私の水中ストロボ用ケーブルの1本は、ハウジングとの接続ソケットが壊れていたので新宿の水中カメラ機材専門店アンサーに出向きました。このお店は社長の野本さんが直々にパーツ単位で交換修理してくれるのですよね。
私はソケットのみ交換すればいいかと思っていたけど、野本さんが光ケーブルの断線を発見。それでも樹脂のカバーで覆われているから「折れてても光は通るのでは?」というと、そういうわけでもないのだそうな。確かに断線していてもカメラのストロボ光は届くけど、一緒に伝送されるTTL信号が欠落するそうで。知らなかった。
なるほど、最近私の写真が妙に暗いのはそのせいだったのかも。ストロボは炊けているけど、その時の撮影条件に適合したTTS信号が届いていないものだから、ストロボが適切に光っていなかったと。
それに、ときにはストロボ自体が光っていなかったかも。なにしろスーパービューファインダーを覗きながらシャッターを切るので、ストロボが光ったかは解らないのですよね。陸で組み立てて試し撮りしたときに光ってたから安心してたけど、撮影時にアームの角度を変えた影響で断線箇所が曲がったら発光信号すら届かない可能性もあるから。
結局、修理代は新品を買うのと同じぐらいの値段になったけど有益なウンチクが聞かれたので満足です。ダイビング機材量販店ではこうはいかないもんな。写真が暗い理由が解って良かった。やっぱアンサーの野本さんは頼りになります。