エニタイムフィットネス多摩センター店

私の日課はジム通い。昨秋からは自宅の目の前のエニタイムフィットネスで筋トレをしているのだけど、残念がながらサウナがありません。

そこで週に1、2回サウナ付きの温泉施設に行ってます。近郊で一番使いやすいのは極楽湯多摩センター店です。駅近だし、私が好きな蒸し風呂と電気風呂もあり、新百合ヶ丘からの往復電車賃込みでも1,300円に収まってリーズナブルだから。

でも、ジムで筋トレ後に帰宅して一息つくともう出歩きたくなくなるのですよね。筋トレ後だからこそサウナや温泉でリラックスはしたいのだけど。

そこでふと思いつきました。「多摩センターで筋トレすればいいんじゃね?」と。というのも多摩センターの駅構内にもエニタイムフィットネスがあることを知ったので。どうやら2019年の6月にはオープンしていたようです。

エニタイムフィットネスの会員は国内外の全店舗を使えるので行ってみたら、かつてTSUTAYA多摩センター店だった場所でした。敷地は新百合ヶ丘店の2倍くらい。よってパワーラック、エアロバイク、トレッドミル、ステアマスターは倍の台数、他にもバトルロープなんかもあります。でも鍵付きの無料ロッカーはなかったかな。

さて、この日の私の目当てはレッグプレスマシン。新百合ヶ丘店とは違う機種でした。

エニタイムフィットネス多摩センター店のアングルドレッグプレスマシン
アングルドレッグプレスマシン。本体62kgにプレート16枚280kg装着した状態

セットごとに重量を上げていき、3セット目には備えつけのプレートを全部装着。さらに隣のパワーラックから20kgを2枚借りてきて追加。これで合計340kgぐらいになったので8レップ。その後は重量を減らしながら合計7セットのメニューを完了。アスリートじゃないんだからこんなトレーニングは要らないのだけど、まあ趣味なので。

さて、トレーニング後、汗をかいたウェアを着たまま、だるい足を引き摺りながら5分ほど歩いて極楽湯に到着。ReFaのミストシャワー、ドライサウナ、蒸し風呂、電気風呂、炭酸泉などをゆっくりと堪能。結果、帰宅したときにはいつになくへとへと。筋肉痛はすぐには出ないけど、そもそも大腿筋や臀筋が疲れているのに温泉で緩んでしまって。

よって結論は「温泉にはレッグプレスじゃない日に行った方がいいな」です。

第58回スーパーボウル

第58回スーパーボウル、いい試合でした。いや前半は両チームとも本調子じゃなかったけど、後半のシーソーゲームは見応えがあったなと。

最後の最後、チーフスがギリギリの時間で追いついて同点で迎えた延長戦、以前なら47ersがフィールドゴールを入れた時点で決着だったけど、今回は表裏で双方にオフェンス機会がある野球みたいなルールへの改正がなされていたため、チーフスがタッチダウンによるサヨナラ勝ちとなりました。

ベンガルズファンの私としては宿敵であるカリフォルニアのチームを負かしたので満足。QBマホームズは2歳の頃に横浜に住んでたこともあるし。

そして4日連続の東京ドーム公演後、大急ぎで帰国してラスベガスに飛んだテイラー・スイフトの観戦、応援が実を結んだのもいい結末だと思います。さながら勝利の女神。ぜひ秋の米大統領選でもその威光を発揮していただきたい。安倍亡き今、もしトラは勘弁だから。いっそ民主党の副大統領候補はテイラーでいいんじゃね?

それと今回のスーパーボウルはDAZNで見ました。

第58回スーパーボウル

スーパーボウル、昔はNHKのBS、昨年、一昨年はNFL GAMEPASSだったけど、DAZNの中継が一番良かったかな。何しろスーパーボウル名物のCMがフルに流れた(延長戦では二巡目に入った)し、日本語による実況解説も設定切り替えが要らなかったので。

加えてDAZNはApple TVはもちろんiPadでも見られるので、急にトイレに行きたくなっても大丈夫。もはやテレビ放送の時代ではないですね。

SAGA ARENA

11月、水の神様を祀る與止日女神社神社に向かう途中、見覚えのある建物が見えてきました。SAGAアリーナです。

SAGA ARENA
SAGA ARENA(佐賀駅からの北に向かって見た時の外観)

SAGAアリーナはバレーボールの久光スプリングス、バスケットボールの佐賀バルーナーズなどがプレーする競技場であり、各種エンタメも実施される多目的会場です。

ゾンビランドサガリベンジの第4話でもアイアンフリルが柿落としを、フランシュシュがその前座を務めました。

アリーナを北側から佐賀駅方面に向かって撮ると、こんな感じ。

SAGA ARENA
SAGA ARENA(佐賀駅に向かって見た時の外観)

アニメだとこうです。

SAGA ARENA。ゾンビランドサガリベンジ第4話より
SAGAアリーナ。ゾンビランドサガリベンジ第4話より

こうして見比べると現物とアニメの絵でディテールが微妙に違うけど、確かアニメの初回放送時はまだ建設中だったかと。

ウィントス

佐賀インターナショナルバルーンフェスタの会場でウィントスの風船人形を見つけました。高さが5mぐらいあったし、これもバルーンなのかな。バルーンファンタジア向けの。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタのウィントス

ウイントスはJリーグのサガン鳥栖のマスコット。ゾンビランドサガリベンジの第10話では駅前不動産スタジアムの客席に上から落ちてきてたよな。

立て看板にある「11月11日(土)サガン鳥栖 VS 横浜FC」の一戦は1対3で負けちゃいました。残念。

ちなみにこの風船人形、11月3日(金祝)にはあったけど4日(土)にはありませんでした。

バルーンファンタジア 〜ゆかいなバルーン大集合〜

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ、『バルーンファンタジア 〜ゆかいなバルーン大集合〜』が毎日開催されていました。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタのバルーンファンタジア 〜ゆかいなバルーン大集合〜
佐賀インターナショナルバルーンフェスタのバルーンファンタジア 〜ゆかいなバルーン大集合〜

実施時刻は朝の競技後の10:30くらいとのこと。これ、楽しそうですね。

私は車じゃないので7:00〜の朝の競技を見るには佐賀あたりで前泊しなきゃならないけど10:30なら電車で無理なく行かれるか。来年は考えてみよう。

ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ、11月4日(土)の夜には「夜間係留(ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン)」が実施されました。

競技が17:00終了。その後、時間をおいて会場にバルーンが集結して係留され、18:30からはでっかいランタンになります。西の佐賀県とはいえ11月のこの時間帯は真っ暗なので、さぞ綺麗なことでしょう。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタの夜間係留(ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン)
佐賀インターナショナルバルーンフェスタの夜間係留(ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン)

私は18:00頃には帰路に着いたので見られなかったけど、鳥栖行きの最終電車が19:04だったから、もうしばらく残ってしばらく眺めてもよかったな。

なお、会場は河川敷で日没後のバルーン近辺以外は暗いので毎年迷子が続出するそうな。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ2023(11.04)

11月3日(金祝)、佐賀インターナショナルバルーンフェスタ2023に赴いたものの午後の競技が強風のために中止になり見られなかったので、翌11月4日(土)にも行きました。

なお、この日は江頭2:50も来場し、飛んでたようです。自分は見られなかったけど。

私が到着したのは昼過ぎで午後の競技まで時間があったので、会場内で食べ歩きしたり、ホンダトライアルバイクショーを観覧するなど、あれこれ出し物を楽しんで時間潰し。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタのホンダトライアルバイクショー 佐賀インターナショナルバルーンフェスタのホンダトライアルバイクショー。毎年恒例らしいです

そうして15:00前に「フライイン競技を実施します」とのアナウンスがありました。フライインは2km(距離はその日の状況によって変わる)以上離れた任意の場所から飛び立ち、競技会場のゴール地点(地面に×印が貼られている)に目掛けてマーカーを投げ、最も近くにマーキングした人が勝者となる競技です。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ2023の競技ルール 佐賀インターナショナルバルーンフェスタ2023の競技ルール

競技が開始され、しばらくすると空にたくさんのバルーンが見えてきました。佐賀弁と英語を話すダッドリーさんの実況では総勢79機と言ってたかな。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ2023のフライインが行われている空 佐賀インターナショナルバルーンフェスタ2023のフライインが行われている空

とはいえ風頼みの競技。ゴール地点に接近できるバルーンは少なかったりします。

そんな中でゴール地点のすぐそばで撮った動画がこちら。

また、中には自分たちの頭上を通り過ぎるバルーンが現れ、バーナーを炊いた際にはその熱も感じられます。パイロットはさぞ熱いんだろうな。

そんな感じで、バルーン競技、かなり楽しめました。面白いです。会場は大規模な縁日みたいだし、できれば来年以降も来たいと思いました。

有田焼の阪神タイガース仕様焼酎サーバー

とあるお店のアウトレットコーナーに阪神タイガース仕様の焼酎サーバー?が半額で売られてました。

有田焼阪神タイガース仕様焼酎サーバー

最初はビアサーバーかと思ったけど、ビールだと容器の中で気が抜けそうだから、焼酎、水、麦茶とかに使う想定の商品かな。

ちなみに私も幼少の頃は阪神タイガースファンだったけど、大人になってプロ野球界の仕組みを知るにつれ、自身が阪神ファンではなくアンチ・巨人軍ファンだと気づいて今に至ります。阪神が勝つよりも巨人軍が負ける方が嬉しいのですよね。

フィリピンと言えば

先日のフィリピンフェスティバル2022ではいつものようにステージプログラムがびっしり。この手のエンタメ、フィリピン人にはお手のものです。

フィリピンフェスティバル2022のステージプログラム

また、フィリピンと言えばボクシング、そしてバスケ。さすがにボクシングってわけにはいかないから日本対フィリピンの3×3が行われていました。

フィリピンフェスティバル2022の3x3バスケ

PKに代わる決着方法は?

サッカーWカップ、カタール大会。日本、そしてブラジルも延長ドローの末にPKでクロアチアに敗れました。

FIFA World Cup Qatar 2022 日本対クロアチアのPK決着

日本がブラジルと同じ結果を得たことに感慨深い一方で、クロアチアはGKリヴァコビッチの反応が凄すぎるし、なんとPK戦に強いことか。

ただし、死闘の後にPK戦で決着がつくという後味の悪さは昔からサッカーに付きまとう課題ですよね。ロースコアの競技である以上、実力のあるチーム同士の対決だと延長でも決着がつかないことも多いのだから、誰もがPK戦の代替手段の必要性を考えたことがあろうかと。たまむずび(12月8日放送)でも土屋礼央さんがそんなことを言っていましたよね。

私の意見はコーナーキック合戦かな。ボールがキーパーに抑えられるかサイドラインを割ったらそのターンが終了。ゴールラインを割ればもう一回。それを点差がつくまで交互に続けると。これならペナルティでもないのに1対1の決着という不自然さはありません。

ただし課題は成功率。コーナーキックが得点に結びつく確率は3.5%程度らしいから、決着がつくまで何十分もかかってしまう可能性もあります。これまで採用されていないわけだ。

だったらコーナーキックにも5プレーずつとかの制限が必要か。それで決着がつかなかたらやっぱりPKかな

五輪の野球で日本が金メダルを獲ったけど

東京オリンピック2020の野球で日本がアメリカに2-0で勝利し、金メダルを獲得しました。野球が公式競技になってから初めての金メダルですね。素晴らしい。

オリンピック 野球 日本が金メダル アメリカに2-0で勝利
NHKのWebサイトより

ただし、素直に喜べないところも。

まず、米国からはMLBプレイヤーが参加していないこと。MLBは五輪期間中もリーグ優先なので選手を出しません。だから大谷の試合が見られるのだけど。

対して日本はNPBオールスターの布陣で挑んだのだから優勝して当然です。もちろん自国開催のアドバンテージもあるし、日本の日本による日本のための競技だったなと。

そして何より絶望的なのは参加国が少ないこと。全6カ国だから参加国の半分がメダル獲得ってどうなのだか。あのキューバも出てなかったし(予選ってあったんだ…)。同じく大人数団体競技のサッカーは16カ国が参加しているというのに。

で、私が思うに野球は五輪に向かないと思うのですよね。転用が難しい球場や専用の道具が必要なこともあって世界的には競技人口が少なく、今後の発展も期待薄なので。

3年後のパリ大会ではまた公式競技から外れるし、7年後のロスアンジェルス大会でも外れたままになるんじゃなかろうか。「ベースボールならMLBを見ろ」とばかりに。

よって五輪は男女ともソフトボールの方が五輪には相応しいと思います。

SHOHEI Hey!

大谷翔平の規格外の活躍ぶりはすでに語り尽くされている気もするけど、自分なりの考察を。

大谷翔平
公式Twitterから引用

水島新司さんの漫画作品に『光の小次郎』というものがあります。架空の12球団で繰り広げられるプロ野球の話です。

主人公は新田小次郎。投打で抜きん出た彼は、高卒ルーキー(1年浪人してプロ入り)ながら、投手としてはMAX160km/hの速球を武器に並みいる強打者を手玉に取り、打者としてはDH専門の選手を押しのけて打席に立ち、ホームランをかっ飛ばします。

30年以上前の発表当時は「漫画の話だ。投打分業のプロにこんな選手は現れないよな」と思って読んでいたのだけど、ご存知の通り、今年の大谷はそれ以上のことをやってのけているですよね。しかもメジャーリーグの舞台で。球速は160kmhにとどまらないし、ホームラン数は独走、長打率も脅威のハイアベレージ。今年のボールは飛ばないと言われているのに。

さて、漫画の中の新田小次郎は、あるとき偶然、奇跡的な一球を投げたがために、その再現にとりつかれて急激に調子を崩していきます。推測するに、物語としてはそれ以上の活躍の描写が難しく、そういう展開にせざるを得なかったのかもしれません。

一方、現実の大谷は、どんなに信じられない成績を上げても、ひたすら賞賛されるだけで「話の展開がつまらない」とは言われません。

よって怖いのは怪我だけですね。ただし、不本意だった過去3シーズンが、今年の驚異的な活躍の礎になっているわけだから、今シーズンを無事に乗り切ってくれるのではないかと。

最終的な成績は9勝、本塁打62本、.280くらいだと予想しておきます。

SLAM DUNKの新作映画に期待すること

先日、SLAM DUNKの新作映画が作られると発表されました。

slamdunk movie

SLAM DUNK、私は読んでいなかったのだけど、昨年になってフィリピン人の英語の先生たちと話を合わせるためにアニメを一気見しました。フィリピンではバスケ自体が人気スポーツだし、日本のアニメも親しまれています。

で、なるほど確かにSLAM DUNKは名作の座に値する作品ですね。ごく短い期間の物語で終わったのが残念だけど。

実は私もNBAのオールドファン。差し当たり赤木のモデルはパトリック・ユーイング(ニューヨークのキングコングと呼ばれていた)で、桜木のモデルはデニス・ロッドマンか。ユニフォームもシカゴ・ブルズ風ですね。いやあ懐かしい。そういやロッドマンは自分ではほとんどシュートせずにリバウンドばっかり獲っていたのだよな。ゴール下では比較的小柄(身長2mぐらい)で不利なのに。

さて、今になって映画化されるのだからアニメ未公開のエピソードを望むとして、他にも希望があります。ぜひ「3DCGにしてほしいな」と。キャプテン翼とかもそうだけど、アニメはアニメ。スポーツの試合には見えないのですよね。一人二人がフォーカスされたら他の選手が止まっているかのようで。

でも、せっかくSLAM DUNKの原作は射実的な画風なのだし、試合中の全シーンのプレーをデザインして実際の選手に再現させて、それをモーションキャプチャで、かつ360°カメラなんかも駆使して、実写さながらのバスケットボールを表現してもらいたいなと。

巨人軍の時代の終焉

福岡ソフトバンクホークスが読売巨人軍を今年も4タテで破り、4年連続日本一に輝きました。

福岡ソフトバンクホークス4年連続日本一

ホークスの強さもさることながら気になるのは巨人軍の負けっぷり。力の差は歴然。しかも巨人軍はペナントレースで独走しての優勝だったのだから、これはもうセリーグ全体の問題です。つまるところ今でも巨人軍+その他5球団の「接待リーグ」なのだろうと。セリーグ球団が日本一になる日はもう来ないのでは?」とも思えてしまいます。

じゃあどうすべきかというと、巨人軍には球界の盟主の座を降りて普通の球団になってもらうしかないですね。具体的にはNPB全体で贅沢税を導入し、ドラフトでの完全ウェーバー実施、そして球団数拡張。それらを他球団と連携しながら積極的に進め、競争の条件を整えると。

もちろん巨人軍(タイガースなども)はこれまで通りFA補強できるけど、時には贅沢税が発生し、それは球団数拡張など球界全体に還元されます。

そしてドラフトは下位チームから指名。くじ引きなしです。まあ、ドラフトは巨人軍が有利なわけではなく、むしろくじ運は良くない印象だけど、下位チームから順に指名する方式なら、より競争がフェアになります。

そうやって巨人軍が有利になる条件を削いで、その上で優勝できるぐらいにならないと、とてもじゃないけどホークス、あるいはパリーグの優勝チームには勝てないでしょう。もし来年もホークス対巨人軍の日本シリーズになって、三度スウィープなんてことになれば立ち直れないし。

安倍、原、白鵬

安倍総理大臣が辞職意向を表明して一週間。新首相の専任は再来週らしいけど菅氏に決まりですよね。岸田氏はパッとせず、石破氏も20人の推薦人すら集まらないかもとも言われているし。

安倍晋三内閣総理大臣
Wikipediaから引用。

さて、私には安倍総理が原巨人軍監督、そして横綱白鵬とも重なって見えます。安倍総理と原監督の共通点は共に返り咲きで、業界のプリンス的な存在である点。そして対抗馬が弱い点は白鵬とも似ています。皆、一強多弱の盟主の座を謳歌してきました。

ただしそれは好ましいことではなく、その業界の先細りを意味します。明確な有力後継者が見当たらないので。原監督が身を引く話はないけど、白鵬は高齢と怪我で引退が近いはずです。鶴竜も先は長くないし、今の大関陣には安定感がありません。

もっと言うと、三者とも強引さが目立つような。安倍氏の国会運営、原巨人軍のなりふり構わない大型補強、白鵬の横綱らしからぬ振る舞いなど…。我々は混迷の時代に突入することを覚悟しなければならないかもしれません。

ただし、政界では菅氏が大化けする可能性はあるかもしれません。自民党の有力者には珍しく世襲ではない叩き上げの彼にはアンチもあまりいないだろうし、これまでは名参謀タイプと目されていたけど実は上に立てば優れたリーダーシップを発揮するかもと期待しています。でも、トランプ大統領が再選されれば、苦労するかも。ゴルフもやらないらしいから。

五輪は順送りにすべし

先週、TBSラジオ荻上チキSession-22を聴いていたら、荻上氏が「早く東京五輪は中止と言うべき」と言ってました。でも私は反対です。新型コロナウイルスのパンデミックに見舞われたからこそ、東京五輪・パラリンピックは開催しなければならないと考えます。

荻上チキ Session 22

いや、私も五輪自体にはさほど関心がなく、猪瀬都知事(当時)らによる招致にも反対だったけど、せっかく獲得した権利は最大限に活かすべきだし、今ここで断念すれば過去の投資が無駄になるとともに五輪特需もなくなり、多くの日本人が「コロナに負けた」と意気消沈してしまいます。

とはいえ来年夏の開催はもはや絶望的。仮に効果的なワクチンや治療薬が年内に実用化できたとしても、全世界への展開には時間が足りないので。かといって2年後に再延期というプランにはIOCも否定的です。

よってポジティブな望みは「順送り」のみかと。すでに決まっている2024年のパリ大会、2028年のロサンゼルス大会をそれぞれ4年遅らせ、2024年には東京で開催させてもらうと。ほぼすべての代表が再選考にはなるものの、そこはしかたがありません。

昨年の大河ドラマ『いだてん』では、かつて嘉納治五郎がムッソリーニに五輪の開催権を譲ってもらう顛末が描かれていたけど、それよりは真っ当な交渉になろうかと。何しろフランスにしろアメリカにしろ新型コロナウイルスが日本以上に猛威を奮っていて、今後の見通しもなんとも言えない状況です。とりわけパリは+4年の猶予が欲しいところかもしれないので、実現の可能性はあるでしょう。

福岡ソフトバンクホークスが3連覇達成

今年のプロ野球は福岡ソフトバンクホークスが日本シリーズ3連覇を達成しました。

福岡ソフトバンクホークス三年連続日本一

ホークスの勝ちは予想していたものの1敗ぐらいはするかと思ったけど、4連勝で一つも落とさず。まあ、無理もないか。力量の差は歴然だもの。巨人軍はペナントレース中も5安打くらいの試合が多かったら。相手がライオンズだったとしてもきっと打ち負けていたことでしょう。

巨人軍はカープから丸を引き抜いたプラスマイナスのおかげでセリーグ内では優位に立てたけど、あのFA移籍が実現していなければリーグ優勝はなかったかもしれません。

そう、同じプロ野球でありながら、FAによる補強の比重が大きな巨人軍と、それを真似するものの輪をかけて補強下手なタイガースが所属するセリーグではチームバランスに偏りが出がちの運任せ。そういう特殊な球団がないパリーグに勝てないのも必然です。ホークスには金満のイメージがあるかもしれないけど、若手育成と外国人選手のスカウトには定評があるし、なにより今年のリーグ優勝はライオンズでした。

まあ、このままセリーグ、そしてプロ野球が低迷してもしかたがないところ。そもそもプロ野球は読売新聞が主導した事業体のようなものだったから、新聞、そしてテレビが過去のメディアとなリつつある今では必然です。フランチャイズ空白地を埋めて商圏を拡大するエキスパンションもやる気はないみたいだし。

プロ野球ドラフト会議2017

もうすぐプロ野球ドラフト会議ですね。今年は清宮幸太郎君(早稲田実業)に何球団の指名があるかが注目されています。

でもその清宮君は「自分を厳しく鍛えてくれ、伸ばしてくれる球団が希望」と言っているので育成力に定評のある広島カープ、福岡ソフトバンクホークス、北海道日本ハムファイターズあたりが意中の球団でしょうか。ただし広島はもっと走れる選手が欲しいらしく、大砲争奪には参戦しない模様です。

よって高校の大先輩の王GMがいるホークスに指名されれば話は早そうだけど、もし読売巨人軍や阪神タイガースに入団しようものなら伸び悩みそうな気がします。なにしろこの二球団は育成よりもFA補強に熱心に見えます。父親の清宮氏もスポーツ界に身を置くだけあってさすがに解っているので、そのような球団に指名されれば進学に切り替えるかもしれません。でも、もし巨人軍が交渉権を得て、長島終身名誉監督が説得に乗り出してきたりすれば断りきれないかも…。

てなわけで、私はプロ志望届けはこんな風に変えたほうが言いと思います。

プロ野球志望届
クリックで拡大表示。現状だと、在学する高校の校長が高野連に提出するみたいだけど、高校生、大学生、社会人、独立リーグ所属選手も分け隔てなく、本人がNPBに提出すればいいと。せっかくだからペーパーではなくWebサイトにすべきですね。

要するに選手側が希望球団を限定できるわけです。各球団は自分たちに希望を出した選手のみ指名可能です。

「全球団OK」「関東4球団希望」「DHのあるパリーグ球団がいい」「特定の球団のみ」など、個々人で希望は違ってくるでしょう。もちろん特定球団の一点張りならプロ入りの間口が狭まるけどそこは当人の判断です。

この方法のいい点はプロ入り拒否がなくなるであろうことと、地元出身の選手が集結しやすくなること。例えばホークスが全指名を九州出身者で固めるなんてことができるわけです。そうすると選手を輩出した地域はこれまで以上に盛り上がります。ホームゲームには観戦に行きやすいし、ローカルテレビ局の中継もあって応援にも熱が入ります。

かつての逆指名制度のときみたいに裏金が動く可能性があるけど、発覚したら次の年のドラフト会議参加権剥奪みたいな重いペナルティを設けておけばよいかと。

祝・巨人軍10連敗

読売巨人軍のロゴマーク読売巨人軍が10連敗しました。いやぁ愉快。大枚叩いて大型補強したチームが低迷する様を見るのは。

要するに「戦力は外から買ってくればいい」「他球団の戦力を奪えば、それだけで有利になる」という体質が裏目に出た形ですね。選手を育てる力が衰えているという。

高橋由伸監督も気の毒だ。一昨年、半ば強引に引退させられ監督に据えられたけど、ちょうどチームバランスが崩れたところを任されたのだから。

でも、この際なので連敗を球団新記録の12まで伸ばしてほしいものです。すでに球団関係者はかなりこたえているだろうけど、これで考えを改めようってことになるだろうから。

そして、読売球団が球界の牽引役だった時代が完全に終わったという認識の元、さらなる発展を狙うべく球界再編に雪崩込んでほしいものです。16球団へのエキスパンションとして。

五輪の歴史は終わるかも

wordpress-logo2022年の冬のオリンピック・パラリンピック開催地が北京に決まりました。これで2018年から平昌、東京、北京と東アジアの三国が続きます。

また、2024年の夏のオリンピックに対して、ボストンが予定していた立候補を取りやめたそうな。1984年のロサンゼルス大会以降、米国にとって五輪は儲かるってことだったのに、もう違うみたいですね。どうしても財政的に無理をしがちになるからなぁ。

まあ、無理もないか。アメリカと東アジアは時差が大きく、それが三大会も続けば人々の意識から五輪の中継を観るという感覚もかなり薄れているだろうから。下手すると以後アメリカが五輪開催に積極的にならなくなるかもしれません。もちろんアメリカの事情が最優先ではないけど、最も影響力の大きなアメリカで盛り上がらないのは痛いですよね。やはり韓国の直後の開催地に東京を選んだことが拙かった気がします。

その東京にしても、新国立競技場建設計画はリセットされ、その他の競技場の整備費も当初予定より大幅に膨らんでいることが露呈しました。「コンパクト開催」というコンセプトは招致のためだけの嘘だったのか…。ああ、東京オリンピック・パラリンピックの開催権、出来ることなら返上したいなぁ。

差し当たりIOCの今後の開催地選考では「立候資格は前回大会から時差○時間以上」といった条件を設けて競技開催の時間帯が偏らないようにすべきですね。

フィッツミー

フィッツミーのロゴフィッツミーなるフィットネスクラブが流行っているみたいですね。あのタニタが展開しているのだそうな。私の生活圏には店舗がないのと女性専用なのでこれまで視野に入っていませんでした。

でもタニタは今後も積極的に展開していくとのこと。中でも福岡の薬院店はタニタ食堂と併設だそうな。これ、アリですね。

例えばライザップの徹底的な食事管理で痩せさせるメソッドは問題も噴出してます。なかなか続けられないし、やり遂げてもリバウンドもしやすいと。それに利用者は期間限定なので回転が命綱。飽きられたら途端に立ち行かなくなるビジネスモデルです。

でもタニタの健康的な食事との組み合わせなら無理もなく、生活習慣として続けられます。

何が言いたいかというと「コナミスポーツのライバルが続々増えているなぁ」と。テーマがフィットネスだったりヨガだったり。スイミングプールも持たず商業ビルの1フロアで展開できる小規模フィットネス店舗は今後も増殖するでしょう。そうして旧来型の総合フィットネスクラブの客層をチビチビと削っていくわけです。

ならばコナミスポーツは生き残りのために総合型なりの特色を出す必要があるはず。ここはぜひ3年前に無くなったダイビング事業を復活してもらいたいものです。

プロ野球ドラフト会議はこうあるべし

一昨日はプロ野球のドラフト会議でした。現行方式のクライマックスシリーズと並んでアホらしいのがこのドラフト会議。くじ引き抽選って何だよ。ドラマ性があってそれなりに面白いけど、思想が歪んでますよね。本来は戦力均衡のための制度なのに、本当のウェーバー方式だと常勝巨人軍は指名順が常に最後の方だから、意中の選手を先に獲られてしまう可能性を減らそうという意図が透けて見えます。

とは言え現状そうなっているのだからしかたない。そこでこうあるべきという修正の私案を書いてみます。

  1. 指名希望者はプロ志望届に「出身地優先希望の有無」を明記できる
  2. 出身地優先を希望する選手が出身地球団を含む複数球団に指名された場合、出身地球団が無条件に交渉権を得る

何をもって出身地とするかは別途検討が必要だけど、要するに選手が地元球団に入りやすくしようと。その方が観客動員が増えるだろうから。例えば福岡ソフトバンクホークスが九州男児集団ともなれば、地元ファンの応援にもいっそう気合いが入りますよね。ベテラン級はトレードやFAで入れ替わるけど、若手は地元出身者ばかりという。

選手側にしても多くがプロでは十分に活躍できずに辞めていくのだから、プロ在籍中も地域に根差していた方がセカンドキャリアでも何かと有利です。

そして地域振興のついでにエキスパンションもやりましょう。地方は娯楽が少ないのでプロ野球球団ができれば日々の楽しみが増えます。

候補地は人口などから静岡、新潟、愛媛、沖縄が有力。それを単純に振り分けるとこうです。

パリーグ    セリーグ
西地区 東地区   西地区 東地区
静岡(新)
神戸バッファローズ
愛媛(新)
福岡ホークス
北海道ファイターズ
東北イーグルス
千葉マリーンズ
埼玉ライオンズ
  名古屋ドラゴンズ
阪神タイガース
広島カープ
沖縄(新)
東京ジャイアンツ
東京スワローズ
横浜ベイスターズ
新潟(新)

地理的に名古屋に近い静岡と広島に近い愛媛はパリーグ。福岡に近い沖縄と宮城に近い新潟がセリーグになります。

パリーグ西地区はホークスが10年連続地区優勝なんてことも考えられるけど、そこはプレーオフがあるからリーグ優勝できるとは限りません。それに地区優勝チーム同士のリーグ優勝決定戦ならクライマックスシリーズの理不尽さもなくなるし。

まあでもエキスパンションの方は新球団の経営を支える体勢作りが必要不可欠ですね。球界の盟主を自負する球団は反対するんだろうな…。

阪神の日本シリーズ進出ってアホくさっ

阪神タイガース2014昨日、プロ野球セリーグのクライマックスシリーズで阪神タイガースが4連勝。日本シリーズ進出を決めました。でも元阪神ファンの一人としてもアホくさいなあと。

いやもちろん選手やスタッフたちは労い、祝福したいと思います。でも、アホくさく思うのは制度的に無理がありすぎるからでしょうね。

これがMLBなら両リーグ3地区5チームずつの系30球団。しかもプレーオフに出場できるのは各地区優勝チームとそれに次ぐ成績の1チームのみ。これならワールドシリーズ出場を賭けた決勝トーナメントとして成立します。

でもプロ野球は両リーグ6チームずつの上位半数が出場できて、ペナントレースで大きく成績が劣る3位チームにもチャンスが与えられるので、まるで「一発逆転ボーナスクイズ」みたいな感じです。

とは言え、現状では制度をどうやっても改善はされないでしょう。以前のようにクライマックスシリーズを無くせばペナントレースが早々に決まりかねないし、上位2チームの決戦にしても可能性が1/2が1/3になるだけで今までと大差なかろうと。なぜ2位チームにチャンスを与えるのか説明がつかないし。

よって答えはとっくに出ているのですよね。エキスパンションだと。4球団数を増やして2リーグ16球団、各2地区制にする。これなら地区優勝チームどうしのクライマックスシリーズが成立します。

もちろん弊害はあって、4チーム増やすとなると選手数を一気に3割増やさなければならないので、何年かはレベルも下がりましょう。まあセパどちらかから2チームずつ時間差で増やすって手はあるか。

それから新球団を支援する体勢も必要ですよね。せっかく名乗りを上げても数年でギブアップでは拙いので。具体的には所属選手を分け与えるエキスパンション・ドラフトの実施やメディア放映権の一括契約と分配、球団あたりの年俸総額設定と贅沢税の制度などですね。

ただし、既存球団はファンを割かれます。しかも全国にファンがいる球団ほど割りを食いましょう。はっきり言ってしまえば讀売ジャイアンツが最もダメージ大で、次いで阪神タイガースもそうかな。だからこそ2リーグ分裂から半世紀が経っても一球団たりとも増えていない、つまり事業規模を拡大できていないのでしょう。発言力が強すぎる球団が既得権を手放さないと。いつぞや安倍首相が言及したときも袋叩きで封殺したし。

でもそれをやらないとプロ野球はジリ貧だと思うのですよね。仮に今年日本ハムファイターズが勝ち上がろうものなら、ペナントレース7ゲーム差のタイガース対6.5ゲーム差のファイターズなんて、よく解らんことになってしまうし、そんなことが毎年続く可能性だってあるわけです。

ちなみに私は2004年の1リーグ化騒動を境に阪神ファンだけでなくプロ野球のファンを辞めました。長らく続いて大きくなったコミュニティを無慈悲に消滅させる決断をする組織が嫌いだから。あのとき近鉄球団が楽天に身売りしたのであれば問題もなかったのだけど。

Jリーグもそう。1998年に横浜フリューゲルスが横浜マリノスに吸収合併されてからはテレビ中継もいっさい見なくなりました。

いや、諸事情で経営母体の企業が身を引くのはやむを得ません。ただし、コミュニティは残すべく、ちゃんと後任に引き継いで辞めて行けよと。どうしてもそれが無理なら無条件で解散しろと。それなら後年復活する可能性も残ります。

ともかく親会社によるチーム合併は最悪です。

讀売巨人軍優勝

セリーグのロゴプロ野球セリーグ、巨人軍の優勝ですか。3年連続、2リーグ分裂後の64年間で34回目、優勝確率56%とは実に恥ずかしい話です。

今に始まったことじゃないけど、この8年間で6回は巨人軍が優勝。そりゃプロ野球の人気もなくなりますわな。どうせ2年に1回以上の頻度で巨人軍が優勝するんだもん。アホらしくて見る気にならんです。

パリーグって救いはあるけど、それでもプロ野球に関心のない人は今後も増えて行くでしょうね。自業自得だな。

今年のハーフタイムショーは最低だった

故障したJ:COMのセットトップボックスが交換になりました。機種もHUMAX JC-5000からJC-5100にアップグレード。ようやくHDMI端子がつきました。もちろん費用は発生しません。こういう点は録画機を買うよりケーブルテレビを契約していた方が有利ですね。

ただし困ったのはリモコンが変更になり、併用していた学習リモコンの操作が効かなくなったこと。どうやら新旧のリモコンで信号が変更されたようです。また覚えさせ直しだ。

さて、今回の故障はどうやらHDDが原因っぽく、もはや修理不能で交換扱いになると踏んでいたので、録り溜めていた番組(故障した日の午前中までに録画した番組は正常に再生できる)を急いでダビングすることに。例えば今年のスーパーボウルを。

もっとも試合の方はもういいかなと。ペイトン・マニング率いるデンバー・ブロンコスがまさかの惨敗を喫したあのゲームを見返すことはもうないでしょう。よって残しておきたいのはハーフタイムショーの部分だけ。ここのところ毎年そうしているので。ちなみに去年がビヨンセ、そしてディスティニーズチャイルドの復活、その前年がマドンナ、その前年がブラックアイドピーズでしたね。

SUPER BOWL XLVIII Halftime Show

ただ、今年は最低だったなあ。いや、ブルーノ・マーズとレッド・ホット・チリペッパーズはよかったけど、ダメなのはNHK。

私はスポーツ中継はなるべくNHKで観ることにしています。実況に過剰な演出はいらないと思うから。よってスーパーボウルもNHK  BS1の放送を録画していたのですが、これが最低。なぜってハーフタイムショーが始まってもまだアナウンサーが「ニューヨーク地区で初めてのスーパーボウル…」なんて喋ってて。まあそこは演奏前だったからまだ許します。

でもショーの途中でもまたアナウンサーが話し出すのですよね。せっかくのブルーノ・マーズのバラードの歌い出しが台無しだ。

ひょっとしたら福音声に切り替えれば余計な喋りなしで録れたのかな。でもそれに気付いたのはセットトップボックスが交換になった後でした。

2020年の東京オリンピック消滅

2020年東京オリンピック・パラリンピック招致のロゴマークニューヨークでの猪瀬直樹東京都知事の不適切な発言によって2020年のオリンピック・パラリンピックの東京招致は事実上不可能になりました。猪瀬氏は「文脈が違う」などと反論しているようですが、論拠が伴っていないので説得力はありません。

よりによって石原慎太郎前都知事から悲願の夢を託され、先の都知事選では430万票あまりの最高得票で当選した彼が、招致に対して致命的な大失態を演じてしまったわけです。何とも罪作りな…。

もっとも彼は昔から独善的な発言を繰り返す人でした。今回も本性をさらけ出したということでしょう。

例えば東京の地下鉄が禁煙化された際には全国ネットのテレビ番組で「こんなことじゃ自由がなくなる」と言い放ったし。彼にとっては社会の規範よりも自身の欲求の方が重要なようで。

これが「喫煙室を設けろ」や「だったら駅ではたばこを売るな」とかなら理解もするのですが、彼の口ぶりは「他人が嫌な思いをしようが知ったこっちゃない」と言わんばかりでした。

一頃熱心だった道路公団の問題にしても、やはりテレビで「報酬も貰わず手弁当で取り組んでいる」などと誇っていましたが、彼はそれをメディアで話し、文章を書いて対価を貰うのだから、それって何のことはない作家の取材活動、ネタ作りの一環なわけです。それをさも無私の奉仕であるかのように喧伝するという浅ましさ。

オリンピック・パラリンピックとは人々の多様性の象徴でもあるわけで、さしずめ他人を認めない猪瀬氏は最も東京都知事に相応しくない人物だったのかもしれません。

とは言え、今回の彼の失言がなくとも2020年の東京オリンピック・パラリンピックの可能性はほぼゼロでした。なぜなら2018年の冬のオリンピックの開催地は平昌(ピョンチャン)だから。オリンピックで重視される放映権ビジネスおよび新たなマーケットの開拓・拡充という観点からして、韓国の次の開催地が日本なんてことはそもそもあり得ない話なわけです。

ではなぜ東京が候補地として残されているかというと、かつて南アフリカでワールドカップの際、治安などの問題で実施が困難になった場合は代替の開催地として日本が有力視されていたのと同じ。イスタンブールとマドリードの両方に不都合な事実(例えば経済破綻やテロの勃発など)が明るみになった際のすべり止め程度の位置づけですね。もちろん関係者はそんなことは重々解っているけども、結論が出るまでファイティングポーズを取り続ければ利権にあずかれると。

まあでもこれを機にオリンピック招致なんてギャンブル政治はすっぱりやめて、4,000億円とも言われる基金を社会福祉なんかに回せば、それはそれでより良い社会作りの切っ掛けにはなるかもしれません。

ちょっと信じられない水中映像

Defending The Vandenberg

このエントリが公開される頃、私はセブ本島南端のリロアンにいます。ダイビング合宿です。きっとたくさん写真を撮っているはずですが、iPadで写真を加工するのは面倒だし(鳴り物入りで登場したiPhotoアプリも決して実用的とは言い難くて…)、通信事情の関係で満足にblogも更新できないかも。ということでしばらく予約投稿を。

何ヶ月か前に存在を知り、仲間内であれこれ話題になった水中映像です。この人たち、どうなっているんだか。

どこかにタンクとレギュレータを据え付けて吸気ポイントを設けているのかとも考えたけど、それではこの驚異的な機動力は発揮できないわけです。これだけ自在に動き回るには、やっぱ一息でないと肺や血管がえらいことになりますんで。

パラオの珍味

いやあ第46回スーパーボウル、なかなか見ごたえのある試合でした。どちらかといえばペイトリオッツに勝たせたかったのですが。マニング兄弟は凄いけどもプレースタイルが好きじゃないし、長年ベンガルズで活躍してくれたオチョシンコにもリングを獲って欲しかった…。ペイトリオッツの敗因はブレイディの精度の微妙な狂いでしょうかね。

それとやはりスポーツ中継はNHKに限りますね。夜中の日テレもちらっと見たけど…。

さて、パラオの回想シリーズ。今回、私のダイバー仲間が泊まるホテルはマラカル島のパラオロイヤルリゾート。私は泊まったことはないものの、何度か立ち寄ったことはあります。

パラオロイヤルリゾート

あるとき、お昼にパラオロイヤルリゾートホテルのブッフェを利用した際、料理の一角に深緑色の不思議なかたまりを見つけました。外観はヨモギ餅のようでも、いかにも動物性の食品。この世の中に緑色の肉類なんてあるのかと思いつつ、構わず食べてみました。ねっとりとして美味しかったのですが正体は解らないまま。

後年になって知ったのですが、それって多分アオウミガメの脂肪ですね。パラオではカメは割と一般的な食材だし。

スーパーボウルへの険しい道のり

SuperBowl-46近年、私の誕生日に合わせてスーパーボウルが開かれることが多くなりました。何となく嬉しいです。

私はあらゆる球技の中ではアメリカンフットボールが一番面白いと思っています。野球以上に緻密なセットプレーの連続と一発大逆転の妙味、サッカーのような突然の攻守交代、ラグビーよりも激しいフィジカルコンタクト。これらのすべてが盛り込まれているので。しかもスーパーヘビー級のプロレスラー並の大男揃い。その一方で先進的でもあります。テレビ中継ではファーストダウンの目安となるバーチャルな線が合成表示されますし、ヘッドコーチがクオーターバックにトランシーバーで指示を出すのですよね。

というわけで私も毎年スーパーボウルを楽しみにしています。今朝はよほど午前休にしようかと思ったものの、月曜の朝には定例会があるので、まあ録画でもいいかと。

でも、日中うっかり結果を見てしまわないように気をつけないと。私は勝敗やスコアを知っててもゲームを楽しめる方ですが、どうせなら何も知らされずに観戦したいところです。

ただし、仕事を終えて帰宅するまでにはあちこちにトラップが。まず、報道系のWebサイトにアクセスしたら結果が出ていたりしますし、メーラーにはNFL Japanからのメール、Facebookのニュースフィードにも何かしらニュースが流れてきているはずです。もちろんiPadのNFLオフィシャルアプリは絶対に起動できません。幸い、iPhoneのMMSに試合結果を送り付けてくる知人はいませんけど。それやられると待機画面に表示されちゃいますからね。

ほんでもって帰宅の電車移動用に「小島慶子キラ★キラ」や「荒川強啓デイキャッチ!」のPodcastをダウンロードして聴くと、そこで何かしら触れられているかも。月曜日は生島純さんや永谷修さんが出てるので。

加えて山手線の車内モニタやYAMADA電気の電飾看板にニュースが流れかねないので観ないようにしないと。

というわけで頑張って何とか情報を遮断したまた家に辿り着くことができました。これから4時間、年に一度の楽しい時間を堪能します。

NFLのシーズンが始まりましたねぇ

今年もNFLのシーズンが始まりました。一頃はロックアウトでどうなるかと思っていたのですが。

実は私が一番好きなスポーツがNFL、アメリカンフットボールです。なにしろルールにせよ演出にせよ、これが実に良くできていて。野球の戦略性とサッカーのダイナミックさ、そして格闘技のような迫力を合わせ持っています。

ご存知の通りアメフトのルールのモチーフは戦争。主力部隊に見立てたボールを敵の本陣に送り込めば得点です。その方法は陸の行軍(ランプレー)でも落下傘降下(パス)でもOK。新たな橋頭堡(ファーストダウン)を築きながら敵陣の深くに攻め入るわけですが、攻略に失敗すればたちまち攻守が入れ替わってしまいます。

私が好きなチームはシンシナティ・ベンガルズ。ということで自身の似顔絵にヘルメットを被らせてみました。

BENGALS

本当のところシンシナティにもベンガルズのチームにも特に思い入れはなく、ユニフォームが好きなだけなのですが。あのトラの縞模様のヘルメットを初めて見たときは衝撃を受けたので。それはもう発足当初の福岡ダイエーホークスのガッチャマン風ヘルメットに匹敵するぐらいの。


Xbox 360 NFL Cincinnati Bengals Controller – NFL シンシナティ ベンガルズ コントローラー

何かおかしい球団売買

TBSと住生活グループとの横浜球団の売買交渉が物別れに終わったとのこと。asahi.comから引用すると、

交渉の中で住生活G側から本拠地を変更したいとの申し出があった。それでは手続きが間に合わないことなどから交渉継続を断念したという。

だそうで。敢えて鵜呑みにするとして、ここでいう手続きって何なのでしょう? もし本拠地移転をともなう球団売却だと、遅くともシーズン途中から話を進めておかなければならいってことですかね。それも何なんだか…。

というか関係各者が本拠地移転それ自体には肯定的なのか否定的なのかぐらいははっきりさせてもらいたいものです。

ひょっとしたら横浜から球団が逃げ出しそうなのを嫌った神奈川県ゆかりの政財界の大物が圧力をかけて潰した(彼らの説得に時間がかかるので手続きが間に合わない)なんてことだったら、またプロ野球にガッカリしてしまいますしね。

プロ野球のプレーオフ制度は実にけしからん

5年前の悪夢の再現。またもやシーズン優勝の福岡ソフトバンクホークスがクライマックスシリーズで千葉ロッテマリーンズに負けて日本シリーズへの出場を逃しました。よもや杉内がまたやられるとは。しかも、今回は一勝のアドバンテージもあったのに…。

まあ負けてしまったのはしかたがないのですが、やはり3チームによるプレーオフ制度に無理があるとは思います。休養が取れる優勝チームと、さらに戦って勝ち上がる必要のある2位3位チーム、いちがいにどちらが有利不利とは言えないものの、興行の観点からすると、頑張って優勝したばかりに2位チームよりも試合数が少なく出番とメディア露出が減って稼ぎそこなうというのはどうにも腑に落ちません。

かといってクライマックスシリーズへの進出権を4位チームにまで与えるのもさすがに無理がある気がしますし、いまさらクライマックスシリーズを無くすのも望ましくないので、やはりパリーグだけでも早急に8チーム制に移行すべきだと思います。

とはいえ急には無理なので、クライマックスシリーズ1stステージの日程で、優勝チーム対下位3球団選抜チームのドリームマッチを3試合組むというのはどうでしょうかね。選抜チームが勝ち越しても勝ち上がりはないものの勝利や活躍には賞金を出すことにして。選抜チームは感覚的にはNFLのオールスター「プロボウル」みたいな感じでしょうかね。選ばれることが名誉であり、シーズン直後の見せ場でもあるという。

そういうことを主導すべきコミッショナーって今誰でしたっけ?たぶん何もしてないんだろうな…。

ノジマも横浜球団買収希望だってことなら…

プロ野球界が最も避けなけなければならない事態は球団数の減少です。これが週1~2試合ペースのJリーグならどこかのチームが対戦にあぶれても成り立ちますが、週5~6試合が前提のプロ野球では球団数が奇数になると運営が極端に難しくなります。

言うまでもなく、プロ野球の理想形はセパ8球団ずつの16球団制です。この数なら上位4球団によるプレーオフが組めるのでシーズン優勝チームが待たされて儲け損なうなんてことがなくなります。四国のようなプロ空白地帯も埋めるべきですし。

で、今回は住生活グループの他にも家電量販店のノジマが横浜ベイスターズの買収に前向きだそうですし、新規参入の条件さえ緩和すれば他にも手を上げる企業はあるはずです。ならばこの際、横浜は身売りの上であの地に温存させ、それとは別に新潟と愛媛に一球団ずつ配置して、セ・パどちらかのリーグを8球団にしてしまうってのはどうでしょうかね。ちょうどドカベンみたいに。当然、エキスパンショントレードを行って、ある程度戦力を割り当てる必要がありますが、今オフにはメジャーからたくさん選手が帰ってきそうですし。そして将来的には沖縄ともう一ヶ所にも球団を作ると。

もちろん球団数が増えれば選手の平均年俸は下がるでしょうし、相対的にはプレーレベルの低下も避けられません。でも、球団数が減ってプロ野球界が縮小均衡に向かい、興行体としてのプレゼンスを失い続ければ、もっと悲惨なことになります。

それに今のプロ野球は排他的競争原理主義。新規参入は認めたがらないが、経営難の同朋を助けることもしない。そればかりか強者が弱者から戦力を奪うだけ奪い、負ける方は努力が足りないと言わんばかりの。先週「巨人軍がリーグ4連覇を逃した」などと騒がれましたが、それってプロ野球は 「巨人軍と愉快な仲間達」みたいだと言っているようなものですよね。

かつて優良コンテンツであったはずの巨人戦ですら地上波で中継されなくなった今日、早々に16球団にして共存共栄を目指すくらいでなければ、プロ野球は確実、かつ急速に衰退していくと思います。

横浜ベイスターズ売却?

TBSが横浜ベイスターズの売却を検討しているのだそうで。私はもうプロ野球にはあまり関心もないのですが、それでもなるべくスムーズかつスマートに解決してもらいたいものです。

親会社が変わろうとも「横浜ベイスターズ」の名前が残るなら良し。あるいは新潟にフランチャイズを移すなんてことでもいいでしょう。球団名が「住生活ベイスターズ」とか「リクシル新潟ベイスターズ」になるのだとガッカリしてしまいますが。でも新潟だったらプロ野球もアルビレックスかな?

まあ、その辺は置いとくとして、おっかないのはこれが口火になって球界再編論が再燃すること。どうやら集客力のあるスター選手を留めておけないぐらい経営がひっ迫している球団も少なからずあるようなので。

フリューゲルスのマスコットそれに横浜の地には、かつてJリーグの横浜フリューゲルスが横浜マリノスに吸収合併されるという苦い思い出があります。現・横浜Fマリノスの「F」にまつわる騒動ですね。

あの時、マリノスがフリューゲルスから目ぼしい選手だけ選抜して合流させるなどという愚かなことをしてくれたので、以来私はJリーグの試合は一切観なくなりました。「百年計画」なんてものは何の重みもないのだろうと悟ったので。経営難で存続も売却もできないなら、単純にフリューゲルスは解散させておけば良かったものを…。

プロ野球でも数年前オリックスと近鉄が合併して、似たような自体が起こりましたが、あの時は楽天が参入して球団数が維持されたので助かりました。でも、週1~2試合ペースのプロサッカーとは違ってプロ野球の場合はチーム数が12を割ろうものなら2リーグの運営がほぼ成り立たなくなるため、必然的にもう1球団潰して10球団による1リーグ制に移行せざるをえなくなるでしょう。でも定期興行体として客の目に披露する機会を減らすのは自殺行為に近いものがあります。

本来なら逆で、球団の定数を16に増やして共存共栄体制を構築しておくべきだったと私は思うのですが、NFLのやり方を「共産主義」と言ってしまう困った最有力球団オーナーがのさばっていますからね。プロ野球の未来は暗いかも知れません。