テキストの正確な読み上げはAIには無理

テキストの読み上げ精度を上げるには二つの方式が考えられます。

  • 徹底的にタグ付けする
  • 辞書を充実させ、AIを発展させる

ちなみに私は前者の信望者です。作業的には面倒になるけど確実だから。

後者、つまりAI技術でスマートに解決したいと思う人もいるかもしれないけど、例えば文中の「羽生」が「はにゅう」なのか「はぶ」なのかAIには正確に判断できないはずなので。

いや、テキストを解析してフィギュアスケートの記事だったらはにゅう選手だとわかるかもしれないけど、はぶさんがスポーツに取り組んだといった記事なら「はにゅう」と読んでしまうかも。増してや文中に登場するはぶさんやはにゅうさんが一般人だったら、あてずっぽうにならざるを得ないわけです。近年、キラキラネームを持つ人も増えているし。

それにAI方式だと、読み上げエンジンによって出来不出来の差が如実に出てしまいますよね。

よってどなたかテキスト読み上げのための標準仕様を策定して(まだ存在していないですよね?)、Apple、Google、Microsoft、Amazonなどに採用を促していただけないかと。残念ながら私にはその伝手がないので。

まあ、それが実現したら濱田祐太郎さんの「かとう せんにひゃくさんじゅうななだん」ってネタは過去の話になってしまうけど。

iPhone VS. Android

スマホ市場、日本ではiPhoneが圧倒的に強いけど、海外に目を向けるとシェアが逆転します。統計会社によっても違うけど、おおむね8割ぐらいはAndroidでしょうかね。

ではどっちが良いかというとやっぱり私はiPhoneをお奨めします。もはやできることは変わらないし、防水やらおさいふやらAndroidスマホの方が明らかに勝っている点もあるけど、Androidはセキュリティ面に不安があるのにOSがちゃんとアップグレードされるとは限らないのですよね。というか、ほとんどされないんじゃないかな。

iPhoneの場合、OSと本体をAppleが作っている(作らせている)ので新しいOSは2〜3世代古い機種にも適用可能です。スペックの都合で多少の機能制限がかかるにせよ便利な最新技術が使えます。

あるいはWindowsであればおよそ考えうるスペックのパーツをMicrosoftがサポートしてくれるため、自作を含めて新し目のPCならどれでも最新のWindowsが使えたりします。

でも、Androidでは新しいバージョンのOSが出ても一世代前の機種ですらサポート外になることもしばしば。Android のOSへの対応は開発元のGoogleではなく各端末メーカーの所管になるため、メーカーの都合であっさりと見送られたりします。メーカーにしてみれば旧機種を使い続けてもらうより新機種に乗り換えてもらった方がいいわけだから、釣った魚に餌はやらんと。

感覚的には20年ほど前のパソコンのOS事情みたい。当時Microsoftと蜜月関係にあったNECのPC-98向けには最新のMS-DOSやWindows(3.0とかの頃)がすぐに出たけど、他のPCメーカーは何ヶ月も待たされるという。

実際、私の職場には業務で使うNexus 7、Galaxy SIII、Galaxy Tab、Motorora RAZRといった機種(米国での昨年のベストセラー機たち)が揃っているものの、最新のAndroid 4.4にアップデートできるのはNexus 7のみ。さすがにNexusはGoogleブランドなのでちゃんと対応していますが。

ものすごく売れたGalaxy SIIIなんかも放置されているのは寂しいです。まあSamsungは前しか見てなさそうだもんな。

そういや人気の英語学習教材『EVERYDAY English』の購入者特典がAndroidタブレット。製造メーカーは解らないけど、まあオマケにできるぐらいだから中華タブレットでしょうね。そしてOSはAndroid 4.1。1年半前のバージョンです。ちなみに最新は4.4。

EVERYDAY Englishの広告
何が「最新モデル」なんだか。 ってか、この謎のメーカーにおける最新モデルなんでしょうね

まあ、Androidのデバイスも貰い物や会社支給とかなら良いかも知れないけど、自費で買うんなら1年かそこらで乗り換える覚悟じゃないと、きっと後悔するんじゃないかと。

なぜなら、そのうち「Android 4.3とか4.4以降じゃないと動かないアプリ」なんかが増えてきて、自分のスマホやタブレットが取り残されていることにはたと気付く日が来るわけです。

もっともiOSの方も、アップグレード直後は互換性が取れないアプリが続出しがちですが、見捨てられるよりはいいですよね。

海の中のGoogleストリートビュー

SEAVIEWがグレートバリアリーフの海中版Googleストリートビューを作成しています。撮影はあの独特のカメラヘッドを付けた専用の水中スクーターや潜水艦で行っているようです。

もちろん実際に潜っているときの臨場感はまったくないものの、これはこれで楽しめます。将来、世界の主要なダイビングサイトが網羅されたなら、地形の確認やエントリー前のブリーフィングや想定コースのシミュレーション、それにダイビング後のログ付けのにも利用できそう。「あそこの根に○○○がいたよね」とか。

まずはグレートバリアリーフの狭い地域だけのようですが、完成版の正式公開が楽しみです。

SONYの限界、日本の限界

walkman nw-z1000SONYがAndroid搭載のウォークマンNW-Z1000を12月に発売するようです。簡単に言えばiPod touchに相当するウォークマンですね。まあ順当というか今さらというかチグハグというか…。

確かに音質ではiPhoneやiPod、その他のケータイに勝っているのでしょうが、悲しいかな携帯音楽プレイヤーに手軽さよりも音質を求める人は圧倒的に少ないわけです。ならばターゲットはケータイとの2台持ちを容認できるこだわりのある人に限られますよね…。

つくづく思います。国内の他の電気大手の例にたがわずSONYも結局はハードウェア偏重のメーカーなのだと。せめてGoogleを制してAndroidを買収しておけば、これほど敗色鮮明にAppleの後塵を拝することもなかったでしょうに。

いや、そもそもSONYにはGoogleがAndroidを買った2005年頃にその可能性を感じるだけの先見の明や、Androidをこれほどまでに育て、普及させる力量も無かったのでしょう。

ソフトウエアへの造詣の乏しさの結果は見ての通り。さすがに携帯音楽プレイヤーのライバルはAppleのみとなりましたが、そのAppleのiPod事業はもはや片手間にも見えます。そこと全力で張り合ってくれても…。

そしてスマートフォンに至っては他社製と大して差のない中国製のハードにこれまた定番のAndroidを載せて、さながらドングリの背比べ状態…。

まあ日本の縮図ですよね。ただ、もはやよほどの大発明か日本円の暴落でもない限り日本の製造業が盛り返す目はないかと。これ以上、老舗の大手電機メーカーが元気を奮い立たせるのも考えものじゃないでしょうかね。

blogからGoogle AdSenseが消えてしまった

ふと気づいたらこのblogからGoogleの広告が消えてました。

少々調べて回ったところ原因はPINコードの未登録らしいです。AdSenseを開始してから一定の成果が上がった段階でGoogleからPINコードなる個人識別番号が書かれたハガキが届くのだと。そうしてAdSenseのサイトにPINコードを登録すると、晴れて支払いがなされ、以後はAdSenseの本格活用となる運びだそうです。

逆にPINコードの入力をサボっているといつまでたっても支払いがなされず、今回のようにいつの間にか広告表示が空白になってしまうのだとか。当然新たな広告収入の積み上げもなくなります。でも、Googleからのハガキなんて見た覚えがないのですがね…。

まあAdSenseのサイトから新しいハガキの請求ができたので、しばらく待ってみることにします。