ジェットスター対エアアジア

先の福岡には成田空港からジェットスターで行き、エアアジアで成田空港に帰ってきました。よって両者の比較を書きます。なお、価格は日々変動するので比較しませんが、往復合計で14,000円ほどでした。良い時代になったものです。成田は遠いけど…。

成田空港の待合室

ジェットスターの方が売店が充実しています。成田空港のエアアジアの待合室は売店が小さい上、品揃えも少なく、しかもそこで買った飲み物しか機内に持ち込めないというルール(少なくとも2012年10月末時点では)ですが、ジェットスターの方は途中にある売店がエアアジアのそれよりも充実しています。

しかも待合室にはテレビが設置されていて、自販機(飲み物、お菓子&パン類、アイスクリーム)もありました。

この半年でエアアジアの待合室にアップグレードがなかったなら間違いなくジェットスターの勝ちです。

ちなみに那覇空港もエアアジアがLCC専用ターミナル(コーヒースタンドと自販機があるだけ)を使うのに対し、ジェットスターは通常ターミナル。那覇空港もジェットスターのほうが有利です。

シート

採用機体は同じA320-200ながらもエアアジアが31列なのに対し、ジェットスターは30列。

ジェットスターの座席表
ジェットスターは30列
エアアジアの座席表
エアアジアは31列

しかも、ジェットスターのシートの方が膝元がややゆったりしています。これはポケットがトレーの上(ヘッドレストの裏側)にあるから。その分トレーは少し低い位置で展開するので、iPadなんかで映画を見ようとすると見下げることになります。

ちなみにエアアジアのシートはこんな感じ。

エアアジアのシート
エアアジアの方がシート間隔はやや狭いです

ただし、ジェットスターのシートにも難点があります。トレー部分の下の革張り(合成樹脂)の箇所に芯が通っていないため、後ろの座席の人が膝を突き立てるとシートにめり込んで腰に当たります。これ、かなり気持ち悪いです。

エアアジアのシートのその部分はポケットになっている上、芯もしっかり入っているので、そのようなことはありません。

機内誌

ジェットスターが日本語の冊子だったのに対して、エアアジアは国際線で使われている英語の機内誌に日本語のページを16ページ付け足したものでした。

英語の雑誌も眺める分には面白いけど、私の読解力では内容を正確に把握できないことも多いので、ジェットスターの方がありがたいです。

福岡空港での発着

福岡空港ではジェットスター、エアアジア共に第一ターミナルを利用します。

なお、福岡空港は、航空会社別ではなく飛び先ごとにターミナルが分かれていて、東京や大阪などへの主要路線は隣の新しいターミナルを使うのですが、LCCは地方空港行きという扱いのようです。

できてから44年が経つ最古のターミナルビルなので構造的な古さは顕著ですが、搭乗時にバスを使わず、ボーディングブリッジから乗り込める点は楽です。

元々ゲートはA〜Dまででしたが、LCC向けにEも作られたようです。

福岡空港第一ターミナルのゲートE
出発案内の掲示板は手で貼るタイプです

路線数

エアアジアの成田発国内線は札幌・福岡・沖縄。対するジェットスターは札幌、福岡、大阪、鹿児島、松山、名古屋、大分、沖縄。3倍差です。勝負にならんです。

私はJALよりもANAに親近感を感じるのですが、今のところはJAL系のジェットスターの方が断然有利ですね。 あとはシートに芯さえ入っていたなら文句なしです。それと預け荷物のカーゴを丸ごと紛失するようなことさえなければ…。