2年前も見たし、今回のナイトダイビングでも見かけた奇抜なカニ。
薄いグリーンが両目だとして、頭に何か乗っけてますよね。触手を引っ込めたイソギンチャクかな。よく見ると足にもいろいろと付着物があります。
調べてみたら、ミミズクガニというらしいです。イソギンチャクやら海綿やら、色んなものを体に付けて身を守るのだそうで。
小さい海の生き物が好き。ときおりITや時事にも言及します
円安を受けて来月から光熱費や多くの食料品などが値上がりするようですね。
同様に、私も愛用しているNauticam社製の水中ハウジング(造りはもちろん操作性や拡張性の面でも最強クラス。お値段の方も…)が値上がりするようです。Nauticamは香港のメーカーなので、さもありなん。
溝ノ口の水中撮影機材専門店AQUA FORUMによると、
nauticam製品価格改定のお知らせです。 このところの急激な円安の影響で4月6日ご注文分から、nauticam製品全般のお値段が上がります。 一眼レフハウジングだと2万円~3万円、その他、ファインダーやポート、ギア、アームなどのアクセサリーも上がることになっていますので、nauticam製品をご検討中の方はお早めにご注文ください。
だそうな。
というわけでNauticamの水中ハウジングは今が買いです。4月6日からってことは、あと一週間しかありません。
差し当たり私はフィッシュアイレンズと対応のドーム型レンズポートが欲しいのだけど、値上がりすると解っていても手が出せないや…。
Adobeからアンケート調査の依頼が届きました。普段ならこの手の面倒ごとは無視するのですが、今回は当たれば嬉しい額のQUOカードが提示されていたので答えることに。当選倍率0.019倍だけど。
指定のサイトにアクセスすると、使っているAdobe製品についてあれこれ訊かれたものの、どうやら核心は「あなたはどうなればサブスクリプションに参加しますか?」みたいでした。なるほどAdobeは最近パッケージ版を廃止してダウンロード販売のみにしたし、次のCreative Suite 7をどう展開するか思案中なのでしょう。
そのAdobeのサブスクリプションプラン『Adobe Creative Cloud』は、月額5,000円(Adobeの旧製品ユーザーは初年度3,000円)ですべてのAdobe製品の最新版が使えるというもの。Cloudといいつつアプリはローカル環境にインストールするのでオフラインでも使えるし、便利そうなクラウドサービスもいくつか提供されます。一見するとお得です。
でも、実際のところ使うアプリは各人で偏るのですよね。私のようにUIデザインやドキュメンテーションが専門なら、Illustrator、Photoshop、InDesign、それにAcrobatがあれば十分。その他のビデオやらオーディオ関連、あるいは動的なWebサイトの構築、運用支援といった分野のアプリは使う機会すらありません。
中にはDTPもDTMもビデオもWebも何でもござれって人もいるのかもしれませんが、残念ながら私は違います。そのためAdobe Creative Cloudには加入していません。
Adobe CSのアップグレード周期が2年で、CS5→CS6へのアップグレード代は約10万円だったので、「月5,000円ずつの12万円ポッキリでどれでも使い放題」は割高です。
しかもサブスクリプションだと、契約を止めたらアクティベーションが通らなくなるので、以後は過去の制作データをいじれなくなります。でも、買い切りなら以後のアップグレードをパスしても互換データを半永久的に扱えます。その両者は「近所の漫画喫茶の会員証を持っている」と「こち亀の全巻を持っている」ぐらいの違いがあります。
というわけでAdobeの「あなたはどうなればサブスクリプションに参加しますか?」には以下のように答えました。
古い小話の「1個1,000円のメロンが2個なら1,500円。どうだ?」「じゃあその500円の方を1個ください」ってなもんです。
先日、Canon EOS Kiss X7(およびX7i)が発表されました。
毎年モデルチェンジされるEOS Kissシリーズ。今年の一番の特徴は小型軽量化でしょう。EOS Kiss X7はEOS Kiss X6iと比べて150g、高さで9.1mm、横幅も16.3mmも小さくなりました。
ちなみに私の水中カメラはNikon D7000(690g) + AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED(750g)なので合計1,440kg。同等の組み合わせってことでCanon EOS Kiss X7(370g) + EF100mm F2.8L マクロ IS USM(625g)だと995g。500g近くも軽くなります。
いや、重要なのは重さよりもサイズでしょう。なにしろ水中だとカメラセットが大きくなるほど水の抵抗を受けやすいので、うねっていたり足場がないところでのマクロ撮影(片手を体の固定に取られてしまう)では断然不利です。重さの方は水中ハウジングの作りによって左右されるところも大きいし。
よって水中ハウジングを小さく作れるEOS Kiss X7を羨ましく思います。まあEOS Kissシリーズはエントリモデルで私のD7000は中級機という違いはあるのだけど。
さて、EOS Kiss X7が出たことで気になるのが同じCanonのミラーレスカメラEOS Mとの比較。重量ではEOS Mが262gでX7が約370g、その差108gです。
そして2013年3月時点でEOS M用のEF-MマウントレンズはEF-M18-55㎜ F3.5-5.6 IS STMとEF-M22㎜ F2 STMの2本だけ。水中撮影に適したマクロレンズもフィッシュアイレンズもありません。
よって、ミラーレスではない一眼用のレンズを使うならEFマウントアダプタも必要になり+110g。加えてEOS Mには外付けストロボも要るのでさらに+50g。何のことはない、満足な水中カメラセットを構成するなら、EOS MはEOS Kiss X7よりも少々重くなります。
また、ミラーレスカメラを買った私のダイビング仲間は、総じて「一眼にしとけば良かった」と言います。例えば体長2mmのダンゴウオの幼魚などを撮ろうにも詳細なピント合わせが難しいのだとか。
よって水中写真(特にマクロ)を撮りたいダイバーならEOS MよりEOS Kiss X7の方が適しているでしょう。
昨日のエントリーではEOS Mを「ミラーレスカメラの本命」と書きましたが、それはあくまでもミラーレスの中での話。水中ハウジングの登場はまだ数ヶ月先になりますが、EF-Mマウントレンズの充実よりもよほど早いはず。
私ならEOS MよりEOS Kiss X7を勧めます。光学ファインダーもあるし、位相差オートフォーカスも使えるので、妥協の多いミラーレスと比べて何かと有利な点が多いから。
CanonのミラーレスカメラEOS M用の水中ハウジングがNauticamから発売されたようです。
さて、Canon EOS Mですが、実は私は水中ミラーレスカメラの本命だと考えています。なぜなら最も総合点が高いから。さすが大手最後発ですね。
また、Nauticamの水中ハウジングも絶妙な仕様。マウントアダプタを使うことで一眼レフ用のCanon EF-S 60mm f2.8 Macro USMとCanon EF 8-15mm f/4L Fisheye USMという二つのレンズが利用可能です。
私見では、水中撮影に向いた交換レンズはマクロレンズとフィッシュアイレンズのみ。あとはせいぜいワイドレンズ(35mm判換算でも20mm未満)が加わる程度です。だとするとEOS MのキットレンズであるEF-M18-55㎜ F3.5-5.6 IS STM(35mm判換算28.8mm〜)とEF-M22㎜ F2 STM(同35.2mm)はどちらも不適当。もちろん写真が撮れなくはないけど、大して寄れず、かといって画角が狭くダイナミックさも乏しい面白みに欠けた写真にしかなり得ません。
でも、マクロレンズとフィッシュアイレンズが揃っているミラーレスカメラは少ないのですよね。先行したマイクロフォーサーズ(Panasonic & Olympus)にはどちらもありますが、マイクロフォーサーズはセンサーサイズが小さいので、APS-C(SONY or Canon)よりも画質やボケ味の面で不利になります。
SONY のα NEXシリーズもやはりマウントアダプタを介して一眼レフ用のαレンズが使えます。しかもNEXはCanon Mよりも微妙に大きなセンサーを搭載しているので良さそうに思えますが、悲しいことにαレンズは非インナーフォーカス仕様。レンズのフォーカスリングを回すとレンズの長さが変わってしまうため水中撮影には向きません。NEX用のマクロレンズ(30mm、35mm判換算45mm相当)はあるもののフィッシュアイレンズはなし。超広角レンズSEL1018は水中でもそこそこ使い出がありそうですが。
ということで実用的かつ画質面でも有利なマクロレンズとフィッシュアイレンズが使えるEOS Mが最も有力な水中写真用ミラーレスカメラということになります。
欲を言うと、高精細EVF搭載モデルを待ちたいところですが。気合いを入れて写真を撮る際は、やっぱファインダーを覗きたいですよね。
友人からiPadとMac(ラップトップ)の買い時を尋ねられました。
差し当たりiPadは6月末のリニューアルの噂があるぐらいで、確かなことは何も解りません。iPad miniのRetina化もあるかどうか。
でもMacの方は間違いなく今が買い時です。なぜならアベノミクスとやらのおかげで円安が進んできたから。今はキプロス問題で少し戻したものの、それを乗り切れば、また円安トレンドに戻るでしょう。
そこで各Apple製品の為替レートを見てみると以下の通り。
日本 (円) |
米国 ($) |
レート (円/ドル) |
|
MacBook Air 11インチ 64GB | 88,800 | 999 | 88.89 |
MacBook Air 11インチ 128GB | 98,800 | 1,099 | 89.90 |
MacBook Air 13インチ 128GB | 108,800 | 1,199 | 90.74 |
MacBook Air 13インチ 256GB | 128,800 | 1,399 | 92.07 |
MacBook Pro 13インチ 2.5GHz | 108,800 | 1,199 | 90.74 |
MacBook Pro 13インチ 2.9GHz | 138,800 | 1,499 | 92.60 |
MacBook Pro 15インチ 2.3GHz | 168,800 | 1,799 | 93.83 |
MacBook Pro Retina 13インチ 2.5GHz | 138,800 | 1,499 | 92.60 |
MacBook Pro Retina 13インチ 2.6GHz | 158,800 | 1,699 | 93.47 |
MacBook Pro Retina 15インチ 2.4GHz | 198,800 | 2,199 | 90.40 |
MacBook Pro Retina 15インチ 2.7GHz | 254,800 | 2,799 | 91.03 |
昨日の為替レートが95円弱なので、もはや全製品が逆ざや状態。よって、ある日突然価格が改定され、軒並み1〜2万円値上がりしても不思議ではありません。
それはiOSアプリやMacアプリも同じですが、比較的単価が高いMacの購入を考えている人は夏のボーナス払いなんかを活用してでもさっさと購入するべきですね。
このblogにも時おり風変わりな広告が表示されます。最近目に付いたのはこれ。 一見、普通のダイビングサービスのテキスト広告ですが、書かれているURLがそれっぽくありません。どう見ても電気屋さんです
リンクを辿ってみるとそれっぽいお知らせページが表示されるものの、1階層上に登ると真和電気のサイトに辿り着きます。「電気工事のことなら真和電気にお任せください。」といった普通の電気工事屋さんです。それでいてイメージ写真はことごとく水中写真(それもヘルフリッチやバファローフィッシュの正面顔などもある)だし、ダイビングツアーなんぞも開催しているわけだ。
で、ここからは勝手な想像。かつてダイビングショップに勤めていたインストラクターが埼玉の実家の電気屋さんを継ぎつつ、余暇と副業を兼ねてダイビングサービスも実施しているとかかな?
まあ、そのパターンも悪いとは言わないものの、マクロ生物の写真を撮りたい私としては、できれば休日だけのガイドではなく、潜る海の最新状況を実際に見て把握している現地常駐ガイドに案内をお願いしたいものです。
3/11時点では、マニラ⇄タクロバン間はフィリピン航空とエアーピルエキスプレス(AirPhill Express。フィリピン航空の子会社のLCC)のコードシェアとして運行されていました。機体はフィリピン航空だけど、ターミナルやスタッフはLCCのエアーピルエキスプレスを活用することで、コストを下げているのでしょう。
よって注意点は以下の通り。
日本からマニラに行く場合、フィリピン航空なら第2ターミナル、JALは第1ターミナルに到着します。
タクロバン行きの便は第3ターミナルなので、どちらで行くにせよ荷物を持って移動しなければなりません。ターミナル間に鉄道やシャトルバスの類いはないので、移動には車を手配する必要があります。
ちなみに成田からのANA便は第3ターミナルに着くものの、夜の到着なのでその日のうちに乗り継ぐことはできません。
エアーピルエキスプレスは預け荷物の重量制限は10kgです。フル機材を持ったダイバーには到底足りません。
ただし、エアーピルエキスプレスでは+15kgの重量枠を買えます。事前購入なら1,000ペソ(約2,400円)。25kgは微妙だけど、団体なら合算してもらえます。
なお、成田と名古屋以外からのリピーターダイバーは、きっとフィリピン航空のスポーツプラスに入っていることでしょう。こちらは+20kgまで預けられます。
よって航空券を購入する際、個別の手配が可能ならスポーツプラス会意はフィリピン航空で、それ以外はエアーピルエキスプレスの便として買うのが良いでしょう。
どちらで買っても乗る飛行機は同じです。エアーピルエキスプレスはフィリピン航空と同じマイレージサービスを採用しているのでマイルを貯め損なうこともありません。
…などと書いていたら、3/15付けでエアーピルエキスプレスは「PAL Express(パルエクスプレス)」というブランド名に代わり、フィリピン航空との統合がさらに進んだようです。
ちなみにオレンジ色を基調としたエアーピルエキスプレスのWebサイトはフィリピン航空カラーの紺色に変わっています。内容はほぼ同じのようですが。
と、ここで一つ疑問が。
例えば成田→マニラが遅れたとき、同じフィリピン航空どうしなら多少は待ってくれていました。逆にタクロバン→マニラが遅れたときも然り。でも、これからはそういった時間の融通もなくなるかもしれませんね。
まあ、フィリピンではいろいろローカルルールがありそうだから、確かなことは解らないけど。
サウスレイテで有名なダイブサイトの一つがゴーストタウン。かつてゴーストパイプフィッシュ(ニシキフウライウオ)がたくさんいたためにそう名付けられたのだと聞いたことがあります。
このゴーストタウン、以前はミミックオクトパスが頻繁に出るという評判だったのですが、腕利きガイドのペドロによると、もうすっかりいなくなったそうで。ミミック目当てに人が入りすぎたのでしょうかね。
シルト状の海底は相変わらずですが、水中生物、とくにハゼ類の個体数も2年前より目に見えて減った印象です。
サウスレイテではちょうど2年前にノバ・ジンベエクラブという日本人経営のショップがオープンしたのですが、何か影響したのかな?
何というか、まだ楽しめなくはないけど、以前ほどの豊かさはありませんね。次回は行くかどうか…。
サウスレイテのツアー、往路(計18時間)も長かったけど帰りはもっと。
朝6:55のマニラ行きの飛行機に乗るためリゾートを1:30に出発。車で走ること約2時間半。さすがに夜中は道が空いていますね。
ほんでもって国内線に乗り、定刻の8:10にマニラ空港に到着。ちなみにこの日はタクロバン空港のX線検査機が故障していて、手荷物のセキュリティチェックも皆無に近い状態でした。
さて、日本行きの国際線は関空行きが14:25発で成田行きが14:55。何もない空港で6〜7時間は長すぎです。しかたなくマニラの水族館(MANILA OCEAN PARC)で時間を潰すことに。
道中、マクドナルドで朝食を。ちなみにフィリピンでもマクドナルドの呼び名は「マクド」。関西やフランスと同じですね。
道中小まめに睡眠は取れてたけど、移動に丸一日近く掛かってるので、その後は6日ぶりのお風呂に浸かりながら6時間ほど眠ってしまいました。
今回はなかなか楽しかったけど移動が面倒な旅だったなあ。もう一回行こうと思うまでには、しばらく日数がかかりそうです。
サウスレイテに行くには、マニラから国内線でタクロバン空港に飛ぶ必要があります。
私の場合、朝5時過ぎに家を出発し、7:40分頃に成田空港に到着。9:30のフィリピン航空でマニラに向かい、着いたときは14時を過ぎていました。定刻より40分ほども到着が遅れた理由は「向かい風が強くて」とのこと。しょーもない遅刻の言い訳みたいだ…。
さらにはマニラでのイミグレーションと荷物の受け取りに30分ほどかかり、外の空気を吸えたのが14:45ごろ。
さて、マニラ空港には4つのターミナルがあります。フィリピン航空は国際線、国内線ともに第2ターミナル。国際線の出口ではセブからの国内線組の面々が待ち構えていたので合流。
各ターミナル間に鉄道やシャトルバスのように気の利いたものはないので、あらかじめ手配していた車で第1ターミナルに移動してJAL到着組の2人をピックアップし、LCC専用の第3ターミナルに。
16:10発のAirPhill Express(エアーピルエキスプレス)のチェックインを済ませたのが15:30頃。日本のLCCだととっくに締め切られているタイミングですが、そこはフィリピンだから。
そうしてタクロバンに着いたのが17:30頃。そこから車で3時間半ほど走り、21:40に目的地のSogod Bay Scuba Resortに到着。
まあマニラでのトランジットは慌ただしかったけど、2年前のレイテ島の幹線道路が洪水で冠水しててリゾートへの到着が夜中の1時頃になったときと比べれば順調すぎるぐらいでしたね。
ただし、厨房の稼働は21時までらしくリゾートの食事はとれなかったけど、お土産として持って行った変わり種のご当地ランチパックが軽食代わりになってくれました。
サンコーレアモノショップがCanon PowerShot S110用の水中ハウジングを発売しました。PowerShot S110は水中カメラとしての評判はすこぶる良好な、お勧めできる機種です。
サンコー、おそらくCanonの純正品を作っている会社に発注したのでしょう。この通り、そっくりのいでたち。見る限りCADデータの大部分を流用してそうなのですが、法的に問題はないのかな?
とはいえ違うところもあって、サンコーの方はレンズポートが真ん丸の円筒形で、かつ67mmのネジ径も切られています。ひょっとしたらズームをワイド端に設定すると四隅がケラれるかもしれないけど、どうかな。
また、内臓フラッシュの発光部あたりに光ケーブルを差し込むためのソケットも用意されていますね。
それでいて40m防水という部分は純正品と同じだし、価格はこちらの方が5,000円ほど安かったりします。
直販限定なので届くまで実物を見られないけど、品質は純正品とほぼ同じぐらいだと推測するので、私だったらこちらをを買いますね。
たぶんOリングも純正品向けのものが流用できるだろうし。
サウスレイテには「Little Lembeh(リトルレンベ)」というダイブサイトがあると聞かされていたので、リクエストしました。
行ってみると民家にも近い内海で、あたり一帯の水深が浅く、予定のダイブタイムも70分。飽きたり寒くなったら勝手にボートに上がるパターンです。暑がりの私は80分以上潜ってましたが。
なるほどレンベの名がつくだけあって、それっぽい砂地にはマクロ生物がわんさかといますね。
例えばコールマンズシュリンプ。これが伊豆で出ようものなら甲殻類好きの間で騒ぎになるというエビです。まあフィリピンでは普通に見られるわけですが。もちろんリトルレンベでも簡単に3ペア見つかりました。
実はリトルレンベでのダイビングは海の3日目(帰国日の前日)に設定されていて、もし初日のジンベイザメが不発だったら再チャレンジのため流れる予定でした。でも運良くジンベイザメも見られたので無事潜れることに。しかも、レンベの名に恥じないだけの充実ぶり。1ダイブのみだったけど、願わくば1日中ここで潜っていたいと思ったぐらいです。
今回のサウスレイテでの一番の目的はジンベエザメではなくピグミーシーホースでした。それも黄色の。何しろいつものマクタンではお馴染みのピンクしか見ないから。
で、成果はこちら。もちろん体長は1cmちょっとです。
二年前にも見たけど、あの時は出発間際に届いた水中ハウジングを使いこなせてなくて、不本意な写真しか撮れなかったのですよね。
でも、あれから100ダイブあまりを潜ってカメラセットにも慣れたので、私としてはまあまあ満足のいく写真が撮れました。
一緒に潜ったマクタンのダイビングショップのオーナーは、さすがに同じような条件でもはるかに見事な写真を何枚も撮ってましたが、まあ、そこは張り合っても無駄というもの。私とはダイビングと撮影の両方のスキルに雲泥の差があるので。
サウスレイテのレジャーは到着翌日のホエールシャークウォッチングで幕開け。バンカーボートで海域を往復しながらジンベエザメを探し、見つかったらボートを近くに寄せて、シュノーケリングでアプローチします。
で、結果から言うと、時間内に2トライして1匹ずつ2回(ひょっとしたら同じ個体かも)見られました。時間にして計30秒ぐらいかな。私の体は海水でも浮きにくいので(体脂肪も多いけど、それ以上に筋肉が太いからなぁ)、たったそれだけでもヘトヘトです。
写真はこちら。
実はガイドにカメラを託して撮ってもらった1枚です。何しろ深いところを泳いでいて。私は2回とも上から見下ろす状態だったので、肉眼では見えてたけど、カメラにはまったく写らず。
でもそこは海洋民族フィリピン人の腕利きガイド。ほんの2秒かそこらで水深10mぐらいまで潜って一枚撮ってきてくれました。
なお、この日は2回だったけど、日によっては見ららる個体数が二桁だったり、逆にゼロだったりもします。でもそこは野生動物。セブ島のオスロブのように餌付けはしてないから。
そう、そのオスロブのジンベイザメの餌付けですが、やはり問題が多くて欧米の環境保護団体に目を付けられてるらしいので、遠からず全面禁止されるか大幅に制限されないとも限りません。
サウスレイテにしても、2年前とは違ってジンベイザメウォッチングの船には必ずレンジャーが乗り込むようになったみたいだし。この日も20代ぐらいの白人女性のサリーさんが乗船して、「4m以内には近づくな」といったブリーフィングと行動監視を行っていました。実際のところ自力で4m以内に近づくのは至難の業ですけどね。
ということで飼いならされたジンベエザメに興味がある人は早く行った方がいいですよ。たいていは水面で餌をねだる立ち泳ぎ状態ですが、ときおり水中に潜ってジンベエザメどうしが体当たりするなど、野性的な瞬間が見られることもあるようだし。
早いもので今日で震災から丸2年ですね。少しでも被災者の方々の痛みが癒えていればいいのですが。
かつて一年中ダンゴウオが見られることで有名だった志津川の佐藤長明さんのダイビングサービス《グラントスカルピン》は、昨夏、函館に居を移して再稼働しました。ドライスーツを持たない私はちょっと利用しづらいですが…。
また、福島原発の被災者に対しては支援を思いつかないのですが、津波にやられた漁業者の方には微力ながら支援の方法があります。
ということで、シーズンも終盤ですが、このblog右下にも被災地応援リンクを貼っておきます。
牡蠣って美味しいですよね。
パラオといえば大物のイメージの強い海ですが、実はマクロの生物層も充実しています。魚類発祥の地とも言われるフィリピンとも近いですしね。
普段は軽視されがちだけど、1日の最後のダイビングや遠くにボートを出せないときなどは、マクロポイントに潜ることもありますよね。
で、先日、https://oceana.ne.jpで『マクロ限定!? パラオ1,400の魚達に会いたい。』というPDFが公開されました。
表紙によると1,400種とは、日本の4,000種の三倍以上。だったらやはりパラオはマクロをメインにしても十分成立するだけのポテンシャルを持っているわけだ。あとはマクロ派のダイバーがたくさん訪れるようになれば、これまで大物一辺倒だった紹介の文面や写真、そして現地サービスのガイディングも次第に変わっていくでしょう。
うん、またパラオに行きたくなりました。行くならローシーズンがいいな。
「これは!」と思わせてくれる水中ライトが来月発売されるようです。製品名はRGBlue。
詳しくはこちらの番組を。野本さんが丁寧に解説してくれています。
私が気に入った点は、たとえ水没しても平気な点と、大光量タイプでありながら光量を絞れる点。ビデオライトにもターゲットライトにも使えるというのは画期的すぎます。
もし先々D7000で動画を撮りたくなったら、これを2本買いたくなるだろうな…。
先週、SONYが新しいコンパクトデジカメ3機種を発表しました。
正直、ガッカリです。まだこんなことを続けるのかと。まあ、SONYだけじゃないけど。
いや、もちろんそれぞれのカメラ自体は良い製品に仕上がっているのでしょう。高い技術力も垣間見られます。でも、結局のところ「スペック追求」なのですよね。でも、メーカーに訊いてみたいです。「サイズや性能が世界一だったら、いい写真が撮れるのか?」と。
他方、近年抜群の存在感を発揮しているのがGoPro。米国のカメラメーカーです。お笑い芸人がジェットコースターやバンジージャンプをする最に自分撮り用に装着するあれですね。
こちらはスペックではなく用途重視。例えばサーフボードやスノーボードに装着すれば、臨場感溢れるムービーが撮れたりします。それが受けて、GoProは比較的に低スペックながらも1人勝ちを続けているわけです。
思い起こされるのはSONYのウォークマン。あれも音楽を持ち運ぶという新しい楽しみ、使い方を提起したからこそ、時代を動かしたわけです。
このアプローチを応用するなら、私がSONYならびに日本のカメラメーカーに期待するのは、より作品作りに重点を置いた製品。月並みな機能を積んでおきながら「最高スペックを実現しました」ではなく、「このカメラなら、こんな楽しみ方、作品が撮れますよ」と言う感じの。
てなわけで、私はこちらのような製品の登場を心待ちにしています。どこのメーカーでも良いので開発して発売してくれないかな。
花粉がうっとうしいので今日から外国に逃げます。逃亡先はフィリピン、それもサウスレイテの南端のソゴッドベイ。宿泊兼ダイビングサービスはすばらしく田舎の村にあります。
現地にもフィリピン杉(?)かなんかがあって花粉は飛んでるかもかもしれないけど、日本の地方都市と比べても開発の進展具合が圧倒的に少ないので、アレルギーの過剰反応なんてものもなく、きっと楽に過ごせるはずです。
本当は2月の後半から1ヶ月ぐらい休職してフィリピンか沖縄あたりに隠りたいのですが、そうもいかず。
休職ではなく在宅勤務なら交渉の余地はあるけど、南国リゾートに滞在すると、仕事なんか手に付きっこないものな…。
ということで、今日からしばらくは毎日更新の体裁をとった予約投稿が続きます。帰国後は写真紹介のオンパレードかな。
明日、石垣島の新空港がオープンします。 新空港は前の空港よりも街から遠くなったけど、まあ旅行者にとっては許容かと。 ただし、空港が大きくなり、目論見通り観光客が増えると、海は痛むかも。今でもかつてのマンタスクランブルではマンタはあまり見られなくなったと聞くし…。
とはいえ、島の活性化も重要なので(石原前都知事と民主党の阿呆らのせいで尖閣問題がこじれたままだし)、この際、大きく盛り上がってもらいたいものです。折りを見て私も行きたいと思っています。確か、マクロ派のショップもあったはずだし。
それにマンタに限っていえば半分深海魚みたいなものなので、どこか別のところでクリーニングしているのでしょう。
今週、フィリピンに旅立つので、海外Wi-Fiとやらを借りてみることにしました。なにしろソフトバンクの海外パケットし放題は、ケータイメールを待ち受けてただけでも通信量がすぐにパケット上限に達し(おそらくスマホは裏で頻繁にデータ通信を行っているため)、1日あたり2980円も掛かってしまうので。
せっかくなのでネット無し生活もいいのですが、今回は車移動が長い(往復約7時間)ので、道中、GPSで地図が見たいなと。
今回の候補は3社。
おそらく端末に大差はないでしょう。フィリピンにLTE網はないので、3G(ケータイの場合GSMも)のみです。
3社とも成田空港で受け取りと返却ができるので、あとは料金面。
5日間レンタル(保険なし)で見積もりを取ってみると、
何のことはない。上の2社はレンタル料は少し安いものの、受渡手数料525円なる料金が発生します。宅配便業者との業務提携の費用かな。
しかもイモトのWiFiは見積もりを取るためには申し込み確定の寸前まで進む必要があり、住所やらクレジットカード番号まで入力させられます。ダメなWebサイトの作りだ。他の2社は全額がすぐに把握できるようになっているのですがね。
てなわけで今回はテレクムスクエアにしました。サービス名が『Wi-Ho!』ってやつです。
サービスや端末の使い勝手に関しては帰国後に書こうと思います。
新しく買った3TBのHDDを使うためには、別途HDDケースも買う必要がありました。
装着が簡便なクレードルタイプが良かったので、候補に挙がったのが以下の二機種。
前者はシンプルなHDDクレードルですが、後者はTVプレイヤー機能を有しています。HDMIケーブルで繋ぎ、リモコンを使って動画や音楽をテレビで再生できます。
よってとても魅かれたのですが、最終的には見送りました。というのも、よくよく考えたら使い勝手が良くなさそうだったから。
なにしろWi-FiやLANケーブル端子がないのですよね。HDMIケーブルでテレビに繋いでメディアプレイヤーとして使うことはできても、動画を追加するには別途USBケーブル(しかも2.0)でPCと接続して、転送してやらなければならないので。
例えば書斎で動画を編集したら、PCをリビングに持っていき、テレビの脇に置いたお裸族のお立ち台TVにUSBで接続して転送、もしくは裸族のお立ち台TVを書斎に持ってきて編集済み動画をコピーし、リビングに戻すといった使い方になります。うっとうしい。
これがWi-Fi搭載で、別室のPCやタブレット、スマホなんかでアクセスできるのなら迷わず買うのですが。
裸族のお立ち台TV、方向性は悪くないので2〜3世代進んでメディアサーバー的に進化することに期待したいものです。
新しくHDDを購入しました。ここ数ヶ月、自宅のメインのMacの調子が悪かったので、OSから再インストールしようと思ってバックアップ用にと。
2TBと3TBで迷ったものの、3,000円ぐらいの差なので3TBに決定。
外付けか内臓かでは安価な内臓タイプを選択。以前に買ったS-ATA直刺しのアダプタがあるので、それで繋げば良かろうと。
で、届いた3TBのHDDをMacに繋いだところ容量「800GB」だそうな。騙された?
しばし原因を考えると3TBという容量にふと心当たりがありました。私の直刺しのアダプタは数年前のものなので、最近の大容量HDDには対応しきれていないのでしょう。ならば「接続できません」などと表示してくれればいいものを。
結局、800GBで使うわけにもいかないので、追加でクレードルも購入することに。しかも新しい機種。
せっかく内臓タイプのHDDにして代金を浮かせたつもりだったのに、結局は外付けHDDを買うよりも高く付いてしまいました。無念。
コナミのダイビング閉店セールを利用してウェットスーツを新調しました。 買ったのはモビーズの「AQUA FLEECE FULLSUITS(アクアフリース フルスーツ)」。
フリース素材(ポーラテック)なので、当然ぺらっぺら。畳むとその辺のUNIQLOの棚に重なってそうな感じです。それでいて2.5mmのクロロプレンスポンジラバーと同等の保温性があるそうな。 まあ、言い換えれば2.5mmスーツ相当しかないのだから、私みたいな「人一倍暑がりの人限定スーツ」ですね。さしあたり来週のサウスレイテではこれを着て潜るつもりです。 いや、水温が25℃を超えるような南国リゾートならラッシュガードとサーフパンツで潜ってもいいのですが、私は着底して写真を撮ることが多いので、全身を覆っておかないと。 ちなみに手持ちのスーツの重量を量ってみたら、こんな結果に。
6.5mm2ピース | 3.86kg |
3mmフルスーツ | 1.87kg |
2mmフルスーツ | 1.22kg |
アクアフリース | 0.82kg |
2mmスーツも軽かったけど、それよりも400gも軽量化が進みます。これでスーツケースの重量が23kgに納まってくれると旅が楽になっていいな。
いよいよ今月いっぱいでコナミスポーツのダイビング事業が終了してしまいます。いやぁもったいない。
漏れ伝わってきたところでは、昨年11月に同社が事業を畳むと発表して以降、いくつもの企業から「買いたい」「譲り受けたい」と打診があったそうな。当然ですよね。そこそこ利益も見込める業界で、いきなりトップになれる繊細千歳一隅のチャンスなのだから。
でも、条件的に良い話も含めてコナミ側が全て断ったそうで。それほどダイビング業界と関わるのが嫌で、ひいては旅行・観光業界にダメージを与えてでも手を引きたかったのでしょうかね。
そういや、かつてエグザスを買収した際にも、コナミはゴルフとダイビングの事業は要らないと言っていたのだっけ…。
ひょっとしてコナミは社内に内村航平や山室光史を擁することもあり、オリンピック重視路線でいくつもりなのかな。ならば確かにダイビングは蚊帳の外だけど、2020年のオリンピック招致は東京はもはや落選が濃厚です。まあ、柔道連の致命的な問題が発覚したのは最近だから、ダイビング廃業を決めた頃はまだ招致に望みもあった(むしろ最有望視されていた)わけだけど。
いまだに柔道連盟を訴えた15人に名前の開示を求める声があるけど、それって強姦被害に遭って心身ともに傷を負った女性に「訴えるならセカンドレイプも覚悟しろ」と言うようなもの。そんなことをすればマスコミの餌食になって好奇の目に晒され、かつ様々な方面から圧力がかかることが解りきっているわけです。なにしろ彼女らを黙らせれば利権にありつける業者や保身に繋がる要人も少なからずいるはずだから。
そもそも柔道連盟は15人が誰なのかを把握しているはずだし、事がおおやけになった時点で園田監督らがまともに弁明できなかったのだから、そこでもうアウト。彼女らには何ら非がない話なんだよ。ここで名前を出す必要など微塵もない。
だいたい告発がこんな時期になったのも、柔道連盟が封殺しようとして事態がこじれたからじゃなか。
ともかく、さっさと国を挙げた実態調査と厳正な対処、再発防止策なんかを発表して行動しないと、本当にオリンピックの候補地選考から除外されてしまいますよ。しかも2020年に限らず、その先も…。
それにしてもコナミ、なんて不可解な経営判断をする会社なのだろう。競争上断然優位にある儲かる事業を切り捨てて、新規参入組に侵食されてジリ貧化が必至の事業に望みを賭けようとしているのだから。
たとえば先日もコナミのパラオツアーから帰ってきたシニアのマダム2人がお店を訪れて、現地オプション代(追加の5ダイブ&魚釣りの代金)の6万円をポンと払っていきました。
そのツアーは5日間ながら代金が30万円弱の設定だったのでトータル35万円を超える出費(もちろん夜の飲み食い代は除いて)。パラオ5日間で35万円は私の感覚ではほとんど「倍額」なわけですが、気にかけるそぶりも無く「次はグアムね」などと話していましたね。
さらには同じパラオツアーに行った別のシニアご夫妻も来店して、これまたオプション代とグアムツアー代とパーティ代やらを二人分で、しめて50万円一括で払って行かれました。
お金と時間に余裕がある人はそうなのかも知れません。彼女らにしてみれば出費の額うんぬんよりも馴染みのインストラクターが海外まで同行し、あれこれ面倒を見てくれることが重要なのでしょう。
そう、これですよね。もはやネットで価格や条件を存分に比較できるのだから、代わりが利く商品にはどれだけ付加価値を乗っけられるかが商売の重要な鍵。さもないと値下げ競争に巻き込まれてしまいます。
それてもってコナミスポーツのダイビング事業は、彼女らのような上客を多数抱えているというのに、みすみす手放そうとしているわけです。
一方でコナミスポーツは近年台頭してきた小規模フィットネスクラブや街のヨガスタジオとの競争に晒されています。古い店舗は老朽化も激しいし、大型の建物を擁する会費の高い総合フィットネス店舗では細分化する顧客のニーズに応えられず、この先も容赦なく切り崩されていくでしょう。
よって、ダイビングの廃業を決めたとされる現在の経営トップも、そう遠からず身を退くことになろうかと。
そうなれば、経営テコ入れのために定番フィットネス以外の事業展開が必要になってきます。だったら、さしあたりダイビング事業は有力候補。なにしろ物販(しかも1人当たり数十万円単位)と旅行業(イントラ同行で単価も上げられる)がセットなので、大手がやれば確実に利益が出せるのだから。これに匹敵するほどお金を動かせる他のスポーツ、レジャーはちょっと思いつきません。せっかくのダイビングプールを干上がらせておくのも馬鹿馬鹿しいし。
うん、コナミスポーツのダイビングは今月いっぱいで一旦はなくなってしまうけど、案外、1〜2年後ぐらいには違う看板でも掲げてあっさり復活するかも知れませんね。そうなることに期待しましょう。