PowerShot G1 X用の純正水中ハウジング

こちらは水中ハウジング(ウォータープルーフケース)WP-DC44。

WP-DC44(PowerShot G1X用の純正水中ハウジング)

先日アメリカで発表されたCanonのコンパクトデジカメの最上位機種PowerShot G1 X用です。

残念ながら別の角度やもっと大きな写真は見つけられませんでした。まあまだ試作段階でしょうからね。カメラ本体が2月発売らしいので、ハウジングは少し遅れて4月頃かな。

でも、この写真からでもいくつか解ることがあります。まず、レンズポートは横長の長方形なので、ワイド端でもケラレが出ないようになっているのでしょう。

拡散版は板状ではなくボックス型。外部ストロボ用の光ケーブルを装着するためのソケットが用意されているかは不明です。

また、相変わらずアクセサリシューがなく、外部ストロボやライトを使うにはアーム類が必要です。

同じくレンズポート前面にネジ径が施されていないため、コンバージョンレンズを装着するには別途何らかの仕組みが必要になります。

マクロ撮影で重要なマニュアルフォーカス向けの機構に関してはこの写真では何ともいえません。PowerShot S100用のWP-DC43はレンズポートの付け根左側にダイヤルが設けられていましたが、WP-DC44には見当たらないので右側に移動させたのかな。


Canon ウォータープルーフケース WP-DC43

なお、G1 Xのマクロモードのワーキングディスタンス(レンズ端から被写体までの距離)は約20cmなので私のNikon D7000とほぼ同じ。この点も従来のコンデジとは一線を画す仕様です。近年のコンデジはほとんど3cm以下でしたし。でも、そのおかげで従来のコンデジにはなかったボケ味が期待できます。

ただし、G1 Xに乗り換えた場合、従来機でマクロを撮り慣れた人ほど最初のうちは被写体に寄り過ぎてピンぼけ写真を連発するかもしれません。

まあ、ワーキングディスタンスはクローズアップレンズを使うことで短くできますし、ズームとの併用もできるのでしょうから、距離感に慣れてしまえばこの機種ならではの写真の出来栄えに満足すると思います。

それと、このクラスの製品を使うユーザーならハウジングにもこだわった方が良いですね。純正品ではなくNauticamやSeatoolのハウジングの登場を待ってそちらを買った方が良いでしょう。アルミ削り出しでアクセサリシューとネジ径が最初から付くはずなので。カメラとハウジングで20万円コースになりそうですが、スペックを見る限りではそうするだけの価値がある機種だと思います。

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