マンタ漁

最近ではiPadで海外の雑誌が簡単に買えるようになったので、私もときどき外国の雑誌を眺めていたりします。

さて、iPadのNewsstandアプリからイギリスのダイビング雑誌「DIVE」の1月号が発刊されたという通知がきたので見てみたら、P.22~23に何とも気になる記事が載っていました。

Shark fin trade moves on mantas The very survival of manta rays lies in jeopardy.

このレポート記事をどれぐらい信じていいのか解らないのですが、かいつまんで言うと世界的にフカヒレ漁が禁止される方向にある中(気仙沼港にはさらなる打撃だけど…)、今度はマンタやモブラ(小型のイトマキエイの総称)のヒレが狙われて乱獲され、その結果、それらは急速に数が減って世界的に絶滅の危機に直面しているとのこと。消費地は案の定中国で、「エイヒレ」ならぬ「エイエラ」に$500/Kgの値がつくそうな。

マンタ漁(DIVE誌2012年1月号の誌面より)
DIVE誌2012年1月号の誌面より

昔からマンタを食用にする地方はあったものの(例えばフィリピンのボホールの市場ではマンタが売られているとか。思いっきりアンモニア臭いそうだけど)、それとは次元が違う話です。まるで鉱物を採掘するかのように獲り尽くし兼ねないので。

なお、用途は熱冷ましらいのですが、どうやら根拠はないようで。つまりフカヒレで商売ができなくなったので、エイのエラを偽の漢方にでっち上げで儲けようという魂胆ですね。何てことをしてくてるんじゃ。まったくもう。

ちなみにP.26には日本の調査捕鯨に対する記事も控え目ながら載っていました。どうやらドキュメンタリーDVDの広告のようです。

私は捕鯨には必ずしも反対ではないものの南氷洋に出向いての調査捕鯨には疑問があるし、やっぱダイバーなのでクジラにしろマンタにしろ観光資源にした方が良いと思います。

官能的なエビ

さすがは我がホームグラウンド、セブ・マクタン。わずか2日、6ダイブ、計6時間ほどの間に私としては及第点の作品がわんさか撮れました。まだまだネタは尽きません。 今回はイソギンチャクモエビ。

イソギンチャクモエビ(大)
斑紋をよく見るとフチ取りされているのですよね

平凡なエビですが私はこれが好きでよく撮ってます。たいてい複数匹でたむろしていて、ときに楽しげな絵になったりもするので。

イソギンチャクモエビ(3匹)

なお、英名は「Sexy Shrimp」です。いつもお尻を振っているので名付けられました。