ダイビングフェスティバル2019(1)

ダイビングフェスティバルに行ってきました。東京では9年ぶりの開催です。

ダイビングフェスティバル2019のロゴ

会場はかつてのビッグサイトではなく北青山。出展数も少なく、テキーラや泡盛を飲みまくれた昔とは比べようもないけど、まあ開催してくれるだけでもいいでしょう。

さて、最初に目についたのがSCUBAPROブースの『HUD』。マスクに装着するダイビングコンピュータです。会場内は撮影禁止だったけど交渉して撮らせてもらいました。まあ、私は四半世紀以上のSCUBAPROユーザだし。

SPRO HUD
マスクの右目の視界上部に各種情報が表示されます。

これまでもマスクの右目の下部に内蔵されたタイプがあったけど、この商品は一般的なマスクに外付けするタイプ。マスクがくたびれたり破損しても移植できます。ただしフレームの真ん中の硬い部分に装着する都合上、一眼には固定しづらいとのことでした。

洞窟や沈船などのテックダイブや軍事活動などでは腕に装着するダイコンでは不便なことも多いので開発したのだそうで。もちろんタンク側に装着したトランスミッターを介して残圧も表示されるのでゲージを手繰り寄せずに確認できます。

SPRO HUD
横っちょのダイヤルの回転とプッシュで表示内容を切り替えられます。
SPRO HUD
プロダクト構成

バッテリーは充電式で、空の状態からフル充電まで1時間程度。1回のフル充電で20〜30時間使えるとのこと。しかもGPS搭載らしいですよ。ダイコンにGPSがあるといいですよね。どこで潜ったかを記録できます。水面付近でしか機能しないだろうけど。

ちなみに発売は3月中。ただし日本にはまだ数個しか入ってこないらしいです。そしてお値段も29万円。惹かれはするけど我々レジャーダイバーには手が出せません。でも、警察や自衛隊の任務で悪条件の水中に潜る人などにとっては重宝することでしょう。

あれこれ聞いて、最後に「AIR2用の真っ赤なマウスピースを復刻してくれ」と頼んでブースを後にしました。今では白になっちゃったけど、AIR2はやっぱ赤でしょう。樹脂の色を変えるだけなので作ろうと思えば作れるはずだし。

パスポートの絵柄はいつ切り替わるの?

私のパスポートは2019年11月5日で切れます。私がよく行くフィリピンやインドネシアは期限切れまで半年残っていないと入国できないので、実質的な有効期限は4月いっぱいということになります。

だったらさっさと新しいパスポートを申請すればいいのだけど、遠からず新デザイン(スタンプが押されるページの柄が)に切り替わると解っている以上、躊躇われるのですよね。どうせなら浮世絵柄のパスポートが欲しいし。外国人に見せた時の反応が今のそっけないデザインの時とは断然違ってくるはずだから。

新パスポートの絵柄
新パスポートの絵柄の例
新パスポートの絵柄
新パスポートの絵柄の例

パスポートの取得には10年用で16,000円、5年用でも11,000円かかるので、今年申請して、来年取り直すなんてことはしたくありません。

もし安価な1年有効パスポートがあったり、有効期限の1年延長手続きとか可能になればそうするけど、まあ実現不可能ですよね。

よって外務省、新デザインを今夏あたりに前倒しで導入してくれないかな。じゃないと5月以降にどこかに行く用事が出来たら、私が新デザインのパスポートを入手できるのは5年以上先になってしまうので。

新デザインパスポートの早期導入は、海外旅行需要を刺激する景気対策になるかもしれないし。

ミオクチーナの跡地にイオン

去年の4月で閉店し、以降空き店舗となっていたユーコープ ミアクチーナ上麻生店の跡地にイオンが入るようです。店名は「イオンスタイル上麻生」。今日、スタッフ募集広告が張り出されていました。今春のオープンだそうな。

AEONスタイルストア上麻生店の求人

イオンか。まあ、個人的には歓迎です。支払いにチャージが要らないポストペイ方式のQuickPayが使えるし、Pokémon GOのポケストップも増えるから。

ちなみにユーコープは近くの別の場所に移転して、コンビニ並みの敷地の食品専門の超小型店になって洗剤やトイレットペーパーさえ買えずに不便だったけど、こちらの建物は1フロアながらそこそこの広さがあるので食品だけでなく日用品の売り場もできるでしょう。イオンならきっと焼き芋も買えるな。

しかも求人を見る限り、営業時間は夜22時か23時まで。ありがたいです。ユーコープの時代は20時閉店だったので平日なんかまったく使えなかったもんな。

でもこれでユーコープは存続できなくなるかもしれないけど、仕方ないです。自分らが使ってた建物を明け渡した結果なのだから。

Crab mentality

フィリピン人の気質を表す言葉の一つに「Crab mentality(クラブメンタリティ)」というものがあります。直訳すれば「蟹の心理」。意味するところは足の引っ張り合いで、カゴに入れられた蟹が1匹なら容易く逃げられるけど、2匹以上だと足を絡み合わせて共倒れするという例えです。我々外国人が旅行に行った際は陽気に愛想よく応対してくれるけど、同じフィリピン人同士だと違うそうで。

先日、知り合いが経営する東京の英会話学校でフィリピンから先生を呼び寄せようとした際、イミグレーションで難癖をつけられて出国できず、来日が叶わなかったという話を聞きました。もちろん書類は万全に整えていたのに係員から「不備がある。君は逮捕されるかもしれない」などと脅されたそうな。別のフィリピン人に聞くとフィリピン人の出国時にはよくある話のようで。「じゃあ、どうすればいいか?」などと尋ねようものなら賄賂を要求してくるという。

おそらくこれもCrab mentalityの一端。人材を日本などに送り出せば、彼ら彼女らからの仕送りで自国の経済が潤うはずなのに、空港職員ですらそうは考えず、「日本に働きに行く奴は自分たちよりも多く稼ぐ。ならば賄賂を要求しても構わないはず。払わないなら権限を使って出国を邪魔してしまえ」と。中には払ってしまう人もいるでしょうね。

カニ
体を目一杯大きく見せようとする小ガニ。イミグレ係員はこんな奴なのでしょう。一応の職務権限を盾に虚勢を張っているけど、実際は1人のフィリピン人だという

それでも係員は例外なく胸に名札を付けているので、止められた場合は相手の名前を丁寧に読み上げた上で、「私の書類は完璧なはずです。今日私が行かなければ受け入れ先の日本の企業は多大な損害を被ります。後で書類に問題がないと解ったらあなたの責任問題になるかも知れませんが、それでもいいですか?○○さん?」とでも言えば相手の係員も考え直すと思うけど、それには度胸がいりますよね。

今春から新しい入管法の下、フィリピンを含む各国から労働力を輸入すいるのだし、ここは日本政府の方から外圧をかけるべきだと思います。「おかしなことをすれば懲戒で失職するかも」というお達しを出させるだけでも変わると思うのですよね。