アンボンのダイビングサービス

インドネシアから帰国してまだ1ヶ月も経ってないけど、もう南の海に行きたい衝動に駆られています。日々の生活に潤いや変化がないからだろうな。基本、会社とジムと自宅を回るだけの毎日だし。

それはいいとしてもコナミのダイビングが潰れてからは、かつての仲間にもめっきり会わなくなったので、そっちの方がダメージ大。フィットネスを日課にしているダイバーは、こんなに少なかったのか。

とはいえアンボンではフィリピン行き3回分の予算を注ぎ込んだので、今後2回休みってな感じ。

やっぱ私は総予算が同じでも、長めの休暇を使って一箇所に集中的に潜るより、1〜2ヶ月おきに4〜5日のペースで旅する方が性に合っています。その方が改善点を見つけて作戦を立てて次に臨めるから写真も上達するし。


忘れないうちに書いておかないと。

アンボンで利用したダイビングサービスはマルクダイバーズ(MALUKU DIVERS)。空港からは車で10分ぐらいです。

マルクダイバーズのTシャツ
マルクダイバーズのTシャツ

マルクダイバーズには宿泊用のコテージとレストランが併設されており、しっかりしたカメラルームがあるところは昨年利用したレンベ・カサワリリゾートと同じです。

客層は、一週間ほど利用した限りでは、大半が欧米人のシニアダイバー。しかも何人かはラジャアンパッドだのコモドなどを巡っている途中なんて話も。つまりそういうことです。リゾート自体はとりわけお値段が張るってわけではないものの、どうやらお金にも日数にも余裕がある人たちが集まる地のようで。

朝食は7時から。ダイビングのスケジュールは朝08:30にリゾート前からボートで出港。2ダイブして13時過ぎに戻ってレストランで昼食。その後3本目が15:00、オプションのナイトダイビングが18:30分の出発になります。

なんてことない1日3〜4ダイブの毎日ですが、特徴的なのが1本あたりの潜水時間が70分〜と長いこと。今は無きコナミスポーツの2本分ですね。総じて浅場に潜ることが多いので、時に90分を超えることもありました。ナイトロックスではない私は1回だけdeco警告が出たなぁ。

よって、リゾートでは「のんびりペースなのに休憩時間が短い」という妙な感覚に陥ります。オプションのナイトダイブまで入れると毎日5〜6時間を海中で過ごしますからね。

私の足首
そのペースで一週間も続けて潜ると、フィンの靴ずれがどんどん悪化していきます

各ダイブサイトへは小さめのボートで長くても15分ぐらいの距離。ほぼ毎回、砂地や泥地に潜るマックダイブです。基本、エビ・カニ、タコ・イカ、カエルアンコウ、そしてウミウシが目当てのダイビングになります。ウミウシの種類や個体数は非常に多いです。

アンボンのダイブサイトマップ
ダイブサイトはたくさんあるけど、行くところは限られていました。 リゾートは内海の左側の岸にあります

他方、大物と呼べる魚は見かけません。その点でいくと、フィリピンのサウスレイテなんかの方が有利かな。あそこも小物狙いのマックダイブが基本だけど、ジンベエも出るからなぁ。台風30号(ヨランダ)の被害から立ち直りつつあるレイテ島には、微力ながらお金を落としに行きたいし。

でも、マルクダイバーズ自体は、ご飯も美味しかったし客室にも何ら不満は感じられなかったので、とても上質なサービスでしたよ。

マルクダイバーズからの風景
リゾートからの風景。内海になっていて海は穏やかです。 設置中だったこの桟橋は最近完成したそうな

いつかサイケデリカがまた出没するようになり、海底のクリーニングも進んだなら、また行ってみたいものです。

サイケデリカ(マルクカエルアンコウ)
めっきり出なくなったサイケデリカ。 これがまた見られるようになれば、行く価値もありましょう

白ヒゲ

アンボンのエビ。明らかにイセエビの仲間だけど、名前は解りません。

ゴシキエビ

この個体は体長3〜4cmだったかと。だから私のレンズでも体全体が写せました。

ゴシキエビ

大きく育ったら、さぞ美味いだろうな。


追記:

後日ネットを見ていたら、同じ色柄のエビはゴシキエビと紹介されていました。

つのるSoftBank不信

案の定、iPhone 6(と他のハードウエアも)がWWDCの基調講演で発表されることはありませんでした。やっぱり秋発売ですね。

順当に考えればWWDCではiOS8の方向性などを開発者に通達し、その3ヶ月後を目処にデバイスを発表するという流れです。iOS8、Androidをキャッチアップする小粒な新機能が満載って感じだけど、一番知りたかったNFCが載るかはまだ不明ってことか。

でもまあ往々にして地味なアップグレードが人々の利用形態を変えたりするものです。期待して待ちましょう。

promo_ios8
さて、これで私も今しばらくiPhone 5を使い続けることになります。本当は新端末を買ってさっさとSoftBankとの契約をやめたいのだけれど。

そう思う理由の一つは利用料の高止まり。通話がなくとも月額7,500円〜という金額は高いですよね。

もう一つが中途解約料の制度。私がiPhone 5を買ったのは一昨年の秋。ならば契約更新月は今年の秋かと思いきや、SoftBankに訊ねると来年の8月とのこと。何でも5年前にiPhone 3GSを買った時がホワイトプランの契約スタートで、以後2年ごとに更新だから次は来年だそうな。

でも、ホワイトプランはiPhoneの新機種が出るたびにちょこちょこ改定されてきたのですよね。しかも古い契約内容は引き継げず、新しい方に強制移行ってこともありました。なのに機種変更による新ホワイトプランへの移行時が更新タイミングではないなんて、ずるい話だろうと。

昨冬のSIMフリーiPhone発売後、世間で大騒ぎになっていないのをみると、それも合法なのかもしれないけど、どこか腑に落ちません。ほんでもってSoftBankのiPhoneを使い続ける限り、この理不尽な契約形態が続くのでしょうから、この際、SoftBank(というか大手3キャリア)とは早く手を切りたいのですよね。

9,500円の中途解約料を惜しんで割高の利用料を払い続けるのはナンセンスでしょう。2年単位の囲い込み策が逆に転出を促すというパターンです。

まあ、iPhone 6の発売までにSoftBankが以下の変革をやってくれるなら残りますが。

  • SIMロック解除の手段を希望者に提供(確か米国ではそうなってる)
  • 月の使用料が5,000円に納まる料金プランを導入(高速データ通信が1GB/月までとかで)
  • 2年ごとの更新を「最低契約期間が2年」に改める(満了後いつでも追加料金なしに解約可)

でも、さすがの孫さんでも、ここまではやらないだろうな。今後、低価格SIMに流れる人が増え、無視できないトレンド、ボリュームにならない限り、自分らの売り上げを減らすことを率先してやるはずはないもの。

知らないエビ

アンボンのエビ。手持ちの図鑑には載っていませんでした。

コシオリエビの仲間

ポーズからしてスクワットロブスター(コシオリエビ)の仲間っぽいのだけど、どうでしょうね。

X-MEN フューチャー&パスト

5月30日、『X-MEN フューチャー&パスト』を見てきました。レイトショーで1,300円。映画館ビジネスは不採算なのかもしれないけど私が映画に払えるのはこの金額が上限かな。通常料金で見るくらいなら「DVDのレンタルを待とう」と思ってしまいます。

さて、以下はネタバレなので、それが気にならない人だけお読みください。


前作の『ウルヴァリン:SAMURAI』は退屈だったけど本作は良くできていますね。面白かったです。

X-MENの見せ場は「奇抜なビジュアルの超能力バトル」であり、ストーリーの重要なエッセンスは「迫害」。前作にはどちらも欠けていたものの、本作では基本に立ち返っています。

今回、超能力描写で目新しいのはファン・ビンビンが演じるブリンク。どこでもドアみたいな空間の裂け目(ドラゴンボールの精神と時の部屋の裂け目みたいな感じ)を作り出し、これをくぐることでミュータント・レジスタンスの面々は追っ手からの追撃を間一髪で巧みに躱していきます。

追っ手とはミュータント抹殺ロボットのセンチネル。この無敵の未来型センチネルはいつしかミュータントばかりでなく、そのミュータントを産む可能性がある一般人類すら標的にし始め、暗澹たる世界を作り出しました。

仲間を一人また一人と消されていき、いよいよ打つ手がなくなったレジスタンスの最後の手段は、ウルヴァリンの精神を過去の体に送り、歴史を変えること。キティは壁抜けに加えて、その能力も持っている設定です。コミックの原作ではタイムトラベルするのはキティだけど、半世紀前には生まれてませんからね。

このように原作のプロットを踏襲しつつも、さまざまな変更が加えられています。クイックシルバーも原作ではマグニートーの息子だけど本作ではどうやら無関係みたいだし、ミュータント殲滅の切っ掛けとなったロバート・ケリー上院議員の暗殺はボリバー・トラスク博士に置き換えられています。ケリー議員は第1作でクラゲに強制的にミューテートされて殺されてるからなぁ。

そして本作における最重要人物はミスティーク。誰にでも変身できるとはいえ、本来の姿が常人とは著しく違う彼女は、ひときわ大きな心の葛藤を抱えています。過去では彼女がトラスク博士を暗殺したことで反ミュータントの法制化、センチネルの配備が決まり、悲惨な未来に繋がりました。よってミスティークの行動を変えられるかがウルヴァリンらのミッションになります。

ミスティーク

ちなみに初代ミスティーク役のレベッカ・ローミンもどこかでカメオ出演しているそうですが、スタン・リーともども見逃してしましました。DVDが出たときの楽しみだ。

他にも強烈な存在感を放っているのがトラスク博士。小人症の俳優を配役したところが上手いですね。あの時代に超高性能な自立ロボットを作り出すほどの天才的な頭脳の持ち主でありながら、彼もまた異質な外見であり、社会の構造物も自分とは合わないサイズで構築されていますからね。それでいて、劇中ではスーパーパワーを持つミュータントに憧れもあると言います。この辺りの感情は複雑そうだ、と考えさせられますね。

でもここまでで疑問。半世紀前にセンチネルが配備されたのなら、その後の歴史は相当変わっていたはず。なのにセンチネルが出てきたのは3作目のデンジャールーム(ホログラム訓練施設)の中でのみ。いや、旧式のセンチネルからは逃れることも容易だったけど、未来型が投入されてからはそれができなくなったという解釈かな。

前作までの疑問といえば、エグゼビア教授の復活やウルヴァリンが金属の爪を取り戻した経緯などもあるけど、それらも語られませんでした。まあ、あんまり深いことは考えず、本作を純粋に楽しみましょう。

さて、本編後のエンドロールの後には例によってオマケがあります。

砂漠で群衆から湧き上がる「エン・サバー・ヌール」コール。その対象は一人の細身のミュータント(女性?)。ならば次回作にはアポカリプスが登場するわけですね。アポカリプスは古代エジプト時代から生きていて、分子を操る何でもありっぽいミュータント。強いて言うと『ウォッチメン』のDr.マンハッタンと『グリーンランタン』のグリーンランタンを合わせた感じかな。いよいよ小競り合いのネタも尽きて、超絶的な敵を出すに至ったわけだ。

アポカリプスの上空には念動力で組み立てられようとしているピラミッドのパーツが浮かんでいます。ピラミッドは原作ではアポカリプスのコールドスリープ装置です。

遠くの丘には騎馬の影が4つ。直属部下のフォー・ホースメンだ。

話の内容的には本作で完結させても良かったけど、X-MENシリーズ、まだまだ続くようです。ドル箱だからな。