でっかいダンゴウオ

昨日、世界の果てまでイッテQを見ていたら、小谷智士カメラマンSHEARWATERの黒Tシャツを着ていました。小谷さんは水中も撮るのでSHEARWATERのダイコンを愛用しているのかも。黒バックで高精細なあのハイレゾ画面は老眼にも優しそうだもんな。


先日、イオンの魚売り場でゴッコが売られていたので買ってみました。「ゴッコ」は函館あたりの通称名で、和名はホテイウオ。ダンゴウオの仲間です。ただし体長は最大40センチにもなるそうな。葉山や伊豆あたりでも見られるダンゴウオの成魚の10倍ですね。でも欧州には80cm級になる近縁種がいるそうです。

北海道産のごっこ
最近、こんな風に売ってます。見ての通り内容の半分は卵巣です

で、パックの中身をを鍋にあけてみました。解体されているものの、たぶん全体が入っているかと。卵巣がでかいですね。

Smooth lumpfish、ごっこ(ホテイウオ)

無造作に入れたのだけど、顔がこちらを向いていました。平たい丸顔で離れた目に分厚い唇。なるほどダンゴウオの顔です。

Smooth lumpfish、ごっこ(ホテイウオ)

で、そのまま鍋で煮て食べました。私はこれが初めてです。

まず、特徴的だったのが食感。全身コラーゲンみたいな感じ。硬い身はないのかな。皮は煮てもぬるっとしたままでした。

そして何といっても卵の多いこと。鍋中が卵まみれに。そういや外国では近縁種の卵を着色して代用キャビアとして使っていたかと。なるほど、そんな感じの粒々だし、量も多いのでその用途には向いていますね。

で、味の感想は「旨からず不味からず」。まあ自宅にあった出汁で適当に煮ただけだから。本場で食べるゴッコ汁はもっと美味いのではないかと。