ケータイの世界の近未来

ソフトバンクによる米スプリント・ネクステル社の買収が完了すると世界で3番目のケータイ電話会社になるようです。つい先日まで、国内で3位の座に甘んじていたというのに。

ソフトバンクが世界3位へ

ソフトバンクの契約数9600万

懸念された米国の規制当局も静観のようで。外資が参入しようとも、業界3番手企業がガタついて無くなるよりはマシという感じでしょうか。

「契約数でdocomoを抜いたといっても日米合算じゃないか」は、「通算安打数、張本の方がイチローよりも上」と言うのと同じようなもの。「世界第3位」の前では「国内シェアトップ」は霞んで見えてしまいます。

まあ、安打数とは違ってケータイの契約数は減る可能性もあるので、買収完了後が重要なわけですが。iPhoneのテザリング解禁後はイー・モバイルの解約ラッシュも予想されますし。

この買収が目論見通り実を結ぶのかは解らないものの、もし一定の成果を上げることができたなら、さらにその先のステージが見えてきますよね。それはもちろん世界展開。次は欧州のどこかでしょうか。

そうして、航空業界のように世界中のキャリアでアライアンスが形成され、ソフトバンクがその中核がとなって、「ちょいちょい海外に行く人は断然ソフトバンクが有利」といったサービスプランを展開しようものなら、docomoやauは「極東のローカル企業」でしかなくなります。

私もソフトバンクが好きなのではなく、iPhoneとの付き合いでソフトバンクなだけですが、今後の同社の動向は要注目。早ければ5年後には世界のケータイ市場の様相、面々がガラッと変わっているかもしれませんし。

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