スカイトレイン

1年ちょっとぶりにスカルノハッタ国際空港に来てみたら、あれこれ変わっていました。その一つが、スカイトレインの導入。

スカルノハッタ空港スカイトレイン

ターミナルの外に高架のモノレール(?)が出来上がっていて、2車両編成の車両が第3ターミナル Ultimet(主に国際線)⇄第2ターミナル(主に国内線)⇄空港駅(他の路線と接続しているのかな?)⇄第1ターミナル(LCCのLion Air)の区間をおよそ13分間隔で運行していました。運賃はちろん無料です。

スカイトレインの路線図
スカイトレインの路線図
スカイトレインの時刻表
スカイトレインの時刻表

以前はタクシー(数分の乗車で100,000ルピア、約900円ぐらいを請求される)が嫌ならシャトルバスを使うしかなく、収容能力が低い上に重たいスーツケースを車体後部のトランクルーム(地面から1mぐらいの高さの)に入れたり出したりする必要があったけど、電車だから引いて乗れます。これは楽でいいですね。

また、スカイトレインの駅は冷房が効いているのもありがたいです。よって 国内線へのLayover(乗り換え時間)が長い場合、古い第2ターミナルや第1ターミナルよりも駅で過ごした方が快適かも。

BatikAirは相変わらず無気力なようで

今度のインドネシア旅行では国内移動にBatikAirを使うことになります。

BatikAir
BatikAirはターミナル2発着になるのかな。前は親会社のLion Airと同じLCC用のターミナルだ1ったけど。いや、国際便だけか…

就航したての5年前に初めて使ったときは機内食が辛口で感激したけど、一昨年再び乗ったときはいたって普通だったなぁ。

さて、気になるのが預入荷物の重量制限。BatikAirは一般的な23kgではなくなぜか20kgなのですよね。ダイバーには厳しい重さです。

そこでWebサイトから「ダイバーなどへの緩和処置はあるか?」「または追加料金を払って制限を拡張できるか?」と問い合わせたものの、返答は「電話で尋ねなさい」でした。何だよそれ。メール担当のオペレータが答えられないってことは、正式な規定がないのかな…。

ちなみに前回はスーツケースが23.5kgだったので重量オーバーを告げられたけど、中身を少し出して機内持ち込みにしたら大丈夫でした。今回もそれで行くかな。

セブにPCを送ってみた

今年の9月、セブのマクタン島在住で知り合いのフィリピン人女性がラップトップPCを欲しがっていたので、手持ちのスペア機(Windows)を譲ることにしました。私はWin機は滅多に使わないし、近々新しいMacを買ったらWindowsも入れるつもりだったので、あげても支障はありません。

てなわけで9月26日に郵便局から手続き。3Kgの送料は3,800円。まあ、割安かと。フィリピンに国際小包を送ったのはこれが初めてです。

郵便物はWebで追跡できるので毎日確認していたところ、このように進みました。

国際小包の追跡ページ

10日ぐらいと聞いていたけど約1ヶ月かかってますね。いや、PCだから通関に時間がかかっただけで中身が衣服とかだったらもっと早かったのかも。

でも、この追跡ページの表記ではどこに到着したのかが不明です。配達予定日が空白なので後日情報がアップデートされるかと思いきや1週間経っても音沙汰なし。

そこで郵便局に調査を依頼したら3週間後にようやく電話連絡がありました。「ラプラプ市の郵便局に到着している」とのこと。よってすぐに彼女に連絡を入れて受け取りに行かせることにしました。そう、フィリピンでは配達してくれないのですよね。ああ、だから配達予定日が空白だったのか。だとしても、せめて「どこの郵便局に到着済み」という情報は追跡ページに書き入れてくれないと、こちらは動き様がないわけです。

結局、2ヶ月ぐらいかかってようやく受け取り可能に。後で思ったけど、ステータスが「到着」になったらラプラプ郵便局に電話で問い合わせればよかったわけだ。もし、無いと言われたら他のセブ内の目ぼしい郵便局に順番に当たると。面倒だけど、そこはフィリピンだから…。

で、受け取りの際は112ペソの手数料がかかると聞いていたものの、他に5,000ペソの追加料金を払わされたそうな。彼女は「Manila fee」と言っていたけどそれは通称で、実質は関税でしょうね、PCだから。物品を「書籍」とでも書いとけば不要だったのかな?いや、きっとバレるよな…。

5,000ペソというと1万円超。現地の一般労働者の給与の一週間分くらいのはず。いや、もっとかな。中古品を手に入れるつもりだった彼女の予算は9,000ペソと聞いていたのでそれよりは安いけど、予想外に大きな出費を強いてしまいました。それほどの税金がかかるんだったら「来年まで待って」と言って、次に行く際に手荷物にする手もあったし。フィリピン航空の機内持ち込み手荷物はPC込みだと10Kgまで許容だから。

まあ、過去は変えられないので、それを有効に使って時間をかけて元を取ってもらうしかないですね。彼女は英語教師なので他にモバイルWi-Fiがあればオンライン英会話クラスを実施できましょう。

密航者

9月にセブから帰って1週間ほどたった際、旅で使ったスーツケースを移動しようとしたら物陰で何かが動きました。正体はこちらのヤモリ、体長約4cm。

フィリピンのヤモリ

どうやらマクタン島から連れ帰ってしまったようです、AOSMEC Square Hotelにはたくさんいたもんな。いつの間にか紛れ込んでいたわけだ。ほんでもって私の自宅で飲まず食わずの一週間を過ごしてたと。

で、せっかくのヤモリだから室内で飼って部屋を守ってもらおうかとも思ったけど、あいにく私の部屋には虫が入って来づらい作りなので餌にはまったくありつけなさそう。というわけで残念だけどベランダに放つことに。

でも、そのすぐ後に気づいてしまいました。「これが日本にはいない外来種だったら拙いな…」と。とはいえすぐさまどこかに行ったもので回収できず。

可愛い生き物なのであっさり死んでもらいたくはないけど、子孫は残さず無難に生涯を終えてもらいたいものです。

命取りな忘れ物

先日のレンベ行きは出発の5日前に決めました。でも、こういう時は何か持っていくのを忘れがちになるのですよね。今回はNauticamのスーパーマクロレンズMC-1でした。地球の海フォトコンの副賞として貰ったドライケースに入れたままスーツケースに詰め忘れて。

まあ、このレンズは高品質ながらも扱いが難しく利用シーンが限られているので滅多に使わないのだけど、忘れたダメージは大でしたね。なにしろこのレンズは水中重量が300gあり、私のカメラセットはそれを前提に重量計算されているので。つまり300g軽い状態での撮影を余儀なくされたわけです。ハウジングが浮き上がるのを抑えながらの撮影では手の指に要らぬ負荷がかかって腱鞘炎になりそうでした。

私のD7000水中カメラセット

次回は忘れないようにしないとな。

バニラエアは使えなくなりそう

先日のセブ行にはバニラエアを利用しました。航空券はANAマイレージ30,000マイル+4,200円くらい(預入荷物25Kg×往復分含む)です。普通に買っても31,000円ぐらいかな。直行便がフィリピン航空しかなかった頃からすると、いい時代になりました。

そのバニラエア、LCCだと認識していれば特に不可もなく。当然、機内エンタメもUSBポートもないし機内食は買う必要があるけど、まあ及第です。車いすの人ももう大丈夫でしょう。残念ながらトイレに金塊は見当たりませんでした。

ただし、10月29日から機内持ち込み手荷物の重量が10Kgから7Kgに引下げらてしまいます。ちなみに私が海外に出向く際の手荷物は水中ハウジングに入れたカメラとバッグだけで約7kg。iPadやらを含めると8~9kgになるので、バニラエアに以下を尋ねてみました。

  • 追加料金を払うと手荷物の重量制限を拡大できるか?
  • カメラ等、減免対象は設けられるか?

でも、あえなく撃沈。たとえデリケートなカメラであろうとも「客の責任で梱包して預け入れ荷物にする必要がある」との返事でした。

LCCに多くを期待するのが間違いだというのは解るけど、今まで認められていたものがなくなるのは..。さて、困った。

アンボン行きの預け入れ荷物事情

ガルーダ・インドネシア航空の機体

ガルーダインドネシア航空国際線の機内預け荷物の重量規定は1個あたり32kg、計46kgまで無料。これはありがたいですよね。よくある23kg規制だと預け荷物を分けるのが面倒だから。

よって気になったのは国内線。確か20kgまでだったはずなので。

私のスーツケースはフル機材が入っていて約26kg。でも追加料金を払うのは嫌です。

今回、全行程をガルーダで統一したので成田で預けたっきりにしてアンボンで受け取れれば理想的だったのだけど、実際にはバリで預け荷物を受け取る必要がありました。

よってバリでの国内線へのチェックイン時、スーツケースの重量について何か言われるかと思い、そうなったら「ダイビング機材だ」と言って交渉しようと思ってたものの、あっさりパス。何のことはない、重量計の表示自体が消えてたし。

なお、デンパサール空港(バリ)の到着時には預け荷物を受け取ったけどスカルノハッタ空港(ジャカルタ)ではそのタイミングがなく、到着後すぐに乗り継ぎ便にチェックイン。バタバタしてたので預け荷物関連の手順を飛ばしてやしないかと少々不安はあったものの、ちゃんとスーツケースはパティムラ空港(アンボン)に届きました。国内線の乗り継ぎでは荷物を預けたっきりにできるようです。

なお、帰りの国内線も荷物を計られることはありませんでした。

コスパ最高のスーツケース

AQROSにHele i Wahoのスーツケースが再入荷しています。

Hele i Wahoスーツケース
Hele i Wahoスーツケース

このスーツケース、私も愛用していてダイバーには最適な商品です。なぜなら100リットルの容量がありながら5.2Kgと軽いのですよね。私の先代のスーツケースは容量が少し少なくて7kgあったし。

例えばフィリピン航空の機内預け荷物の規定は23kgを2個(エコノミークラス)。フル機材と4〜5日分の着替えや各種携行品類を入れたら微妙な重さになるので、スーツケース自体は軽いに越したことはありません。

しかもファスナーを展開すれば容量が15リットル増えるので、重さに余裕があるならお土産類がたっぷり入ります。

スペックでは積載荷重は20kgとなっているけど私が25kg程度入れて何度も使っても特に不具合は出ていません。一度ハンドルが曲がったけど、あれは他の商品でも起こる特異なアクシデントだから。

そしてなによりも9,800円(消費税込)という販売価格が素晴らしい。AQROSでは常時在庫があるわけではないので、新しくスーツケースを買いたい人は飛びついた方がいいですよ。

スーツケースを修理しとかないと

2月にアニラオに行ったときの話。

帰路のマニラ空港でチェックインする前の移動中にスーツケースが転倒してハンドルが曲がってしまいました。スーツケースの上部に乗せていた水中ハウジング入りのトートバッグの荷重(10kg弱)が一点にかかったようです。「パキュッ」という甲高い金属音がしたのですよね。水中ハウジングは無事だったけど、変形したハンドルは引っ込まなくなりました。

ハンドルの片方のバーが曲がって引っ込まなくなったスーツケース
ハンドルの片方のバーが曲がって引っ込まなくなったスーツケース

帰ってハンマーで叩いてみたものの効果なし。でも万力なんかで矯正しようものなら折れてしまいそう。やっぱ業者に修理を頼むべきですね。壊れたスーツケースを使い続けていると、いつか運び屋探しの連中とかに目をつけられそうだし()。

ハンドル交換で見積もりをとったら、大阪のヒデ工房という業者が送料込みで7,452円でした。私が知る限りでは再安価です。

ちなみにこのスーツケースはAQROSのセールで6,990円で購入したもので、買い替えた方が安いけど、残念ながら在庫切れでいつ再入荷するかは解りません。しかもセール期間外だと9,800円とかだし。

急に旅に出たくなるかもしれないので、さっさと直しておくべきですね。

※ 昔テレビで見た再現ビデオでは、とある日本人観光客が東南アジア某国に旅行中、スーツケースの盗難に遭いました。後日、スーツケースは発見されたものの、物色された際に鍵が壊されていたので現地ツアー会社がサービスで真新しいスーツケースに交換してくれたそうな。そしてその旅行客が次なる目的地のオーストラリアに飛んだところスーツケースに仕込まれた麻薬が発見され、逮捕・服役となったのだと。

気になるBCD

マリンダイビングフェア2016の会場で魅力的なBCDを見つけました。Mares F-LIGHTです。

Mares F-LIGHT

このBCDの特徴はトラベル仕様でハーネスがなく、2.2 Kgと軽量。付属の巾着袋に入ります。一般的なダイビング用スーツケースの1/4ぐらいに収まりそうです。

それでいて浮力も以下の通り十分。

XS 浮力 14.2 kg
S 浮力 15.3 kg
M 浮力 16.3 kg
L 浮力 20.5 kg
XL 浮力 24 kg

ポケットも大きいし、Dリングの数も十分。これ、いいですね。私が次に買うとすればこれかな。

でもプロではない私がBCDを買い替える周期は20年。今のBCDを4年前に買ったので、当分は手が出せないや。

塩噛み解消ムーススプレー

約1年前に買ったスーツケースのファスナーのスライダーが一個塩噛みして動かなくなりました。4月に川奈でダンゴウオを撮った際に機材を入れて帰ってきた時の影響でしょう。機材は帰宅後にお風呂でぬるま湯に浸けて塩抜きしたけど、スーツケースの塩噛みは盲点でした。

塩がみして動かなくなったファスナーのタブ
塩がみして動かなくなった箇所。見ての通りスライダーの外側が塩で白く固まっています
なお、このスーツケースはファスナーのタブを所定の位置まで持っていかないとTSAロックがかかりません。

そして最近フィリピンの空港では空港関係者が客のスーツケースに拳銃を入れる詐欺が起きているそうな。手荷物検査で発見された際、「見逃して欲しければ賄賂をよこせ」って持ちかけられるやつですね。フィリピンでは日本人が裁判で争っても時間とお金がかかるだけで、まず勝ち目はありません。

私はフィリピン好きなのでその内また行くだろうし、見るからにTSAロックがかかっていないスーツケースは格好の標的にされかねないので今のうちに修理しておかないと。

ネットで調べたらサンポールが塩噛みにも効くという話もあったので試してみたものの効果なし。そこでこちらの製品を購入しました。

さっそく使ったけど、これがなかなか効いてくれません。スライダーの外側の白い結晶はすぐに消えたものの、噴射物がムース状なためかスライダーの内側にはなかなか浸透しないようで。

それでも何度も吹き付けては針金でスライダーの内側をつついたり、スーツケースの左右を互い違いになるように揺すってみたりしたところ、ついにスライダーが動くようになりました。うん、このスプレーは8ヶ月モノの塩噛みに対しても効きますね。

これで次の旅も一安心です。まだ予定はないけど。

mic21に騙されるな

このblogに辿り着くのはビギナーダイバーが多いだろうから書いておきます。

ダイビング機材販売の大手にmic21というお店があります。私もときどき利用するのですが、時折微妙な商品を勧めてくることも。今回はスーツケースです。

T&Sのスーツケース

これ、mic21オリジナルだそうな。TSAロックが2個あって堅牢だし、ドリンクホルダーなど便利なギミックも付いているけど難点があります。一つは容量。もう一つが重量。

このスーツケースの容量は86L。ダイビング機材一式と数日分の日用品を持っていくには心もとないサイズです。ダイバーなら100L級が望ましいでしょう。

それでも心引かれる人がいるかもしれませんが、このスーツケースの重さは6.1kg。ちょっと重めです。そして国際線にあずける重量は23kgが一つの目安。フル機材と衣類を詰めればすぐに達します。

よってダイビング用のスーツケースなら私も使っているシンプルなこちらの方をお勧めします。

ファスナーを開ければ容量が115Lまで増えるし重量は5.2kg。お土産Tシャツ数枚分余計に詰め込めます。

新しいスーツケース

先月、楽天SUPERセールで買ったスーツケースです。

HeleiWaho/ヘレイワホ 『超軽量』アウトドアラゲージキャリーバッグ2 Lサイズ

買ったのはオレンジ。シルバーが欲しかったけど購入前に売り切れたので。まあそれも良かろうて。オレンジはダイバーっぽい色だし、送料込みで7,500円ぐらいだったので。何年か使ってくたびれたら、また買い直す機会もありましょう。

今までのスーツケース(14年前に購入)が6.87kgに対して今回のは5.21kg。1.6kgほど軽くなります。今まで25kg前後だった荷物が何とか23kg台に収まりそう。これでANAの国際線にも追加料金なしで預けられるかな。

ヘレイワホのスーツケース
今までのスーツケース(左)との比較。 内容量では少し勝り、拡張ファスナーを開けば更に容積が増えます

旧いスーツケースと比べて大きく違うのところはロック機構がファスナーである点。パカッと開くことはできないし、荷物をパッツパツにいれた場合の耐久性も気になります。軽量化されているぶん強度も弱く、イス代わりに座れば確実に凹みそう。まあでもスーツケースが重いとフル機材を持って行かれないのだから、これで行くしかありあません。

てなわけで古いスーツケースは要らなくなりました。欲しい人がいればタダ(近くまで受け取りに来てくれれば)で差し上げます。買って14年経つので中も外もかなりくたびれてるし、今となっては重めでキャスターは一方向にしか動かないし、TSAロックもないのだけど、まだ使えますよ。

今のうちに買っといた方がいいかな

楽天スーパSALEのロゴが開催中。商品によってはポイントの還元率が何倍にも上がるようです。9月にもやってたので半期に1度のセールなのかな。

楽天スーパSALEのロゴ

消費税増税前に焦って買うのもどうかと思うけど、買うと決まっているものなら、さっさと買った方が。そして少々のポイントアップでもないよりはましです。 私が買わなければいけないのはこちら。

いろいろ調べ回ったけど、実用的なサイズがあるBluetoothキーボードの中では最軽量だったので。通常4,980円のところが4,731円で235ポイント獲得。まあ、直販のみであまり値引きがない商品なので、この機に買うのはいいかもしれません。 それからこちら。

この商品、5.2kgと軽量ながら容量が100ℓある上、ファスナーを開けると115ℓまで拡張できるので、私が調べた中では最もコストパフォーマンスが高い商品でもあります。それが通常9,980円のところを6,990円で345ポイント獲得。実に3,000円OFFはお得です。この際、買っとくべきでしょう。 さらにはこちらも。

蓄電容量12,000mAhでiPadも充電可能。残量も10%刻みで表示できます。フル充電のこれが一個あるとiPhoneなら4〜5日は安心かも。 まあ、モバイルバッテリーは今後も値崩れしそうだから、今現在大容量のものが欲しい人にはお勧めです。

ANA国際線の重量規定が厳しい

画像4月、インドネシアに潜りに行くにあたっての一番の懸案は飛行機の預け荷物の重量でしょう。今回は羽田⇄ジャカルタがANAの国際線で、その先はバティク航空とガルーダインドネシア航空の国内線ですが、まずはANAの規定をクリアしないことには。

ANA国際線エコノミークラスの無料手荷物規定は23kgを1個まで。機内持ち込みは10kg1個までとのこと。私の場合、フル機材だとスーツケースが25kg前後、カメラバッグが約9kgなので、問題はスーツケースの+2〜3kgか。

超過料金は1個あたり3,000円だから往復6,000円。外国への旅の経費で+6,000円は許容範囲のような気もしますが、できる事なら浮かせたいですよね。6,000円あれば現地でさぞ豪勢な食事ができましょう。いや日本でもそれなりに。

BCDをレンタルにすればクリアできるけど、やっぱ使い慣れた自分のBCDの方が何かと安心です。

これが荷物の重量が30kgぐらいになるなら素直に片道3,000円払った方がいいけど、+2kgぐらいだとちょっと惜しいですよね。今一度パッキングを再考してみるか。

何だったらスーツケースを少し軽いのに買い替えるのも手だな。今春以降、ANAで羽田からマニラに飛ぶ機会が増えるだろうから、毎回6,000円余計に払わされないように。

ほんとはANAに条件を緩和して欲しいのですがね。例えばチェックインカウンターでANAマイレージカードを提示すると30kgまで、もしくは23kgを2個までになるとか。

スーツケースをラッピング

台風28号まで発生しました。今のところ日本列島には来なさそうだけど、小笠原諸島には到達する予想が出ています。今秋はすでに小笠原丸の航海にも影響が出まくっているけど、またか。今週末の伊豆やらの海も大荒れかも知れません。我々ダイバーにも馴染みがある伊豆大島、受難だ…。


先日のアニラオからの帰り、マニラ空港で搭乗15分前というタイミングで私の名前が館内コールされて呼び出しをくらいました。

何事かと搭乗口に出向いたところ、搬送時に私のスーツケースが開いてしまったとのこと。なるほど私のスーツケースはもう13年目なので相当くたびれています。何かの衝撃で開いてしまう可能性は大いにありましょう。

その後はフィリピン航空の女性スタッフに連れられ、普段乗客が通ることのない通路を通りながら2階下の到着フロアに移動。イミグレーションと荷物受け取りのベルトコンベアーがあるフロアですね。

しばし待つとベルトコンベアーの横のドアからバックヤードのスタッフが私のスーツケースを抱えて持って来たので、内容物を確認し、書類にサインしたら一つ上の階の出発フロアに移動。そこでスーツケースをラッピングしてもらいました。

ラップされたスーツケース
ラップされたスーツケース ラッピングマシン、7月に行ったマナド空港で見かけて面白く思ってたけど、 早々に自分も世話になるとは…

ラッピング作業は見ていて楽しいですね。手慣れたスタッフが回転台にスーツケースを立ててラップを巻き付けながら2周。スーツケースを横置きにして更に2周。ハンドルとキャスターの箇所をハサミで切れば完成です。

料金は一律160ペソ。370円ぐらいかな。200ペソ札で20ペソ2枚のおつりがきたので、次回行くときののチップに使えますね。ちょうどよかった。

再び荷物を預けたら出発ゲートに戻り、なぜか優先搭乗扱いにしてもらいました。イレギュラーな客はさっさと通してしまえってなもんでしょうかね。

もちろん荷物は成田空港に無事受けとれましたよ。

レギュレーターがエアー漏れ

先日の沖縄にて。初日朝のセッティングの際、私のレギュレーターの付け根(バイオフィルターとの接続部分付近)から空気が漏れていることがわかりました。

前回のレンベでは問題なかったので、その後スーツケース内で妙なテンションがかかったのかも。

微量な空気漏れなら海中で小さな泡が出続けるだけですが、このときは風圧を感じるほどだったので、これはもうアウト。ダイビングボート上で応急処置できそうにもなく、レンタルにしました。

さて、ここからがややこしい話。私のBCDのインフレーターにはAIR2を付けてあります。

バディがエアー切れの時は自分のレギュを分け与え、私がAIR2をくわえることになります。幸いまだ一度もその機会はありませんが。

ファーストステージとインフレーターを繋ぐ中圧ホースは基本的にメーカー共通仕様ですが、このAIR2を使う場合は特殊な口径のプラグをつけたホースが必要になります。

自分で息を吹き込めばBCDを膨らませそうな気もしますが、水圧を受ける水中でBCDをオーラルで膨らますのは常人には不可能とのこと。ドライスーツ着用なら、そちらの浮力調整で代用できますが、ウェットスーツのときは中圧ホースの接続は絶対条件です。

レンベではレンタルBCDを使ったので、私のレギュセットの中圧ホースは予備の一般口径のものを付けたままでした。よって沖縄のボートの上で、持参したAIR2用のホースに付け替えてもらい、タンクにセットしたらレギュのエアー漏れが発覚したわけです。

レンタルのレギュセットは当然ながら通常の中圧ホースを装着してあります。仕方なく、さっき付け替えたばかりのAIR2用ホースを外してレンタルレギュセットに移植して使うことに。

でも、このAIR2用ホースもよくよく見るとファーストステージとの接続部付近がヘタってきていました。今回はそのまま使ったけど、こちらも交換時期間近ですね。

というわけで、沖縄から送った機材が届き次第、すぐさまレギュレーターをオーバーホールに出しました。不意の出費は痛いけど、まあしかたありません。次の予定もあるし。

そしてもう一つの課題はくたびれたAIR2用の中圧ホース。順当にいけば交換ですが、手元にはまだ新品に近い状態の予備の中圧ホース(AIR2用ではない標準規格品)もあります。一昨年、新しく買ったBCDに付いてきたやつです。だったら追加の出費を避けるべく、こちらを有効活用したいところ。

というわけで、この製品を買うことにしました。

STD→AIR2変換アダプタ

一般用中圧ホースのプラグをAIR2用に変換してくれるアダプタです。これがあれば、不意にレンタルのレギュセットかBCDを使うことになっても対応できます。しかもAIR2用のホースよりはいくらか安いし。

レンベ旅行のおさらい

忘れないうちにレンベ旅行について要点をまとめておきます。

飛行機の重量制限:

最近発売されたガイドブック類には「シンガポール航空の預け荷物は20kgまで」とあったし、シンガポール航空のWebサイトにもそう書かれていたけど実際にはダイバー特典で30kgまで許容されるようです。

とはいえ規定は変わるかもしれないし、不安なら念のため事前に問い合わせてみるといいでしょう。

シンガポールでのトランジット:

話には聞いていたけど、シンガポールのチャンギ空港、アホみたいに広いですね。成田空港何個分なのだろう。

とはいえ各所に運行状況のLCDモニターがあるし、ターミナル間にはシャトルも走っているので困ることはありません。

トランジットなら入国審査の類いもないので、飛行機を降りてちょっと歩いたらすぐにショッピングモールみたいなゾーンに出られます。機内預け荷物もマナドまで運んでくれるので、チャンギでは身一つで乗り換えるだけ。

ただし、移動する際は構内地図を確認してからの方がいいですね。無造作にシャトルを使うと、下りたターミナルの端から端まで歩かされかねないので。

帰りなんか、無計画にシャトルに乗ったら目的のゲートまで「20min」なんて案内板が出てたような。実際はそこまで時間はかからないけど。

でも、もし遠くまで歩くのが面倒なら、大型カートみたいなやつで目的のゲートまで運んでくれたりもするみたいです。

必要な現金

関連投稿:レンベ行きにビザは必要?

マナド空港で支払う到着ビザ代が$25(US)。日本円でも払えるようですが、3,261円みたいな変な金額表示でした。硬貨は使えないのでお札で払うと、お釣りがインドネシアルピアで返ってきます。1万円も渡そうものなら約500,000ルピアが戻ってきて使い切れずに往生するので、事前にUSドルを用意しておくのがベストですね。ビザ代、きっかり3,000円とかにしてくれると楽なのだけど。

インドネシアの到着ビザ
インドネシアのビザ。旅券にかっこいいページが増えました

なお、マナドから出国する際には空港使用料として100,000ルピア(約1,000円)が必要です。ただし空港で日本円を換金すると100,000ルピア=840円ぐらいだったかな。よって少なくとも2,000円は換金しなければなりません。

3,000円分のルピア
3,000円を換金したらこうなりました

結論としては、$25 + 2,000円がカサワリレンベリゾートにダイビングに行く際に最低限必要な現金ということになります。

ラマダンの影響は?:

インドネシアは世界で最も多くのイスラム教徒を抱える国。私が訪れたときはちょうどラマダンの時期だったものの、何ら影響は見られませんでした。

滞在したカサワリ・レンベリゾートが外国人(もちろん非イスラム教徒が多い)向けだということの他にも、そもそもマナドのあるスラウェシ島ではクリスチャンの比率が高いのだとか。当然、リゾートでお昼ご飯が出てこないとか、ダイビングガイドが日中空腹でへろっへろなんてことはありません。マナド空港のカフェやレストランも普通に営業していました。

私にとってインドネシアは3回目で、シンガポールでのトランジットは始めて。でも弾丸ツアーっぽい日程を除けば、何ら不自由もない快適な旅でした。これなら(リゾートでの部屋代が上がらないように連れさえ見つかれば)気軽にまた行かれそうです。

フィリピンのお土産

成田空港から自宅に送ったスーツケースがさきほど届きました。

中には機材とともに、フィリピンのスーパーで買った現地の食料がたっぷり。

フィリピンのお土産

敷き詰められているのはインスタントヌードルですが、他にもシシグの具材の缶詰め、シニガンスープの粉末、そしてHAPPY。

HAPPYはフィリピン航空の国内線に乗るとサービスされる小粒のピーナッツ(チキンアドボ味)。妙に美味しいのでガイサノのスーパーマーケットで探したら売ってました。

エアーピルエクスプレスの機内サービス

まあ、現地の人たちが普段食べてるようなものが私の好みってわけです。

パノラマ大水槽ダイビングの戦利品

海ノ中道マリンワールドのパノラマ大水槽ダイビングで使った機材が戻ってきました。

ちなみにスーツケース1個の送料は神奈川⇄福岡の往復で3,500円ぐらい。機材をレンタルすると5,000円(しかもスーツのレンタルはない)なので、自分の機材を送った方が良いですね。

さて、パノラマ大水槽ダイビングでは水槽の底に落ちているサメの歯を拾って持ち帰ってもいいことになっています。サメの歯は次々に生え替わるので、生体が生きている限り無限に供給されますからね。

マリンワールド海の中道パノラマ大水槽のシロワニ
見事な歯。これがポロポロ抜け落ちるわけですね
マリンワールド海の中道パノラマ大水槽のシロワニ
水槽ダイビングではこんな接写もできます

私も拾った歯をBCDのポッケに入れて持ち帰り、それが入っていたスーツケースの帰着を心待ちにしていました。 で、その戦利品はこちら。

マリンワールド海の中道パノラマ大水槽から持ち帰ったサメの歯
右端の1本だけ食性が違うサメの歯のようです

意外に小さいですね。大水槽には20種類以上のサメがいて、どのサメの歯なのかは解りません。

たぶん同じサメでも生える場所によって歯の形や大きさが違うはずですが、一番見栄えのするシロワニの前歯は見つけられませんでした。

軽いスーツケースを物色

シンガポール航空の機内預け荷物の重量制限が20kgと少なく、機材一式を持っていくには微妙なので、より軽量なスーツケースを探しています。

要件は容積が100ℓ級で5kgを切るのもの。見つけたのはこちら。

RIMOWA 

有名なRIMOWの最軽量スーツケースがSALSA AIR。98ℓで3.6kgと画期的な軽さ。

でも妙に軽いのでダイビング機材を運ぶとなると心もとない気がします。収縮ハンドルもT字型で扱いにくそうだし。

よって、より頑丈そうなモデルというとSALSA NAVYがありました。104ℓで4.8kg。

でもRIMOWのスーツケースはどれも背が高く、厚みが27cm程度とやや薄いのでフィンとBCDが片面に収まるかどうか微妙かも。

そして何よりも値段が高いのですよね。

 ricco

ネットで検索して見つけたriccoというスーツケース専門店の商品がこちら。100ℓで4.7kg。

《リンク消失》

悪くはないですね。在庫が乏しいけど、お値段も手頃です。

でもやっぱり厚みが足りないかな。まあそう思うのはダイバーだけか。

Hele i waho

AQROSとHIDが取り扱っているスーツケース。5.2kg。ちょっと重さが超えますね。

でもファスナーを開けると容量が100ℓから115ℓに拡張されるギミックは魅力的です。

価格も他よりも圧倒的に安いので、仮に2〜3年で壊れてもう一つ買うことになっても容認できる感じです。

Sunco

こちらも良さそう。97ℓで4.5kg。

注目なのはマグネシウムフレームの採用。マグネシウムはアルミニウムよりも軽くて丈夫な金属なので。

また、5kg以内という制限を外せば、良いのが見つかります。132ℓで5.8kg。容量を優先するならこれですね。

さてどうしたものか。Hele i wahoの商品が4.7kgぐらいなら間違いなく買いなのですが。

容量×重量×強度×価格の総合点でいくとSuncoの97ℓモデルが最も有力かな。

そうだ、レンベに行こう

このゴールデンウィーク、仲間の一人がマナド(メナド)とレンベに行ってきました。追い追い話を聞かせてもらうとしましょう。

そして私も7月に数年来の悲願だったレンベに行かれそうです。ようやく連れが見つかりました。

連れと3名で行くことになりました。もう一人なら大丈夫かも。航空券のキャンセル待ちになりますが、日時や要項に関心があれば連絡をください。ただしレンベのみなので完全マクロダイブになるはずです。

今回は3泊6日、往復シンガポール航空の羽田便利用。木曜夜に羽田に集合して火曜日の早朝に羽田着。海の日を挟むので金曜日だけ休暇を取れば行ってこられます。本当は現地にもっと長くいたいけど、そうすると連れが見つからなくなるので妥協しました。

もちろん予算的な都合もあります。マナド&レンベはフィリピンの真南だけど、なにぶんインドネシアの小さな地方都市。よってマレー半島のシンガポールを経由するため燃油代が高く、2日間、6ダイブかそこらしか潜れないのにツアー代は17.5万円(だったら尚のこと現地に長居したいところですが…)。でも、そこは他ならぬレンベ。ヘアリーフロッグフィッシュか何か、他所ではなかなかお目にかかれない被写体が撮れれば、その価値もあろうかと。

リトルレンベのコールマンズシュリンプ
リトルレンベのコールマンズシュリンプ サウスレイテ、Little Lembeh(リトルレンベ)のコールマンズシュリンプ。 本家のレンベには、もっと希少なエビがいるのではないかと期待してます

さて、問題はシンガポール航空に預ける荷物の重量制限が20kgまでなこと。ダイバー向けの減免もなく()、超過料金は22ドル/kg。荷物が25kgなら片道1万円もかかってしまいます。せめて国際スタンダードっぽい23kgルールにしてくれればいいものを。

※ ビジネスクラス対象のマイレージサービス(年会費あり)に加入すれば緩和されるようですが、そんなものには入れません。シンガポール航空はダイバー客をあてにしていないのでしょうね。

現地で機材を十分に乾かせなかったり、旅先でお土産のTシャツやらを買うことを考えると、19kgぐらいに収めて行きたいところです。 私もかつては荷物一式が20kgに収まっていたのだけど、カメラを一眼レフに持ち替え、ストロボ2灯体制にしてからは、大きくオーバーするようになってしまいました。 で、改めて最小限のセットを計量してみたらこんな感じ。

  • スーツケース…6.85kg
  • BCD…3.55kg
  • レギュセット…1.64kg
  • フィン…1.8kg
  • マスク…0.33kg
  • ウェットスーツ…0.82kg
  • 指示棒…0.15kg
  • 撮影機材の備品(カメラ本体とハウジング以外)…3.7kg

計18.84kg。これに着替え、サンダル、洗面具などが追加されて、合計21〜22kgってとこか。 別途、ハウジングに入れたカメラとiPad(約7kg)は機内持ち込みにするので、そちらに振り分ける余裕はありません。 ならば方策は二つ。

  • スーツケースを軽くする
  • 機材をレンタルする

軽いスーツケースを購入

手持ちのスーツケースが7kg弱。でも探せば5kgを切るものもありますよね。

今のは買って13年目だし、あちこちくたびれているので買い替えてもいいのですが、そうして軽くなるのは2kg程度。微妙な線です。まあ、軽くするに越したことはないかな。

機材レンタル

フル機材をレンタルしても2日で2万円もしないはずですが、できれば慣れている自分の機材を使いたいですよね。最低限のメンテはされているはずだけど、レンタル機材は相当くたびれている可能性もあるから。

荷物からBCDを省けば約3.5kgの軽量で化で一発OK。ただし私のレギュセットの中圧ホースはAIR2仕様なので、忘れずにスタンダードホースに付け替えて行かないと、せっかく持って行ったのにレギュまでレンタルという憂き目に遭います。

あとは着替えを最小限にして、Tシャツとパンツを手洗いの着回しパターンかな。こちらの減量効果は数百グラムだけど。

もうANAでは外国に行かれない?

ANA MILEAGE CLUB logo

先日、ANAマイレージの使いかた、どっちがお得?というエントリーを書きました。貯まったANAマイレージはどのような旅行に使うのがいいかという考察です。一応の結論はこう。

フィリピンに限れば、アニラオに行くべし。

でも、この結論もちょっと怪しくなってきました。というのも、先週ANAが国際線の無料機内預け手荷物の許容量を変更すると発表したので。

新規定では23Kg × 2個が23Kg × 1個に減り、預け荷物1個あたりのサイズも三辺の合計も203cmから158cmに縮小されるそうな。

この158cmというサイズは、ちょっと大きめのスーツケースならあっさり超えてしまいます。容量100ℓ以内の凹凸のないタイプなら大丈夫ですが、お馴染みのプロテックスだとキャスターを取り外してもアウトです。

なお、重量超過は3,000円($40、€30)、サイズ超過は15,000円($200、€150)。当然、合算されるはずです。ダイビングのフル機材をプロテックスで持って行くと往復で36,000円も取られかねないわけだ。かといって2個に分けたら個数超過の9,000円($100、€75)掛かるし…。

ダイバーご用達のこのタイプは新たなサイズ制限に引っかかるけど…

と思いきや、プレスリリースの最後の方に減免措置が書かれていました。スポーツ用品と楽器は203cmのままのようです。だったらプロテックスもサイズ的にはOK。

ならば引っかかりそうなのは重量制限のみか。逆にいえば往復6,000円を払えば32kgまでは持っていかれるわけですね。

というわけで、預ける荷物が重くない人ならANAで外国に潜りに行くのも良いでしょう。往復6,000円が惜しくなければ荷物が重たくても大丈夫です。

フィリピン航空を有効に使うには

来年の3月にサウスレイテのツアー計画が進行中です。実施されれば私にとっては二年ぶり。企画者と私の嗜好からしてジンベエザメ(餌付けされてない!)を見る以外は完全なマクロ狙いになるでしょう。個人的にはまた黄色いピグミーシーホースを撮りたいと思っています。

サウスレイテの黄色いピグミーシーホース
昨年のサウスレイテの黄色いピグミーシーホース。かろうじて顔が写ってます。 Nauticamからのハウジングの納品が遅れ、ぶっつけ本番で挑んだものの、 案の定うまく撮れませんでした

参加メンバーはおいおい募るとして、個人的に気になるのは予算の工面。おそらくツアーに含まれるのはマニラから先の料金だけなので、成田⇄マニラ間をいかに安く上げるかは各々の裁量次第になります。

フィリピン航空の航空券、普通に買えば燃油代などを含む往復で7万円弱。マイレージが2万マイル貯まっていれば特典チケットに交換できるものの、私のマイル残高は1万ちょっと。これからセブに2回行っても届きません(2往復で約8,000マイル)。

でも大丈夫。裏技があって、フィリピン航空ではマイルを買えるのですよね。1,000マイルが2,500円なので上限の10,000万マイルを購入すれば航空券と引き換えてもらえます。燃油と手数料と空港使用料で二万円弱かかるにしても、私はMAX45,000円ぐらいで収まりそう。

セブには年内にもう一回ぐらい行くかもしれないから、そうしたら4,000マイル溜まるので、さらに1万円安くなります。

いや待てよ。レイテだとマニラ⇄タクロバンの国内線にも乗るわけです。機内預け荷物23kg x 2個のルールは成田 or 名古屋⇔マニラ or セブ限定なので適用されません。しかも荷物は国際空港のセブとは違って預けっぱなしとはいかず、往復ともマニラで一旦受け取る必要があります。

そして、確かフィリピン航空国内線の重量制限は15kg(最低ランクのチケットの場合)。だとするとどうやっても無理。私の機材一式(カメラと水中ハウジングを除く)は約26kgだから11kgオーバーです。規定の超過料金は150ペソ/kg+Tax 12%。税込み1,848ペソだから約3,500円ぐらい。往復だと約7,000円。対して、年会費6,300円のスポーツプラスフィリピンに加入しておくと+20kgまでOK。1往復で元がとれるのだから、こちらに入っておく方がお得ですね。

フィリピン航空のことなので、ちょいちょい事情が変わるかも知れませんが、今のところマイレージを買い足し、スポーツプラスフィリピンに加入した上で参加するのが一番リーズナブルなようです。

小型デジタルスケール

小型のデジタルスケールを見つけました。コンパクトかつ安価ながら40kgまでの計量が可能です。

デジタルスケールの使用例

我々ダイバーは常々旅先に重たい荷物を持ち運ぶことになります。そして預け荷物1個あたりの重量が23kgを超えると超過料金を取られる航空会社も多いので、自宅やホテルでのパッキング時に荷物の重量を量れたら安心なわけです。

でも、この製品の難点はコンパクトすぎること。写真を見る限り、上部のハンドルには指2本掛けるのが精一杯。さすがに指2本に20〜30kgはシンドすぎるので、ハンドルにハンカチか何かを通して両手で持ち上げるような工夫が必要です。それと荷物を掛けるフックも小さいので、スーツケースの取っ手に掛けられるかどうか…。

もし、実用的な大きさのものが欲しいなら、こちらの製品なんかお勧めです。私も前モデルを愛用しています。

旅の便利グッズ

こちらは旅行の便利グッズ。バッグの取っ手を束ねるのに使います。これがあると肩に掛けるのも楽になるので。実は1回無くしたのですが、肌触りと使い勝手が良かったので最近また同じ商品を買ってしまいました。

私はカメラバッグを国内旅行用のバックパックと海外用のトートバッグとで使い分けてます。というのも昨年大きなバックパック型カメラバッグを携えてフィリピンに行った際、空港のチェックインカウンターや手荷物検査で毎回止められたので。一応、そのバッグも機内持ち込み可能サイズなのですが、いかにも大きく重々しく見えるのでしょう。実際、重量的には制限の7kgを軽くオーバーしますし。

まあ「重すぎる」と言われても「高価なカメラが入ってるんだ」と返せば何とかなると解ったのですが、軽く見せた方が面倒が少なくて済みます。

ということで外国にはこちら(↓)のバッグにクッションを詰め、カメラを収納した水中ハウジングとiPad、それとパスポート類だけを入れて機内に持ち込むことにしています。それでも合計7~8kgとそれなりに重く、むき身の取っ手だとずっしり肩に食い込むので上記の商品が活躍してくれるというわけです。

軽くて丈夫で安くてサイズもピッタリだったので愛用しています。
もし破損してもまた同じものを買うはずです

重量にうるさくない国内旅行には容量が大きいこちらを持って行きます

次に買いたいスーツケース

私のダイビング用のスーツケースは12年前に買ったものなので、かなりくたびれています。

そこで次に狙っている商品がこちらのスーツケース。

TSAロック付きで価格も激安、容量も申し分なし。ファスナーを開ければさらに容積がアップします。

でも一番ありがたい点はその軽量さ。通常100ℓクラスのスーツケースは約6kg、お馴染みのプロテックスともなると8.4kgもあります。でもこの商品はわずか4.8kg。私の機材セット(旅行用に軽い構成にしてある)ならANA国内線の20kg制限もクリアできそうです。

一抹の不安は積載重量が20kgである点。でもこれって控えめの数字でしょうから、数kgのオーバーなら大丈夫なのではないかと。むしろ衣類やらをパッツパツになるように詰め込んでジッパーなんかに負荷をかける方が拙いような気がします。

今のが壊れたらきっとこのスーツケースを買うことになるでしょう。

SOLAライトシリーズが飛行機持ち込み対応になっていた!

アンサー野本の水中天国の最新エピソードが公開されています。今回の小ネタはスポックTシャツと例の合い言葉ですね。懐かしい…。

さて、メインのトピックはiPhone用水中ハウジングのi-Patimaですが、個人的にもっと注目なのはSOLAライトシリーズの改良についての言及。簡単に言うと確実に飛行機に乗せられる機構になったようです。前モデルはバッテリーもLEDヘッドも外せない(通電しない状態が作れない)構造だったため、飛行機の安全規定に抵触していたのですよね。

4月のマリンダイビングフェアで訊ねた際、日本の販売代理店であるSea&Seaのスタッフは何も言ってくれなかったので、あの時点では細かい仕様を把握してなかったのでしょうね。

ライトヘッドを外せるようになったため、もし外した際は密閉性に気をつけて組み立て直す必要があります。でも、その作業を行うのは預ける際に注文が付いたときだけ。実際には空港で止めらることなく持ち込めることも多いらしいので、その機会は少ないでしょう。

ああ、機内預けにしたらスーツケースをこじ開けられて没収される可能性がないとは言い切れないので機内持ち込みにすべきですね。

ともかくこれでSOLAライトシリーズも安心して購入できるようになりました。

注意が必要なのは旧モデルと新モデルの見分けがつきづらいこと。そこでラインナップを載せておきます。

  新モデル 旧モデル
ビデオライト SOLA VIDEO 4000 SOLA VIDEO 2000 SOLA VIDEO 1200 SOLA VIDEO 1200
フォトライト SOLA PHOTO 1200 SOLA  PHOTO 800 SOLA  PHOTO 500 SOLA  PHOTO 600 SOLA  PHOTO 500
ダイビングライト SOLA  DIVE 1200 SOLA DIVE 800 SOLA DIVE 500 SOLA DIVE 600

新旧で紛らわしいのがVIDEO 1200とPHOTO 500。でもVIDEO 1200は色が違うので見分けがつきます。新しい方はシルバーです(下図左)。

VIDEO 1200(新) VIDEO 1200(旧)

PHOTO 500の見分け方は…、よく解りませんでした。

せっかくなのでアフィリエイトを貼ろうと思ったものの取り扱いは旧モデルばかりなのでやめました。新しい方の販売はまだ始まっていないのかな。


追記: 6月4日、Sea&SeaがSOLAライトのラインナップを一新しました。これを見ると上記の見分け方は通用しませんね。海外版と少し違うのかな。それとも海外版の写真がたまたまシルバーに見えるだけとか?

デジタルスケールがお買い得

デジタルスケール以前にも取り上げたデジタルスケール(荷物を吊るして重さを量る機械)がマイナーチェンジした上に安くなったので改めて紹介します。

変わったのは荷物を引っ掛ける箇所。以前は釣り針型のフックだったのがバックル付きのベルト式に変更されました。なるほどこの方が使いやすそうです。

デジタルスケールが活躍するのは何といっても飛行機の利用前。重たい機材一式を旅に持参するダイバーの間では重要オーバーで超過料金を何万円も取られたなんて話もちょいちょい聞かれますので。

例えばフィリピン航空の機内預け荷物の重量制限も昨年11月から23kgを2個に変わりました(それまでは20kg。有料スポーツプラス会員は+20kgの計40kg)。年会費なしで46kgまで預けられるようになったものの、1個あたり23kgという制限は厳格に適用されているようです(重量制限の改定はバックヤードのスタッフが腰を痛めないのが目的なので)。

もちろん空港のチェックインカウンターでバタバタするのではなく、自宅やホテルでのパッキングの段階で重量をクリアしておくのが無難です。何kgオーバーとかいわれても、現場ではそう簡単に調整が利かなかったりもするし。

てなわけでMAX50kg、しかも10g刻みで計れるこのデジタルスケールは優れもので、送料込みでも1,400円とお買い得品。私は前のモデルを愛用していますが、特に問題もなく使えています。海外リゾート派のダイバーにとっては必需品でしょう。まあ、グループのときは誰か一人が持っていればOKですが。

[rakuten]donya:10925986[/rakuten]

エネループを一度にたくさん充電できる充電器

私は水中撮影用として一度に11本の単三乾電池を使うので、対応本数が多い充電器が欲しいと思っています。

最近、上海問屋で12本対応の充電器の注文受け付けが再開されたので買おうとしたところ、さらに強力な製品が目に留まりました。16本対応器です。

充電器(16本用)

[rakuten]donya:10925898[/rakuten]

しかも今度のはUSBポートが2個付いています。iPadの充電には出力が足らないようですがiPhoneなら大丈夫なはず。WiMAX端末もいけるかな。

ちなみに12本用はこちら。

[rakuten]donya:10924463[/rakuten]

実は私は1日で14本の乾電池を使うこともあります。必要に応じて単三3本のLEDライトをもう1個足すわけです。ならば1,500円ばかり高いけど16本用の方がいいかな。重さも60gしか違わないし。

そうそう、旅行時の携行には湿ったダイビング機材と一緒にスーツケースに入れることもあるでしょうから、密閉製の高いプラスチックバッグとかに乾燥剤と一緒に入れた方がいいですね。

それと海外でも使えるかを問い合わせたところ「国内向け」との回答でした。細かなスペックは教えてもらえなかったものの、おそらく電圧の高い国外で使う場合は別途変圧器が必要ですね。

機内預け手荷物23kgルールの謎

昨年11月、フィリピン航空の機内預け手荷物の重量制限が23Kg × 2個に変更されました。それまでは20kg、有償(年々値上がりしていて今や年会費12,500円)のスポーツプラス会員になっていれば+20Kgの計40kgまでだったのですが、もはやスポーツプラスは要らない気がします。成田および名古屋発着便に限っての話ですけど。

でも総重量は緩和されたものの荷物一個当たり23Kg以内というルールは厳格に適用されています。超過料金は一万円です。合計46kgまでOKなら30Kgのプロテックスぐらい許されて良さそうなものですが、そうではないそうな。

でも理由を聞くと納得。一個あたりの重量が重いとバックヤードでコンテナに積む係の人が腰を痛めやすくなるとのこと。23Kgは「まあまあ無難な重さの上限」ということらしいです。なるほどね。

ってことは成田と名古屋には大型の飛行機が就航していて、積載するコンテナの背も高いのかな。荷物を高く積む機会が多いと。正確なところは解りませんが。

まあそういうことなので、ダイビング機材一式を持ってフィリピンに出向くときは預け荷物は二つに別けられるようにして行きましょう。ホテルの敷地内にあるようなダイビングサービスを利用するときはメッシュバッグは要らなかったりしますが、持って行くと最後の最後に役に立ってくれます。

バッテリー内蔵型水中ライトの難点

SOLA DIVE 1200先日、ダイビングショップのスタッフと話していてこの話題になったので。

昨年来、Sea&Seaが国内の販売代理店になっているLight & Motion製SOLAライトが人気です。私の仲間にも何人か所有者がいます。コンパクトでありながら、なかなかの光量が得られる上、充電はお尻のコネクタにプラグを挿すだけなので、ありがちな蓋の閉めそこないによる水没の可能性がないという実にありがたい設計です。

ただし、このタイプのライトには難点が二つ。

一つ目は航空機の安全基準に抵触する点。私が知る限り、空港で機内預けや持ち込みを拒否された話は聞きませんが、バッテリーが取り外せないライトは厳密にはアウト。世界中の誰かのライトがたまたま不調だったりして機内に預けたスーツケース内で発火事故を起こせば途端に規制が強化されるでしょう。そうなれば品質証明のペーパーも役には立ちません。もっとも関東在住で伊豆や小笠原がメインということなら気にする必要はありませんが。

もう一つの難点は運用面。SOLA PHOTO 500とSOLA VIDEO 1200の発光持続時間は最大光量で70分、SOLA PHOTO 600が80分。使い方次第では2ダイブ目にバッテリーが尽きてしまいますが、内蔵型なので予備のバッテリーに換装することはできません。節約しながら使わないと3ダイブ目やナイトダイブまでバッテリーが持たないなんてことがあり得るわけです。光量を弱めれば照射時間も延びますが、どうせなら明るい映像や写真を撮りたいですしね。もちろんプロやリッチな人なら予備のSOLAライトを持参する手はありますが。

ちなみに、SOLAライトには新製品が出ているので国内でも近々モデルチェンジされるはず。新しいSOLA PHOTO 500の発光時間は100分に伸びるようです。対抗馬のFIX LED1500DXも加えて一覧にするとこんな感じ。それぞれ製品名の数字が最大光量値になっています。

  SOLA 500P SOLA 800P SOLA 1200P SOLA 1200V SOLA 2000V SOLA 4000V FIX LED 1500DX
照射時間(Hi) 100分 65分 65分 70分 50分 50分 85分
照射時間(Mid) 200分 130分 130分 140分 100分 100分
照射時間(Low) 400分 260分 260分 280分 200分 200分 310分
重量 283g 283g 283g 265g 283g 808g 450g

どれを選び、どう使うかは悩ましいですね。自身の普段のダイビングスタイルと照らし合わせて選ばないと。

なお、FIX LED 1500DXは充電池交換式なので2ダイブごとに換装して常に最大光量で使うこともできます。

フィリピン航空の荷物規則が変更になってた件

フィリピン航空の規定が一昨日から変更されていました。けっこう大きなニュースなのにFacebookには流れてきてなかったような…。

今回変更になったのは東京・名古屋発着便の受託手荷物について。従来は従量制(エコノミークラスは20kgまで。有料のスポーツプラス会員は+20kgまで)でしたが、一昨日から23Kg × 2個までに変わったようです。確かデルタ航空でサイパンに行くときなんかと一緒ですね。

3辺の和が158cmを超えると超過料金が発生するようですが、私の機材用スーツケースは範囲内。でもお馴染みのプロテックスは厳密に計られたら微妙な感じです。キャスターを外せばクリアかな。まさかあれをアウトにしたらダイバーの足が遠のきますしね。

一応、超過料金は以下の通り。

個数超過(1個あたり) 10,000円
重量超過(1個あたり) 23kg超~32kg以下:6,000円
32kg超~45kg以下:45,000円
サイズ超過 (1個あたり、3辺(縦x横x高さ)の和) 158cm超:10,000円

高いですね。でも「うっかり巨大になっちゃった」とか「 3個になってしまった」ってことはまずないので、気にすべきは1個の重さぐらい。フル機材を持参するダイバーの場合、荷物を二つに分けられるようにしておいた方が良いですね。

それと要注意なのが、本件は現時点では東京および名古屋⇔フィリピンの往復に限った話であること。関西や九州などがどうかは書かれていません。

また、マニラ経由のセブ行きなら預けっぱなしなので大丈夫なはずですが、マニラから国内線を使う時にはおそらく適用されません。国内線の場合、確かスポーツプラスなしの重量制限は15kgまでだったような。

さて、私は9月でスポーツプラスの有効期限が切れたので次に行く直前に再入会しようと思っていたのですが、これなら必要ないかも。

来年の3月にまたサウスレイテに行くかもしれないので、その際には確かめたいと思います。さすがに15kgには収まらないので、もし超過料金が高額であればスポーツプラスに入り直そうと。その場合でも、年会費12,500円の「スポーツプラスアジア(SA)」ではなく6,300円の「スポーツプラスフィリピン(SP)」で事足りるかも。

まあ、いずれにせよフィリピン航空のことなので、事前に確かめておいた方がいいですね。

BCD個人輸入計画(2)

個人輸入でBCDを購入すると仮定して機種選定。要件は以下の通り。

  • AIR2対応
  • 黒赤基調(他の機材がそうなので)
  • なるべく軽い

私は機材をシンプルにするべくオクトパスは付けないのでAIR2対応は必須。他者にエアを分け与える場合は自身がAIR2をくわえてレギュレータを渡すことになります。不意にレギュが壊れた場合もAIR2が頼りですね。

ただし、聞けばインフレータの仕様はメーカーによって異なるとのこと。だったら今持っているAI2Rを使い回せるよう同じSCBAPRO製品から選ぶのが無難です。

ということで候補は4つ。

  • CLASSIC UNLIMITED
  • GEO
  • LIGHTHAWK
  • KNIGHTHAWK

bcd4種類

すべて日本向けには発売されていない製品です。

 

【CLASSIC UNLIMITED】

今と同じジャケットタイプなので面白みがありません。私の好みからするとカラーリングも不満です。

【GEO 】

これは良さそうですね。旅仕様らしく、この通りコンパクトに畳めて小さなずた袋にすっぽり納まります。

GEOの折り畳み状態

ただしアクセントがブルーなのが難点。でも染めQのブリリアントレッドあたりで塗り替えれば好みの色合いになりそうな気がします。

【LIGHTHAWK】

LITEHAWKは最近欧米で流行らしいバックフロートタイプで、これまた旅仕様ですが、正直なところちょっと不細工すぎるかな。何もそこまで切り捨てなくても。

【KNIGHTHAWK】

同じくバックフロートタイプのKNITEHAWKは理想ですね。他と比べて重量があるものの(Lサイズで3.6kg)、形といい色といい断然カッコいいです。

実は結論は最初から出ていた気がします。昨年、マレーシアのカパライリゾートでKNIGHTHAWKを見かけたときに一目で気に入ってしまったので。

JALの国内線が予想以上に不自由だった話

JALの鶴丸マーク沖縄に潜りに来ました。安ツアーの関係で往復ともJAL。機内預け荷物は15kgまでとのことで機材は別送済み。超過料金を1kgあたり650円も取られたら相当凹みますので。もはや並のダイバーは機材の預け入れは無理ですね。そうできるのは「どこでもメッシュバッグ派」の人ぐらいかな。

さて、機内持込みは10kgとのことで今回はカメラセットを大型のカメラバッグで持って来ることにしました。カメラをセットしたハウジングとiPad、そしてカメラバッグの構成だと9kgくらいに収まります。

でも、羽田空港で意気揚々とセキュリティチェックを抜けようとしたら手荷物のサイズオーバーを告げられることに。見るとお馴染みのx線検査の暗室の入り口が小さな荷物しか通らないように細工されています。そのカメラバッグは100席以上の航空機OKということで買ったのですが、JALルールでしょうかね。さらにふた回りくらい小さいバッグでもいけるかどうか怪しい感じでした。重量制限は燃油の消費量にも関わるので制限が厳しくなるのも理解できますが、サイズの方はちゃんとスタンダードに倣ってもらわないと。まさか頭上のキャビネットが小さいわけでもないでしょうに。納得がいかんです。

結局、iPadだけ取り出してカメラバッグは預けることに。カメラセットをトートバッグで持って来なくて良かったです。やっぱり機内持込みできそうにないサイズなのですが、あちらはシート下に置くことが前提で必要最小限のクッションを施しただけなので。

飛行機内も簡素な作りのシートが2列・5列・2列の並び。幸いガラ空きだったので窮屈ではなかったものの、混んでる時にE(ちょうど真ん中)の席を割り当てられるのは嫌だなぁ。

それでもキャビンアテンダントさんは気が利いていい感じでしたが、その他のサービスに関してはことごとく経営再建中の悲哀を垣間見た感じです。東電もいずれそうなるんだろうな…。

ダイビング旅行の強い味方

ダイビング旅行で悩ましいのが飛行機の重量制限。そこでデジタル電子はかりを買ってみました。 デジタル電子はかり
ヨドバシカメラで1,550円と安価。しかも10g単位で計れる優れもの。Maxは40Kgなので不足はありません。旅の強い味方となってくれそうです。もちろん40kg級の荷物を計るには40kgを吊り下げて持ち上げるだけの筋力が必要になりますが幸い私には余裕な感じ。女性の連れがいるときは私が軽量係ですね。

デジタル 電子はかり
横長/デジタルスケール/最大40kg/風袋/吊り/はかり/秤/電子/釣り

水中ハウジングの専用キャリーバッグを作ってみる(3)

バッグ、インナーのクッションボックスの次は詰め物。クッションボックスにハウジングを入れただけだと不安定なので。

あれこれ考えた末に選んだのは以下の製品

発泡ウレタンフォームのスプレー缶

エアータイトフォームM

発砲ウレタンのスプレーです。約2倍の体積に膨らみながら固まるらしいので、これでピッタリサイズのクッションを作ろうと考えました。

作業に当たってはカバーおよび整形用としてアルミホイル、剥離剤としてシリコンスプレーを用意します。当初はラップを検討したものの、形状を保てないことと破砕があっても見つけづらいことからアルミホイルを採用しました。

作業手順は以下の通りです。

  1. クッションボックスの内側にアルミホイルで壁を作る
  2. ハウジングをビニール袋に入れ、それをアルミホイルで隙間なく覆う
  3. 両方のアルミホイルにシリコンスプレーを吹きつける
  4. ハウジングをクッションボックスに収納
  5. クッションボックス内に発砲ウレタンスプレーを充填
  6. 発砲ウレタンが固まるまで待つ
  7. ハウジングを取り出す
  8. カッターで発砲ウレタンの余分な箇所を切り落として整形する

で、実際にやってみたのですが、これが何とも残念な結果に…。

噴出直後の発砲ウレタンの見た目はクリーム状ですが、実際にはかなりどっしりしていてヘラの類いでならすのも厳しいほど鈍重な感じでした。

また、思っていた以上に固く仕上がりますね。指で押したときの弾力性はあるものの、我々がイメージしがちなふかふかのウレタンよりも発泡スチロールの固さに近いです。

そして何よりも厄介なのは、強力な接着性があり想定外の場所に付着しても洗い流せないこと。なにしろ水分に反応して膨らみながら固まる性質なので。アルコールやリモネン(発泡スチロールを溶かすあれ)も無力なようです。これが皮膚なら代謝でもってその内はがれ落ちますが、それ以外の場所だと固まった後に削るしかなく当然ながらキレイに元通りとはなりません。ハウジング本体に付着しようものなら大惨事です。

まあ、そうやってできたのはこのようなカタマリ。

作成中の発泡ウレタン製クッション

残りのアルミホイルをはがして整形すれば完成なのですが、もうこの時点ですでに期待していたものとはほど遠かったのでボツにすることにしました。

発砲ウレタンスプレーは型取りの目的には適さないようです。もし柔らかめで粘着性がないタイプがあれば、またチャレンジしてみたい気もしますが。

水中ハウジングの専用キャリーバッグを作ってみる(2)

バッグが決まったので次はインナーの工夫。

今回、カメラを内包したハウジングはレンズポート側をトートバッグの底面に向けて収納するつもりです。飛行機内ではハウジングの底面が下になるようにバッグを寝かせて前の座席の下に置きます。よってハウジングを収納でき、バッグにも納まるクッションの類いが必用です。

物色した結果、下記の製品が良さそうでした。

フレキシブルクッションボックスL

フレキシブル部分を全開すればハンドルを付けた状態のハウジングを下向きにしてすっぽり収納できます。左右にやや遊びがありますが、まあ詰め物をすれば大丈夫。さすがにスーパービューファインダははみ出しますが、まあいいでしょう。

収納例はこの通り。白いのはケースに入れたiPadです。

カメラセットの収納例

水中ハウジングの専用キャリーバッグを作ってみる(1)

Nikon D7000用水中ハウジングを飛行機に載せる方法としてもっと良い方法がないものかと考えた末、専用キャリーバッグを作ってみることにしました。フィリピン航空の機内持ち込み手荷物が想定で、ハウジング+カメラ&レンズ+iPadの構成で重量7Kg以内が目標です。

軽さ優先なのでトートバッグを採用。ただし底面が20cm × 33cm程度、高さは40cm以上が必用になります。

で、サイズおよび強度的に以下の製品に行き着きました。

mont-bell タフトート M ブラック
mont-bell タフトート M ブラック

スーツケースに水中ハウジング専用の収納場所を作ってみた

私の最近のテーマは飛行機に乗る際にD7000用水中ハウジングをどうするか。理想はカメラを入れて組み立てた状態で大型のカメラバッグに収納して持ち込むことですが、これだと優に7kgを超えるので、毎回空港係員との交渉が必用です。そこで新しい方法を一つ考えました。

まず家電量販店のカメラコーナーで下記のウレタンを購入。

  • 30mm厚ウレタン
  • 40mm厚ウレタン(波形)
  • 60mm厚ウレタン(ブロック加工あり)

最初にスーツケースの片側の底に30mm厚ウレタンを敷きます。

次にハウジングの形にブロックを抜き取った60mm厚ウレタンを敷いて、ここにハウジングの前面・背面をすっぽり収めます。

最後に30mm厚ウレタン(波形)を被せたら完成です。

スーツケースのハウジング入れ

これでハウジングセットの内、2kgほどをスーツケース側に振り分けることができます。

ただし、スーツケースの片側の約半分を占めてしまうため、ウェットスーツと洗面用具(液体物を機内持ち込みにすると没収されるので)を入れるといっぱいいっぱいですね。

それとカメラ本体とレンズポートは別持ちになるので、あまり良い作戦じゃないかも。

買ったら後悔しそうな水中ライト(完結?)

昨日、Fisheyeのサイトを見てみたら新しいプレスリリースが。

読むと、やっぱりDarkbuster LED-12は飛行機に乗せられない規定に引っかかるようですね。既報の通り最新カタログには「航空機内持込可能」とあり、個別に認証を得たのだとばかり思っていたのですが。

てなわけでDarkbuster LED-12は買うと後悔しそうな水中ライトってことになりましょう。
ダークバスター LED-12

買ったら後悔しそうな水中ライト(続き)

今日、馴染みのダイビングショップを訊ねたら、ちょうどFIsheyeの最新カタログが届いていました。

で、気になっていたダークバスターの箇所を見て見ると…

ダークバスター LED-12

ありました!!「航空機内持込可能」のマークが。

航空機内持ち込み可能マーク

どうやら認証を取ったようですね。これで沖縄には持っていかれそうです。

でも、フィリピンとか海外は怪しいかな…。

買ったら後悔しそうな水中ライト

何気なく月間ダイバーの今月号を読み返していたら、P.129に気になる記事が。以下はその要約。

飛行機に乗る際、電池が取り外せない水中ライトは機内持ち込みも預け荷物としても輸送できず、トラブルが多発している

いやぁ知りませんでした。電池内蔵タイプがダメという規制にどれほどの妥当性があるのかは解りませんが、それがルールなら従わざるを得ません。

差し当たり思い当たる製品はこれら。

まずFisheyeが販売しているダークバスター LED-12。

ダークバスター LED-12

そしてSea & SeaのSOLAシリーズ

LEDライトSOLAシリーズ4機種

どちらもバッテリを内蔵し、充電器のプラグを差し込んで充電するタイプです。電池交換時の不具合で水没する心配がなくなって便利だと思ったのに…。

もちろんチェックイン時に見逃してくれればいいのですが、さすがにX線検査では見つかりますよね。それにもし海外に潜りに行った際、行きは黙認でも帰りに発見されて没収なんてことになったら悲しすぎです。下手するとスーツケースのカギも壊されかねませんし。

旅先が国内なら陸路や船便で機材セットごと送ることもできますが、実質的に上記のライトは近場に潜るとき専用ということになりそうです。そう割り切れないならこれらのライトは買っちゃダメですね。

機材軽量化計画(4)〜手荷物編〜

現状、私が最も良く利用する航空会社はフィリピン航空。機内持ち込み手荷物の重量制限は7kgです。

前回同様「高価なカメラが入ってる作戦」もいいのですが寛容な係員ばかりではないはずなので、すんなり通れるよう方策を立てておくに越したことはありません。

この場合、方法は二つ。

  • カメラバッグを預けてしまう
  • カメラバッグを7kg以内にする

前者はカメラバッグに十分なクッションを利かせておけば大丈夫かと思うものの、一抹の不安も残ります。一眼レフ用のハウジングは飛び出した稼働部が多いため妙な荷重がかかれば水没のリスクが高まりますので。

ならば後者。あらかじめハンドルやスーパービューファインダといった突起パーツは外して機材のスーツケースに入れてしまいます。ハウジングホディ&カメラ&レンズだと約4.2kg。そそれを緩衝材で覆って軽量バックパックに入れて手荷物にします。これなら何とか7kgに収まりますね。それが現時点では最も現実的かな。

せっかく3万円も払って買ったカメラバッグがお蔵入りとなりますが、まあ伊豆方面や手荷物の重量制限が厳しくないところに出向くときに活躍してもらいましょうか。

機材軽量化計画(3)〜電池編〜

私の新しいカメラセット(↓)は合計で7.4kgもの重量があります。

D7000のハウジングセット(フル装備)

それだけでフィリピン航空の手荷物の7kg制限を超えるのも悩ましいのですが、海中でもけっこう重いのですよね。私は割と腕力がある方ですが、それでも片手で写真を撮るのは困難だったりします。

そこで軽量化作戦。まず外せそうなのはLEDライト1本。これで約280gのマイナス。

次に目をつけたのは電池。S-2000ストロボ2灯に計8本、ライトに3本、全部で11本の単三電池を要します。1回の旅行(6~9ダイブ)で単三電池を使いきったことはないので、単4→単3のスペーサー(↓)を使って単4電池に置き換えても良かろうと。

単4が単3にになる電池アダプター

結果、1本あたり8g、先のライトと合わせて370g、約5%の軽量化が実現します。プラスチック製スペーサーの比重は乾電池よりも軽いでしょうから海中ではもう少し効果を発揮してくれそうです。まあ、微々たるものかもしれませんが。

さて、どうせなら充電式をということでeneloopを考えています。初期投資は割高ですが旅行前に10本以上の乾電池を買いに行く手間も省けますし。説明書には「水中ライトの類いには使うな」とあるものの、INONのLEDライトおよびS-2000の仕様にeneloop対応と書かれているので、まあ良いのではないかと。

果たして単4電池が実用的なのかは追い追い試してみないと。アルカリ電池ではLEDライトの光量が次第に減りますがeneloopはそれがないそうなので、軽量化はともかくその面での効果は得られるかもしれません。

Nikon D7000カメラセットの重量

自宅にてNauticam(ノーティカム) NA-D7000ハウジングのセットを組み立ててみました。

D7000のハウジングセット(フル装備)

このセット(D7000カメラ&105mmマイクロレンズ含む)で総重量7.4kg。

ターゲットライトおよびビデオライト用途のLEDライト2本を外しても6.9kg。

水中では二本のフロートアームが多少の浮力を発揮してくれますが、陸上の運搬時は単に重たいパーツに過ぎません。そりゃ荷物も重くなるわ。

でも、一眼カメラのフォーカスのキビキビ感と写真のクオリティを実感すると、もうマクロ撮影でコンデジには戻れません。

旅の荷物のパッキングと重量分散をよくよく考えないと。

機材軽量化計画(2)

機材軽量化計画の第二段。フィン編です。

フィリピン航空、全線で機材の重量制限は20kgだと思いきや、マニラ←→タクロバン間の国内線は15kgなのだそうで。もっとも近距離なので5kg程度の重量オーバーなら超過料金は1,200円~2,000円のようですけど。

私はスポーツプラスに入っているので預ける荷物は+20kgが許容されますが、フィリピンにしか行かないわけではないので機材は軽くするに越したたことはありません。ちなみにマレーシア航空は30kg、コンチネンタル航空は23kg、デルタ航空は20kgx2だったかと。微妙なのはパラオから帰るときのコンチですね。

そこで前回のゲージに続き目をつけたのはフィン。現在はJetFin Revo、これはこれで気に入っているものの重さが両足で約2.7kg。これにブーツを足すと約3.3kg。

そして私の行動範囲では、たまに行くサイパン以外、ビーチダイブの機会はないので、フルフットタイプに替えても問題なかろうと。

ならば候補は以下の通り。

  • GULL ミュー
  • GULL スーパーミュー
  • GULL ワープ

本当はフルフットタイプのJetFinがあるといいと思うのですが、無理があるのでしょうね。

で、今回は軽さ優先でミューかな。安めだし。

私の足だとMSかMサイズなので両足で1.5kg。JetFin Revo比で2kg弱の軽量化が実現します。良さそうです。

パワーは落ちるにしても、すぐに慣れるでしょう。 かつて頑ななJetFin信者だったイントラ連中が、加齢もあって次々にフルフットに転んでるという話も聞きますし。

手荷物の重量オーバーには「高価なカメラだ」で対処

サウスレイテからの帰国日の朝、往路のことがあったので早めの朝5時に出発すると、すっかり水も引けていて8時頃に到着。しかも遅刻者3人を待ってからのフライトになったため、マニラでのトランジットが慌ただしいことになってしましました。まあ、何とか間に合ったので良かったのですが。

飛行機での不安材料と言えば重量制限。今回、カメラセットを機内持ち込みにしたので重量制限7kgを悠々とオーバーします。私のカメラバッグはアルミのハウジングやらストロボ2個やらが入っていて約13kg(バッグだけでも3kg)ありますので。チェックが甘いタクロバン空港では何も言われなかったものの、さすがにマニラ空港では重量オーバーを告げられました。

チェックインカウンターの係員が「バッグから何か出せ」と言うものの、出せるのはせいぜいiPadぐらい。まあ、出したところでどうせ飛行機に持ち込むのですが…。

そこで私が「カメラが入ってるんだ」と言うと、「expensive?」と訊いてきたので「yea」と答えたら、見逃してくれました。なるほど「高価なカメラが入っている。預けても良いけど何かあったら保証できる?」の作戦は有効かもしれません。成田では免責の紙にサインさせられますが、マニラではそれはありませんし。

まあでも空港内で重い荷物を持ち運ぶのもなんなので、カメラバッグ内のクッションをしっかりさせた上で、ファスナーにTSAの施錠をして預けてしまう方がいいかもしれません。

マクタンの海 Sep ’10

9/24、25は両日とも晴れ。しかもこの通りのべた凪。まるで空と海が溶け合っているような幻想的な風景…。

べた凪の海

水中は少々流れと濁りが入っていましたが、結局6ダイブ中4ダイブまでが60min超というのんびりコースで水中を堪能しました。

で、写真はというと残念ながら今回は特に目ぼしい成果は無し。というか反省点が多々。例えばこのカエルアンコウのアップ。

カエルアンコウのアップ

カメラの液晶モニタを見て撮る分には上手くいっていたのですが、後刻iPadで見てみるとクローズアップレンズによる遠近感がもろに出てしまっています。両目が微妙にボケていて鼻先(?)にピントが合ってしまっています。さすがに大画面はシビアですね。この場合、単純に顔の真ん中を撮るのではなく、左目にピントを合わせたままカメラをこの通りの画角に移動させてシャッターを切るべきでした。

それから私が苦手としているツバメガイの仲間。

ツバメガイ

精いっぱい頑張ってもこの程度。白い砂地に黒い個体の撮り方を私はまだマスターできていません。チームで潜っていると一箇所に長居できず、あれこれ試せないため、陸上でシミュレーションしておくべきですね。

さらに難しいのがオランウータンクラブ。かなり頻繁に見ているのですが、私はまだ満足がいく写真を一枚も撮ったことがありません。どうにもボケた写真か、色が飛んだ写真ばかり。まだまだ修業が足りないと実感した次第です。

オランウータンクラブ

機材軽量化計画

多くのダイバーにとって悩ましいのが飛行機に預ける荷物の重量制限。例えば私がよく利用するフィリピン航空は一人20Kgまでです(有料のスポーツプラスに入会すれば緩和され流けど)。

成田発の往路は寛容でも外国からの復路は厳格というパターンは多々あります。一般的な機材一式は15Kg前後だろうから、プロテックス(8.4Kg)あたりを利用していれば簡単にオーバーしますね。超過料金を払うのもシャクなので、BCDをはおりレギュレータを首に巻いて「これはファッションだ」と言い張ってシートに座る…というのは昔先輩ダイバーから聞かされたジョーク。でも機材一式はなるべく軽くしたいところです。

と言うことで数年前、まずオクトパスを外しました。私のインフレータにはAir2を付けてあるので、他者がエア切れになった場合はレギューレータの方を渡し、自身はAir2から空気を吸うことになります。

次にゲージ。私が最初に買ったのはコンパス&残圧計&ダイブコンピュータが付いた大きめのもの。今でこそダイコンはリストタイプが当たり前だけど、私が潜り始めた93年頃はゲージのゴムカバー内に埋まっていたりしたものです。で、数年前、使っていたダイコンの電池が切れたのを機にゲージを残圧計のみのものに替えました。

購入に当ってはサイズが小さく見栄えが好みに合うものを探したところ、Cressi-SubのMini Pressure Gaugeを発見。

Cressi-Sub Mini Pressure Gauge

ただし、その時点では日本国内で流通していなかったので米国の販売店から個人輸入。貧乏性な私は時々この買い方をします。なにしろダイビング機材はアメリカで買うとけっこう安かったりするので。ちなみにこのときのMini Pressure Gauge(Mini SPG)は$74.99でした。

そして後日、届いた残圧計を見てびっくり。目盛りの数字に3000やら4000など見慣れない数字が…。

Cressi-Sub Mini Pressure Gauge US Model

どうやらPSI(立法インチ)という単位らしいのです。なるほど米国ではそれが当たり前なのでしょう。少し面食らったものの、違うのは単位だけなので気にせず使うことにしました。大まかに言うと3000psiが約200barなので1500psiが100bar、そして1000が70に相当。針がレッドゾーンに差し掛かれば50未満で要注意。これくらいが判断できれば事足ります。

なお、Mini Pressure Gauge(bar仕様)は後日、日本でも発売が開始されました。

オクトパスとゲージで合計1Kgぐらい軽くなったかな。意外に微々たる軽量化でした…。