怪しいダイビング機材通販ショップ

以前、ジョイントアーム110iを買おうとして怪しい販売店に行き着いたことを書きました。そのお店が最初から詐欺目的だったのか、それとも近年倒産が増えているネット通販業者の類いかは解りませんが。

で、引き続き面白い水中カメラ機材を探していたところ、私が頼りにしているニューヨークのLEISURE PROでこちらの商品が見つかりました。

Sea & Sea Swivel Joint Replacement for Grip Stay S

ジョイントアーム110iの代わりになりそうだし、$26.95は約3000円。買おうかと思ったけど送料が$41.5。商品より送料が高いのがちょっと。

で、国内流通品を探してみようかと思って検索したところ、こちらのお店がヒットしました。

s-diving.net

シーアンドシー Sea & Sea Swivel Joint Replacement for Grip Stay S

で、商品の価格はというと20,229円。えっ?一桁違います。

そこで気になって他の商品を見てみたら、ちょっとした小物の値段が軒並み2万円を超えています。

どうやら、うっかり注文してしまうのを狙っている怪しいお店みたいです。関わっちゃいかんですね。

EOS Mにもマクロレンズが登場

私のこのblogでは、水中カメラ関連エントリへのアクセス数が多くなる傾向があります。一眼レフやミラーレスの水中カメラセットは数十万円もするのに情報が不足しがちだからでしょうね。

さて、CanonのミラーレスカメラEOS Mにもようやくマクロレンズが登場します。EF-M 28mm F3.5 Macro IS STMです。

Canon EF-M 28mm F3.5 Macro IS STM
Canon EF-M 28mm F3.5 Macro IS STM

28mmってことは、35mm判換算の焦点距離は45mm相当。加えて最大撮影倍率を1.2倍に拡大する「スーパーマクロモード」を使えば54mm相当になるのか。まあ、ハゼを遠目から狙うのは厳しいけど、ウミウシやらピグミーシーホースなどを撮るには良さそうです。

なお、このレンズは伸びるタイプで前面にはLEDライトが付いています。

Canon EF-M 28mm F3.5 Macro IS STMのLEDライト
Canon EF-M 28mm F3.5 Macro IS STMのLEDライト

でもこのLEDライトは水中ではあまり役に立たないでしょう。せいぜい目一杯接写したときに被写体をほのかに照らせるかなって感じかと。とはいえマクロレンズの登場は歓迎です。

EOS Mの水中ハウジングは例えばこちら。私と同じNauticam製で188,000円。

Canon EOS M3

新レンズ専用のレンズポートはないけど、既存製品のどれかが使えるでしょう。

でもなぁ、ミラーレスカメラは一眼レフの進化版ではなく、コンデジの上位機種をレンズ交換式にした感じの代物。特にEOS Mにはファインダーがなく電力消費が激しい大型液晶モニタ頼みなのでバッテリーのもちが悪いし、気合い入れて撮るには不向きです。

メーカーのスペック表を見てもEOS M3の撮影可能枚数の目安は約250枚。使い方にもよるけど、日に3〜4ダイブ潜る場合、途中でバッテリー交換が必要になるでしょう。しかもバッテリーは次第にへたっていくし。

ちなみにEOS Kiss X8iなら約440枚。対して私のNikon D7000は約1,050枚。CanonのD80は1,390枚です。こういうところでもミラーレスや一眼レフのエントリー機と中級機の違いが出ますね。

それにミラーレスだと対応レンズが限られるので、しっかり作品作りをしていきたい人は中級機以上の一眼レフカメラの水中セットを検討した方がいいでしょう。Canon or Nikonならレンズも豊富に揃っているし。