シビル・ウォー

映画『キャプテンアメリカ シビル・ウォー』を観てました。以下、ネタバレを含みます。

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感想を先に言うと「並」。前作のキャプテンアメリカ2ほど面白くはなかったかな。

原作コミック同様、シビルウォー(内戦)というだけあってヒーロー同士が敵味方に分かれて戦います。国家権力の下で活動すべきというアイアンマン派と、国家権力が暴走したときの懸念を訴えるキャプテンアメリカ派とで。

でも実際はテロ事件の首謀者とされたウインターソルジャー(キャプテンアメリカの親友のバッキー)を目の敵にする方と庇う方の戦いみたいに話が展開してました。

キャプテンと親しいブラックウィドーは意外にもアイアンマン側。まあ彼女はロシアやシールド下で活動してきたエージェントだから、組織に属することに抵抗がないのでしょう。そしてお決まりの裏切り。二重スパイが彼女の見せ所だもんな。

そして最後には大将どうしが共通の敵に向かって共闘するというお決まりのパターン。『グレートマジンガーVS.ゲッターロボG』とか『マジンガーZ対デビルマン』と同様ですね。

ただし、それらと違うのは、仲直りして共通の敵であるテロの首謀者を叩きのめして大団円ではなく、アイアンマンとキャプテンアメリカ&ウインターソルジャーが潰し合いのバトルを展開します。CMでも流れていたアイアンマンが2人にタコ殴りされるシーンですね。

他にもウォーマシーンの中のローディは墜落して重症を負うし、キャプテンアメリカ派のヒーロー達は海中の大監獄に収監されてしまいます。まあ、彼らには救いの手が差し伸べられるのだけど…。

そうそう、アベンジャーズ同様ヒーローがたっぷり出て来るけど、アベンジャーズよりは見やすいです。なにしろアベンジャーズの戦闘シーンはヒーローの動きがソフビ人形っぽく、スピード感でごまかしていたけど、そのあたりは改善されていました。特にアントマンは見ていて楽しいですね。一度、ジャイアントマンにもなったし。

残念だったのは、エンドロール後の予告。マーベル作品のお決まりで次回作を匂わせるあれ。次なる戦いが暗示されると思いきや、「スパイダーマンは帰ってくる」でした。まあ、決まってないんでしょうね。キャプテンアメリカも三部作が完結しちゃったし。同じマーベルのヒーローながら配給会社が違って出られないはずだったスパイダーマンを出したので、それに対する配慮かな。スパイダーマンの次回作にアイアンマンが参加するって噂もあるし。