docomoの新製品に嫌な既視感

docomoが株主総会で「iPhoneの提供は考えていない」と言明したようです。これまでは可能性がゼロではないことを匂わせていましたが、ここにきてキッパリと否定したのはiPhoneへの転出を防ぐだけの状況が整ったというところでしょうか。Android搭載スマートフォンのラインナップが充実してきましたしね。確かにiPhoneと同様のことができるならワンセグやおさいふ、赤外線が使えるAndroidの方が良いと思う人も少なくないでしょうから。

MEDIAS WP N-06C

さて、docomoの新製品にMEDIAS WP N-06Cという機種があります。来週発売とのこと。薄くて防水でかつ「全部入り」ということで前評判が上々です。でも、ふと疑問に思ったのですよね。「それって世界市場でも戦えるの?」と。全部入りは結構です。多機能に需要もあるのでしょう。ただし、あくまでも国内の…。

そもそもなぜ旧来のケータイがガラケーと揶揄されるようになったのかと言えば、独自の進化にまい進したため、いつしか世界では通用しなくなっていたからですよね。外国では多機能高性能が求められていないので、どんなに豪勢なものを作っても、必要十分な仕様のチープな端末に競り負けてしまうのだと。その上国内市場が頭打ちで飽和した中、小さなパイを食いあっているうちにiPhoneのような黒船が来襲したら、たちまち席巻されてしまうわけです。

差し当たり薄さや防水性能は海外でも普遍的にアピールするでしょう。でも、赤外線やおさいふはどうでしょうかね。おさいふはGoogle Wallet頼み、ワンセグに至っては価値無しでしょうし。

結局日本のメーカーがやってることはOSをAndroidに載せ替えてスマートフォンの仲間入りをしたつもりになっているだけで、かつてのガラパゴス路線と同じではないかと。キャリアの方は製品が売れるならメーカーは国内外どちらでもいいのでしょうが。

それでも不要な機能を省いてローカライズすれば海外でも競争力を持てるなら良し。でもまた国内でしか売れない代物になっているなら、今度こそそういったメーカーは体力をすり減らして淘汰されるでしょう。いや、NECのパソコン事業のように国内限定でカツカツにやっていかれればというスタンスならいいのかもしれませんが、そんなことだと1〜2年後、国内シェアの過半がSamsung、HTC、Appleといった海外勢に占められている可能性も否定できないのではないかと。

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