ポケモンGOを一週間プレーしてみて思いました。「このブームはあっという間に終わるんじゃないか」と。理由は以下の通り。
1. 単調
このゲームでポケモンを捕まえるためにやることは上フリックでボールを投げつけるだけ。少々テクニックは要るけどその程度。アクションゲームのように技術を高めるとか、RPGのように自身を投影するキャラクターを育てる必要もありません。
よって他の目的がなければ飽きやすい種類のゲームと言えます。
2. ポケモンが揃わない
しばらくプレーして自宅や会社、学校の近くなど自身の行動範囲に多種のポケモンが出没しやすい場所がないと解ったら続ける気にならない人も多いでしょう。
実際、私が住む新百合ヶ丘駅近郊も残念な感じ。

このとおり駅前ですらズバットばかり。希にゼニガメ、フシギダネ、マンキー、ブーバーが出るぐらいで。柿生駅に向かう川沿いにはコイキングがたくさん出るので粘ればギャラドス獲得に近づくけど、そんな感じです。
これが閉じたゲームならゲーム内の世界のどこかに要素がちりばめられているので希望もあるけど、AR(拡張現実)のゲームとなると、どこまで行けば何が見つかるかの目処が立ちません。
いや、PokeVisionなどポケモンの出没状況を教えてくれるお助けサイトもあるけど、それを見たところで遠いところにはなかなか出向けません。「自分にはもう集められない」「どれだけ頑張ってもレアポケモンには出会わなそう」と思われたら終わり。ユーザーは続ける気力を失います。
ちなみにこれが昆虫採集なら「クワガタを獲るには…」であったり、バードウォッチングならどこにどんな鳥がいそうかといった知識が助けになります。私が得意なダイビング中のエビ探しでもそう。砂地にいる種、瓦礫に潜んでいる種、ウミシダに住む種、イソギンチャクに住んでいる種などが解っていれば目ぼしい種を自力で探せます。でも、ポケモンGOはゲームマスター次第なのですよね。
3. 除外区域制度が導入される
ポケモンGO開始後、各地でポケモントレーナーの行動が問題になっているので、そう遠くない内に「ポケモンが出没しないエリア」を敷地管理者が設定できるようになるでしょう。今でもジムやポケストップの削除要請はできるけど、そうじゃなく、そもそもポケモン目当ての人は誰も入って来てくれるなと。必然的にポケストップ近隣の場所がポケモン除け区域に設定されることが多くなるはずです。
Ingressの頃にも言われていたけど、日本はポータル(ポケモンGOのポケストップ)の数がやたらと多く、しかも近接しています。よってひとたびポケモン除け区域が導入されれば、ポケモン除け区域だらけになりかねません。
まとめ
以上の理由からポケモンGOの人気は一過性のもので、急速にしぼんでいくと見ています。特に2.の懸案がが大きく響いて。
せめて「半径25m以内に他のトレーナーがいない場所にだけ出て来るポケモン」なんてものがあれば、今とは逆に人の少ない地域が有利になるし、郊外を歩くことにインセンティブが働いて多少は面白みも出て来ると思うけど。