水族館ダイブはこんな感じ

海ノ中道マリンワールドのパノラマ大水槽ダイビングの概要は以下の通り。 先ずはスケジュールから。10:30に現地に赴き、機材をセッティング後、ビデオを見ながらのブリーフィング。その後スーツに着替えて再集合し、11:30に第1回目のエントリーという流れになります。2回目は13:00〜、3回目が14:30〜です。

ちなみにパノラマ大水槽ダイビングはイルカプールでのイルカとアシカのショーと時間が重なっているので、どの回も観客はまばらなようです。

次にダイビングのルールは以下の通り。

  • カメラ類の持ち込みOK、ライトおよびフラッシュ撮影可
  • 水中スレートもOK
  • その他、指示棒などぶら下がる類いはダメ
  • グローブの着用も禁止
  • 洞窟への侵入は禁止

潜水時間は40分で最大水深は7m、水温は21℃。私は1.5mmかそこらのアクアフリースでも問題ない温度ですが、寒がりな人はドライスーツ着用でも手が冷えて辛いかも。

その他、魚に注意しながら潜行するとか、一人ずつラダーを使うといった細かいルールがあるものの、水底でウツボの触りかたなどのレクチャーが終わったら自由行動です。

マリンワールド海の中道パノラマ大水槽ダイビング
一緒に潜った神戸からのゲストたち

なお、水槽の上には常時暗幕が張られていて、紫外線や強い自然光は入らないようになっています。海では必ずしも浅場にはいない魚への配慮なのでしょう。よって水深は浅くともライトやストロボがないと写真に色は出ません。

マリンワールド海の中道パノラマ大水槽のバックヤード
この暗幕の下が水槽です
マリンワールド海の中道パノラマ大水槽の水面
暗幕の脇の階段を下るとこんな感じ
マリンワールド海の中道パノラマ大水槽のイワシの群れ
エントリ後、イワシ玉を見上げて撮ってみました

料金は8,200円。水族館の入場料2,100円が含まれているので実質6,100円。シロワ二やハンマーヘッドシャークの遭遇率100%だし、お触りもありなので、私は満足です。

水族館ダ〜イブ!

5/18日(土)、福岡県の水族館『海ノ中道マリンワールド』のパノラマ大水槽でダイビングしてきました。

おかげで東京と神奈川での2件の飲み会の誘いを断ることに。共に女性からのお誘いだったのに、無念

マリンワールド海の中道のパノラマ大水槽
写真中央は餌付け中のスタッフダイバー。私が写っている写真はありません

基本的に水槽内のお魚には触り放題です。ただし無茶をしなければ。

中には狼藉っぷりが目に余るダイバーもいるらしく(特に関西方面に多いらしい。出入り禁止のショップすらあるとのこと)、そういうときは強制的につまみ出されるようです。

難なく触れる魚はウツボ、ネコザメ、ホワイトチップシャーク、オオセ、カスリハタなど底生の魚たち。

ウツボはどの個体も大人の足ほども太く、触った感触はぶよんぶよんでした。

オオセ
クモハダオオセ。ライティングに失敗

そしてタイミングを見計らえば3mのシロワ二やトラフザメ、シュモクザメ、トビエイ(マダラとナル)など回遊する魚なんかにもタッチが可能。見事な鮫肌を実感できます。

マリンワールド海の中道のシロワニ
シロワニとコバンザメとイワシ玉。今回のベストショットはこれかな。 さすがに地球の海フォトコンテストには応募できないけど

逆に触るのが難しいのはイワシやヨスジフエダイなど。まあ捕食される側なので逃げて当然ですね。ロウニンアジにはチャレンジしなかったので解りません。

パノラマ大水槽ダイビングは既に10年以上の歴史があり、私は始まった頃から存在を知っていたものの、水族館の水槽ダイビングなんてアホっぽいと敬遠していたのですが、話のネタ程度にと潜ってみたら意外に面白かったです。トラフザメが脇をすり抜けたかと思えば、シュモクザメが頭上すれすれをかすめて行ったりするし。

マリンワールド海の中道のトラフザメ
トラフザメ。これは海で撮ったと嘘ついても通用するかも

私は自然界だとトラフザメにはシパダンで50cmの至近距離まで迫って来られた経験があります。あまりに迫ってきたもんでカメラを弾かれないように手を引っ込めたのを見たフィリピン人ガイドは、私がびびったように見えたらしく、上がった後も笑っていました。

マリンワールド海の中道のアカシュモクザメ
アカシュモクザメ。ハンマーヘッドシャークという呼び名の方が一般的かな。 いつ見ても変な形の頭をしてますよね 。シュモクザメはまだダイビング中に見たことがないです

ガイドの木原さんによると、ここのゲストの中にはパノラマ大水槽ダイブが74回目の強者さえいるのだとか。予定していたファンダイビングの海が荒れたら水槽ダイブに切り替えるのだそうです。近郊在住のダイバーなのでしょう。 他にも水槽で一日に2ダイブした人もいたそうな。確かに海でもたいてい2本は潜るけど。

海ノ中道マリンワールドでは、過去にはイルカプールダイビングも実施したことがあるそうです。応募者殺到でキャンセル待ちが大勢出たのだとか。ドル箱イベントが続いていないということは、無理があったのでしょうね。ああ、確かにパラオのドルフィンパシフィックでも、イルカダイブは早々に廃止されたのだっけ。

電話には再々発明の余地がある

2007年1月、スティーブ・ジョブズはiPhoneの発表にあたって「電話を再発明した」と言い放ちました。正直、当時は「それほどのことかい?」と思ったものの、確かにiPhoneの先べんによって人々のライフスタイルとビジネスシーンは激変しましたよね。よもやdocomoがこれほどまでに追い込なれることになろうとは…。後になって思ったのは「ジョブスのそれって電話機っぽいもので世界を変えるって意味だったのか」と。

初代iPhone

さて、私は現在の電話には大いに不満があります。いや、正確には電話の使われ方にか。

核心部分から先に言うと「法人も無料電話のIDを公開しろよ」かな。

大企業のコールセンターこそフリーダイヤルを用意していますが、そうなっていない方が圧倒的に多いわけです。当然、電話すれば通話料がかかります。必要な出費ならあまり気にしてもしかたないけど、できれば倹約したいですよね。スマホのLTE化では無料通話も廃止され、通話料金も割高になっているし。

他方、世間では無料通話アプリというものが普及しています。最近の国内ならLINEが最も人気かな。スマホはパケット定額が当たり前なのだし、通話も極力その範囲内でまかなえるのが理想です。

ならば、客からの問い合わせが多い業種では電話番号の他にもユーザーサポート用に無料通話アプリのIDを公表してほしいと思います。

例えば私が馴染みのダイビングショップに電話する際、電話番号とSkype IDがあればSkypeの方に掛けます。Wi-Fi圏内なら海外からでもOKだし。

でも、そのSkype(一番有名だと思う。しかも今やMicrosoft傘下だ)が世間に認知されてからずいぶん年数が経つのにまだそうなっていないということは、従来のビジネス電話の代替としては不都合があるのでしょう。例えば着信時に複数のマシンで呼び出し音を鳴らして誰が出てもいいようにできないとか、受けた電話を別のIDに転送できないといった感じかな。

確かに現在の無料通話アプリは1対1もしくはグループ通話が原則ですよね。単にSkypeを導入しただけではオフィスのビジネス電話っぽい使いかたはできないかもしれません。ネットワークをまたぐと通信が途切れるなんて話も聞きますしね。

でもそれって違う言い方をすれば「そこにはイノベーションの余地、大きなビジネスチャンスがある」ともいえます。先に挙げたような不都合を解消するなり、それに変わり得るメリットを提示するなりして「無料通話アプリ搭載ビジネスホン」なんてものを売り出せば、けっこう売れるんじゃないでしょうか。

出来の良いSDKが提供されている無料通話アプリを採用すれば、かなりのところまで作り込めます。ハードウエアはAndroidタブレットベースでいいので、かなり安く作れるはずです。

スマホに取り付けて見た目を電話っぽくする受話器はありますが、それだとイノベーションとは言えませんね。

市場規模はデカいし、電話交換機の代わりにサーバーを立てることになれば、そのあたりからも売り上げが見込めます。

これが実現するなら企業が採用するメリットは多いはず。電話のトラフィックをそちらに逃がせば、これまで必要不可欠な経費だと思っていた電話代を節約できます。

例えばダイビングショップなら、間近に迫った主催ツアーに参加する客全員に旅行の要件を伝える電話をかけることが多々あります。その際、どうせスマホあてに電話するなら無料通話アプリを使った方が良いわけです。電話帳もタッチパネル操作で呼び出せば掛け間違いもありません。

着信する客の側も相手が画面に表示されるし、電話に出られないときならボタンのタップだけで「現在電話に出られません」に続けて「後ほどこちらから掛け直します」「要件を留守番電話に録音してください」といったメッセージで自動応答させたりもできましょう。「要件をメールしてください」というボタンもいいですね。音声認識も実用的になってきたことだし。

さて、ここからは競争。小規模ベンチャーのチャレンジも結構ですが、既に自前の無料通話アプリを提供している会社が専用ハードウエアとセットで売り出すのが理想かな。

ああ、だったらWindows 8がどうにも受け入れられず、ポストPC時代でプレゼンスが低下する一方のMicrosoftがSkype搭載のビジネスホンでオフィスの固定電話の代替を狙うといいんじゃないでしょうか。モバイルとしてのWindows Phoneよりもよほど見込みがあると思います。

奇しくもPCの時代を牽引してきたAppleとMicorosftが共に「電話機の会社」になるわけだ…。

シャコ

モンハナシャコ。いつ見ても見事なカラーリングです。

モンハナシャコ
悠然と構えるミノカサゴなんかも巣に引き込んで平然と食べます

そしてこちらもシャコの仲間。たぶん。

ゴールデンマンティスシュリンプ

美しい生き物

ホンカクレエビの仲間。種類は解りません。背中や尻尾の模様が解るように撮っておくべきだけど、ついつい顔を撮りたくなるのですよね。

ホンカクレエビの仲間

私は海の生き物の中でエビが一番好きです。特に体長2cmかそこらのカクレエビの仲間が。美しいですよね。体中が透明パーツでできているなんて陸上の生物ではちょっと考えられません。