SoftBankの海外パケットし放題が値上げされてた

先月、セブで何度か通話とメールのやり取りをしたのでSoftBankのサイトで利用状況を見てみたところ、気になる項目を発見。

定額料 世界対応ケータイ 海外パケットし放題 1,980円

確か海外パケットし放題は上限1,480円/日だったはず…。

今回、いつものGlove telecom(GSM)ではなくSun Cellular(3G)を使ったのが拙かったのかと思いつつ、海外パケットし放題のページを見てみたら、いつのまにか価格が改定されていました。

海外パケットし放題の新価格

何と使い放題はお値段2倍。どうやら7月1日から変わっていたようです(正確には1,480円のキャンペーン期間が終わったってことらしい)。

さて、次回はどうしたものか。990KBまでは従量制ゾーンなので、この範囲内に納めるのが良さそうですが、そうするにはeメールを一切使わずにSMS/MMSのみで要件を済ませる必要があります。

とは言えiPhoneはデータローミングをONにすると有無を言わせずサーバに新着メールを読みに行くので、これを防止しなければなりません。そのための設定は…

  1. [設定]アプリ>>「メール/連絡先/カレンダー」>> 「データの取得方法」と進む
  2. 「プッシュ」をOFF
  3. フェッチを「手動」に変更

iPhoneの設定画面

これで喫緊ではない通信を防げるはず。だったら旅行の期間中、常時データローミングをONにしておいても良いかもしれません。

注意しなければならないのは、データローミングのONよりも先にプッシュをOFFにする点と、フェッチを手動にするのを忘れないこと。じゃないと15分ごととかにおもむろにメールを取りに行ってしまうので。

でも、この技は以前も使えたようですね。1日1,480円で使い放題だった頃はローミングONにした日は存分にパケット通信を使うことばかり考えていたので思いつきませんでした。

ダイビング・インストラクターの適性年齢

以前、都市型ダイビングショップで馴染みだったインストラクターが最近パラオのショップに勤めはじめました。お給料は月にン百ドルとのことですが彼はまだAround 30。比較的若く独身(たぶん)なので、かの地で腰を据えて精いっぱい頑張ってもらいたいものです。

さて、私はあんまり歳がいったダイビングのイントラは信用しないことにしています。いや、若い頃からこの職に就いて年期が入った人は別です。彼ら彼女らには敬服します。でもたまに見かける40歳ぐらいでダイビングを始めてその流れでイントラ資格を取ったような人はどうも…。

私の知り合いにもそういった人が何人かいます。何を目指しているのか尋ねてはいないけど、向上心の行き着く先なのでしょうかね。

ただ、ダイビングの現場は基本的に若い人たちの働き場所。40歳過ぎのオールドルーキーを入れてもショップはなかなか上手く機能しませんよね。実際、その年代でイントラになり、東京の会社を辞めて沖縄の馴染みのショップで雇ってもらったものの、二十歳そこそこの他の同僚達とペースを合わせるのが難しく、早々にトラックの運ちゃんに転身したなんて話も聞きます。どんなに本人にやる気があってもショップ側にしてみればちょっと扱いに困るはずです。

とはいえダイビング業界にとってイントラの養成もビジネスの種。少々年齢がいっていようが客は客。当然「その道で対価が得られるようになれる」が前提なので、中年者をその気にさせてしまったショップにしてみれば「しょうがない、たまに代役のガイドでもやらせて自尊心を満たしてやろうか。その内自分でも適性や限界点にも気付くだろうから」ってことじゃないでしょうか。

それと、そういったコースを辿った人は、なかなか実地スキルの方は伴わないようで。先日もそんな一人がゴールデンウィークの小笠原でファンダイビングで潜っている際、カメラに夢中になってダウンカレントに捕まっていることに気付かず、危ういところをイントラでもない私の友人に助けられたという話を聞いたし。まあ講習と特定のポイントのガイディングはできても、感性を要する経験値は一長一短一朝一夕には身に付かないから。

てなわけで独断で言わせてもらえば、もちろん個人差はあるにせよ、

  • ダイビング・インストラクターになるなら20代の内じゃなきゃダメ
  • 30歳を過ぎてダイビングの楽しみを知ったからとイントラを目指してももう手遅れ

です。

もっとも、単に「頑張って勉強した証、勲章が欲しい」だとか「イントラ修行を通じてスキルアップを図りたい」あるいは「もともと人に教えることが好きで、ゴルフで言うところのティーチングプロ止まりで構わない」という人なら四十の手習いも良いかも。

でも、インストラクター資格はあくまでもインストラクションの必要事項を満たした認定であって、決して海のエキスパートを意味するわけではないので、あんまり大それたことまではしてくれない方が良いと思いますね。

ダンスゴビーシュリンプ

こちらはオドリハゼと共生するテッポウエビの写真。先月、セブ週マクタンの海にて。

オドリハゼとテッポウエビ

オドリハゼの目にピントが行っていないのは私がエビ好きだから。当然エビ優先なので巣穴から出てくるのを待って撮影。

まあ次回はハゼをメインに撮ってみようかな。

東電救済法案は命取りになるかもなぁ

一昨日、原子力損害賠償支援機構法が参院でも可決され、成立してしまいました。

大ざっぱに言うと、これから原子力損害賠償支援機構ってものが作られ、そちらが賠償金を肩代わりして支払い、東電は借金を返していくのだそうな。

そう聞くと金融危機の時の銀行への資金注入みたいですが、事情は大きく違いますよね。銀行は…

  • 賠償の義務を負っていたわけではない
  • その後は運用益から返済した

でも東電の場合は電力を上手く運用して利ざやを稼ぐなんてことはできません。

原発問題は一向に収束する気配がなく、最近でも「セシウム牛」やら「セシウム米」が話題になるなど賠償見込み額は膨れ上がるばかりです。当面は保有資産を売り払い、給与カットの類いを続けるにしても、結局は電気代の値上げとして利用者にツケが回ってくるわけです。おまけに菅総理肝いりの電力買取法案まで成立した日にはコストが上積みされるのでまた電気代が上がります。

今必要なのは電気の世界にも競争原理を入れることですよね。よく引き合いに出されるケータイの世界のような。なのにこんな法律を作れば「参入障壁を堅持する」「新規参入は認めん」と言わんばかり。この「既存の機関を徹底的に守る」という慣習が日本の不景気を際限なく引き延ばしている大きな原因だというのに。

水は汲みに行くこともできますが電気は自然界から貰ってくることができません。その意味では人々にとって水道よりも電気の方が必要度が高いとも言え、その値段が上がれば家計にも産業にも響きます。これが円高なら輸出には痛手でも輸入には有利ですが、電気代が上がって嬉しい人はいません。また一つ企業を海外に押し出し、多くの企業を経営難に陥らせる要因をこしらえてしまいました。

結果、この国の経済はますます悪くなっていくでしょう。既得権に切り込まれないために経済を犠牲にしてでも消費税を上げたい財務省の悲願みたいなことが、原発事故を切っ掛けに経産省と与野党のタッグによってなされてしまったわけです。

結局、まともな政治家を国会に送り出してこなかったことのツケが、我々国民に経済的な凋落としてはね返ってくるのでしょう。

バンデッドトードフィッシュ

前回のセブで見た一番のレアものはこいつ。バンデッドトードフィッシュ(Banded toadfish)、直訳すると「帯模様のヒキガエルみたいな魚」でしょうか。

バンデッドトードフィッシュの正面顔

バンデッドトードフィッシュの横顔

分類はガマアンコウ目ですが、カエルアンコウと近縁ではないとのこと。

日本の海域にはおらず、セブあたりでも個体数は少ないそうなので、見られてラッキーでした。