橋下徹 vs. 野田佳彦

大阪市長に橋下さんが当選しました。多数派の市民が望んだのですから、この先の大阪市政、ひいては国政のキーワードは「行政改革の断行」になるのでしょう。

他方、消費税増税論者の常套句に「莫大な借金を孫子の代に残していいわけがない」というものがあります。一見正論に聞こえますが、その実は「改革はしてくれるな」と言っているに等しかったりします。彼らに問うてみたいものです。「負の遺産は財政赤字だけなのか?」と。

野田総理は是が非でも消費税増税への道筋をつけたいようですが、財政赤字が1,000兆円にもなろうというとき、そもそも税率5%UPで税収が12兆円ばかり増えても、それで万万歳とはいかないはず。たとえ社会福祉が目的であろうとも病人に献血を迫るような増税では、ますます景気が悪くなるのは目に見えています。

一方で借金の負担感は収入が増えれば軽減されます。景気が改善すれば財政の深刻さは軽くなるわけです。

ならば、先にやるべきは社会運営コストの圧縮であり民間の経済活動支援のはず。具体的には高級官僚の天下りの禁止や独立行政法人の廃止、規制緩和の類いですね。何のことはない、民主党が政権交代前に掲げていた政策だったりします。たとえば電力問題一つとっても東電はひとまず破綻させ、新規参入組との競争を促せば経済効果は大きいというのに。

でも、民主党にはそれができないこと、やる気もないことは明らかです。そこで橋下徹さんとそのの賛同者の出番になります。「増税よりも行政改革の方が先」とばかりに大阪市民、府民だけではなく、国全体が彼の破壊力に期待する機運が次第に盛り上がってくるのではないでしょうか。

差し当たり向こう一ヶ月以内に民主党からどれだけ離反者が出るかが注目です。所属議員各氏の志はともかく、もはや泥舟感も強い民主党に残れば「政権公約を翻して消費税増税に賛成した人」という肩書きで次の選挙を戦うことになりますし、今回は大人数が動く可能性もあるのではないかと。

WiMAXでたらい回され中

先週、I-O DATA製のWiMAX端末が故障したので修理か交換してもらおうとI-O DATAに問い合わせたら、「その端末はUQ WiMAXを通じて販売したものなのでUQ WiMAXに交換してもらえ」との返信でした。

そこでUQ WiMAXに電話して「I-O DATAがそう言っているのだけど…」と伝えると、「購入から2週間以上経過しているのでI-O DATAに交換してもらえ」という返事。

そして今はI-O DATAからの返答待ち。何だかなぁ。

人気のUQ WiMAXですが、サービス体系はまだまだですね。

◆◆◆

その後I-O DATAから「購入から2週間以上経過していても、UQ WiMAXが販売したものはUQの所轄とUQに申し出ろ」という返事が来ました。文面は恐縮しきりですが、またUQに問い合わせることになるのか…。

まったくもう。

シパダンの水中動画

シパダンで潜る際にデジイチマクロの水中カメラセットではなくコンデジを携行したので動画を撮ってみました。

なんてことはない風景の連続ですが、中でもアオウミガメのシーンは色は出ていないもののちょっといい感じに撮れているのではないかと。

カンムリブダイは「一団が通り過ぎたら撮影を終わろう」と思いながら撮っていたら、ちっとも移動せず。2分を超えると飽きてきたので止めました。

さて、私のデジイチはNikon D7000 + 105mmマイクロレンズなので、とても水中で動画を撮る気にはなりません。手元の僅かなブレが増幅されて映るからです。でも、ワイド系のレンズとポートに換装すれば立派なHDムービーカメラに早変わりすることは解っています。今年のDEMA ShowでもNauticamはD7000用のビデオ指向ハウジングを登場させたぐらいなので。

最も安価になりそうなSIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYEレンズ & ドームポートのセットで約10万円。別途強力なビデオライトも欲しくなりますし、面白そうだけどちょっと手が出ないかな…。

差し当たりサウスレイテのジンベエスイムは一眼レフハウジングは禁止だし、今年のようにスキューバ中に遭遇するかは解りませんしね。

iPhone 4Sを紛失!!

うかつにも、ひと月しか使っていないiPhone 4Sを無くしてしまいました。

先日のマレーシア旅行、コタキナバル→タワウ行きのマレーシア航空機内で。ピーナッツを食べながらいじっていた記憶はあるものの、その後はまったく思い出せません。ズボンのポッケにしまい損ねたか、前座席のポケットに無意識に入れて置き忘れたのか…。

紛失に気づいたのは預け荷物の受け取り所に来てから。もはや逆走して探しに行くわけにも行かずセンポルナ港へのピックアップ時刻も迫っていたので、座席番号を告げて遺失物として捜索してもらうことにしました。でも、他の乗客の誰かが目ざとく見つけて持ち去っていれば見込みなしですよね。もし機内に残っていてもマレーシア航空の機内清掃スタッフがどういう人たちかも解りかねます。

iPadを持っていたのでWi-Fi圏で「iPhoneを探す」アプリを使って探すことも考えたのですが、そのiPhone 4Sはフライトモードにした上にパスコードがかかっています。つまり他者がオンライン状態にすることができないので「iPhoneを探す」に反応することは考えられません。

それに「iPhoneを探す」の機能はおそらく機体のシリアル番号やMACアドレスではなくApple IDを頼りにしていると思われるので、ひとたびiPhoneが初期化されてしまえば、もはや同じ機体とは見なされなくなるはずです。

差し当たりパスコードを破られでもしない限り私のケータイとして悪用される心配はなさそうだったので旅行中はそのままにして、帰国後に当面の繋ぎとして古いiPhone 3GSをソフトバンクショップで再アクティベートしてもらいました。SIMの再発行手数料は1,980円。

マレーシア航空およびタワウ空港ではもうしばらく探してみると言ってくれていますが、モノの性質からして捜索の初期段階で見つからなかったらダメでしょうね。

さて問題はこれからどうするか。目ぼしい選択肢は以下の通り。

  1. iPhone 3GSを使い続ける
  2. iPhone 4Sを買いす・・・16GBが46,080円
  3. iPhone 4を買い直す・・・8GBが23,520円
  4. au iPhoneに転出・・・2年縛りを精算してMNP転入特典を受ける

他にももっと安価に入手できる機種に変更するという手はありますが、いまさら非iPhoneでは…。

4は「メアド変わりました」が面倒ですよね。au iPhoneはまだソフトバンクiPhoneほどこなれていませんし。

もし全キャリアで共通にに使えるMUMA(モバイル・ユニバーサル・メッセージ・アドレス)とでもいうべきエイリアスのメアドサービスがあるといいと思うのですが。
例えば「abcd1234@muma.jp」を「abcd1234@softbank.ne.jp」にひもづけしておくと、
メアドを変えても相変わらずabcd1234@muma.jp宛てのメールが届くような。
ほんでもって強力なスパムフィルタを備えていると。

2は1年以内にiPhone 5の発売が見込まれる段階の追加出費としては高い気がします。

だとすると有望な選択肢は1か3。ケータイに期待するところが少ない私は一ヶ月ぶりにiPhone 3GSに戻っても特に不満は感じなかったので機能や性能的には十分です。ただし私の3GSは2年あまり使ってきて所々ガタがきてたりはします。

ならば2がもっとも妥当かな。iPadも携行している私にはiPhone 4Sの性能は不要です。メモリ容量が減る点はアプリとデータを厳選すればOK。なるほどソフトバンクユーザーなら3GS→4S(16GB)が実質無料でアップグレードできるのにiPhone 4をラインナップに残している意味がようやく解りました。私のようにiPhone 4Sを紛失した人への救済策ですね。「向こう1年以内に次のiPhoneが発売されるのに4Sを買い直すのは気が引ける。ならば安価なiPhone 4で繋ぐのがよかろう」と。

というわけでiPhone 3GSのくたびれ具合に我慢できなくなったらiPhone 4を買おうかな。無くしたiPhone 4Sに関しては「無償のお試し期間が終わったようなもの」と思うことにしましょう。

iPhone 4Sの紛失はショックですが今年は特にかけがえのないものを失った人も多いわけです。これくらいで意気消沈していても申し訳ないので。

インターネット難民になってしまった

7月に購入して、それなりに快適に使えていたWiMAX(IO-DATA製WMX-GWMR)が故障しました。

一昨日、利用中に急に電源が落ち、電源ボタンの押下にまったく反応しなくなりました。バッテリー切れを疑って電源ケーブルを繋いでみるも、赤LED(給電)が1分ぐらい点灯したあと消灯します。バッテリーパックの脱着やリセットボタンの押下を試してみるも反応なし。どうやら完全に故障しているようです。

まあ精密機械なので時にはそんなこともありましょう。保証期間中なので修理か交換してくれれば文句はありません。問題は直ってくるまでをどう凌ぐか。私はフレッツ光を解約してWiMAXに乗り換えたため、自宅にインターネット回線が残っていないのですよね。よってiPhoneが唯一の通信手段ですが、当然ながらMacやiPadのようには作業がはかどりません。WiMAXを導入してからはWi-FiモデルのiPadが割とどこでもネットに繋がると喜んでいたのが、一転してインターネット難民になってしまいました。 W-Fi目当てにマクドナルドに詰めるかな。

とり合えずIO-DATAのサポートに事情を伝えて修理の案内を求めましたが、返信メールには「返事に3営業日間かかる」とのこと。3営業日を目安にしているということは、よほど問い合わせの量が多いのでしょうか。今後IO-DATAの製品を買っても良いものかは疑問に思えてきました。

また、UQ WiMAXにしばらく代替機を貸してもらえないかと依頼したものの、今のところ解答はなし。もし代車ならぬ代端末のレンタルサービスが実施されないとすれば、これまたUQ WiMAXへの加入を友人・知人に勧めることが難しくなってしまいます。早急に色よい返事を貰いたいものです。

◆◆◆

その後UQ WiMAXから返信メールがあり、「代替機の用意はないのでTry WiMAXサービスを利用してくれ」とのことで池袋のビックカメラやヤマダ電機で訊ねたらすべて貸し出し中でした。ヤマダ電機の人が言うには「一頃はいつでも貸し出せたが、最近では常時貸し出しが続くような状態。郵送になるけどWebで申し込んだ方が早いですよ」とのこと。確かに店舗分の返却は当てにならないので、そうしましょうかね。

ダイビングリゾート評(ボルネオダイバーズ・マブールリゾート編)

今回利用したBorneo Divers Mabul Resort(ボルネオダイバーズ・マブールリゾート)のリポートと個人的な感想を。

まずは客室。このような戸建てが10戸ぐらいありました。私が泊まったのは117号室。118号室と隣り合わせです。

客室の戸建て

客室の戸口

室内はこんな感じ。

117号室の室内

他にもツインベッドの部屋もあるようですが私が割り当てられたのはキングサイズベッドの部屋。カップルで行くのなければ不自由極まりないので、その場合はエクストラベッドを入れてもらうことになります。

男性二人での利用だったのにキングサイズベッドの部屋が割り当てられたのは、現地で女性一人と部屋をチェンジしたので、おそらくそのため。リゾートが無配慮だったわけではありません。多分。

部屋にテレビや冷蔵庫はなく、テーブルに500mlのペットボトルの水が6本置かれていて、飲んだ分はベッドメイキングの際に補充されます。その前にボトルが空になれば食堂フロアで補充することも可能です。

シャワーは温水が常に安定していました。トイレが流れないということもありません。客室はある一点(後述)を除けばおおむね快適に過ごせるかと思います。

食事は毎回ビュッフェ(帰国日のお昼前の軽食以外)。品数もまずまず。どれもそこそこ美味しいのですが油っこいものが多い印象です。自分の好み的には去年のカパライの方が上だったかな。

食事の一例

面白かったのが食堂フロアには1~2匹の犬猫が出入りする点。犬は遠慮がちでフロアの端っこまでしか来ませんが、猫の方は実に堂々としています。ただし触られるのは嫌いらしく犬と違って人の手から食べ物を食べることはありません。

また、食堂のすぐ外にはミズオオトカゲがやってきます。連中の習性からして不用意に触ろうとすると尻尾でこっぴどくぶたれるでしょう。

ミズオオトカゲ
皆「ドラゴン」と呼んでいましたが正確には「モニター」ですね。 和名ミズオオトカゲ、英名ウオーターモニター
食堂フロアの隣にはイベントフロアがあり、通信速度はかなり遅いもののWi-Fiが開放されています。Windows PC(Windows XP)も2台設置されています。キーボードは英語配列、日本語入力ができる状態なのかは確かめませんでした。もちろん日本語サイトの表示は可能です。

ダイビング関連の施設が集中しているダイビングセンターは島から50mぐらいの沖合いに建っていて、毎回橋を渡って行くことになります。ちょっと厄介なのがダイビングセンターにはトイレがないこと。海で済ませるか部屋にもどるしかありません。それと島からけっこうな距離があるので私のように重たいカメラセットを持って部屋と往復する人は、なるべく海に近い部屋をリクエストした方が良いかもしれません(ダイブセンターには鍵付きのカメラルームもありますが)。

ダイブセンター
海に突き出たダイブセンター
マブール島
ダイブセンターから見たマブール島
お隣さんのシパダンウォーターヴィレッジ
お隣さんのシパダンウォーターヴィレッジ
お隣さんのシーベンチャー
同じくお隣さんのシーベンチャー。元採掘施設のダイビング基地。 ダイバーはリフトで降りてボートに乗り込みます
ダイビングスケジュール的には到着日に2本のガイドありダイブ、シパダン行きの日は4ガイドダイブ(昼食と休憩もシパダン島)、シパダンに行かない日はガイドダイブ3本というのが基本です。

※ 上記は羽田⇄コタキナバル便が就航していた頃の情報です。

サンセットセルフダイブは17:30〜となっていますが、もっと早い時間でもいいようです。ニシキテグリは17:00ぐらいに潜らないと見られないようですし。 それからガイドのダイブマスターに頼むとナイトダイビングをガイドしてくれます。料金は1グループあたり$150とのことです。

そしてボルネオダイバーズ・マブールリゾートを利用して最も痛感したのは虫よけ対策が極めて重要であること。無造作にベッドに寝ていると体のどこかしらにチクっとくることがあり、見ると体長2mmくらいの赤茶色の蟻がいたりします。そして噛まれた箇所は1~2センチの楕円状に腫れてきて次第に痒みをともないます。たまたま私のベッドだけかと思いきや一緒に潜った女性客(私とは真逆の位置の部屋に泊まっていた)もビキニの背中に20箇所ぐらいの虫食い跡を作ってたのでリゾート全般にいえることなのでしょう。腫れは何日も引きません。南国に虫は付き物とはいえ、これは何とかした方がいいですね。

でも蚊取り線香の類いは蟻には効かなそう。未開拓地でのイモトアヤコのようにベッドにビニール袋を敷いて寝るのもちょっと…。ガス式の虫除けスプレーは飛行機への持ち込みがアウト。運が悪いとスーツケースをこじ開けられて没収されかねません。

ということでポンプタイプの防虫剤を持ち込むのが良いでしょうね。

 
サラテクト マイルドミスト 200ml

もしくはベッドに噴霧するのではなく自身に塗るタイプにするか。

 
サラテクト ウォータージェルタイプ 200g

これらがあの蟻にも有効かは解りませんが、効くと仮定した場合、あるとないのとではリゾートでの快適さが格段に違ってきそうです。

ちなみに去年利用したカパライは水上コテージで陸地がないため虫にさいなまれることもありませんでした。

マブールはマクロ天国ではなかった

そこそこ古いダイバーの私には、かねてから「マブールはマクロ天国」という刷り込みがありました。今回利用したボルネオダイバーズ・マブールリゾートのサイトにもそのようなことが書かれています。実際、昨年カパライからマブールのFroggy Lair(カエルのねぐら)というポイントに潜りに来たときも、その名の通りカエルアンコウがたくさんいましたし。なのでそのことを微塵も疑っていなかったのですが、現実は違っていました…。

マブール島のダイブサイトマップ
マブール島のダイブサイトマップ Froggy Lairの他にも「Nudibranch Center(ウミウシの中心地)」という何とも気になるポイント名が

いや、今でもマブールがマクロ生物の宝庫であることには変わりないのでしょう。おそらく変わったのは客層の方です。2004年に自然保護の目的からシパダン島にあったリゾートが撤去されたため、以降シパダン目的のダイバーを近隣のリゾートが引き受けることになり、相対的にマブールを訪れるマクロ指向のダイバーの割合が薄まってしまったのだと。

それと近年増えてきた中国人ダイバーの存在も理由の一つかもしれません。彼らは何事にもダイナミックさを好む傾向があるように見受けられるので。今回、見かけた二人の中国人ダイバーが持っていた一眼水中カメラはドームポート付きの完全ワイド仕様でしたし、誰一人ウェットスーツは着ておらず全員がラッシュガードとサーフパンツ姿。つまり端から着底することは想定していないわけです。しかも彼らはボルネオダイバーズ・マブールリゾートのリピーターだそうですし。

そうして、たとえマブール島ステイであってもシパダンを希望するゲストが多いとなれば、ダイビングリゾートもそれに対応せざるをえませんよね。

また、現在シパダンへのダイバーの入島は1日あたり120人までに制限されています。各ダイビングリゾートは前日に当局に申請を出し、許可が下りれば割り当て人数の範囲内(一応)でダイビングスケジュールを組むわけです。

ボルネオダイバーズ・マブールリゾートへの割り当ての定員数がどれくらいかは解りませんが(少なくとも12人以上はあるようだった)、ゲストの収容数が最大でも60人程度(30室)でダイビングもせいぜい6チーム以内なので、100人超規模を収容可能なカパライリゾート(割り当てが1日20人までと読んだことがあります)などよりもパーミッションにありつく確率が高くなるのではないかと。

だとすると皮肉にもカパライ(もっともシパダンに近いリゾート)に泊まった方がマブールで潜る機会は多くなるのかもしれません。それって何なんだか。

ともかく、もし私が再度ボルネオダイバーズ・マブールリゾートを利用する機会があれば、あらかじめ「シパダンは1日だけにして。何ならシパダンなしでも良いよ」とリクエストしてみようと思います。うまい具合に連日シパダンに潜りたいような人とチェンジしてもらえるかもしれないので。

クダゴンベ
シパダンのドロップオフでもクダゴンベなんかを探すことはできますが…

帰国

帰国日のスピードボートの出発は11:30。リゾートでは10:30頃に軽食が出ました。道中、16:30発の羽田行きの飛行機の機内食まで食事にありつくタイミングがありませんしね。

軽食
この通りの軽食だけど2時間前には朝食をたっぷり食べてるので十分かな

マブール島→センポルナ→タワウ空港→コタキナバル空港と来たときの逆を辿り羽田へ。途中、タワウ→コタキナバルの国内線が若干遅れたものの、羽田には予定通り23:00に到着。

キナバル山
キナバル山

昨年はコタキナバル→羽田便の初フライトだったため、式典やら何やらが執り行われていて手荷物検査も無かったのですが、今回コタキナバル空港では手荷物検査が2回ありました。出国手続きの直後と搭乗の直前です。マレーシアは麻薬系の取り締まりが一際厳しい国ですしね。

機内食はこちら。

マレーシア航空の機内食(2011年11月23日)
マレーシア航空の機内食(2011年11月23日) この容器なので茶そばのワサビは注意しないとむせます

なお、帰りのシートは12列のFでした。12列と14列は非常口に面しているため前のシートとの距離が大きく空いているラッキーゾーン。窓際席からもトイレに行きやすくていいですね。

ただし、前列シートのトレーはガッチリ固定されていて使えず、替わりに自席の袖からあの頼りない折り畳みのトレーを展開して使うことになるので、飛行機が揺れると機内食やワインをこぼしそうになります。それと、タッチパネル式の液晶モニタへの距離が遠のくので、ちょっと大きな動作が必要になってしまいますね。足下に荷物も置けないし。広さの代わりに不便なこともありました。

それとラッキーシートの窓際席の斜め前方には緊急時にハッチを開けるためのレバーが設けられています。もちろんみだりに弄ってはいけないものですが、この位置だともし飛行機が大きく揺れたらうっかり掴んで引っ張ってしまいそうな…。

緊急時ハッチ解法レバー
このレバー、ちょうど自動車のドア上のハンドルのような位置にあって

それと飛行機が羽田に到着してから手荷物を受け取って到着ロビーに出るまで40分ほどかかりました。私の自宅最寄り駅までの終電は23:11。欲を言えばタワウ→コタキナバル→羽田の便がもう1時間ずつ早くなってくれると嬉しいのですが、無理でしょうかね。

ダイビング最終日

ダイビングの最終日。「いよいよマブールでのマクロ三昧だな!」と思いきや、まさかのシパダン。これには愕然としました。いや、シパダンも決して悪いわけではないのですが、何というかマクロ派ダイバーの感覚からすると大味で…。

シパダンで見られる生きものの代表格はバラクーダ、ギンガメアジ、カンムリブダイなどの群れやウミガメ類。確かにカメの個体数は多く、バラクーダやギンガメアジのトルネードはパラオのそれよりも巨大なのですが、パラオの海のあのスカッと抜けるようなブルーがここにはありません。シパダンの海の中はたいていクリーミーな色なので、少なくとも私のコンデジではワイドの写真を撮ってもあまり気持ちよくないのですよね。

バラクーダの大群
大群を育む芳醇な海はプランクトンも多く、概してクリーミー

それにそういった群れはドロップオフのある南国の海には割とありふれた景色。バラクーダはどこに行ってもバラクーダです。アオウミガメだってそう。シパダンだからと別段変わったことはありません。

アオウミガメ
保護区だけあってデカく育った個体が多く、しかもかなり接近できたりはしますが…

例えるならフランチャイズレストラン店のメニューみたいなものでしょうか。せっかくの旅先なのに他所でも食べられる定番メニューを食すってのもどうなんだか。その点マクロダイブなら、たとえ顔ぶれが同じでも環境要因に左右される面が多く、その土地土地の特色のある味わいが堪能できます。

まあ、中には定番メニューが初めての人や、ひたすら気に入ったものばかり食べたがる偏食家もいるのでしょうが。それにマクロを楽しむには着底したり、お宝探しや観察のスキルが要求されますしね。

てなわけでチーム編成を変えてもらいたかったものの、この日の3チームのうち2チームはシパダン組。もう1チームがマブール&シアミルでしたが既にゲストが11人の定員いっぱい。移籍は適いませんでした。

おまけにこの日はトルネードなし。欲張るものじゃないですね。

それでも中層ダイビングの隙を見て、コンデジで頑張ってこんなのを撮ったりはしましたが。

アカホシカニダマシ

アカシマシラヒゲエビ

フタイロカエルウオ

リトルスター

三日目はシアミル&マブール、マクロ派ダイバーにとってはいよいよ本番という感じ。 圧巻はシアミルでの二本目のこちら。

ピグミーシーホース(デニス)
ピグミーシーホース(デニス) ピグミーシーホースの一種、Hippocampus denise。 もちろん口先から背中までは10mm弱のサイズ

ピグミーシーホース類は季節的に海流に流されてどっかに行っちゃってると聞いたものの、まだ残っている子がいました。

残念ながらこの向きから動かなかったので他のポーズは撮れませんでしたが、まあ良いでしょう。本日最大の収穫です。

シパダン

二日目はシパダンで4ダイブ。この海域に来たからにはマクロ派でも1日ぐらいは潜っておくべきですよね。

ただし、我々の集合は8:15と遅いスタート。4:30 からの早朝ダイブには中国人のチームが参加してました。Buffalo fish(カンムリブダイ)の行進狙いです。去年はそのパターンで行ったらエントリ時には行進が過ぎ去る直寸前だったのですよね。

まあ、今回は早起きしなくても安全停止直前、5mくらいの浅瀬で数十匹の小さな群れには出くわしました。

カンムリブダイの群れ(遠景)

しかも1mぐらいまでは無理なく接近できる感じです。そこまで寄ると連中と目が合いますね。

カンムリブダイの群れ(接近)

もちろんシパダン名物の壁のようなキンガメアジの大群やバラクーダのトルネードも見られました。

ギンガメアジのトルネード
ギンガメアジのトルネード
ギンガメアジのトルネードの接写
近づくとギンガメアジがすし詰め状態
バラクーダのトルネード
バラクーダのトルネード
バラクーダのトルネードの接写
近づくとやっぱりバラクーダがびっしり

なお私の一眼レフの水中カメラセットは105mmマイクロレンズの完全なマクロ仕様。さすがにシパダンでは持て余すので、この日の写真はコンデジ撮影。設定が悪かったのか総じて白飛び気味になってしまいました。

マブール初日

昨夜は23:00頃に空港内のシャワー室でさっぱりしてから01:20のフライトでコタキナバルに。よせばいいのについつい映画を観てしまいました。そのうち飛行機で観ればいいと思ってた『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』がラインナップにあったので。まあ変な時間と言えば夜中の3時に機内食が出るのですが。その前後にはウイスキーやビールも供してくれますしね。

マレーシア航空の機内食(2011年11月19日)
往路の機内食。 フィリピン航空ではもう出なくなった素麺もあります

でもマレーシア航空は座席エンターテイメントが離陸前から利用できていいです。これがフィリピン航空だと、国際線でもエコノミーには座席に液晶画面すらなかったり、あってもLinuxのシステムリブートを繰り返して、いざ映画を観てもラスト前に時間切れになったりすることも。羽田からの飛行機は最新鋭機だし。

トランジットのコタキナバル空港では約一時間後にタワウ行きの国内線で飛ぶことになるので時間を持て余すこともありません。その後、タワウ→センポルナまでは車、センポルナ→マブールはスピードボートでそれぞれ小一時間。順調に昼前にはマブール島に到着しました。

昼食後、マブール島の近隣ポイントにボートを出してチェックダイブ。まあ普通に潜るだけです。幸い寝不足で足がつることもなく無事終了。うん、初日機内泊のツアーも問題なさそう。これは使えます。来年は大人数のツアーを企画しようかな。

チェックダイブのポイントにはこんなウミウシや….

ウミウシ1
ウミウシ1 横向きなのにぼかして撮ってしまった…

こんなのがいました。

ウミウシ2
解りにくいけど反時計回りにぐるっと巻いています。 これまたもっと絞って撮るべきだったな

どちらもムカデミノウミウシでしょうか。 そして二本目は桟橋からエントリしてのビーチダイブ。どうやら到着日に2ダイブというのがボルネオダイバーズ・マブールリゾートでのお決まりのコースのようです。

セミホウボウ
セミホウボウ
ジョーフィッシュ
ジョーフィッシュにはレギュラー感があります

それからマブールのビーチポイントには1.5m級の巨大なアオウミガメがごろごろいますね。

いざマブールへ

今夜から4泊6日のマブールツアー。

ダイビング機材と着替えはJAL ABCで羽田空港に発送済みなので、あとはカメラ類とパスポート、旅のバウチャー類を持って羽田に向かうのみ。もちろん出勤時に持ってきました。うかつなことにJAL ABCの送付状の控えを自宅に忘れてきたもののパスポートを見せれば荷物を引き取れるはずです。

ちょっと迷ったのは今夜のお風呂。規定の集合時刻は23:20なので19時頃に会社を出れば自宅最寄りのジムの大浴場に入ってから21時の羽田行き空港バスに乗っても間に合うなと。

でもまあ私にとって初めての羽田国際線ターミナル。あちこち見て回りたいものです。正確には1年前にコタキナバルから帰ってきたときに使ったけど何も見学できなかったので。

調べてみると国際線ターミナル内に30分800円のシャワー室があるらしいので今回はそちらを使ってみましょうかね。外の施設を利用すると空港に行くまでにまた汗かいてしまいそうだし。

さて、往路機内泊のダイビングツアーとはどんなものか。難関は妙な時間帯に出される機内食と睡眠時間の確保でしょうか。私は寝不足で潜るとたいてい足がつるんだよな…。

フィリピン航空の荷物規則が変更になってた件

フィリピン航空の規定が一昨日から変更されていました。けっこう大きなニュースなのにFacebookには流れてきてなかったような…。

今回変更になったのは東京・名古屋発着便の受託手荷物について。従来は従量制(エコノミークラスは20kgまで。有料のスポーツプラス会員は+20kgまで)でしたが、一昨日から23Kg × 2個までに変わったようです。確かデルタ航空でサイパンに行くときなんかと一緒ですね。

3辺の和が158cmを超えると超過料金が発生するようですが、私の機材用スーツケースは範囲内。でもお馴染みのプロテックスは厳密に計られたら微妙な感じです。キャスターを外せばクリアかな。まさかあれをアウトにしたらダイバーの足が遠のきますしね。

一応、超過料金は以下の通り。

個数超過(1個あたり) 10,000円
重量超過(1個あたり) 23kg超~32kg以下:6,000円
32kg超~45kg以下:45,000円
サイズ超過 (1個あたり、3辺(縦x横x高さ)の和) 158cm超:10,000円

高いですね。でも「うっかり巨大になっちゃった」とか「 3個になってしまった」ってことはまずないので、気にすべきは1個の重さぐらい。フル機材を持参するダイバーの場合、荷物を二つに分けられるようにしておいた方が良いですね。

それと要注意なのが、本件は現時点では東京および名古屋⇔フィリピンの往復に限った話であること。関西や九州などがどうかは書かれていません。

また、マニラ経由のセブ行きなら預けっぱなしなので大丈夫なはずですが、マニラから国内線を使う時にはおそらく適用されません。国内線の場合、確かスポーツプラスなしの重量制限は15kgまでだったような。

さて、私は9月でスポーツプラスの有効期限が切れたので次に行く直前に再入会しようと思っていたのですが、これなら必要ないかも。

来年の3月にまたサウスレイテに行くかもしれないので、その際には確かめたいと思います。さすがに15kgには収まらないので、もし超過料金が高額であればスポーツプラスに入り直そうと。その場合でも、年会費12,500円の「スポーツプラスアジア(SA)」ではなく6,300円の「スポーツプラスフィリピン(SP)」で事足りるかも。

まあ、いずれにせよフィリピン航空のことなので、事前に確かめておいた方がいいですね。

この原油高は何とかならんもんか

数日前、セブのダイビングショップの女性スタッフから「そろそろまた来ない?」というキャバ営業みたいなメールが届きました。今年は震災の影響などでマリンダイビングフェアに出展しなかったためか、どうやら閑散としているようです。

そのショップがあるマクタン島の近海は大物には期待できない反面、マクロ派はたっぷり堪能できる豊饒なポイントが多数。当然マクロ指向のガイディングなので、私が知る他所のどこのショップよりも写真の歩留まりが高くなるのですよね。

私の代表作のカエルアンコウ
この写真はそのショップで潜ったときのもの
カエルアンコウのサイズ比較用写真
私の指(男性用グローブならSサイズ)と比べてもこの通り
胡麻粒大のカエルアンコウ
驚くなかれ。 オーナーはさらにその後、もっと小さい2mm大の胡麻粒みたいなカエルアンコウも見つける快挙

確かに私も7月に行ったきりだし、沖縄もどんよりシーズンに入ったので行きたいのはやまやまなのだけど、やっぱり燃油が割高なのが引っかかって。

今年の燃油代は6~7月が往復16,000円、8~9月が19,000円、10~11月が16,000円。来週末あたり12~1月の燃油代が発表されるはず、と思いきや昨日発表されてて16,000円据え置きのようで。行き場を失った投機マネーが最近また原油先物市場に流れていると聞いたので、上がらなくて御の字かな。そろそろ下がって欲しかったのだけど。

いや、今年の春の時点で10,000円だったので、プラス6,000円なら旅費としてはそんなに騒ぐ金額でもないのですが、何なのでしょうね。マレーシアのようにもっと遠くて燃油代も多くかかるところだと気にならないものの、近くて行き慣れたセブだと惜しく感じます。去年まではもっと安かったわけですし…。

でも、石油が枯渇して採れなくなったのならともかく、投機マネーが入ったから価格が高騰するというのは何とかしてもらいたいものです。燃油代が割高になれば人々や物資の往来が控えめになって経済が停滞するのだし。

中東情勢の緊迫化など難しい問題があるにしても、何とかして食料や燃料の過度な先物取引を世界的に禁止するような方向には持っていかれないものですかね。石油相場で儲けようとしている機関投資家にしても、もう少し世界経済が安定的かつ成長してくれた方が動きやすいのでは?

濡れることがないウエットスーツ

NeverWetなるコーティング剤があることを知りました。効果のほどはこちらで確認できます。

市販の雨の日用の撥水スプレーどころのレベルではないですね。ビデオを見る限り、およそ何ものも寄せ付けない感じです。

そしてダイバーの私としてはついつい機材の何かに応用できないかと考えてしまいます。例えばデジカメに塗布したら素の状態で海に持って入れるようにならないか?

まあ、さすがにダメでしょうね。稼働部や接合部までは上手くコーティングできないか、ボタン類を動かすうちに剥がれそうです。もちろん撥水効果はあっても耐圧性はないのでしょうし。最初から防水・耐圧設計になっている機種でなければ、あっとういう間にリチウムイオン電池が水没して煙幕で水中がえらいことになりそうです。

ただし、ウエットスーツの表面をコーティングすると「濡れないウエットスーツ」ができそう。なぜそんなものを考えるかというと、ダイビングが終わって機材を洗って干した際に最後まで乾かないのがウェットスーツだから。胴体部分は比較的乾きやすいものの、袖と裾は湿ったままということが少なくありません。よって帰路でスーツケースからポタポタと水が垂れるなんてことも。そんな状態だと宅急便屋さんが配送を受け付けてくれない場合もあります。

でも、ウエットスーツが超撥水構造なら、そもそも水を含むことがないのではないかと。内側にもコーティングしておけば汗も吸いません。

NeverWetは濡れず凍らず腐食や菌にも強いそうですが、先々もし保温効果も備わったなら、ウェットスーツの世界に革命が起こりそう(より薄手のスーツで潜れるようになる)ですが、そこまでは期待できないのかな。

また、マスクのガラス面をコーティングすれば「くもらないマスク」「くもり止めいらずのマスク」ができるのではないかと。私の理解では、マスクがくもる原因は鼻から吐いた息が海水に冷やされてガラスの内側で微細な水滴になるからだと思うので。ガラスが超撥水状態なら水滴はガラス面に張り付きませんよね。うん、こちらの方がウエットスーツよりも現実的かも。

あと、ダイビング関連ではないけど耐久性次第では「汚れないトイレ」なんてもの作れそうです。

水中コンパスは意外に重要かも

私は旅の機材を軽量化すべく残圧計のみのゲージにして以来(おかげで必要なウェイトは増えたけど)、潜る際にコンパスを持たなくなりました。18年前にノービスワン(BSACでの名称。PADIで言うところのオープンウォーターに相当)講習で使ったきりだったので無くてもかまわんだろうと。でも、昨年ついにコンパスが必要となる機会があったのを思い出しました。

ちょうど一年前、カパライのハウスリーフに仲間とセルフダイブで潜ったときのこと。あらかじめマップ上でコース取りの目印を覚えてエントリ。決めておいた折り返し点までは順調に行けたものの、いざスタート地点の桟橋に戻ろうとコースを逆に辿ろうにも、先ほど見たような見てないような風景の連続。カパライのハウスリーフにはやぐら状の構造物が点在しているのですが、行きと帰りでは見る向きが反対になるので、もうどれがどれだか。

まあ、水面に浮上してしまえばリゾートの建物が見えるはずですが、そのために浮上するのもなんなので、できれば水中で解決したいと思うもの。結局、水深を上げつつそれらしいところをうろうろしている内に見覚えのあるイソギンチャクが見つかり、あとは写真を撮りながらのんびり引き返すことができました。

そこで思ったのは「コンパスを持っていれば、帰路を探さずともおおむね最短距離で戻ることもできたんだな」です。いや、一緒に潜った人のゲージにはコンパスが付いていたのですが、二人とも目印を頼りに戻ってくるつもりだったので方角を覚えていなかったのですよね。

さて、今週末のマブールでも一年ぶりにセルフダイブで潜ることになりそうなので安価なコンパスを買買おうかと。目をつけたのはこちらの製品。

BBC コンパスQ

回転ベゼルがないので方角を覚えておく必要がありますが、まあ良いでしょう。地形も知らない見知らぬ土地でのセルフダイブの時ぐらいしか使わなそうなのでこれで十分です。

ちなみに時計のリストバンドに付けるタイプを選ばなかったのは、今のが電池切れしたら以後リストタイプのダイコン使わなくなるかもしれないから。このタイプのコンパスならカラビナを使ってBCDに掛けたりもできるので。

GEORGIAポイントプログラム

私は出勤日の朝に自販機でGEORGIAの缶コーヒー(主にEUROPEANコクのブラック)を買って飲むのが日課になっています。会社にコーヒーメーカーもあるのですが、機械のケアやらマグカップを洗ったりの手間ひまを考えると130円払ってしまうのですよね。おかげで一週間に5枚ずつポイントプログラムのシールが貯まっていきます。今朝の時点で73ポイントありました。

さてポイントプログラムの景品一覧をチェックしてはみたものの私にとって魅力的なものが見当たりません。金色のAndroidタブレットやミニプロジェクタは貰っても持て余しそうですし、ポータブル地デジテレビとニンテンドー3DSも同様。

ただし、消費ポイントが50を超えると応募できるゴールド会員限定コースにCanonのEOS Kiss X5が追加されてました。これは良いですね。もし当たったなら今持っているNikon D7000を完全に水中写真用として割り切ることができます。あるいはKiss X5なら誰かしら知人に欲しい人がいるはずなので譲ってあげてもいいかと。

というわけで景品ではなく「YAHOO!ポイント」のコースに応募することにしました。先ずは50ポイント消費しないと。YAHOO!ポイントコースには1ポイントで応募できるので50回トライ。結果、YAHOO!の100ポイントが2回、500と700が1回ずつ当選。およそ12〜15回に1回当たるような感じです。

Georgiaの当選イメージ

当選分は消費にカウントされないとのことで更に4ポイント分応募してハズレ。これでようやくゴールド会員に昇格しました。

ここからが本番。残りの19ポイントでひたすらKiss X5を狙いにいくもことごとく落選。まあそりゃそうですよね。確率が圧倒的に違いますので。

応募期間は12月20日まであるみたいなので、あと20回ぐらいは挑戦してみようと思います。

ダイブビズショー2012

知らないうちにDIVE BIZ SHOW(ダイブビズショー) 2012のサイトが用意されていました。

DIVE BIZ SHOW 2012のバナー

ダイブビズショーはかつて「ダイビングフェスティバル」という名前でビッグサイトで開催ていた年次イベントが、今年から新宿にてリニューアル実施されるようになったものです。

残念ながら業界関係者向けのイベントなので一般のレジャーダイバーがふらっと行っても入れてもらえないのですが、その分こぢんまりした会場内で濃密な時間を過ごすことが出来ます。私がINONの魚眼マクロレンズやLight & Motion(Sea & Seaブース)のSOLAライトシリーズを始めて見たのもこのイベントでした。

今年は第一回目ということもあり、新製品のカタログをちゃんと準備できていなかったメーカーもあったのですが、来年は改善されているのではないかと。まだ出展者などは発表されていませんが、続報を楽しみに待ちたいと思います。

地球の海フォトコンテスト2012の受け付けが始まった

マリンダイビングフェアの事務局から来年の地球の海フォトコンテストの応募票が届きました。

今年は私も入賞して表彰式の抽選でFIXライト1500が当たったことだし(ちょうど欲しがっていた知人に譲ってあげた)、来年もチャレンジしないとね。

さて、来年は従来の環境部門とネイチャー部門を合わせた形で地球環境部門が新設されています。確かに環境部門にはシリアスなものが多かったり、あるいはもはや定番の「空き缶に住むミジンベニハゼ」のたぐいの写真が何点も入賞していたりと部門としては多少無理がある印象だったので、ネイチャー部門との一本化は妥当な変更かも。おかげで入賞の総数が50点ばかり減って競争率が上がってしまいますが。

ちなみに地球環境部門のテーマは…

環境への関心と、海の生きもののネイチャーシーンを撮影した水中写真

だそうな。よく解らんですが、生きものの特徴的な生態をとらえた写真でもいいってことでしょうかね。だったら私も面白い写真の新作があります。このblogにもまだ貼っていないやつです。

ご飯もラーメンも体に悪い?

江部康二さんの著書『主食をやめると健康になる』が話題です。

主食をやめると健康になる ー 糖質制限食で体質が変わる!

早い話が「炭水化物をたくさん食べると不健康や肥満になりやすい」のだそうで。理屈としては、人間はまだ穀物が多い食性に適用する段階まで進化できていないのだと。肉骨粉が牛の健康に悪かったのと似た話なのかな。

で、糖尿病の人向けの食事でいくと、肝心なのはカロリーではなく炭水化物(糖質)の摂取を減らすことだそうな。糖尿病持ちでない人にとっても炭水化物を食べてインスリンが多く分泌されることがメタボの原因になっている場合が多いのだと。そういえば先日疑惑の渦中で亡くなった先代鳴門親方(元横綱隆の里)も糖尿病によるインスリン注射のおかげで体重が増えたと言っていました。

太ることが宿命のお相撲さんはともかく、普通の人はなるべく健康体を保ち、無用な体重増加は避けたいところ。そのための方策は江部さんの言によるとこの通り

簡単にいえば、主食を抜いておかずばかり食べるというイメージになります。抜く必要がある主食とは、米飯・パン・めん類などの米・麦製品や、ジャガイモ・サツマイモ・里イモなどのイモ類など、糖質が主成分のものです。もちろん糖質制限ですから、甘いお菓子やジュースもNGです。 それさえ注意すれば、肉や魚はお腹いっぱい食べられます。焼酎やウイスキーなどの蒸留酒なら、お酒を飲んでも構いません。

長年糖尿病患者を診てきた臨床医の言うことなので、これまでのダイエット理論よりは説得力があります。確かに私の経験則でも肉食を続けると体重が減るのは解ってはいました。でもね、糖質が多い食べ物は美味しいんですよね…。

さて、この説を全面的に肯定するとして、教えを守るとなると外食は難しいなぁ。米・麦・芋抜きのランチなんてちょっと思い浮かばないし。麺なしのラーメンは具入りのスープ。きっと食べた気がしません。丼物なら上物だけはOKですが揚げ物の衣は残さないと。マクドナルドだとポテトのセットはダメ。ハンバーガーもバンズを残すことに。それって何なんだか。内食でももちろん辛ラーメンもうまかっちゃんもペケ。明太子ご飯をご飯抜きで食べるとなるとまるで酒の肴だあ。

う~ん無理。そもそも世の中には体に悪そうだけど美味しい食べ物はいくらでもあるわけで、それと同じですね。できそうなのは炭水化物を食べ過ぎないように注意することぐらいかな。

まあ、だけどこの「米も小麦も体に良くない」という驚愕の新事実みたいな理論は立場によってはビジネスチャンスかもしれません。これまでヘルシーをうたう食品やお店の拠り所がオーガニック野菜だったのに対して、低糖質メニューでもって参入するのはありでしょう。カロリー計算されたダイエット用のレトルト食品なんかは量的に物足りず二つ食べてしまうので無意味なんてことがありましたが、低糖質がテーマなら「ガッツリ食える焼き肉弁当(ご飯なし)」なんてのも可能ですしね。

ただ、炭水化物は漫才で言えば地味なツッコミのような存在。彼らがいるからこそ相方の味のあるボケが引き立つわけで、ご飯を控えるならそれに替わる存在が必要かと。だったら有望なのは豆腐かな。例えば肉ジャガのジャガの替わりに島豆腐(沖縄の固い豆腐)を使うとか。

でも、この理論がもし完全に正しかったとしても、やっぱ多くの日本人は炭水化物をたくさん食うんだろうな…。

Windowsに腰砕け

私のお仕事の一つは絵書き。といっても絵画やイラストではなく、PCやiOS用アプリなどのアイコン作成なんかが主。もちろん多くはMac上で IllustratorやPhotoshopを駆使して描くのですが、Windowsアプリのアイコンを依頼された際は最終的にWindows上での表示 確認が必要になります。

そして下図はWindowsでVisual Basicを使った際に表示されたメッセージ。

警告ダイアログ
これって何なんだか。 メッセージの内容は成功だけど、バッテン印が付いているし…。

操作的にはMacで作成した.icoファイルを読み込ませたものの、うまくいかなかったようなので、「読み込み操作に関するエラー処理を正しく終了しました」という意味合いでしょうかね。へなへなと腰砕けになる思いです。

もっともWindowsってこんなことが多いのですよね。今回はVisual BasicなのでWindowsそのものではないものの、やはりMicrosoftの製品ですし。

先月、スティーブ・ジョブズの追悼イベントで茂木健一郎さんがWindowsをこき下ろして同席した西和彦さんを怒らせたそうですが、それが不穏当な発言だったにしろ、その根拠は解る気がします。例えば、Wordで作成した書類をプリントアウトすると画面では1ページに治まっていた文字が次のページに送り出されて2枚印刷されるなんてMacではあり得ない話です。

パソコン全盛の時代の不幸は大多数がMacではなくWindowsを使わざるを得なかったことでしょう。Windowsは知っている人が使う分には問題は起きなくても不慣れな人にとっては難しい代物です。対してMacの方は、あまり覚えることもなく使えるように作られています。何というか、同じパソコンでもWindowsはMacよりも高いリテラシーを要求するのですよね。

まあ、そうは言ってももはや主役はスマートフォン。先行してしのぎを削るiOSとAndroidにWindows Phoneが追いすがろうという図式で、前ほどパソコンが重視されることもなくなりました。パソコンは専門職の人が業務用に使うものと考えれば多少扱いが難しかろうが必須スキルと言えましょう。Windowsの世界はこれでいいのかも。難しい部分がなくなったら労働への対価もひたすら下がっていくのだし。

オリンパスは生き残れるか?

案の定、オリンパスがどえらいことになってきましたね。もはや上場廃止は避けられないとばかりに際限なく売り浴びせられて株価は惨憺たるものですし、今後も株主からの訴訟など厳しい会社運営が予想されます。

とは言え、本業が不調で窮地に陥ったわけではないので買収を狙う会社は少なくないはず。なにしろ内視鏡分野で世界シェア7割らしいので。もっとも買うとうしても同社がウミを出し切ってからということになりますが。

そして、もし他の企業が傘下に収めるとなった場合、赤字続きのカメラ事業まで持ち続けるかは疑問です。オリンパスにとってはカメラはアイデンティティの拠り所的な意味合いがあったようですが、医療機器事業を主眼に置いた買収であればカメラ事業は必要ない気がします。コンパクトデジカメ市場はとっくに飽和状態ですし、人気のPEN/PEN LITEにしても一眼カメラ市場で大きなシェアを獲れているわけでもありませんので。内視鏡用途に技術の還流などがあるのかもしれませんが、このままカメラの新製品を出し続けるのは賢い選択には思えません。オリンパスが自力で再建する場合でも赤字のカメラ事業は重荷になるだけです。

折しも同社は新製品のOLYMPUS SH-21を発表したばかりですが、ことここに至っては遠からずカメラ事業の売却を余儀なくされるのではないかと思います。その場合の受け皿はやっぱり韓国もしくは中国の企業でしょうかね。

我々ダイバーのOLYMPUSカメラの所有率は高いのですが、「OLYMPUS PEN」が1~2年後には「SAMSUNG PEN」とか「HAIER PEN」になっている可能性もまったく無い話ではないと思います。いや、SAMSUNGなら「GALAXY PEN」かな。

まあ、もしそうなってもある日突然サポートが終わるなんてことはないでしょうから、オリンパス製品が好きなら買ってもいいと思うのですが、私ならOLYMPUS XZ1とほぼ同サイズのイメージセンサを搭載したCanon PowerShot S100にするかな。XZ1と違ってフルHD動画も撮れるし、カメラの使い勝手はキヤノンの製品の方が好きなので。

例によってCanonの純正ハウジングには仕様的に難があるものの(シューベース、コンバージョンレンズ用のネジ径、光ケーブル接続用の穴がない)、そのうちINONあたりが何とかしてくれるでしょう。

WP-DC43 PowerShot S100用ハウジング
PowerShot S100用純正ハウジング。 レンズポート側面のダイヤルは何に使うんだろう?

SOLAライトが一新!

Light&Motion社(日本の代理店はSea&Sea)のSOLAライトシリーズがリニューアルされたようです。旧製品を買ったばかりの人はちょっとショックかな。この時期に新たにギアを買いたい場合、ベテランダイバーなら毎年DEMA Showまで待つところですが、ビギナーはそのあたりの事情は解らないでしょうね…。

さて、まずはビデオライト。7月のマリンダイビングフェアでも参考展示されていたSOLA 4000Vが正式に発売されました。$1,599だそうです。他はすべて同じ形ですが、こいつだけはサイズ・性能・価格すべてが別格です。

Sola 4000V
SOLA 4000V
Sola 2000V & 1200V
SOLA 2000V(左)/1200V(右)

また、従来のSOLA 1200に替わる形でSOLA 2000V($899)とSOLA 1200V($699)が登場しました。

次にフォトライト。SOLA 1200P($699)、SOLA 800P($499)、SOLA 500P($299)のラインナップに変わっています。

Sola 1200P, 800P, 500p
SOLA 1200P(左)/800P(中央)/500P(右)

そして新たなカテゴリとして「ダイブライト」が追加されました。SOLA 1200D($699)、SOLA 800D($499)、SOLA 500D($299)です。

SOLA 1200D(左)/800D(中央)/500D(右)
SOLA 1200D(左)/800D(中央)/500D(右)

なんかスペック的に重複が多く悩ましい感じですが、ルーメン数は同じでもシリーズごとに照射角やLED構成、付属品が違うはずです。例えば赤色LEDはフォトライトの上位2機種のみですし、鮮やかなライトブルーが印象的なダイブライトにはガングリップやリストバンドが用意されています。買うなら自身の利用目的を見極めて最適な機種を選ぶ必要がありますね。

差し当たり私はライトは間に合っているので買うことはなさそう。私がライトに求めるのは光量よりも軽さ。あまり明るいとピグミーシーホースは顔を背け、エビは逃げますし、スペック表からは水中での重量が解らないものの今ターゲットライトに使っているINON LE-250よりは重たいでしょうから。

それにバッテリ内蔵型というところにも一抹の不安が。今のところSOLAライトの飛行機持ち込みが空港で止められたという話は耳に入ってきませんが厳密には航空安全規定に抵触しています。これまで黙認されていたものの、ある日、他のバッテリ内蔵ライトが飛行機内で発火事故を起こし、以降とばっちりでもって一律取り締まられるようになる可能性も否定できないわけです。取り締まりが気まぐれな海外から帰国する際、前回大丈夫だったからとスーツケースに入れていたら知らぬ間に抜き取られて、替わりに「没収しました。安全規定へのご協力感謝します」などという紙切れが入っていた日には呆然となりますし。

ま、このライトは機内持ち込み手荷物にするのが良いのでしょうね。物言いがついてもメーカーが用意している証明書の紙切れを見せたり、「この通り、すぐにOFFに出来る」といった具合に交渉の余地もあるので。

Facebook疲れ

ここにきて私の数少ないFacebook友達が減ってきました。友達登録から外されちゃったのでしょう。先方が不意に「こいつには近況を流したくない」と思い立ったのかな。うん、確かに私はほとんどコメントや「いいね!」も返さないし、友達リストの整理の際とかにそうされても無理はないかな。

でも、なにも登録を削除せずとも今のFacebookには友達の属性を設定できるので、「Acquaintances list(知り合い一覧)」に格下げ編入(大きなニュースだけが流れるようになる)すれば事足りるはずなのですが。

ま、いいけど。私の性分は「来るものはなるべく拒んで、去るものはまったく追わない」なので。追加機能を把握して使いこなすよりも削除する方が簡単ですしね。

もちろん削除の理由は訊ねませんし、相手のウォールも見ません。Facebook上で再開する前の状態に戻るだけです。近しい人とは直接コミュニケーションを取ればいいし、逆に疎遠な人はやっぱり疎遠だと。そもそも私の場合、Facebookを始めない友人、知人の方が圧倒的多数だったりしますし、Facebookを始めるまでは知ることがなかった相手の近況や日常の出来事なんかを不意に知ってしまうつまらなさなんてのもあります。

でもなあ、人によっては落ち込むかもね。友達登録の削除はFacebookという言わば上辺のつきあいでさえ絶交されたようで。この先、中学生とか「Facebookの友達登録を外されて不登校に…」なんてことも起こりそうです。

もっとも、日本でも急速にユーザを増やしているFacebookとて、半年後、一年後はどうなっているか。ここ10年ぐらいではホームページ、blog、mixi、Twitter、どれもブームになってはしばらくして「●●疲れ」と呼ばれたりしました。なくなりはしないものの、たいていは「それなりの使い方」に落ち着くものです。Facebookもきっとそうなりますね。

差し当たり私にとってのFacebookは「情報収集のツール」。私とFacebook友達になってくれた奇特な人が流す近況は読ませてもらいますが、企業や団体のお知らせの類いを集めるのが主眼です。以前は公式Webサイトに能動的に取りに行かなければならなかった情報が勝手に届くのが便利なので。もちろん不要な情報で水増しされてもきますが、その点はTwitterと同じ。いや、メディアすべてがそうですね。

そして私の主な発信メディアはこのblog。これはもう自己満足の世界であるとともに自分に課した試練みたいなものなので今後も続けると思います。

でも、Facebookの方は「あなたがた、そうまでして人々と頻繁にコミュニケーションを取りたいの?」と思ってしまうのですよね。いや、他人の行動や価値観は否定しませんが、たぶんそのうちFacebook疲れして「たまに気が向いたときにだけアクセスしてみるだけ」みたいな人も増えて、やっぱり落ち着くべきところに落ち着くのでしょう。

一度は行ってみたい海

11月のダイビングはマレーシアのマブール。昨年11月に羽田←→コタキナバル便が始まったので行きやすくなりました。思い起こせば昨年はお隣のカパライからコタキナバル→羽田の初フライトで帰ってきたのですよね。Tシャツとか記念グッズをもらったなぁ。

マブールのオオモカエルアンコウ
マブールのオオモカエルアンコウ 昨年、マブールで撮ったオオモカエルアンコウ。 かさぶた(?)を剥がしてあげたいような…

さて、私にはマブールの他にもぜひ行ってみたい海がいくつかあります。その最たる場所がレンベ。インドネシアのスラウェシ島、メナドに隣接した地域です。

レンベは知る人ぞ知るといった感じのマクロ天国。一見南国っぽくない灰色の砂地の海でヘアリーフロッグフィッシュやミミックオクトパスが頻繁に見られ、バンガイ・カーディナルフィッシュなどもわんさかいるそうな。ギリシャ人カメラマンのペトリノス氏が言うには「レンベ海峡は間違いなく世界中のカエルアンコウのキャピタル」とのこと。ぜひそこで潜ってみたいものです。

でも、メナド/レンベには行きづらいのですよね。一般的なシンガポール乗り換えで片道二日かかります。デンパサール経由でも同様。行き帰りとも経由地で一泊することになるようです。

往路の日程を切り詰められる羽田空港深夜発シンガポール経由6日間のツアーでも、実質5日間のうち3日間を移動日に取られ、潜れるのは一日半の6ダイブだけ(1日目4ダイブ。2日目は飛行機の都合で2ダイブまで)。これでは寂しいので、せめて7日(実質6日間)の10ダイブコースで行きたいところ。そうなると週末と祝日を絡めても3日は休まないと。幸いなことに上司の理解がある私はともかく、仲間が休みを取れなさそう。

それに仲間はみな私ほどマクロ指向でもないので、どうせ3日休むならもっと他の海に行きたいと言い出すやも。かといって1人部屋追加料金(¥9.500/1泊とか)なんて払えないし…。

日本人にしてみればミンダナオ島(フィリピン)の真南のメナド空港に行くのに、わざわざシンガポールやバリを経由するのも冗長なので、コタキナバルやマニラとメナド間の便ができればマブール並にロスが少ないアクセスになるのですが。あるいはメナド発のシンガポール行きが朝9時ぐらいに飛ぶようになってくれれば。でも、やっぱ無理かな…。

悲願のレンベ行きは来年も適わないかもしれません。

Nauticam NA-D7000Vには驚いた

DEMA Show 2011にてNauticamが水中ハウジングの新製品NA-D7000Vを展示していたようです。よもやNikon D7000用のハウジングを新たに投入してこようとは。これが予告されてた「三つの新製品」のうちの一つですかね。

Nauticam NA-D7000V(1)

Nauticam NA-D7000V(2)

Dive Photo Guideから転載

私も愛用している前作NA-D7000ハウジングとの違いは以下の通り。

  • 十時ボタンの真ん中とInfoボタンが黒→赤
  • 十時ボタンと録画開始ボタンの位置変更
  • ブラケットの搭載
  • メインコマンドダイヤルの位置
  • HDMIケーブル対応

まず、ボタンの色や位置はどうでもいいです。ブラケットの搭載も同様。そうまでしてハウジングとハンドルを固定しなくても撮影には差し支えなさそうなので。 でも、メインコマンドダイヤルの位置変更は羨ましいかな。NA-D7000は背面側についていたので右手親指は回転運動を強いられたのですが、D7000Vでは上面になったので親指を左右に動かすだけで操作できます。つまりカメラ本体のメインコマンドダイヤルと同じです。最初からこうしてくれてたら良かったのに。

そして何といってもHDMIケーブル対応が目玉。要するにより大型かつ高精細な外付けモニタを繋いでNikon D7000をフルHDの水中ビデオカメラとして使おうという狙いですね。こんな感じ(↓)で外部モニタと接続するのでしょう。

Nauticam NA-D7000V(3)
モニタのハウジングとGH2用ハウジングの新製品。 「NA-GH2V」ではないの?

なるほど私のD7000用や他のNauticam製ハウジングにも謎のボルト箇所があるのですが、始めからこういう使い方を想定していたのですね。さすがだ。 確かに一眼レフでの動画撮影は昨今のトレンド。先日はCanonから「4K一眼レフビデオカメラ」とでも呼ぶべき新機軸の製品が発表されましたし。 もっとも私のD7000は105mmマイクロレンズ仕様にしてあるのでとても動画を撮る気にはならないのですが(三脚でも使わないと手ブレが増幅されるはずなので)、なるほどプロならそもそも撮影技術が高い上、海中に三脚を立てるのもありでしょう。もちろんワイド系のビデオ撮影にも十分使えそうです。

◆◆◆

DEMA Showのリポートへのリンクを以下に張っておきます。

DEMA Coverage- Day 1

DEMA Coverage- Day 2

DEMA Coverage- Day 3

DEMA Coverage- Day 4

バックアップ用ダイビングコンピュータ

イントラクラスになるとダイコンを複数個持って潜る人もいますよね。予備のダイコンをBCDに引っかけるなどして。そんな用途に最適なダイコンをDEMA show 2011のレポートを物色していて見つけました。Oceanic(オーシャニック)のB.U.Dです。

Ocianic Diving Computer B.U.D

形状からしてもうBCDのフックにぶら下げることが前提で作られています。

実は私の今のダイコン(MARES NEMO SPORT)が4年前に買ったもので、そろそろ電池切れが近いのではないかと。ただし輸入品なので国内サポートが受けられるかは不明、しかもNEMO SPORTは海外では既に流通してないっぽいので、もはや安価に電池交換はできないかも。ならば次のダイコンを買うのが良さそうです。

また、ちょうど3mmのウエットスーツを着るようになり(愛用の2mmスーツが大破したので、しばらく昔の3mmでしのぐことにした)、手が回しづらくリストタイプのダイコンが見づらいと思っていたところです。

B.U.Dは定価で$329.95。今のレートだと約26,000円、送料込みでも3万円ぐらいに収まるかと。

しかもユーザ自身で電池交換ができるらしいので、メイン機にするにしろ予備機にするにしろ融通が利きそう。

まだ発表されたばかりなので香港あたりの販売店に流通し始めたら購入を考えてみようと思います。

谷津のカエルアンコウ

フロリダで開催中のDEMA Show 2011の現地リポートをネット上で探しているのですが、まだ海外のサイトでもちらほら。日本勢ではAQUROS池袋店のblogぐらい。香港の水中ハウジングメーカーNauticamも新製品を発表しているはずですが、オフィシャルページの更新もまだのようで。まあ、引き続き探してみることにします。

てなわけで谷津を振り返ってカエルアンコウの写真を。30cm級のサイズと顔つきからしてオオモンカエルアンコウでしょうか。オオモンってすべすべお肌の個体が多いのですが、この子は付着物(?)がこの通り。

オオモンカエルアンコウ1
正面。マイクロレンズなので、全体を写すべく引きで撮ると暗くなります
オオモンカエルアンコウ2
顔面アップ
オオモンカエルアンコウ3
アップをもう一枚

谷津

ふと思うところがあって南伊豆の谷津で潜ってきました。今日の天気は終始曇り、水温は22.5℃ぐらい。まあ暑がりの私には3mmウェットスーツ、ノーブーツ・フルフットフィンで快適に潜れる温度です。ちなみに私は今日も朝からTシャツ・短パン・サンダル履きでした。

さて今日の目的はアカホシ系のカクレエビ撮り。具体的には1枚ずつ絞りなどを変えながら撮り比べてみようと。

でも実際には水中がうねっていてそれどころではありませんでした。私のカメラは105mmマイクロレンズなので水流に大きく揺られながらではこの写真が精いっぱい。なにしろ手元がちょっとずれただけでも小さな被写体はファインダの視界からいなくなりますので。せっかく美人の現地ガイドさんが目ざとく見つけてくれたのですが…。

アカホシカクレエビの仲間
目が線で繋がっているタイプ

それからムチカラマツエビ。「ビシャモンエビ」と教わったものの、突起がないムチカラマツエビの方ですね。この通り、ハレーションを回避する余裕すらありませんでした。

ムチカラマツエビのペア
大きい方が卵を持っているので雌? 体の小さな雄(?)に覆いかぶさっているところ。なぜ?

そしてカエルアンコウ。30cm級のブルーグレー個体。私とバディを組んだ人は水中ではカイメンか何かだと思ってたようですが、私につられてシャッターを切ったことで思いがけずカエルアンコウが撮れてました。

カエルアンコウの顔面
さすがにこのサイズなら、うねっていても大丈夫

最後にもう一度ムチカラマツエビ。

ムチカラマツエビその2
白っぽいムチカラマツには白っぽいムチカラマツエビ。 よく見ると右はじにもう一匹が見切れています

初めて潜った谷津ですが、探せばマクロ生物もたくさんいそうな雰囲気なので、うねっていないときにまた行ってみたいと思いました。

美味しい座間味

座間味で遭遇した美味しそうな写真をいくつか。 まずはキビナゴの群れ。

キビナゴの群れ

キビナゴの食べ方というと私は断然鍋ですね。子供の頃、実家でよく食べていました。鍋の中でゆで上がり白くなったキビナゴをポン酢にくぐらせたら頭を箸で摘んで尻尾から口に入れ、エラあたりに歯を立てて引っ張ると身だけが口の中に残ります。でも、ぶきっちょにやると背骨が折れて、ちょっとごわごわとする骨付きで食べることになるのですよね。懐かしいなぁ…。

カマス三匹
これも美味そう。こちらはやっぱ塩焼きかなぁ

次にカマス。

ミミジャー(ヒメフエダイ)の煮付け1
先ずはマクロ写真。ちとピントが奥にいっちゃいました
ミミジャー(ヒメフエダイ)の煮付け2
ゴーヤーチャンプルーとオリオンビールも添えて…

そして最後はミミジャーの煮付け。標準和名でいうとヒメフエダイだそうです。 全体像はこんな感じ 今回利用した民宿やどかりで晩ご飯に出してくれました。とても美味しかったです。もちろん目玉は他の人に譲りません。もっとも、グロテスクに思うのか誰もあまり食べたがらないけど…。

最も濃密な海外ダイビングツアー計画

先月の3連休がらみの3泊4日でパラオに行くと言っていた知人は結局サイパンに行って帰ってきたようです。出発の数日前、私と話をした時点では「ミステリーツアー」として主催者からダミーの行き先を聞かされていたのでしょう。そりゃそうですよね。3泊4日でパラオとなるとJALチャーター便とはスケジュールが合わないので潜れるのは2日目だけ。しかもコンチネンタル航空でのグアム経由になりますし(曜日によってはヤップも経由します)。

さて、海外にダイビングに行く際は日数がポイントになります。3泊4日で2日間潜れる海外となると、やはりサイパン、グアム、フィリピンですね。出発を早朝か前日の夜にすればサイパンやグアムなら3日潜れます。去年はそれをやりました。金曜日の夜出発のデルタ航空でサイパン入りし、3日潜って火曜日(祝日の次の日)の早朝便で帰国、その足で出社するパターンです。勤め人にとって限られた休暇を有効に活用するためには有利な日程と行き先を選ばないと。

そうして見つけたのがこちら。

行き先:マレーシア、サバ州
宿泊&ダイビング:シパダン近辺
出国予定:羽田空港01:35(集合は前日の夜)
帰国予定:羽田空港23:05
期間:5日間(月曜・土曜)もしくは6日間(月曜・水曜・金曜)
旅行会社:ジスコ・ボルネオ旅行社

この方面のツアーの良いところは何といっても日程をフルに有効活用できる点。初日は羽田空港に23:20集合、翌01:35に出発なので東京近郊か らは会社終わりで向かえます。土日休みの人は土曜日の夜に出発するのはもったいないので金曜日からの6日間コースあたりがお勧めですね。ちなみに成田空港 からのツアーなら曜日を自由に選べるものの、潜れる日数は1日少なくなるとのこと。

旅の概要はこんな感じ。金曜日は出国手続きのみ、翌土曜 日が機内泊でマレーシアへ。コタキナバル空港に着いたら国内線でタワウ空港に飛び、その後も車とスピードボートを乗り継いで正午前(時差が1時間あるの で)にはリゾートに着きます。時間帯は違うもののマニラからフィリピンの地方都市やグアムからミクロネシア各地に飛ぶパターンと似た感じですね。長距離移 動はそれなりに大変ですが、その日の内にチェックダイブを済ませ、ダイビングサービスによってはもう1ダイブ(サンセットセルフ)も可能です。

続 く日曜、月曜、火曜はガイド付き3ダイブ+セルフダイブができます。セルフダイブには追加料金も発生しませんし、オプションのナイトダイブが用意されてい るリゾートもあります。5泊6日といいつつ実質5日間の日程で4日間、計10~14ダイブ(毎日セルフを1本ずつとして)かそれ以上潜れるわけです。

帰国日もお昼前に現地を出発。パラオやサイパンのように夜の一番眠い時間帯に空港に向かったり、フィリピンの地方都市のように早朝から起き出して移動する必要はありません。

加 えて到着日の朝食以外の全食付き。昨年利用したカパライリゾートの食事はビュッフェの食べ放題で日本人の口にも合い、帰りの日のお昼には軽いお弁当も持た せてくれました。滞在中ほとんど現金を使う機会もなく(シパダンの入域料は現地払いになるかも)、食う・寝る・潜るののんびりダイビングです。その分、現 地のスーパーマーケットや市場を散策するような時間もありませんが。

そして帰国日を祝日に当たるようにすれば二日間の休暇取得だけで6日間のツアーに参加できます。カレンダーを見ると直近では11月23日(水)が祝日です。

と いうことで11月のダイビングはマレーシアのマブールに決定。18日(金)~23日(水祝)の日程です。今年の潜り納めかな。お隣のカパライとの両睨みで したが、全室が水上コテージで人気のカパライリゾートが先に埋まり、マブールの水上コテージも早々と埋まっていたので、今回はマブール島のロッジ利用にし ました。

マブール島の鳥観写真
マブール島。マクロ派ダイバー憧れのダイブサイトの一つ

また、金曜日ではなく水曜日からの6日間ってもありですね。それだと木曜と金曜を休んで月曜日に帰ってくるパターン。水曜日の祝日は再来年の3月までないものの、ハッピーマンデーのおかげで月曜日の祝日が来年は6回あります(1月9日、4月30日、7月16日、9月17日、10月8日、12月24日)。今回のマブールの手応え次第では、そのどこかでまた行く気になるかも知れません。