CebupotのPDFは?

セブ情報のフリーマガジン「Cebupot(セブポット)」の最新号が出る頃なのでWebサイトで探したものの、PDFが見つかりませんでした。

よって問い合わせたら「PDFの公開は終了しKindleでの配信に変った」との返答。ああ、そうか。

で、さっそくAmazonにアクセスしたら「Kindle Unlimited」の会員なら0円だけど非会員は250円だそうな。

Cebupot 2018年5月6月号

基本、セブに行かないと手に入らないのだけど、それでも無料で配っているものが250円だと躊躇してしまうよなぁ。クーポンを買うような話になるし。

かといって隔月発行のCebupotのためだけにKindle Unlimited会員になって月額980円を払う気にもなりません。Kindle Unlimitedをやめると閲覧できなくなるのだろうから。

Kindle Unlimitedの会員のCebupot読者がどれほどいるかはわからないけど、Kindle向けの有料配信ってのは微妙な感じがします。少しでも売り上げが欲しいのは解るけど、フリーマガジンを売るってのはどうも。下手するとほとんど誰からも読まれない可能性もあるんじゃないかと。やっぱりPDFがベストじゃないかな。

Amazonオーディブル

最近、Amazonオーディブルのバナー広告をよく見かけます。この夏に日本でも始まった書籍朗読音声の配信サービスですね。本を耳で聴こうという。

Amazon audibleのバナー

他方、似たようなコンセプトの技術にDAISY(Digital Accessible Information System)という規格・サービスがあるけど世間的にほとんど知られていません。なぜならそれが視覚障害者など印刷の本を読めない人向けだから。DAISYのコンテンツはそれらの障害者だけが利用可能です。

よって我々晴眼者はDAISYじゃなくAmazonオーディブルを使うしかありません。でもDAISYなら出版社の許可なしに書籍を録音図書化できる(障害者が本を読む権利を守るという思想によって)のに対し、Amazonオーディブルのコンテンツはオフィシャルのもののみ。よってDAISYにはあるのにAmazonオーディブルにはないタイトルが多数。

とはいえDAISYコンテンツがボランティアベースで作られる障害者向け無料サービスなのに対し、AmazonオーディブルはAmazonの息の掛かった万人向け有料サービスで、ダウンロード数に応じた利益分配が可能なのだから今後は出版社や著者の理解も進み、タイトルもハイペースで増えていくはず。しかも朗読には著名人やアナウンサーらを動員できます。

Amazon audibleのバナー

というわけでAmazonが障害者のオーディブルの会費を免除すれば、次第にAmazonオーディブルがDAISYの需要も食っていくでしょう。制作ボランティアの活躍の場が失われるけど、それはそれで良いことだと思います。障害者もハイクオリティの朗読が聴けるのだから。

まあDAISYには単なる録音図書の他にも、テキストや絵図も表示できるマルチメディアDAISYという規格があり、教科書などの用途には使われているけど、そちらは細々と続いていくことでしょう。

アプリがまたリジェクトに

自作のiOSアプリ『FROGFISH.JP』を微調整して再提出したところリジェクトを食らいました。規定に触れるなにかを盛り込んだわけじゃないのに、こんなこともあるのですね。

iTunes Connectのリジェクト画面
iTunes Connectのリジェクト画面

読むと「新しいバイナリは要らないから、スクリーンショットの不足分を登録しろ」的なことが書いてあります。そんなこと言われたって、必要なスクリーンショットはすべてアップロードしてあるのに…。

と思いつつスクリーンショット登録の画面を確認したら、iPad Proのタブが増えていました。

iPad Pro用スクリーンショット登録
iPad Pro用スクリーンショット登録

なるほどiPad Proの出荷が始まったからか。iPadが2048 x 1536なのに対してiPad Proは2,732 x 2,048。今度からこれも用意しなければならないようです。厳しいなあ。iPad Proなんて持っていないし、しょうがないのでPhotoshopで作るか…。

ONE PIECE 79

ONE PIECE 79巻の表紙ONE PIECE 79巻が発売されて一週間ちょっと経ったので感想でも。例によって週刊少年ジャンプの連載は読んでいないから、その前提で。

さて、ドレスローザ編のバトルがようやく決着しました。必要以上に長かった気もするけど、ともかくこれで王下七武界のステージをクリアですね。七武界の中では人格を失ったバーソロミューくまを除けばドフラミンゴが唯一敵対する可能性があったけど、それを倒したのだから。

次は当然、四皇のステージ。キッド・ホーキンス・アプーの同盟が不意にカイドウと遭遇してしまい、ビッグマムの巨大船に追われていたはずのサンジらもどこかの島で怪しげな連中に出くわしました。シープホーンなる男のベルトの紋章は、これまたカイドウでしょうかね。そしてXドレイクの標的もカイドウだったはず。

カイドウは不死身の体ゆえ強烈な自殺願望と破滅志向を持つ男でした。なるほど最強生物か。以前、その名を聞いて驚いていた錦えもんらとの関係性が気になります。血縁かな。実はワの国の将軍でもあるとか?

他方、藤トラは王下七武海の名の下でドフラミンゴを解き放った政府に代わって土下座の謝罪。狙いは七武海制度の廃止で、その目論見は電伝虫中継とニュースペーパーによって成功しそうに思えます。この先の展開で政府公認略奪者の称号を失ってバギーがうろたえる様を見てみたいところです。

その藤トラはルフィとローの首を獲らないと海軍に帰れないそうだから、世界徴兵早々にして脱退かな。

また、以前コロシアムのギャッツがバージェスを「黒ひげ海賊団の10人の巨漢船長の一人」と言っていたけど、ティーチの既知の仲間は9人なのでクザンが10人目でしょうかね。もちろん彼なりの魂胆があって。

予想するに、この先は元職も含めて海軍戦力が赤イヌ派と藤トラ・スモーキー派に割れ、四皇と最悪の世代も入り乱れた敵味方も解りにくい壮絶バトルが展開していくのではないかと。まあ、半ば私の願望です。話がややこしくなって描き手の手腕が問われそうですが。

それから今年はレヴェリー(世界会議)の年なのだと。少なくともアラバスター、魚人島、ドレスローザの元首は麦わらの支持者。世界は揺れていくのでしょう。

なお、この79巻の描写で覇気の秘密が少し解った気がします。ゾロや錦えもんが鳥カゴを押している様子では共に2本の刀が黒刀になっていました。覇気を纏わせないと糸に対抗できないためですが、錦えもんの剣技は刀で炎を起こすものだったはず。同様に過去の劇中、ルフィは炎や雷電をまとったパンチを、サンジもスピンの摩擦なしに燃えるキックを繰り出しています。ゾロがリョーマを切った際も切り口が発火しました。まだ原理が説明されていないけど、これらはすべて覇気の応用でしょうね。HUNTER X HUNTERでいうところの変化系の念能力に相当。覇気=オーラを性質の違う何かに変化させるという。

五輪の後の東京はどうなる?

Olympic_flag五輪後に東京圏は急速に劣化し始めるという予測があります。その頃には団塊の世代が70歳を越えてあらかたリタイヤしているから。さらに5年後10年後となると彼ら彼女らは後期高齢者です。中には生涯現役でバリバリ稼ぎ続ける経営者もいるだろうけど、ほんの僅か。ボリュームが最大の世代が所得税を払わなくなる上、次第に高齢者向けサービスを受ける側になっていくインパクトは大。長年地方から労働力をかき集めて繁栄してきた副作用ですね。地方よりもその割合と絶対数が圧倒的に多いという。

でも、これほどの問題をメディアは大して取り上げていません。黙殺しているのか、あるいは別の何かで乗り切れると楽観視しているのか。例えば五輪特需で?無理でしょう。人口構成が原因なので。 

お年寄りの排除なんてできないし、病気をしてくれるなというのも無理な話。高齢化を緩和できるほど膨大な数の移民・難民を受け入れて戦力化する包容力もありません。よって都市の高齢化の波は確実に到来します。ならば5年先、10年先の東京圏がどうなるか心の準備をしておくべきかと。

もっとも、劣化するといっても東京は日本の政治経済の中心地であり続けるはず。大半の企業も官公庁もそのままだろうし、労働者も通勤圏内に住み続けることになるから人口規模は維持されます。

ただし、高齢者の割合増加を受けて現役世代への負担は増えます。例えば東京では持ち家率が低いく、十分な貯蓄も作れなかった人も多いので、それら持たざるリタイヤ世代のために公営住宅をたっぷり設ける必要がありましょう。当然、原資は税金です。

また、この先はさすがに地方からの人口流入ペースも落ちるので、住宅の余剰感が顕著になります。なにしろ東京圏ではデヴェロッパー任せで無制限にマンションが建てられてきたから。自治体が下流良人向けに必要分を借り受けたとしても、まだ余ります。都心や有力地の物件はともかく、郊外のベッドタウンや古いマンションなんかは放置すればまばらにスラム化していくので、治安とインフラの維持のためにこれまたコストが増大します。

それらに対する負担名目が住民税になるのか健康保険料になるのか、はたまた別の税項目が作られるのか。ともかく東京圏在住者の負担額は大幅に増えていくはずです。

加えて高齢者の割合増加で消費活動は鈍り、街の活気はいくぶん失われます。東京圏に労働力を吸い上げられた地方がこれまで経験してきたことですね。違うところは地方が高齢化のピークを越えているのに対し、東京圏ではこれから急激に進行するという点。落差は大きいだろうな…。

まあ逆に考えれば、老人の多さに慣れ、生活コストの増加を受け入れさえすれば東京圏での都会的な生活も続けられます。腐っても鯛。相変わらず羽田・成田の二大国際空港があり、新幹線やリニアの起点で鉄道も網羅されており、働き場所も各種エンターテイメントも集結しているのだから、そこに魅力を感じ続ける人も多いでしょう。東京が劣化したところで地方都市が取って代わるわけじゃなし。

それに「便利だけどハイコストな東京圏」と「不便だけどローコストな地方」という構図が鮮明になっていくのは、まっとうな着地点です。どちらを好むかは人それぞれですが。

ちなみに私は後者。自動運転車が実用化されるであろう15年後ぐらいを目処に九州に帰るのが良いかなと思ってます。