私の特技(?)は南国の旅先で現地人に同化すること。薄曇りの日が3日もあれば現地在住の日本人並の黒さになれるので。
過去には、例えばパラオで日本人観光客に「日本語通じるんですか!?」と驚かれたり、グアムでは空港職員に「おまえはここのローカルだろう?」と言われたり。
ミクロネシア方面だけではなく、フィリピンでも現地の人に「あんた本当に日本人?」的に訊ねられることもしばしば。
そういや沖縄に行っても「ウチナンチュみたい」と言われます。見るからに南方系なんでしょうね。大昔、北回りで大陸から渡来した弥生人ではなく、もっと昔に東南アジアから海流に乗って日本に辿り着いた縄文人の血が濃いのかも。
そんなわけで、先日のインドネシアでも帰りのガルーダ・インドネシア航空の国内線で、機内食を選ばせてもらう際にCAさんに一言も理解できない言葉で話しかけられました。インドネシア語だったのでしょう。困った私が「Please once again. 」的なことを言うと「Oh.」と驚かれたものの、その後は英語で言い直してくれました。まあ「ビーフ or チキン?、お飲みものは?」ぐらいのことだけど。
そしてさらにジャカルタから乗った羽田行きのANA便では、日本人のCAさんから、何も訊かれずおもむろに税関への申告書類などを二枚渡されました。そう、外国人向けの英語バージョンです。一週間ちょっといたので、すっかりインドネシア人っぽくなっていたのかも。
そんな私ですが、マクタン島の田舎町を一人で歩いているときには、やっぱり「マッサージ、マッサージ」と言って近づいて来る人がいます。そんなときの私はたいてい着古したTシャツ・短パンにサンダル履きという貧相な姿ですが、それでも現地の人にしてみれば日本人観光客に見えるのでしょうね。もう少しくたびれた服装にすれば、わずらわされることもなくなるかな。