゴ蛇かな

この作品の特徴は、非常に綿密に設計されていること。さりげない要素が重要な伏線だったりします。そしてユーモアもたっぷり。特にツッコミの台詞が上手いのですよね。基本的にはライオスとセンシがボケでマルシルとチルチャックがツッコミを担当。イヅツミが第三者的異端分子ってとこかな。

以下、ネタバレです。

ダンジョン飯の9巻では、迷宮の謎の一つ「黒魔術(古代魔術)の禁忌」が明かされました。「異世界から人間の欲望に付け込む悪魔を呼び込みかねないから」だそうな。それにより古代文明は滅びたのだと。そういやマルシルがファリンを蘇生させた際に異次元からエネルギーを取り出して利用したと言っていました。あれがリスキーな行為だったわけだ。マルシルがそれを自覚しているかどうかは今のところ不明です。

そしてミスルン隊長もその犠牲者。迷宮の主人となり理想の時間を味わった挙句に右目を潰され、復讐心以外の欲を食われたという。彼の世界では、恋人はナーガ(下半身がサンゴ蛇?)に変異していましたね。ヤギの姿をしていたその悪魔が今どこにいるのかは不明だけど、更なる犠牲者が出ないようカナリアによって迷宮ごと封じられたのでしょう。十分に力を付けるまでこちらの世界に来られないらしいから。

ならばまた疑問が。かつて文明を滅した悪魔はどうなったのかと。こちらに来て倒されたか払われたか、経年により力を失ったのか。

さらにもう一つ。有翼の獅子も狂乱の魔術師シスルの願いから黄金城の迷宮と魔物たちを作ったのだそうで。ならば彼もヤギ姿の悪魔と同様に異界の存在なのかも。この迷宮も人の欲望に強く反応するのだし。

ちなみにミスルンが欲望を食われた際のカナリアの隊長が陰気なミルシリル。カブルーの養母ですね。ぬいぐるみ使いで剣術の達人の。

ただし彼女仕込みの剣の腕前を持ち頭も切れるカブルーのパーティは最高のメンバーバランス(戦士二人と魔法使い二人、そして感覚が鋭いハーフフットとコボルト)だけど割と浅い階層でたびたび全滅。他方、最小構成で少々頼りないライオスのパーティは今回も自力で最深層まで到達。この差は欲望の種類の違いなのでしょう。カブルーたちは財宝に執着があるけど、ライオスたちはファリンを助ける目的以外の動機は好奇心や知識欲だから。

さて、9巻の最後はミスルン隊長率いるカナリアがライオス達に遭遇しそうな場面で終わりました。カナリアの任務は迷宮の制圧だけど、ライオスの夢は魔物との共存。シスルはデルガルの死を受け入れず、ファリンは彼に味方します。何やら複雑な展開が待っていそうですね。

そしてまだほとんど語られていないマルシルの素性も気になります。夢魔に見せられた悪夢では「みんなと走る速さが違う」「これからもたくさんの人を見送らないといけない」という心の傷に言及されていたので、実はライオスが見立てた100歳前後(トールマンの20歳相当)ではなく、もっと年長で複雑な過去があると踏んでいるのだけど、どうでしょう。いつぞやの「親が宮廷魔術師だった」と過去形なのも彼女が超長寿ゆえかもしれないなと。エルフ世界では世代交代なんて滅多に起こらないだろうし。自分を魅了しに来たサキュバスの眼帯には「死」とあり、スライムによって死亡(すぐに蘇生)させられた際にも感激していたので死に対する憧れもあるのではないかと。

そうそう、7巻までは7話収録だったけど8巻からは6話収録に変わっていますよね。これは歓迎です。単行本発売ペースが上がるから。次の10巻も年内に出るかな。

最後に一点。九井涼子さんには珍しく8巻と9巻には矛盾がありますね。ライオスがイヅツミを誘導すべく鈴を投げた際の描写、8巻ではカブルーとシュロー、そしてカナリアが横並びだったけど、9巻のカブルーはミスルン隊長と共に迷宮の深層にいます。まあ、そこはご愛敬。

CebupotのPDFは?

セブ情報のフリーマガジン「Cebupot(セブポット)」の最新号が出る頃なのでWebサイトで探したものの、PDFが見つかりませんでした。

よって問い合わせたら「PDFの公開は終了しKindleでの配信に変った」との返答。ああ、そうか。

で、さっそくAmazonにアクセスしたら「Kindle Unlimited」の会員なら0円だけど非会員は250円だそうな。

Cebupot 2018年5月6月号

基本、セブに行かないと手に入らないのだけど、それでも無料で配っているものが250円だと躊躇してしまうよなぁ。クーポンを買うような話になるし。

かといって隔月発行のCebupotのためだけにKindle Unlimited会員になって月額980円を払う気にもなりません。Kindle Unlimitedをやめると閲覧できなくなるのだろうから。

Kindle Unlimitedの会員のCebupot読者がどれほどいるかはわからないけど、Kindle向けの有料配信ってのは微妙な感じがします。少しでも売り上げが欲しいのは解るけど、フリーマガジンを売るってのはどうも。下手するとほとんど誰からも読まれない可能性もあるんじゃないかと。やっぱりPDFがベストじゃないかな。

Amazonオーディブル

最近、Amazonオーディブルのバナー広告をよく見かけます。この夏に日本でも始まった書籍朗読音声の配信サービスですね。本を耳で聴こうという。

Amazon audibleのバナー

他方、似たようなコンセプトの技術にDAISY(Digital Accessible Information System)という規格・サービスがあるけど世間的にほとんど知られていません。なぜならそれが視覚障害者など印刷の本を読めない人向けだから。DAISYのコンテンツはそれらの障害者だけが利用可能です。

よって我々晴眼者はDAISYじゃなくAmazonオーディブルを使うしかありません。でもDAISYなら出版社の許可なしに書籍を録音図書化できる(障害者が本を読む権利を守るという思想によって)のに対し、Amazonオーディブルのコンテンツはオフィシャルのもののみ。よってDAISYにはあるのにAmazonオーディブルにはないタイトルが多数。

とはいえDAISYコンテンツがボランティアベースで作られる障害者向け無料サービスなのに対し、AmazonオーディブルはAmazonの息の掛かった万人向け有料サービスで、ダウンロード数に応じた利益分配が可能なのだから今後は出版社や著者の理解も進み、タイトルもハイペースで増えていくはず。しかも朗読には著名人やアナウンサーらを動員できます。

Amazon audibleのバナー

というわけでAmazonが障害者のオーディブルの会費を免除すれば、次第にAmazonオーディブルがDAISYの需要も食っていくでしょう。制作ボランティアの活躍の場が失われるけど、それはそれで良いことだと思います。障害者もハイクオリティの朗読が聴けるのだから。

まあDAISYには単なる録音図書の他にも、テキストや絵図も表示できるマルチメディアDAISYという規格があり、教科書などの用途には使われているけど、そちらは細々と続いていくことでしょう。