Ferry Trip 故郷への長い道(4)

東京九州フェリー はまゆう

東京九州フェリー船内では食って寝て風呂に入っての繰り返し。

でも一度、プラネタリウムの上映に参加しました。ミニシアターにもなるお部屋には床にビーズクッションがいくつか置いてあり、寝転んで天井に投影される星々を鑑賞します。

東京九州フェリーのプラネタリウム
プラネタリウム、星々のシミュレーションかと思ってたら、流れ星や花火も登場するエンタメでした

そうこうしていると、23:00に新門司港に到着。新門司港のターミナルにはシャトルバスが待ち構えていて、希望者をJRの門司港駅を経由して小倉駅に送ってくれます。ただし、あらかた乗ったと思った時点で静かに発車したので、ターミナルでトイレに入ったりすると置き去りにされそうです。用事はすべて船内で済ませておくべきですね。

そうして23:40頃、小倉駅に到着。小倉は都会なので宿泊施設はたくさんあります。でもホテルを探して予約するのも面倒なので、ネットカフェで一晩過ごすことに。検索すると快活CLUBが駅の南側に2件あり、どちらも無料で使えるシャワー室完備でした。

Ferry Trip 故郷への長い道(3)

東京九州フェリー はまゆう

東京九州フェリーによる横須賀→門司の船旅、10月7日(金)に日付が変わった1:15に乗船開始となりました。

ちなみに私の部屋(ツーリストS)は5F、レストランがあるフロアです。

ルームキーはQRコード。東京九州フェリーのWebサイトから取得でき、ターミナルでの乗船手続きや自室に入る際に使うので、プリントアウトするかスマホでいつでも表示できるようにしておくといいでしょう。

東京九州フェリーのルームキーとなるQRコード
自室に入るためにはこのQRコードが必要です

ちなみに6Fのお風呂場の利用時刻は1:30まで。荷解きし、軽装に着替えて一息ついたらもうその時刻。諦めて持参したボディシートで体を拭いてたら館内放送が入り、お風呂の利用時間を4時までに変更するとのお知らせ。出発が遅れた際にはこういう処置が取られるのですね。

ならばと、ひとっ風呂浴びに行きました。真夜中の露天風呂もオツなものです。あいにく星は出てないし、湾内は低速航行だから景色(陸の光)がなかなか変わらないけど。

Ferry Trip 故郷への長い道(2)

東京九州フェリー はまゆう

新門司港行きの東京九州フェリーに乗るには横須賀港に行く必要があります。

船の到着遅れによりターミナルには1時に来いと言われたので、自宅近所のバス停から22:04発のバスで東急のあざみの駅に。普段なら寝る準備をしているような時間帯に外出するのは嫌なのだけど、まあ旅行だからしかたない。

あざみ野から横浜市営地下鉄に乗り、上大岡で乗り換えて横須賀中央に0時過ぎに到着。港までのんびり歩いてターミナルには0:30ごろに到着。

ターミナルには乗船予定のはまゆうが既に入港していました。館内放送によると2時間45分遅れで入港したそうな。

乗船時刻の案内はこの通り。

東京九州フェリーの運行遅延の案内

また、館内放送では「本日、船内レストランの深夜営業はないので何か食べるならターミナルで」とのこと。レギュラー時刻での運行時は深夜営業があるのでしょう。

東京九州フェリー横須賀ターミナルのメニュー
東京九州フェリー横須賀ターミナルのメニュー。まあリーズナブルかとは思うけど、夜中の0時過ぎには何も食べたくないなぁ

Ferry Trip 故郷への長い道(1)

10月の三週目の予定がぽっかり空いたもので、ふと思い立って帰省することにしました。私の実家は福岡との県境の佐賀県内。博多を新宿とするなら、ちょうど小田急線の新百合ヶ丘駅ぐらいの位置関係です。

よっていつもの帰省では福岡空港行きの飛行機を使うのだけど、今回は趣向を変えて東京九州フェリーを使うことにしました。風呂&サウナ付きの船旅を一度体験してみたかったので。

東京九州フェリー はまゆう

定刻だと横須賀港23:45発で新門司港が翌日の21:00時着、約21時間の旅なので竹芝→小笠原よりもちょっと短いくらいですね。料金は2畳ぐらいの個室が片道18,000円です。他にも12,000円の押し入れみたいな部屋もあるけど、私は狭いところが嫌いなのでパス。

さて、新門司港に21:00着なら実家まで電車でその日の内に十分辿り着けるのだけど、乗船日の昼間に電話がかかってきて「乗船予定の船が機材整備で到着と出発が3時間ずつ遅れる。横須賀のターミナルには1時に来てください」だと。ならば出発は3時頃か。まあ、乗ったら寝てればいいだけだけど。

でも、門司到着が夜の1:00だと電車の運行は当然終わってます。まあ、今回は特に何かをする予定もない旅だから遅れるのは構わないけど、どこかで朝までやり過ごさないと。

東京九州フェリー船内見学会

7月18日(月祝)、就航1周年を迎えた東京九州フェリーの船内見学会に行ってきました。場所はもちろんフェリーの出航・帰航地の横須賀湾です。

東京九州フェリー 船内見学会

いやぁ、これいいですね。何がいいってお風呂(展望風呂、露天風呂)とサウナがついていること。水風呂はないけど水シャワーは浴びられます。移動の手段で自由に歩き回れ、風呂・サウナにまで入れるのは船旅ならではです。

東京九州フェリーのお風呂
展望のお風呂(ジャグジーありとなしの浴槽)
東京九州フェリーの露天風呂
露天風呂。当然、裸で入れます
東京九州フェリーのサウナ
サウナの定員は7人ぐらいかな。やはり窓があり海が見えます

もちろん船内にはレストランや売店もあります。ビールやカップラーメンの自販機も。

東京九州フェリーの夜メニュー
夜メニュー

他にも映画やプラネタリウムが楽しめるスクリーンルームやカラオケ(アミューズメントルーム)、ペット用の檻とドッグフィールドまであります。そしてWi-Fiも完備(1回30分、一日5回まで)です。フェリーなので車やバイク、自転車も乗っけていけます。

ちなみに客室はバスタブ付きの個室(デラックス)から寝るだけのカプセルホテルっぽい空間(ツーリストA)まで様々。小笠原丸のような雑魚寝の広間はありません。

東京九州フェリーの一番安い船室(ツーリストA)
カプセルホテル見たいな一番安い船室。外との仕切りはロールカーテンです。貴重品はロッカーに預けるといいでしょう
一番安い船室(ツーリストA)の室内灯。スマやPCを充電できます

プールやデッキチェアがあればもっといいけど、そこは豪華客船ではないから。でも、ちょっとしたジムはあります。

東京九州フェリーのジム

というわけで2時間ほど滞在してすっかり気に入りました。

料金はお盆の前後を除けば最安のツーリストAが片道12,000円。一つ上の個室(ツーリストS)だと18,000円。格安航空券の成田⇄博多の片道が6,000円〜ってとこだから高い気もするけど、船旅自体を旅のレジャーとみなせば、まあいいのではないかと。同じく片道丸一日かかる小笠原丸の約半額だし。

てなわけで日程が許すなら、片道だけでも使ってみたいと思っています。定刻だと門司港に21時着。私の実家に帰るにはJR門司駅22:22発が終電、小倉→博多で新幹線を使えば23:01発。帰りも横須賀港20:45着だから、船が大きく遅れさえしなければ大丈夫です。