TBSラジオCLOUDアプリの行方

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TBSラジオCLUDβ

TBSラジオのPodcastが終了となり、TBSラジオCLOUDに移行したいきさつが7月4日(月)のたまむすび『竹山、ガム買ってきて!』コーナー内で語られました。TBSラジオのPodcast番組すべてで直近の月間ダウンロード数が5,000万あるのに対し、コストが年間数千万円かかっていて、その負担に耐えきれなくなったのだと。

ちなみに増強に継ぐ増強を強いられたサーバ類を社内に置いて運用していたのか、外部のホスティングサービスを使っていたのかは語られませんでした。それ次第では聞く人が聞けば5,000万ダウンロードに対して数千万円/年(1千万円ちょいなのか9千万円に近いかでも大違いだけど…)が高いのか安いのか解るかと思うのですが…。

とはいえPodcastでは以下の理由で広告が成り立ちにくいそうで。

  • ユーザーの属性(年齢や性別)を知る術がなく各々に相応しい広告を流せない
  • ダウンロードしても聴いているとは限らない

確かに。私もいくつかのPodcastはダウンロードだけしといて「いつか聴く」扱いになっています。

よってTBSラジオに残された選択肢は三つ。

  1. Podcastを止める
  2. Podcastを課金制にする
  3. 広告ビジネスが展開できるTBSラジオCLOUDに移行する

そして「何とか無料で続けたい」という思いから3に決まったのだそうな。元が電波放送であるラジオ局としては至極妥当な考え方ですね。よって今後、TBSラジオCLOUDのWebサイトや各番組には容赦なく広告が入っていくのでしょう。

個人的には「TBSラジオのPodcast聴き放題で500円/月」とかなら喜んで払うけど、それが少数派だったら成り立ちませんしね。

また、ストリーミングサービスの評判がすこぶる悪いこともTBSラジオは十分認識していて、その解決方法の一つとしてアプリ化を検討しているそうな。でも、それにもコストがかかるのでリリース時期などは未定のようです。無理もないか。仕様にもよるけどiOS版とAndroid版のアプリ開発には数百万かそれ以上のコストがかかりそうだもの。その額によっては「Podcastを続けた方が…」ってことにもなり兼ねないので計画倒れに終わる可能性も無きにしもあらず。TBSラジオ専用のアプリにどれだけ需要があるかも不明だし。

そこで私が一つだけ有望かなと思うのが、日本のラジオ業界を巻き込むこと。具体的にはTBSラジオも出資しているradikoにバージョンアップを働き掛けると。Wikipediaには以下の記述があることだし。

radiko公式は放送番組を後から再生するタイムシフト機能を2015年内を目標にリリースする意向を示しているが、2016年4月の時点で正式な機能としては開始されていない。

タイムシフト機能だとTBSラジオCLOUDと大差なさそうだけど、タイマー録音機能がつけばPodcast風に使えます。有料の追加機能でもいいでしょう。

とはいえradikoを海外で聞くにはVPNを介在させる必要があったり、番組内の楽曲の扱いをどうするかといった大人の事情の懸案もあるのだけど…。

それに私が時々行くフィリピンやインドネシアではWi-Fiが超低速な場合が多いので、ほとんど使い物にならないかと。これがPodcastなら気長にダウンロードの完了を待てばいいのだけど。

チャリを電動化したい

先月、自転車(20インチタイヤ)を買って気に入って乗っています。チャリに慣れると長々と歩くのがおっくうになりますよね。

でも小口径タイヤのミニベロは坂道が楽だと聞いていたものの上り坂が長いとそれなりにしんどいです。

多摩動物公園(自宅から約15km)に続いてズーラシア(やはり約15kmで多摩方面より傾斜が緩やか)にも行ってみたけど次の日は両足筋肉痛。今さらながら電動にしておけば良かったなぁと。

そこで検索してみたところ、チャリを後付けで電動化するadd-eなる商品があるようです。

add-eの一式

一般的な電動自転車は電動箇所に引き込んだチェーンをモーターで回転させて乗り手の負担を軽減するわけですが、add-eはモーターで回すDRIVE UNIT(ドライブユニット)をタイヤに当てて電動で回転させる方式です。バッテリーも水筒ボトル型。なるほどこれならほとんどの自転車を電動化できそうです。

ならばぜひ買いたいと思ったけど価格は890ユーロ。円高だけど10万円ちょい。輸入の送料も入れれば目ぼしい電動自転車が買えてしまいます。

また、規格的に日本では使えないそうな。ペダルを漕がなくても進めたりスピードが出すぎるからかな。

だったら日本向け仕様のadd-eを出してくれるか、もしくは日本のメーカーが同様の製品を開発して発売して欲しいところです。その際、ON・OFFは手元で切り替えられるようにして。お値段は5万円以下でお願いします。きっと需要は大きいと思いますよ。

いや、安価な電動自転車もあることにはあるので買い替えた方が早いのだけど、せっかく買ったばかりの自転車が不憫なので。