パスポートのデザインが変わる

パスポートのデザインが現在のそっけないものから葛飾北斎の冨嶽三十六景に変わります。表紙はそのままで見開きページごとに違う絵柄を楽しめるようになるとのこと。

凱風快晴

新デザインへの切り替え時期は現在のものの在庫が捌ける2019年度中だとか。私のパスポートの期限は2019年11月だから、次は新デザインのものを貰えそうです。

いや、でも新デザインが欲しいからって切り替えを渋る人が増えたら在庫一掃が遅れて私も現行デザインになってしまうかも。さすがに2018年とかに期限切れの人は待たないだろうけど、2019年早々に切り替え時期を迎える人だと数ヶ月待って新デザインになってから取り直そうと思うかも。

それにフィリピンやインドネシアに行くにはパスポートの残期間が6ヶ月必要だから、私の切り替え時期は実質2019年の5月。微妙な時期かも。まあ切り替えるまでその方面の旅行を控えればいいのだけど。

ラウンジってどうよ

先日のアニラオ行きでは連れがANAのワイドゴールド会員だったので往復ともANAラウンジに入れてもらいました。私はラウンジ利用は始めて。いや、20年くらい前、パラオの帰りにグアム空港で使ったことがあったか。

ANAラウンジ(羽田国際線)

それで感想ですが、ラウンジってその連れが言うほどあり難いものじゃないですね。彼はここぞとばかりに朝っぱらからワインやらビールやらを飲んで喜んでいたけど、貧乏性丸出しの恥くさい行動に見えたし。私はナイトダイブを控えていたのでアルコールはパスしましたが。

そう、ラウンジって、お高い年会費の元を取るべくタダ酒タダ飯にありつくようなところではなく、頻繁に国際線に乗る出張族向けサービスだと思うのですよね。そのような人にとっては行きつけのくつろげる場所であったり、Wi-Fiと電源にコーヒーサーバーが完備された仕事場所の延長だったりすると。

あるいは妙な時間帯の出発やトランジットで時間を持て余す人が腰を据えて休めたり、シャワーを浴びられればいいですよね。

でも、せいぜい年に数回ダイビングに行くかなっていう私みたいな人にとっては、チェックインや出国審査後の空き時間で普段は利用しない空港内のレストランなどに入った方が楽しめるわけです。よって別段魅力的なサービスには映りませんでした。

まあ羽田国際線のANAラウンジはそれなりの充実ぶりだけど、マニラ第三ターミナルの方は軽食が用意されているだけのちょっとした待合室そのもの。だったらジョリビーあたりで地元の雰囲気を味わった方が旅の思い出が増えます。

ラウンジの印象が良ければ私もANA一般カードをワイドゴールドカードにアップグレードしようかと思ってたけど、私の利用状況だとそうする価値はなさそうです。年会費が高い分、アップグレードすれば保険などの付帯条件も充実するけど、それは手持ちの他のクレジットカードで補完できるし。

九州佐賀国際空港

1月16日、有明佐賀空港の名前が九州佐賀国際空港に変わりました(以降「佐賀空港」と表記)。

九州佐賀国際空港

国際空港とは大きく出たな。まあ国際線が飛んでいるわけだから、そう名乗っても良いでしょう。まだ上海便とソウル便だけだけど。

佐賀空港は1998年に開港したものの永らく微妙な存在でした。なにしろ交通の便が悪く福岡空港の方が都合がいい佐賀県民も多いぐらいだし。でもようやく活躍の場が与えられつつあるようです。LCC空港化によって。

そう、福岡国際空港がレガシーキャリア中心、佐賀空港はLCCという棲み分けでいいと思います。佐賀空港は主に中国や東南アジアからのインバウンドを受け入れると。

ちなみに佐賀空港からは福岡市、長崎市、熊本市、そして佐賀県内の武雄、唐津、嬉野といった温泉地に車でそれぞれ100分以内で行かれるので、多方面への観光客需要を見込んだ外国のLCCにとっては福岡空港に就航するより魅力的かもしれません。

佐賀空港の展開計画
YOMIURI ONLINEより
なお、佐賀空港では今後も路線の拡充を画策しているのだとか。個人的には東南アジア路線に期待しています。セブパシフィック航空かフィリピン航空傘下のPALエクスプレスのマニラ便が就航してくれる嬉しいです。

というのも私は今は神奈川在住だけど実家が福岡と佐賀の県境にあります。そして五輪後の東京圏は高齢者の増加で急速に住みにくくなるので頃合いを見計らって帰りたいと思っています。大都会の成れの果てのくたびれた東京圏に居続けるよりも、福岡経済圏に身を置いた方が快適に暮らせそうなので。でもその後もフィリピンにはダイビングに行くだろうから、空路の選択肢が増えてくれればありがたいなと。実家からは福岡空港の方が近いのだけど航空券が安ければ佐賀空港を使うのもいいなぁ。

フィリピンタイム

先日のアニラオ行きでの出来事。

ANA便でマニラ空港ターミナル3に到着し、ヴィラ・マグダレナが手配してくれている迎車に拾ってもらうべく、ロータリーのBAY5という柱付近に移動。

待つこと30分。来ません。しかたなく教わっていたドライバーの電話番号に電話すると、眠そうな声で応答が。私が「ハイミー(ドライバーの名前)か?」と訊くと「No」と言って切られました。そんな言い訳が通じるはずがないのに。

まあいいでしょう。どこか近くに車を止めて寝ていたんなら今ので起きて駆けつけるだろうから。そう思って10分ほど待ってみたものの来る気配なし。

しかたなくヴィラ・マグダレナの大沢さんに電話して、雇い主から連絡してもらうことに。見ず知らずの私から掛けてもまた「No」で誤魔化そうとするだろうし。

10分後、大沢さんから私に電話がかかってきて「ハイミーに会えましたか?」と。どうやらハイミー氏は大沢さんに「空港に着いている」と嘘の報告をしていたみたいです。

そうしてさらに10分ほど待って、ようやくハイミー氏が迎えに来ました。バツが悪そうに「いやぁ、ミスター大沢から電話掛かってきたよ」だと。

結局、1時間遅れ。まあ急いでなかったし、ナイトダイブにも間に合ったからいいようなものを。これがフィリピンタイムか。

日本にもウチナータイムってのがあるけど、沖縄人だって仕事の時間は守りますよね。

マニラ空港のターミナル3は良かった

先日はANA便を使ったのでニノイアキノ空港(マニラ空港)はターミナル3でした。4つある中でも最新のターミナルですね。

以前、サウスレイテに行くときに往復の乗り換えに使ったことがあり、その時は時間の余裕がなく見て回る機会もなかったのだけど、このターミナルは素晴らしいです。羽田の国際線ターミナルに構造が似ているかな。

まずは行きのイミグレーション。ブースが20個ぐらいあって入国手続きがスムーズに進みます。ATMも利用しやすいところにありました。

まあ往路の見どころはそれぐらいです。 そして帰り。この日は台風でANA便の出発が6時間半遅れたのでリゾートを遅めに発ってもたっぷり時間が余りました。

でもチェックインカウンターがずらっと並ぶフロアの左端には乗客用の待ち合い席エリアがあり、カートのまま入れるし、繋がりやすいWI-Fiも飛んでて電源も取れるので、まあ不自由はしません。空いていればベンチに寝転がれるし。

上のフロアにはセブンイレブンやミニストップもあります。というか多数の飲食店やアパレルのお店なども。

マニラ空港第3ターミナルのKUSINA
フィリピン料理。次回はこんなのにしようかな。お値段は当日のレートで円×2.5って感じです

牛丼やラーメンも食べられるけど、それではつまらないのでウェンディーズにしました。本当はジョリビーが良かったけど妙に混んでいて。ジョリビーはフィリピンの外食産業の売り上げの60%ぐらいを占めるらしいし、国民食っぽい位置づけなのでしょうかね。

ジョリビーくん
ジョリビーくん。以前、ドゥマゲッテでは着ぐるみに遭遇しました

私にとっては何年ぶりかのウェンディーズ。東京にも2店舗あるけど、そのために曙橋や六本木には行き出さないので。

「Spicy SMAC DOWN」なるメニューが高々とかかげられていたのでそれを注文すると「not available」だと。まあフィリピンではよくある話。いちいち手間が増えるのだから「売り切れ」とかの張り紙でもしとけばいいのに、そういうことはしないのがフィリピンですね。でも店員のお姉さんは親切だったな。

IMG_2098

ドリンクはRoyal。フィリピンのファンタオレンジみたいなやつです

ちなみにショッピングエリアの左側には大きな空間があり、確か「ショッピングモール建設予定」と張られていました。よって1年後とかに行けばまた様相が変わっているかも知れません。

出国手続きの直前には空港使用料の支払いがあります。クレジットカード(VISA/MASTER)で払えると聞いていたものの本人認証をどうするのかと思いきや「ブースの中に入ってきてPINコードを打て」だそうな。面倒なので550ペソ、現金で払う方が手っ取り早くていいですね。

その後の出国エリアにはお酒も飲めるカフェみたいなのがありました。体中タトゥーだらけでモヒカンヘアーの欧米人グループがたむろしていたなぁ。ロックバンドとかかな。尋ねなかったけど。

うん、ニノイアキノ空港のターミナル1(フィリピン航空専用)は昔ながらの最小限の設備しかない空港ですが、こちらのターミナル3は今風の盛りだくさんで機能的な空港でした。

羽田からB787で行かれる上、このターミナル3が使えるので、マニラへはANA便が良いですね。