頼もしきイタリア人

先日のマレーシアにて。ダイビング二日目は朝5:15からシパダンに出発。バッファローフィッシュの行進狙いですね。

4:45に連れの三人を叩き起こして勇んで行ったものの、シパダン島の詰め所(シパダンで潜るにはゲスト全員の署名が必要)は無人。結局6:00になっても係員が来なかったので無署名でダイブを開始するも、案の定、早朝の行進は見られず。

バッファローフィッシュの行進
2年前のバッファローフィッシュの群れ。お昼前に撮影。早朝だともっと暗いです

さて、私の連れの一人はブランクダイバー。シパダンは透明度もよく波もなかったのですが、不慣れなためエントリしてもなかなか沈めなかったり潜行後もなかなかペースが掴めないようでした。 本来なら私がサポートしたいところですが、なにぶん私はペーペーの最低ランクダイバー。ライセンスはBSACの「Sports Diver」止まり。PADIでいうと「Advance」相当です。

私のダイビングの目的は潜り始めた20年前から写真撮影だったので、それに十分なところまでしか取得していないのですよね。

よって様子を気にかけつつも、当人がどう困っていて、どう助けていいのかもよく解らないでいました。

しかも私のタンクは空気漏れしていて潜行後に交換させられたし。ボートのラダーに掴まりながらエアーで膨れたBCDを着直すのは難しいですね。いったんボートに上がれば良かった。

そんな際に助けてくれたのが同じチームになったイタリア人のカップル、EMAさんとMONIAさん。そのダイビングの後の休憩時に聞くとEMAさん(男性の方)はインストラクターなのだとか。MONIAさんもかなり潜り慣れた様子。しかも先方からサポートを申し出てくれたので、その次のダイビングでは連れが慣れるまで付き添ってもらえました。

彼らは早朝からのシパダン3〜4本の後もセルフで1〜2本潜っていましたね。ダイバーの鏡だ。

その後も、私がExitの際にボートマンに手渡そうとしたウエイトベルトからウエイトが1個滑り落ちた際にも拾いに行ってくれました。いやぁ感謝、感謝。

SWVではウエイトをなくすと罰金です。そこは甘んじて受け入れるとしても、SWVのそのボートには予備のウェイトを積んでいるか怪しかったので次のダイビングに響きかねません。EMAさん、ありがとう。

結局、彼らとはそこそこ仲良くなって、最終日にはいっしょにログを付けたり記念写真を撮ったり。実に感じのいい人たちでした。

grupposolaris.orgのグッズ
記念にいただいたグッズ。下はシールです

なお、彼らのダイビングショップはGRUPPO SOLARIS。イタリアといえばスキューバダイビングの本場です。MaresやCressi Subもイタリアの機材メーカーだし。もしイタリアで潜る機会があれば是非とも彼らのお店を訪ねようと思います。イタリア語か英語勉強しないと。

grupposolaris.org
GRUPPO SOLARISのロゴマーク

ちなみにマブールからイタリアへはクアラルンプールとカタールを経由して24時間掛かるのだとか。タフですね。

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