かっこいいヤドカリ

アカホシカニダマシ。

アカホシカニダマシの横顔
ガンダムに出てくるビルアーマーの試作機みたい

見るからにカニっぽいですがヤドカリの仲間。タラバガニと同じですね。

アカホシカニダマシの頭
やや失敗の写真。ピントが手前側の目に合ってないから

ついでにこちらはオーソドックスなヤドカリ。

オーソドックスなヤドカリ
セグロサンゴヤドカリ

リゾートホテル評(La Place Guesthouse編)

先日のセブ・マクタン島で利用した宿はLa Place Guesthouseagodaを使って1泊2,000円弱(朝食付き)で予約。もちろんフィリピンなので探せばもっと安い宿も多々見つかるわけですが、私が使うダイビングショップの近くだとそこがもっともリーズナブルなので(アネモネリゾートのファンルームは除く。夏はクーラーありが必須条件なので)。

La Place Guesthouse

私はゲストハウスは初めてだったのですが、ホテルとはいろいろと勝手が違いますね。

まず、チェックインの手続きはagodaで発行されたバウチャーのプリントアウトを渡して終わり。フロントらしき構えも見当たりません。あるのはレストランと併設のBARだけ。お金関係は離れの調理場兼事務所兼住居みたいなところで管理しているようでした。もちろんルームキーも預かってくはれません。まあ、それはありがちだけど。

ゲスト用の建物は1Fがレストランで2Fが客室(8部屋)とこぢんまりしています。ちなみに3Fは工事中で剥き出しの鉄筋が天に向かって生えている状態。いつか増築されるのでしょう。

部屋の内装は至ってシンプル。ベッドの他にはテーブルと整理棚があるだけ。サービス品はペットボトルの水2本と石鹸、シャンプーなど。もちろんテレビや冷蔵庫、セーフティボックスなんかはないものの、クーラーと扇風機は完備されています。

部屋の内装(ベッド)

部屋の内装(窓側)

部屋の内装(整理棚)

トイレとシャワーは共同でそれぞれ4個ずつ。シャワールームはスポーツクラブによくある電話ボックスみたいなタイプです。ただし、お湯が出るのは奥の二室のみ。私は手前から順番に使っていったので、お湯シャワーに巡り合えたのは三回目からでした。まあ、気候的には水だけでも辛くはないけど。

シャワー&トイレ

シャワールーム(お湯)

ちょっと驚いたのはチップを受け取ってくれなかったこと。何となくゲストハウスってところは室内サービスはないのかと思っていたら、ダイビングで外出中に清掃とベッドメイクをやってくれていたので、翌日枕元にチップを置いてから潜りに行って帰ってみたら、そのまま棚に置かれていました。感謝の意を拒絶された気がしてちょっとショック。規定の料金以外には受け取らないという方針なのでしょうかね。まあ「チップもくれないような奴」と思われるよりはいいか。

そういうわけなのでチェックアウトの手続きもありません。宿泊代は事前にagodaに支払い済みだったし、BARでの飲み代も都度払いしてたので。そもそも精算が発生しないようになっているのでしょう。

なお朝食はこんな感じでした。

朝食の例

4泊の滞在中はおおむね快適に過ごせたのですが、難点はレストランが7:30からしか開店しないこと。ダイビングショップのピックアップが早いときは間に合いません。前日に頼んでおけば少し早めてもらえるかもしれませんが。

立地的には、斜め向かいにマリバゴグリル(日本人観光客がよく行くフィリピン料理店)、並びにコンビニとゴールドマンゴー(韓国人経営のイタリアンレストラン。ややこしい…)なんかがあり、割と不自由しない感じです。私としてはまた使ってみたいと思える宿でした。

イー・モバイルのLTEエリアになったけど…

昨日、小田急線の新百合ヶ丘駅近辺がイー・モバイルのLTEエリアに入りました。

イー・モバイルのエリア情報を見ると自宅もエリア内に変わっています。ということで帰宅してスピードチェック。

変わりませんね。金曜日の夜で下り7.5MB程度。「あれっ?」と思いルーターの液晶表示を見ると「3G」のまま。私の自宅は圏内でありながら取り残されたようです。

イー・モバイルルーターの液晶

まあ、ありがちな話。人口カバー率ってやつは確か「役場で電波が入れば、その役場の管轄エリアを総取り的にカバーと見なしていい」というものだったはず。

イー・モバイルLTEの人口カバー率

もっとも常時4MBも出ていれば通常のWeb閲覧には十分すぎるものの、OSのアップデータやPodcastのダウンロードには速い方が快適なのですよね。

さて、この先自宅でLTEが有効になる可能性があるのかどうか。もはやLTE対応地域扱いなので、拡充途上の地域よりも対処の優先度は下がるのではないかと。だとすると残念だ。


さきほどルーターを再起動するとLTEと表示されました。私の自宅も届いたようです。でも速度は下り1〜2MB。それまでの3Gよりもはるかに劣ります。ひょっとして安定運用できるようになるまでチューニングに時間が必要なのかな。

クローズアップレンズを見分けやすくしてみた

私は水中カメラセットとともにINONのクローズアップレンズUCL-330とUCL-165M67を1個ずつ携えて潜ります。

たいていはハウジングのレンズポートにUCL-330(低倍率の方)を、フロートアームに付けたレンズホルダーにUCL-165M67を装着してエントリし、必要に応じて付け替えるわけです。20mmかそこらの生物をどアップに写すためには必須のアイテムなので、私の作品作りの生命線とも言えましょう。

スイートジェリーミドリガイに似たウミウシ
スイートジェリーミドリガイに似たウミウシ。 UCL-165M67を使うと小さな生き物が巨大なウルトラ怪獣のように映ります

ただし、困ったことにUCL-330とUCL-165M67は同じ形状なので一見して見分けがつきません。いや、よく見ると型番が書かれたペイントの位置が違うし、レンズ面を覗き込めば明らかに拡大率が違うのですが、ぱっと見では同じ外観なわけです。

また、最初の内は、どちらを付けてどちらをレンズホルダーに収めているかも把握できていますが、撮影が佳境に入ってUCL-330とUCL-165M67を何度が付け替えたり、ホルダーに戻す暇も惜しんで(ねじ込み式なので数秒掛かってしまう)砂地に置いたり、手のひらに抱え持ったりすると、どちらを使っているのか記憶が怪しくなってきます。

そこで簡単に見分けられるように工作してみました。 まずは100均のキャン・ドゥで以下のシールを購入。

株式会社スガタのウレタン樹脂シール
もちろんどちらも100円商品です

そして以下のように貼り付けました。下段の文字がシールです。

シール貼り付け済みのレンズ
特に白い方は歪んじゃったけどまあいいや。見栄えではなく実用性重視

水中では白い字が見えたらUCL-330、赤い字が見えたらUCL-165M67。手で触って文字数が多ければUCL-330、少なければUCL-165M67です。リゾートの海がメインの私はグローブを着用しないので、点字のように指で触れれば見なくても把握できます。

そう、このシールの利点はエンボス化工されていて触った感触があること。しかも意外に接着力が強く、海中に持ち込んでもなかなか剥がれません。というか陸上でも貼り直しが難しいぐらいにくっつきます。そのため私はマスクやシュノーケル、水中ハウジングなどにもこのシールで名前を書いています。私の中で密かなヒット商品です。ダイビングショップでも仕入れるといいかも。

ePubの不適切な使われ方

今月、ONE PIECEの第67巻が発売されました。発売日に買ってその日のセブ行きの飛行機内で読んだ私の感想は「また話を広げるのかよ」。果たして「JOKER」とは誰なのか。海軍もしくは政府に相当強い権力を行使できる人物だから、既出なら赤犬か五老星か、それともやっぱり新キャラなのか…。

何年後かのクライマックスに向けて何度か山を作らなきゃならんのでしょうが、もう作品長すぎ。そろそろ脱落しかけてます。


さて、今回はePubの話。電子書籍の標準規格のあれです。

ONE PIECE電子書籍のバナーONE PIECEには電子書籍版もあります。購入・閲覧環境の一つはYahoo!ブックストア、もう一つはBookLive。BookLiveの方はコンテンツのコンテナ(フォーマット)にePubを採用しています。ひょっとしたらYahoo!ブックストアもそうなのかな。

ただし、いずれも専用ビューワーで表示する仕様。そのアプリの挙動が怪しいからといってiBooksやStanzaなど思い思いのePubビューワーで読めたりはしません。

また、個々のコンテンツは容易には取り出せないようになっています。仮に取り出せてもガッチガチのDRMが掛かっているはず。当然ですよね。誰かが鍵を外してコピー版のePubが大量に出回ろうものなら、その販売業者は莫大な額の損害賠償訴訟を喰らいかねないので。「世は大海賊版時代。ONE PIECEだけに」ってわけにはいきません。

でも、この使われ方だとePubと言いつつも独自フォーマットと何ら変わりありません。ePub最大のセールスポイントである普遍性(プラットホームをまたいで好きなePubビューワーで読める)は一切享受できないのだから。

いや、専用ビューワーを作る方にはDRM以外のデータフォーマットを自分で考える必要がないというメリットがあります。でもそれはあくまでも作り手、提供者側の都合にすぎません。

ユーザーにePubとしての有益性を提供できないのであれば、たとえコンテンツの構造がePubの規格に則って作られていてもePubとうたうのは不適切。というか半ば悪質だと思います。標準規格を名乗ってさも永続性が保障されるかのように見せかけておきながら、ある日業者がサービスを停止しようものならユーザー認証が通らず、以後は一切読めなくなるわけで。

よって本来ならIDPF(ePubの所管団体)はePubとうたうための条件を明確に規定すべきですね。例えば以下の条件を満たしている場合のみePubと表記していいとか。

  • 特定のデバイス、ビューワー、サービスに依存しない

・少なくとも資本関係がない機関が提供する複数種類のビューワーで閲覧できること

・ユーザーがどのePubビューワーで読むかを選択できること 

つまり、中身がePub準拠であっても独自のDRMや囲い込みをした時点でePubと表記する権利を失うような。じゃないと将来に禍根を残すことになりそうです。 もちろんePubを独自拡張してePubとうたわずに展開するのはOK。Appleは実際にそうしていますし。