舛添都知事がけしからん理由

東京都のマーク舛添要一東京都知事が叩かれ続けています。疑惑が出るわ出るわ。そして本人は耐え続けています。どうやら心臓は強いようですね。話を総合すると、リコールでは大掛かりすぎるので都議会の自公が本腰を上げない限り任期前に辞めさせるのは難しそうです。

そこで私の意見を。舛添氏は最も軽蔑されるべき人物です。なぜかというと、ケチな金持ちは害悪な存在だと思うから。しかも彼は公金で蓄財しているのだからタチが悪すぎます。

タックスヘイブンの件もそうだけど、高所得者が課税を免れれば、そのツケはその他の大勢が払わされます。低所得者の負担を増やす行為、もしくは社会保障レベルの引き下げ要因となる行為なわけです。

まあ巨額な税金を払っても政治がロクな使い方をしないと思うのは無理もないけど、だったら蓄財するのではなく、思い思いの慈善事業にでも寄付してくれよと。

最近読んだものに海外セレブはなぜ巨額の寄付をするのか?があります。この慈善事業は「フィランソロピー」と呼ばれ、富裕層が社会貢献によって「信用」を獲得する手段なのだと。言い換えれば私腹を肥やしてばかりの富裕者は信用を得られないわけです。

日米で寄付控除制度の違いはあるにせよ、舛添氏は寄付なんかビタ一文しないタイプ。つまり「自身が儲かれば、貧者が割を食おうが社会がどうなろうが構わない」と考える国賊思考の持ち主。少なくとも世間からはそう見られています。

ああ、私のかつてのダイビング仲間にもやたらと金持ち自慢をする人が一人いました。訊いてもいないのに「飛行機はいつもビジネスクラスだ」「お昼は週2ペースで叙々苑。2,500円出せば食べられますよ」「最近1,400万の車を買った」「だれだれの所得は私の半分だ」などといったことを会話にねじ込んできます。よって話の相手をさせられるコナミのダイビングスタッフの面々や顔なじみの仲間からは嫌われていました。あるとき私が「そんなに金があるんなら慈善事業に寄付しましょうよ」と言うと、とんでもないといったニュアンスで即座に拒否していたし。彼も舛添タイプの人物ですね。私は貧乏でも人望がある人と付き合う方が好きです。

ほんでもって資本主義なのだから貧富の格差が生まれるのは当然だけど、お金の偏在と滞留は拙いので固定資産税や相続税の他にも金融資産税や預金税を設けてもいいと思います。名付けて「マスゾエ税(通称)」。舛添氏のようにケチな金持ちに消費を促すのが目的の。税金として召し上げられるのが嫌なら豪遊なり何なりで使ってくれと。守銭奴の金持ちは恨むなら舛添氏を恨んでください。

で、舛添氏が近々辞任に追い込まれるかは不明だけど、こういう人には金銭的なペナルティを貸してお灸を据えるのが効果的な気がします。例えば「任期の向こう2年、給与とボーナス50%カット+退職金返上」とか。それを飲むなら続けて貰っても良い気もします。まあ私は都民じゃないけど。

くさや

5/29(日)、竹芝で開催されていた島じまん2016でくさやを買い込んできました。

くさや
奥が飛び魚の開き、左が鮫、その隣りが青ムロアジ4種、瓶詰めも青ムロアジの焼きくさや

とりあえず焼きくさやをレンジで温めたらキッチンにくさや臭が充満したので、バラの香りの蚊取り線香で打ち消しました。

私は家飲みはしないのだけど、酒がほしくなるな。島の焼酎も買ってくればよかった。

島じまん2016

昨日、竹芝で開催されていた島じまん2016に行ってきました。去年は行きそびれたと思っていたけど一年置き開催だそうな。

島じまん2016

とりあえず伊豆大島ブースにてサザエ(250円)を。期待通りの美味さです。

伊豆大島のサザエ
伊豆大島のサザエは殻にトゲがあるタイプ。生息環境は流れが強いのかも。ざっと観察していたら、お昼過ぎには200円に値下げされていました。小ぶりになってたけど。

それから神津島ブースで海鮮丼(700円)。刺し身はイカ、メダイ、マグロ。これが期待以上に美味。行った甲斐がありました。

神津島の海鮮丼と八丈島の焼酎「島の華」
神津島の海鮮丼と八丈島の焼酎「島の華」

そして嬉しかったのが小笠原ブースで海底熟成RUMが飲めたこと。水深15mで1年寝かせたのだそうな。

小笠原RUM
小笠原RUM。茶色の瓶が40°、緑色の瓶が25°

パッションフルーツのリキュールや25°のRUMには目もくれず40°の通常版と海底熟成RUMを続けて試飲。海底熟成の方が圧倒的に香りが高いですね。思わず熟成版をお代わり。隣りのおばちゃんは40°と知らずに飲んで目を白黒させてたけど私は好きな酒なので「買えるのか?」と訊いたら市販されていないそうな。小笠原に行けば飲めるのかな。

追記;

後日、海底熟成RUMは発売開始となりました。

レンベツアーのフライト事情

ふと思うところがあってインドネシアのレンベ行きの空路を調査してみました。3年前に行ったときとは変わっているかもしれないので。

モデルケース的なツアーを選んで調べたところ、こんな感じです。

羽田→チャンギ国際空港

22:55発 シンガポール航空(ANA) 05:00着(7時間5分)

成田→チャンギ国際空港

20:50発 シンガポール航空 03:00着(7時間10分)

チャンギ国際空港→羽田

22:15発 シンガポール航空(ANA) 06:30着(7時間15分)

チャンギ国際空港→成田

23:55発 シンガポール航空 08:00着(7時間5分)

シンガポール航空

羽田便は往復ともANAとのコードシェア便で機体はANAのB787です。対して成田便は往路A380、復路B777か。

シンガポール→メナド(サム・ラトゥランギ国際空港)のフライトは同じなので成田から行くと2時間余計に待つことになりますね。帰りも待ち時間が1時間長くなります。チャンギ空港は大型ショッピングモールみたいな感じだけど、長時間飽きずに楽しめる感じでもありません。

よって往復羽田便を使うのが何かと有利なのだけど、ツアー代金は1万円ほど高くなるようです。だったら妥協して往路成田で復路羽田がいいかな。こちらだと往復成田の料金らしいので。1万円あればナイトダイブに2回参加出るもんな。

ただしレンベの場合は移動日に前後二日ずつ必要なので、6日間のツアーでも2日(+到着日のナイトダイブ)しか潜れないのが難点です。その点、フィリピン各地の方が断然楽ですね。

Facebookにblogが流れなくなった件

最近、このblog投稿がFacebookに流れなくなりました。原因はFacebookとの連携に使っているWordpressのプラグインNext Scripts: Social Networks Auto Posterのアップデート。まあよくある話です。

Social Networks Auto Poster

Social Networks Auto Posterの設定箇所を確認したところ、以前とは画面構成が変わり、Facebookに流す情報の一部がクリアされていました。私はblogの特定カテゴリーの投稿だけをFacebookページに流す設定にしていたのだけど、カテゴリー選択の情報が消されたようです。

まあ、直し方は簡単。アカウント設定の「Advanced」タブ画面で「Filter Posts (Only posts that meet the following criteria will be autoposted)」にチェックを入れ、表示された「Categories: 」フィールドをクリックするとblogカテゴリーの選択メニューが表示されるので選ぶだけ。

Social Networks Auto Posterのアカウント設定

お望みなら選んだカテゴリー以外の投稿を流したり、固定ページやカスタム投稿タイプの投稿を流す設定もできるようになっていました。

なるほど企業のWebサイトだとblogとは別に「お知らせ」なんてカスタム投稿を設けている場合が多いし、blog投稿ではなくお知らせの方を自社のFacebookに流したいってニーズはありますよね。


と書いたけど、試したら投稿がFacebookに流れないままでした。前のバージョンに入れ替えたところ治ったので、新バージョンの3.6.3の問題なのでしょう。私の環境に固有の現象かも。開発元にリポートしたいけど、現象を見極めるのが面倒なので、新バージョンが出たらまた試すことにします。

日本人は貧しくなるために頑張っている

日の丸2017年は今年よりも祝日が4日少ないとのこと。何でも巡り合わせで土曜日に当たるから。これを残念に思う人もいるけど、私は祝日の多さが日本の景気を低迷させる原因の一つだと思うのですよ。いや、稼働日が少ないとかではなくて。

日本ではゴールデンウィーク、お盆、シルバーウイーク、お正月に短い連休タイミングが設定されていて、皆が一斉に休むことが当然視されています。それ以外では長く休んでくれるなと。だったら企業側は最少人数で業務を回したくなります。少々の労働力不足は個々人の時間外勤務で賄えばいいし。でも各企業で最少人数ずつしか雇わなければ合成の誤謬が起こります。

しかも小泉政権下で行われた派遣労働法の改正が「低所得労働者増産装置」として稼働し続けているので、新卒時に就職難だったり何らかの事情で正社員から外れれば以後は不遇な非正規雇用労働の座に甘んじるしかなかったりします。通院が必要な病気を発症したり家族に介護が必要になったり、あるいは妊娠した場合でも所得水準が下がり兼ねない土壌があるわけです。そんな中で政府が何本矢を放とうが景気が回復するはずもありません。日本人は大して休みも取らず、貧しくなるために頑張っているようなものです。

ならば、今の日本に必要なのは「もっと働かないこと」だと思います。もちろん手を抜くのではなく労働時間や日数を減らすと。具体的には派遣法の条件を再強化し、かつ会社勤めの誰もが割と好きなタイミングで10日間以上のまとまった休暇が取れるようにするような。そうして5人分の仕事を4人でこなすのではなく逆に6人以上で回すようにすると。そうなれば私もダイビングの連れが見つかりやすくなり、シングルチャージを払わなくて良くなるし。

もちろん企業負担は増えるし残業代をあてにしている人も辛いかもしれないけど、それで景気が上向けば報われるわけです。

例えば時短勤務や週休3日制の人などと組み合わせて業務を回していけば、個々の労働者は保育園ではなく幼稚園が利用できたり毎週の通院が可能になったり介護離職を免れたりと、社会問題への解決策にもなります。

よって誰もが休みやすい社会を目指すことを前提に、祝日なんて天皇誕生日以外は削減を検討してもいいでしょう。

イメージセンサークリーナー

一眼レフカメラを使っていると、いつしか画像に無用な斑点が写り込むことがあります。原因はイメージセンサー(正確にはローパスフィルターかな)の表面に細かいゴミが付着していて、それが影のように写り込むわけです。例えばこの写真。

Hidden corallimorph shrimp(イソギンチャクモドキカクレエビ)
画面の右下にいくつか小さい斑点が写り込んでいます。
カメラの構造上、どれほど気をつけていても防げないそうなので、その都度クリーニングするしかないですね。でも、何で拭くかが問題。イメージセンサーは丈夫らしいけど画質に関わってくるから適当な布とかで拭くわけにもいきません。

定番はNikonの純正クリーニングキット。アルコールを塗ったシルボン紙で拭くのだけど、高価だしサイズ的に旅先に持っていきづらいです。トラベルキットみたいにコンパクトなやつを出してくれないかな。

そこで代わりにこちらを買ってみました。

使い捨てのクリーニング棒(スワブ)12本とセンサークリーニング液のセットです。クリーニング液は頑固な汚れが取れないときに1〜2滴使うのだとか。

イメージセンサークリーナーのクリーニング棒(スワブ)
イメージセンサークリーナーのクリーニング棒(スワブ)
で、さっそく使ってみたけど、棒で拭いただけであっさり汚れがとれました。こりゃいいや。

Windowsの終焉が始まる予感

今秋、ChromoebookでAndroidアプリが動くようになります。

Chromebook

確かWindows 10もそんな触れ込みだったけど、いかんせんWindows Phoneは圧倒的マイノリティ。ほとんど影響力はありませんでした。でもAndroidとなるとiOSを凌駕するシェアを持っているわけで、そのインパクトや大です。

差し当たり私が知っているソフトウェアハウスでもAndroid用のアプリとChromebook用のアプリを別に開発しいたけど、後者は不要になってしまうわけだ。開発の手間が減る一方で別々には売れなくなってしまいます。

まあユーザーにしてみればアプリが有料でも一つのアプリでスマホもPCもOKとなればあり難い話。だけど、ソフトウェアハウスにとっては悩ましいですね。慣習的にモバイルアプリはパソコン用ほど高い値段設定ができないので収益性を脅かしそうだもの。

ならば気になるのはAppleの出方。MacにもSiriが載るとの噂もあるけど、やはりiOSアプリがMacでも動くようになるのかな。そうしなければ利便性の面でAndroid & Chromebookに劣ることになるから。

そしていよいよAndroidがWindowsをも置き換えていくのでしょう。もはや大掛かりな作業以外はモバイル機器やWebブラウザで事足りてしまう時代。どうしても古いデバイスドライバが棄てられないといった事情でもなければWindowsは無用の長物と言えそうです。頭の固い企業とて今さらスマホ禁止ってわけにもいかないし、モバイル機とPCでOSを統一できればメンテのコストがぐっと下がるので、どんどん置き換えられていくでしょう。MacはiOSに侵食されても自社内の話。やはりAndroidに侵食されるのはMicrosoftの方です。

SoftwareUpdateLauncher

私のiMacはいつからかOSのアップデートが効かなくなりました。

新たなセキュリティ強化のアップデータが出たときは速やかに適用したいけど、再起動時に「SoftwareUpdateLauncher」なるアプリ(?)が起動して、画面は真っ暗。OSのアップデートはおろか何もできなくなります。

SoftwareUpdateLauncher

延々と待っても何も起こらないし、メニュー操作にも反応がないので電源スイッチを長押しして強制的にマシンを再起動するしかないと思ってたのですが、調べたら対処方法が解りました。

  1. プルダウンメニューから「システム終了…」を選ぶ(何も変化しないけど)
  2. リターンキーを押す

こうするとようやくアップデートが始まりますね。

このSoftwareUpdateLauncherはおそらくアップデートを適用するためのアプリで、本来ならバックグラウンドで動くはずが何らかの理由で見えてしまっているのでしょう。

ともかく解決しました。OSを再インストールしなくて済んでよかったです。あれ丸1日作業になるから。

パスポートのデザインが変わる

パスポートのデザインが現在のそっけないものから葛飾北斎の冨嶽三十六景に変わります。表紙はそのままで見開きページごとに違う絵柄を楽しめるようになるとのこと。

凱風快晴

新デザインへの切り替え時期は現在のものの在庫が捌ける2019年度中だとか。私のパスポートの期限は2019年11月だから、次は新デザインのものを貰えそうです。

いや、でも新デザインが欲しいからって切り替えを渋る人が増えたら在庫一掃が遅れて私も現行デザインになってしまうかも。さすがに2018年とかに期限切れの人は待たないだろうけど、2019年早々に切り替え時期を迎える人だと数ヶ月待って新デザインになってから取り直そうと思うかも。

それにフィリピンやインドネシアに行くにはパスポートの残期間が6ヶ月必要だから、私の切り替え時期は実質2019年の5月。微妙な時期かも。まあ切り替えるまでその方面の旅行を控えればいいのだけど。

今年はサンゴが死にまくりそうだ

FROGFISH.JP_logo今年はエルニーニョからラニーニャに切り替わるタイミングとのこと。簡単にいえばエルニーニョの年は台風が発生しやすく、ラニーニャの年は少なくなるそうです。

ならばダイバーにとって旅行が潰れずあり難いかというと、そうとも言い切れません。台風が少なければ海水が撹拌されずに水温が上がり、サンゴと共生する褐虫藻が死んでサンゴの白化死が進むので。元々熱帯のフィリピンやインドネシアなら影響は少なそうだけど、沖繩なんか顕著ですよね。

個々人が憂いてもどうにもならないのだけど、一つ言えることは、多くの海は温暖化などの影響で次第に劣化しているから、スキューバダイビングを楽しむなら今の内かもしれないということ。まあ、いずれ今とは違う生物層が楽しめるようにはなるかもしれないけど…。

それと、ラニーニャでも台風がまったく発生しないわけではないので、九州縦断コースみたいな台風が傷言えぬ熊本を襲うようなことがないことを願います。

スナッピーコイルが安い

2月、アニラオのナイトダイビングでスナッピーコイルがちぎれたので新品を買うことにしました。

ネットで探した結果、もっとも良さげだったのがこちら。

スナッピーコイル

ワイヤー入りのスナッピーコイルは2,500円以上しているはずだけど、この商品は送料込みで2,000円。安く仕入れているのですかね。

ともかくお買い得です。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

BBC(ビービーシー)スナッピーコイル2
価格:2687円(税込、送料別) (2019/3/13時点)

アンサーは頼りになるよね

私の水中ストロボ用ケーブルの1本は、ハウジングとの接続ソケットが壊れていたので新宿の水中カメラ機材専門店アンサーに出向きました。このお店は社長の野本さんが直々にパーツ単位で交換修理してくれるのですよね。

水中カメラ機材のことならアンサー

私はソケットのみ交換すればいいかと思っていたけど、野本さんが光ケーブルの断線を発見。それでも樹脂のカバーで覆われているから「折れてても光は通るのでは?」というと、そういうわけでもないのだそうな。確かに断線していてもカメラのストロボ光は届くけど、一緒に伝送されるTTL信号が欠落するそうで。知らなかった。

INON光ケーブルの説明
製品案内には曲げに強いと書かれているけど、さすがに経年劣化や無理な荷重がかかれば断線することもありましょう
INON光ケーブルの説明
多芯構造で光の透過率が高い反面、途中で折れたらTTS信号が正常に届かなくなるわけだ

なるほど、最近私の写真が妙に暗いのはそのせいだったのかも。ストロボは炊けているけど、その時の撮影条件に適合したTTS信号が届いていないものだから、ストロボが適切に光っていなかったと。

それに、ときにはストロボ自体が光っていなかったかも。なにしろスーパービューファインダーを覗きながらシャッターを切るので、ストロボが光ったかは解らないのですよね。陸で組み立てて試し撮りしたときに光ってたから安心してたけど、撮影時にアームの角度を変えた影響で断線箇所が曲がったら発光信号すら届かない可能性もあるから。

結局、修理代は新品を買うのと同じぐらいの値段になったけど有益なウンチクが聞かれたので満足です。ダイビング機材量販店ではこうはいかないもんな。写真が暗い理由が解って良かった。やっぱアンサーの野本さんは頼りになります。

コモド予算の使い道

来月あたりコモドに行こうかと思ってたけど、当面は行かないことになりそうなので浮いた予算の使い道を思案中です。Dive Dream Indonesiaからは「6/5〜や7/3〜のツアーは新月まわりなので甲殻類が活発になってお勧め」と言われたけど、新月なのはコモドだけじゃないもんな。

約35万円あればフィリピンに4泊5日×3回は行かれます。2〜3週間のステイもいいでしょう。セブには昨年行った際に知り合いも増えたし。

あるいは、いよいよパプアニューギニアに足を伸ばしてみるか。その先のオーストラリアはこれから冬に向かうけどニューギニア島は常夏ですよね。

でもやっぱりレンベかな。コモドだとダイブクルーズになるので乗船・下船の日付が限定されるけど陸のリゾートなら自由です。

ヘアリーフロッグフィッシュ
3年前にレンベで撮ったヘアリーフロッグフィッシュ。もっと小さい個体が見たいなぁ

ほんでもってコモドはANAマイルが35,000マイル(日本⇄ジャカルタ)もしくは38,000マイル(提携のガルーダインドネシア航空で日本⇄デンパサール)貯まってから特典航空券で行くのがいいかも。そうすれば30万円かからなくなるし、先だってレンベ行きにシンガポール航空やガルーダインドネシア航空などを使えばANAマイルを稼げます。

まあ、急いでどこかに行かなくてもいいのだけど。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅱ 悲しみのアルテイシア

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅱ 悲しみのアルテイシア』がアニマックスで放送されたので録画して見ました。テレビでは初だそうな。Ⅲの公開を間近に控えているからな。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅱ

で、私の感想は「声に無理があるかも…」です。前作同様、ストーリーは原作漫画をなぞっているけど、もうシャアの声は池田秀一さんではない方がいいと思うのですよね。ティーンネイジャーの頃の話だから高めの声で演じたのでしょうが、NHKの大河ドラマ『花燃ゆ』のナレーションみたい。そう、池田さんの活躍を知っているからか、今となってはおじいさんの声に聞こえてならないのですよね。

同じくアムロも古谷徹さんだったけど、こちらは登場が少しだけだったから。

まあ、そうはいってもモビルワーカーによるバトルシーンは圧巻。前作冒頭の赤い彗星や黒い三連星、ガンタンクもそうだけど、メカはCGで描くと臨場感が出ますよね。残念ながら三作目の暁の蜂起では、モビルワーカー/モビルスーツの戦闘がないのだけど。

ちなみに原作漫画の回想は9巻〜14巻までで、アニメの1作がコミック1巻弱。ならば全6作が作られるのかな。願わくば本シリーズがヒットして、回想以外のオリジナルストーリーの方もリメイクして欲しいです。

エアコン無料回収業者

確かエアコンは洗濯機や冷蔵庫と同様、有料リサイクル対象だったはず。でも川崎市麻生区の指定業者は電話してもなかなか通じなかったりするのですよね。

そんな折、無料回収業者を見つけました。エアコン処分無料.comです。

エアコン処分無料.com

回収したエアコンは修繕やクリーニングを施して途上国などに輸出するから無料なのだそうな。中古車なんかと同じ扱いですね。取り外し済みなら玄関の外に出しておけば回収していってくれるとのこと。こりゃ何かと都合がいいや。こんな業者があるのなら、さっさと処分しとけば良かった。玄関脇の倉庫スペースが有効に使えるし。

ちなみに私は今の住所に引越した際、旧宅で使っていたダイキンのエアコンを取り外したまま新居には設置しませんでした。理由は04年製でもはやランニングコストが悪そうなのと、据え付けの白くま君が活躍してくれそうだったから。

私の今の住居はLDKの備え付けエアコン設置壁の向かい側に寝室があり、仕切りのスライドドアを開けておけば冷気も暖房も十分に届くので、もう一台買う必要はなさそうです。まあサーキュレーター代わりに扇風機は買うかも。

スーツケースを修理しとかないと

2月にアニラオに行ったときの話。

帰路のマニラ空港でチェックインする前の移動中にスーツケースが転倒してハンドルが曲がってしまいました。スーツケースの上部に乗せていた水中ハウジング入りのトートバッグの荷重(10kg弱)が一点にかかったようです。「パキュッ」という甲高い金属音がしたのですよね。水中ハウジングは無事だったけど、変形したハンドルは引っ込まなくなりました。

ハンドルの片方のバーが曲がって引っ込まなくなったスーツケース
ハンドルの片方のバーが曲がって引っ込まなくなったスーツケース

帰ってハンマーで叩いてみたものの効果なし。でも万力なんかで矯正しようものなら折れてしまいそう。やっぱ業者に修理を頼むべきですね。壊れたスーツケースを使い続けていると、いつか運び屋探しの連中とかに目をつけられそうだし()。

ハンドル交換で見積もりをとったら、大阪のヒデ工房という業者が送料込みで7,452円でした。私が知る限りでは再安価です。

ちなみにこのスーツケースはAQROSのセールで6,990円で購入したもので、買い替えた方が安いけど、残念ながら在庫切れでいつ再入荷するかは解りません。しかもセール期間外だと9,800円とかだし。

急に旅に出たくなるかもしれないので、さっさと直しておくべきですね。

※ 昔テレビで見た再現ビデオでは、とある日本人観光客が東南アジア某国に旅行中、スーツケースの盗難に遭いました。後日、スーツケースは発見されたものの、物色された際に鍵が壊されていたので現地ツアー会社がサービスで真新しいスーツケースに交換してくれたそうな。そしてその旅行客が次なる目的地のオーストラリアに飛んだところスーツケースに仕込まれた麻薬が発見され、逮捕・服役となったのだと。

怪しいダイビング機材通販ショップ

以前、ジョイントアーム110iを買おうとして怪しい販売店に行き着いたことを書きました。そのお店が最初から詐欺目的だったのか、それとも近年倒産が増えているネット通販業者の類いかは解りませんが。

で、引き続き面白い水中カメラ機材を探していたところ、私が頼りにしているニューヨークのLEISURE PROでこちらの商品が見つかりました。

Sea & Sea Swivel Joint Replacement for Grip Stay S

ジョイントアーム110iの代わりになりそうだし、$26.95は約3000円。買おうかと思ったけど送料が$41.5。商品より送料が高いのがちょっと。

で、国内流通品を探してみようかと思って検索したところ、こちらのお店がヒットしました。

s-diving.net

シーアンドシー Sea & Sea Swivel Joint Replacement for Grip Stay S

で、商品の価格はというと20,229円。えっ?一桁違います。

そこで気になって他の商品を見てみたら、ちょっとした小物の値段が軒並み2万円を超えています。

どうやら、うっかり注文してしまうのを狙っている怪しいお店みたいです。関わっちゃいかんですね。

EOS Mにもマクロレンズが登場

私のこのblogでは、水中カメラ関連エントリへのアクセス数が多くなる傾向があります。一眼レフやミラーレスの水中カメラセットは数十万円もするのに情報が不足しがちだからでしょうね。

さて、CanonのミラーレスカメラEOS Mにもようやくマクロレンズが登場します。EF-M 28mm F3.5 Macro IS STMです。

Canon EF-M 28mm F3.5 Macro IS STM
Canon EF-M 28mm F3.5 Macro IS STM

28mmってことは、35mm判換算の焦点距離は45mm相当。加えて最大撮影倍率を1.2倍に拡大する「スーパーマクロモード」を使えば54mm相当になるのか。まあ、ハゼを遠目から狙うのは厳しいけど、ウミウシやらピグミーシーホースなどを撮るには良さそうです。

なお、このレンズは伸びるタイプで前面にはLEDライトが付いています。

Canon EF-M 28mm F3.5 Macro IS STMのLEDライト
Canon EF-M 28mm F3.5 Macro IS STMのLEDライト

でもこのLEDライトは水中ではあまり役に立たないでしょう。せいぜい目一杯接写したときに被写体をほのかに照らせるかなって感じかと。とはいえマクロレンズの登場は歓迎です。

EOS Mの水中ハウジングは例えばこちら。私と同じNauticam製で188,000円。

Canon EOS M3

新レンズ専用のレンズポートはないけど、既存製品のどれかが使えるでしょう。

でもなぁ、ミラーレスカメラは一眼レフの進化版ではなく、コンデジの上位機種をレンズ交換式にした感じの代物。特にEOS Mにはファインダーがなく電力消費が激しい大型液晶モニタ頼みなのでバッテリーのもちが悪いし、気合い入れて撮るには不向きです。

メーカーのスペック表を見てもEOS M3の撮影可能枚数の目安は約250枚。使い方にもよるけど、日に3〜4ダイブ潜る場合、途中でバッテリー交換が必要になるでしょう。しかもバッテリーは次第にへたっていくし。

ちなみにEOS Kiss X8iなら約440枚。対して私のNikon D7000は約1,050枚。CanonのD80は1,390枚です。こういうところでもミラーレスや一眼レフのエントリー機と中級機の違いが出ますね。

それにミラーレスだと対応レンズが限られるので、しっかり作品作りをしていきたい人は中級機以上の一眼レフカメラの水中セットを検討した方がいいでしょう。Canon or Nikonならレンズも豊富に揃っているし。

アンサーのWebサイトがリニューアルされていた

何気なくアクセスしたら、新宿の水中カメラ機材の専門店アンサーのWebサイトがリニューアルされていました。

水中カメラ機材の専門店アンサー

以前はパソコンのホームページ作成ソフトで作ったような感じだったけど、新サイトはちゃんと今風の作りになっています。もちろんスマホ対応です。ざっと見た感じ、商品一覧のページめくりがメニュー方式なのがちょっと面倒ですね。

でもショッピングカートや会員サービス機能もついているのでサイト制作にはお金がかかったかも。とはいえ今どきWebサイトなしでは商売が難しいだろうから必要な経費ですよね。

アンサーとも懇意なセブのパラダイス・ゴビーズ・ダイバーズも、もうそろそろ潰れたままのWebサイトを何とかした方がいいと思うのだけど…。

コモドに行きそびれそうな話

私には何年も前から目をつけておきながら諸般の事情で行きそびれている海がいくつかあります。その一つがコモド。何しろ爬虫類好きなもので。まあ、本当はこれが撮りたいと思ったのが発端だけど。

で、今年こそは行ってみようかと思い立ちました。きっかけは一月に参加したDive Dream Indonesia主催のツアー説明会で「5万円引き券」を貰ったから。

Dive Dream Indonesiaの5万円引き券

そのイベントでは入場時に渡された番号札で抽選があったのだけど、大勢のリピーターがいる中で、私を含めた初参加の10人くらいがVIPテーブルに集められていて、そのテーブルの面々に当たりが集中していたので作為的だったのでしょう。まあ主催者の意図も解ります。何とか一見さんをツアーに参加させたいのだろうから。

ちなみに私が欲しかった景品はインドネシアの魚類図鑑だったけど当たったのは機材レンタル無料券。要らないなぁ。どうせフル機材を持っていくわけだから。

でも、私の向かいに座っていた年配の男性が5万円引き券を当て、しかも彼は年間スケジュールが詰まってて有効期限内のツアー参加は無理だったので私が貰い受けたわけです。券には「譲渡不可」と書いてあったけど、一応貰っとこうと。

そして最近、Dive Dream Indonesiaに「この券は使えるか?」と問い合わせてみました。最初の返信は「譲渡不可なのでダメ」というもの。私が本来の当選者ではないことを知っていたようで。まあ想定内。ここからが交渉スタートです。「譲渡不可なのは知っていたけど誰が参加しても良いのでは?」と。結果、この点は突破できました。

ただし、券にはもう一つの付帯条件として「2名以上参加の場合のみ」とも書かれています。こちらがネックでしたね。日本からの参加だと前後に1日ずつ移動日が要るので最短の5泊6日ツアーでも8日間必要です。しかもゴールデンウイークなどの連休絡みでは券が使えない規定。とはいえ平日を丸々一週間休める仲間を探すのは困難。なるほどあのイベントで比較的自由が利きそうな年代の男性が当たったわけだ…。

さて、その先は話を進めていません。私一人でも有効なら何とか都合付けて行くつもりでいたけど、なまじ割引券を介在させたもんだから、今さら割引なしだと残念に思えてしまうのですよね。このまま参加したら「無効な割引券に釣られたやつ」ってことになるし。ボールは向こうに投げた形にして交渉は保留しました。

ちなみにツアー代金はバリへの航空券抜きで$2,405〜(+入境料$100)。クルーズってこともあって結構な額ですが、先方とて原価ギリギリでツアーを出しているはずもないので、「この券由来でまるっきり売り上げが立たないよりは、多少割引いてでも一人分売り上げた方が得策」との判断が働いてもよさそうなもの。私が先方の責任者ならきっとそうします。例えば「2名で5万円引きだから、1名ならその半分弱の2万円引きでどうですか?」と。

こちらから「私を参加させとけばblogでリポートを紹介するし、写真集のアプリやebookをリリースするから宣伝にもなりますよ」などと持ちかけても良いけど、そこまで食いつくのはやめておこうかと。バリへの往復航空券代も入れると35万円強。この予算を有効活用する選択肢はコモド以外にも多々あるから。例えば同じインドネシアでもレンベとか。

それに冒頭で紹介したビデオのLadybug(タルマワシの仲間)はコモドまで行かずともバリのトランベンでも割とあっさり見られることが解ったので、今となっては「いつか機会があれば撮ろうかな」ぐらいな感じです。コモドとバリの種では模様が微妙に違うらしいけど。

加えて、さすがにコモドドラゴンには近寄れないけど、マレーシアのシパダン島やマブール島には姿形が似ていて無毒のウォーターモニター(ミズオオトカゲ)が出没するし、かなり接近できるので、そちらの方が爬虫類好きは楽しめるのですよね。

Water monitor(ミズオオトカゲ)

というわけで、先方が小幅でもディスカウントを提案してこなければ、コモド行きは見送ることになりそうです。

密林の主

Hidden corallimorph shrimp(イソギンチャクモドキカクレエビ)。

Hidden corallimorph shrimp(イソギンチャクモドキカクレエビ)

このエビはついつい上から俯瞰して撮りがちになるけど、イソギンチャク風のサンゴの密林に潜んでいる感じを出すべく、横から撮ってみました。届いているストロボ光量が少ないけど。

こちらの図鑑は水中生物の英名を調べるときに重宝します。

SAANG

昨日TBSのアイ・アム・冒険少年を見ていたら、あばれる君がフィリピンの無人島でサバイバル生活をしていました。

与えられたのはナイフのみで食料は現地調達。そこで獲って食べてたのが貝。その中にはSAANG(サアン)も含まれていました。

このSAANG、フィリピン人が口を揃えて美味いと言います。私も昨年食べてみたけど、確かに美味いですね。サザエっぽい味と食感だったような。

SAANG(サアン)
とあるシーフードレストランの看板

凛々しい?

水中写真の撮影テクニックの一つが黒抜き。欧米のダイビング雑誌の写真ではトレンドっぽいけど、私はあまり撮りません。理由は不自然なことが多いから。

黒抜きは、簡単に言えばストロボ光が反射しないところで撮影時の露光量を小さくして撮るテクニック。絞りを目一杯絞ってシャッタースピードを上げるだけでなく、どこで撮るかが重要になります。

よって周辺や向こう側に何もないところで被写体をやや見上げるようにするのが定番ですが、そのためには被写体の生物を都合の良い場所に移動させる必要があったりします。そう、邪道です。普段、小高いところにいそうにない生物が黒抜きで映っていれば、この反則技の使用が疑われます。

加えて、普段じっとしていなさそうな生きものが黒抜きされている場合も、被写体の生物をいじって弱らせている可能性があります。水中生物の中には人の体温でも火傷する連中も少なくないし。

ああ、地球の海フォトコンで黒抜き写真の入選作をあまり見ないのはそのためかも。黒抜き写真には人為性があからさまな場合も多々あるから。

でも、もちろん浮遊する被写体を黒抜き撮影するのはありです。

もしくはスヌートを使って光を局所的に当てるか。それなら生きものを移動させずに黒抜きできます。

こちらは私には珍しく黒抜きで撮ったイシヨウジ。たまたまいいところにいたのでSMC-1も使って黒抜きしました。

イシヨウジ

向こう向き

コールマンシュリンプ。

コールマンシュリンプ

イイジマフクロウニのトゲに気をつけながら、エビと水平になるように構えて撮影。

イイジマフクロウニの毒は強くないと聞いているけど、刺されないに越したことはないですよね。水中生物に刺されると希に下痢したりするもんな。

オレンジなコールマン

お馴染みのコールマンシュリンプです。

コールマンシュリンプ

イイジマフクロウにを探せばいいので熱帯の海では割と簡単に見つかるエビだけど、この日私が見つけたのは斑紋がオレンジ色の個体。なんとなくラッキーな感じがしました。たいていの個体はもっと赤黒いですよね。ペアの方も少し色が薄いし。

テンガンムネエソ

Nikon 105mmマイクロレンズの水中カメラセットにNA スーパーマクロコンバージョンレンズ SMC-1を装着すると被写界深度が極めて狭くなります。感覚的には向こう2mmぐらいかな。よって魚類なら目が、ウミウシなら手前の触角がこの範囲に来るようにして撮らないと、微妙な写真になってしまいます。

そこでで私が自宅で水中カメラセットの練習やテストをする際に使っているのがこちらのガチャガチャ。

テンガンムネエソ

深海魚で、和名はテンガンムネエソというらしいです。フィギュアの全長は約4cm。

オートフォーカスが効く範囲内で最大限に寄って撮ったのがこの一枚。

テンガンムネエソ

私のカメラセットでSMC-1を使う場合、レンズ前4cmまで被写体に寄れるようです。

ちなみにこの目玉1個が直径3mmぐらい。だとすると天使の輪がくっきりしているダンゴウオは、この目玉大に写すのが限界っぽいです。

いや、マニュアルフォーカスのギアを回せばあと少し寄れるから、もうちょっと大きく写せるか。

失敗作

フジナミウミウシ。でも失敗作です。

フジナミウミウシ

なぜ失敗かというと、頭から狙えなかったから…ではなく、右端にミジンコみたいなのがいたのに、それをしっかり撮らなかったこと。まあ小さすぎてファインダー越しには認識できなかったのだけど。フジナミウミウシの体長が1.5cmぐらいだから。

タックスヘイブンはやっぱダメだと思う

パナマ文書、日本では大して騒がれていないし、著名な論客にも「タックスヘイブンの活用はグローバルビジネスでは常識」などと容認する向きがあったりするけど、私はけっこう性悪な問題だと思っています。

MOSSACK FONSECA
ロイターより

比較的税率が低い香港やらシンガポールに居を据えてビジネスを展開するのはありだけど、パナマやケイマン諸島にペーパーカンパニーをこしらえてどうこうするのはアウト。実際にパナマとかに引っ越すなら納得もするけど。

中には「タックスヘイブンの利用は広く誰にでも開かれているから公平」と言う人もいるけど、それも違う気がします。これが株であれば「貧乏人だって小口にコツコツ売買して、次第に資産を増やすこともできるはず」という理屈も成り立つけど、タックスヘイブンはいわば「ワイン1本1,000万円〜の酒屋(豪華な購入者特典あり)」みたいなもの。誰でも入れはするけど、利用できるのはごく僅かな人だけです。

でも、公平うんぬんというより、タックスヘイブンの利用者は自国の存続基盤を揺るがす売国敵な行為に思えてならないのですよね。

仮にタックスヘイブンに問題が無いのだとすれば、もっと利用者層を拡大しても良いはずです。今みたいにスペシャルリッチなグローバル企業や大資産家だけでなく、そこそこの企業や個人資産家でもメリットを得られるようにして。でも、その結果どうなるかというと、各国の財政と景気の悪化、ひいては世界的な経済規模の縮小と社会不安の蔓延が目に見えています。なにしろ金持ちが相応の納税をしない分を、その他大勢の人が埋め合わせさせられ、税金や社会保障費が上がったり社会保障の水準が切り下げられたりして。

その状況は、小泉政権下で行われた派遣法の改正が、以後ひたすら低所得労働者増産装置として働いているのに似ています。派遣労働者の利用は合法だけど、企業がこぞって正規社員を非社員で置き換えていけば該当する人々の可処分所得は減り、消費能力が乏しいものだからデフレが続き、それがまた企業の余裕を奪って非正規労働者に依存するという。

ならばタックスヘイブンの活用は「国がどうなろうが貧乏人がもっと困窮しようが知ったこっちゃない」と言っているも同然です。よもやタックスヘイブンの活用を「超リッチな連中だけに許された課税逃れ特権」なんて言わないですよね?

よって、タックスヘイブンは現状は合法だとしても単に法規制が追いついていないだけだろうと。自国だけでどうこうできないものだから。

シビル・ウォー

映画『キャプテンアメリカ シビル・ウォー』を観てました。以下、ネタバレを含みます。

マーベルTSUMTSUMの携帯クリーナー
観覧者プレゼントのマーベルTSUMTSUM携帯クリーナー

感想を先に言うと「並」。前作のキャプテンアメリカ2ほど面白くはなかったかな。

原作コミック同様、シビルウォー(内戦)というだけあってヒーロー同士が敵味方に分かれて戦います。国家権力の下で活動すべきというアイアンマン派と、国家権力が暴走したときの懸念を訴えるキャプテンアメリカ派とで。

でも実際はテロ事件の首謀者とされたウインターソルジャー(キャプテンアメリカの親友のバッキー)を目の敵にする方と庇う方の戦いみたいに話が展開してました。

キャプテンと親しいブラックウィドーは意外にもアイアンマン側。まあ彼女はロシアやシールド下で活動してきたエージェントだから、組織に属することに抵抗がないのでしょう。そしてお決まりの裏切り。二重スパイが彼女の見せ所だもんな。

そして最後には大将どうしが共通の敵に向かって共闘するというお決まりのパターン。『グレートマジンガーVS.ゲッターロボG』とか『マジンガーZ対デビルマン』と同様ですね。

ただし、それらと違うのは、仲直りして共通の敵であるテロの首謀者を叩きのめして大団円ではなく、アイアンマンとキャプテンアメリカ&ウインターソルジャーが潰し合いのバトルを展開します。CMでも流れていたアイアンマンが2人にタコ殴りされるシーンですね。

他にもウォーマシーンの中のローディは墜落して重症を負うし、キャプテンアメリカ派のヒーロー達は海中の大監獄に収監されてしまいます。まあ、彼らには救いの手が差し伸べられるのだけど…。

そうそう、アベンジャーズ同様ヒーローがたっぷり出て来るけど、アベンジャーズよりは見やすいです。なにしろアベンジャーズの戦闘シーンはヒーローの動きがソフビ人形っぽく、スピード感でごまかしていたけど、そのあたりは改善されていました。特にアントマンは見ていて楽しいですね。一度、ジャイアントマンにもなったし。

残念だったのは、エンドロール後の予告。マーベル作品のお決まりで次回作を匂わせるあれ。次なる戦いが暗示されると思いきや、「スパイダーマンは帰ってくる」でした。まあ、決まってないんでしょうね。キャプテンアメリカも三部作が完結しちゃったし。同じマーベルのヒーローながら配給会社が違って出られないはずだったスパイダーマンを出したので、それに対する配慮かな。スパイダーマンの次回作にアイアンマンが参加するって噂もあるし。

多摩センターにnojimaがオープン

昨日、コナミスポーツに行ったらロッカールームで2人の外国人が真剣に議論していました。

ただし私の英語力ではネイティブの日常会話は断片的にしか解らないけど、どうやら年配の男性がドナルド・トランプ支持で、「けっこう良いことを言ってる」的に話すのに対し、対する黒人男性が「彼は国を二分する」と意義を唱えているようでした。まあ2人とも米国人ならそういう話題になりますよね。

◇◇◇

久々に多摩センターに行ったら、昨年6月に閉店したヤマダ電機の跡地にノジマがオープンする旨の看板が立っていました。個人的にはヨドバシかビック系列が入って欲しかったのだけど、まあ歓迎です。家電量販店は新百合ヶ丘にもないし。

nojima多摩センター店オープンの看板

でも来る者があれば去る者も。同じクロスガーデン多摩というビル内のニトリは閉店セールをやっていて、既にずいぶん商品が減ってスカスカな状態でした。5/8日に閉店だそうで。

せっかく一年ぶりに家電量販店の空白が埋まったのに、今度は生活家具・インテリア専門店の空白ができてしまいました。残念。

まあ、地方都市の現状そのものかな。私の実家近隣(福岡と佐賀の県境)もそうだもの。大型商業施設のテナントがちょいちょい入れ替わり、ちらほら空いたままになっているとか。さながら今の多摩センターは都内の地方都市みたいな感じかと。