パノラマ大水槽への道

海ノ中道マリンワールドのパノラマ大水槽ダイビングに臨むには、事前にスキルチェックを受ける必要があります。

私は帰省のついでに、前日に所定のダイビングサービスアワーズ(福岡市東区)のプール(水深5m)で受けましたが、千葉、大阪、広島の国富株式会社所有プールでも実施(毎週金曜、土曜の19:00〜)されているので、その方面から行くなら事前に受けておいた方が良いでしょう。福岡にも美味しいものは多いし、そんな用事に現地での時間を割くのも無粋です。

アワーズの建物
アワーズの建物。福岡は午後7時でもまだ明るいです
アワーズのプール
プールの一部が水深5mまで窪んでいて、下の階の円窓から中が見られるようになっています

スキルチェックの要点は以下の通り。

  • 機材セッティング
  • 中性浮力
  • マスク脱着
  • レギュレーターリカバリ

マスク脱着とレギュレーターリカバリは、大水槽でのダイビング中に不意に魚達がパニック状態になって大型魚に体当たりされてマスクやレギュをもっていかれても冷静に対処できるかのチェックだそうな。 私にとってマスク脱着は実に20年ぶり。しかもコンタクトレンズ着用だったので目をつぶって行ったら、一回目は沈み、二回目は浮いてしまいました。水深の維持に視覚は重要ですね。目をつぶると片足立ちが難しいのと同じかな。

レギュレーターリカバリは海でもたまにやる機会があります。一緒に潜った誰かにホースを蹴られてレギュが口から外れることがあるので。

マリンワールド海の中道のシロワニ
確かに2〜3m級のサメにぶつかって来られたら、マスクもレギュも弾き飛ばされそう

それでもOKをもらい、スキルチェックは5分で終了。本当は20分ほどかけてチェックするそうですが、さすがに退屈だし、私は20年選手ってことで勘弁してもらいました。 そうして発行してもらった認定証がこちら。

表

裏

当日、このカードを水族館のインフォメーションスタッフに見せるとダイビング会場に案内してもらえます。

有効期限は半年ですが、一度パノラマ大水槽ダイビングを経験し、継続的に海で潜っている人はその後も有効扱いにしてもらえるようです。思っていた以上に楽しいので、来年あたりまた潜りに行ってみようかな。

水族館ダイブはこんな感じ

海ノ中道マリンワールドのパノラマ大水槽ダイビングの概要は以下の通り。 先ずはスケジュールから。10:30に現地に赴き、機材をセッティング後、ビデオを見ながらのブリーフィング。その後スーツに着替えて再集合し、11:30に第1回目のエントリーという流れになります。2回目は13:00〜、3回目が14:30〜です。

ちなみにパノラマ大水槽ダイビングはイルカプールでのイルカとアシカのショーと時間が重なっているので、どの回も観客はまばらなようです。

次にダイビングのルールは以下の通り。

  • カメラ類の持ち込みOK、ライトおよびフラッシュ撮影可
  • 水中スレートもOK
  • その他、指示棒などぶら下がる類いはダメ
  • グローブの着用も禁止
  • 洞窟への侵入は禁止

潜水時間は40分で最大水深は7m、水温は21℃。私は1.5mmかそこらのアクアフリースでも問題ない温度ですが、寒がりな人はドライスーツ着用でも手が冷えて辛いかも。

その他、魚に注意しながら潜行するとか、一人ずつラダーを使うといった細かいルールがあるものの、水底でウツボの触りかたなどのレクチャーが終わったら自由行動です。

マリンワールド海の中道パノラマ大水槽ダイビング
一緒に潜った神戸からのゲストたち

なお、水槽の上には常時暗幕が張られていて、紫外線や強い自然光は入らないようになっています。海では必ずしも浅場にはいない魚への配慮なのでしょう。よって水深は浅くともライトやストロボがないと写真に色は出ません。

マリンワールド海の中道パノラマ大水槽のバックヤード
この暗幕の下が水槽です
マリンワールド海の中道パノラマ大水槽の水面
暗幕の脇の階段を下るとこんな感じ
マリンワールド海の中道パノラマ大水槽のイワシの群れ
エントリ後、イワシ玉を見上げて撮ってみました

料金は8,200円。水族館の入場料2,100円が含まれているので実質6,100円。シロワ二やハンマーヘッドシャークの遭遇率100%だし、お触りもありなので、私は満足です。

電話には再々発明の余地がある

2007年1月、スティーブ・ジョブズはiPhoneの発表にあたって「電話を再発明した」と言い放ちました。正直、当時は「それほどのことかい?」と思ったものの、確かにiPhoneの先べんによって人々のライフスタイルとビジネスシーンは激変しましたよね。よもやdocomoがこれほどまでに追い込なれることになろうとは…。後になって思ったのは「ジョブスのそれって電話機っぽいもので世界を変えるって意味だったのか」と。

初代iPhone

さて、私は現在の電話には大いに不満があります。いや、正確には電話の使われ方にか。

核心部分から先に言うと「法人も無料電話のIDを公開しろよ」かな。

大企業のコールセンターこそフリーダイヤルを用意していますが、そうなっていない方が圧倒的に多いわけです。当然、電話すれば通話料がかかります。必要な出費ならあまり気にしてもしかたないけど、できれば倹約したいですよね。スマホのLTE化では無料通話も廃止され、通話料金も割高になっているし。

他方、世間では無料通話アプリというものが普及しています。最近の国内ならLINEが最も人気かな。スマホはパケット定額が当たり前なのだし、通話も極力その範囲内でまかなえるのが理想です。

ならば、客からの問い合わせが多い業種では電話番号の他にもユーザーサポート用に無料通話アプリのIDを公表してほしいと思います。

例えば私が馴染みのダイビングショップに電話する際、電話番号とSkype IDがあればSkypeの方に掛けます。Wi-Fi圏内なら海外からでもOKだし。

でも、そのSkype(一番有名だと思う。しかも今やMicrosoft傘下だ)が世間に認知されてからずいぶん年数が経つのにまだそうなっていないということは、従来のビジネス電話の代替としては不都合があるのでしょう。例えば着信時に複数のマシンで呼び出し音を鳴らして誰が出てもいいようにできないとか、受けた電話を別のIDに転送できないといった感じかな。

確かに現在の無料通話アプリは1対1もしくはグループ通話が原則ですよね。単にSkypeを導入しただけではオフィスのビジネス電話っぽい使いかたはできないかもしれません。ネットワークをまたぐと通信が途切れるなんて話も聞きますしね。

でもそれって違う言い方をすれば「そこにはイノベーションの余地、大きなビジネスチャンスがある」ともいえます。先に挙げたような不都合を解消するなり、それに変わり得るメリットを提示するなりして「無料通話アプリ搭載ビジネスホン」なんてものを売り出せば、けっこう売れるんじゃないでしょうか。

出来の良いSDKが提供されている無料通話アプリを採用すれば、かなりのところまで作り込めます。ハードウエアはAndroidタブレットベースでいいので、かなり安く作れるはずです。

スマホに取り付けて見た目を電話っぽくする受話器はありますが、それだとイノベーションとは言えませんね。

市場規模はデカいし、電話交換機の代わりにサーバーを立てることになれば、そのあたりからも売り上げが見込めます。

これが実現するなら企業が採用するメリットは多いはず。電話のトラフィックをそちらに逃がせば、これまで必要不可欠な経費だと思っていた電話代を節約できます。

例えばダイビングショップなら、間近に迫った主催ツアーに参加する客全員に旅行の要件を伝える電話をかけることが多々あります。その際、どうせスマホあてに電話するなら無料通話アプリを使った方が良いわけです。電話帳もタッチパネル操作で呼び出せば掛け間違いもありません。

着信する客の側も相手が画面に表示されるし、電話に出られないときならボタンのタップだけで「現在電話に出られません」に続けて「後ほどこちらから掛け直します」「要件を留守番電話に録音してください」といったメッセージで自動応答させたりもできましょう。「要件をメールしてください」というボタンもいいですね。音声認識も実用的になってきたことだし。

さて、ここからは競争。小規模ベンチャーのチャレンジも結構ですが、既に自前の無料通話アプリを提供している会社が専用ハードウエアとセットで売り出すのが理想かな。

ああ、だったらWindows 8がどうにも受け入れられず、ポストPC時代でプレゼンスが低下する一方のMicrosoftがSkype搭載のビジネスホンでオフィスの固定電話の代替を狙うといいんじゃないでしょうか。モバイルとしてのWindows Phoneよりもよほど見込みがあると思います。

奇しくもPCの時代を牽引してきたAppleとMicorosftが共に「電話機の会社」になるわけだ…。

サウスレイテのお食事

SOGOD BAY SCUBA RESORT LOGO3月に行ったサウスレイテのSOGOD BAY SCUBA RESORTは宿泊施設、レストラン、ダイビング&ホエールシャークウォッチングのサービスが一体となったリゾート。オーナーはドイツの方だと伺っています。オーナーご夫妻もダイバーで、リトルレンベでは一緒に潜りました。

そういうわけで客層は欧州系の人がほとんどのようです。スタッフ全員、日本語はほぼ通じませんが、まあ構いませんよね。ゲストブックには稀に日本語が見つかります。

ちょっと南に行けば日本人経営のノバジンベエクラブもあるので、言葉や習慣が不安ならそちらを使うのも良いかもしれません。

SOGOD BAY SCUBA RESORTでの食事はこんな感じ。総じて美味しいですよ。

朝食の一例。

SOGOD BAY SCUBA RESORTでの食事
フィリピーノブレックファースト(245piso)。ソーセージはフィリピン特有の甘いやつです

ジンベエスイムの時は現地で昼食を摂ります。よって、サンドイッチのバケット。

SOGOD BAY SCUBA RESORTのジンベエスイムのお弁当
これだけは寂しい味だったなぁ。 クーラーボックスで冷やされていたので、パンも硬くなってたし

毎日の楽しみが日替わりメニューの夕食。

SOGOD BAY SCUBA RESORTのBBQポーク
BBQポーク
SOGOD BAY SCUBA RESORTの卵麺のスープ
卵麺のスープ
SOGOD BAY SCUBA RESORTの夕食の日替わりメニュー
夕食の日替わりメニューはお昼頃に壁のホワイトボードで発表されます

別の日の朝食。

SOGOD BAY SCUBA RESORTの朝食
卵とベーコンが挟まったバンズにウインナーを頼み、お隣さんからトーストを貰いました

定番メニューにはハンバーガーも。

SOGOD BAY SCUBA RESORTの昼食
ハンバーガーにはパイナップルが挟まれてて、要らない人から貰いました。 ポテトには独特の風味あり。油が違うのかな

別の日の夕食。

SOGOD BAY SCUBA RESORTの夕食
夕食のチキンの煮込み
SOGOD BAY SCUBA RESORTのデザート
デザートのアップルパイ&バニラアイス

フィッシュケーキと焼きそば。

SOGOD BAY SCUBA RESORTの食事
焼きそばはPancit Canton。フィリピンの即席麺でお馴染みの味の原形です

 

また別の日の夕食。

SOGOD BAY SCUBA RESORTの夕食
最後の夕食はエビのソース煮でした

もちろん夕食も日替わりメニューだけでなく、定番メニューからも選べます。さすがに日本食はないけど、肉料理がダメとか魚料理がダメな人でも何かしら食べられるはずです。長粒種だけどお米もあるし。

ちなみにSan Miguelの小瓶は60piso、TANDUAYの1ショットは45pisoです。まあ、小額で飲みたいだけ飲めますね。

軽いスーツケースを物色

シンガポール航空の機内預け荷物の重量制限が20kgと少なく、機材一式を持っていくには微妙なので、より軽量なスーツケースを探しています。

要件は容積が100ℓ級で5kgを切るのもの。見つけたのはこちら。

RIMOWA 

有名なRIMOWの最軽量スーツケースがSALSA AIR。98ℓで3.6kgと画期的な軽さ。

でも妙に軽いのでダイビング機材を運ぶとなると心もとない気がします。収縮ハンドルもT字型で扱いにくそうだし。

よって、より頑丈そうなモデルというとSALSA NAVYがありました。104ℓで4.8kg。

でもRIMOWのスーツケースはどれも背が高く、厚みが27cm程度とやや薄いのでフィンとBCDが片面に収まるかどうか微妙かも。

そして何よりも値段が高いのですよね。

 ricco

ネットで検索して見つけたriccoというスーツケース専門店の商品がこちら。100ℓで4.7kg。

《リンク消失》

悪くはないですね。在庫が乏しいけど、お値段も手頃です。

でもやっぱり厚みが足りないかな。まあそう思うのはダイバーだけか。

Hele i waho

AQROSとHIDが取り扱っているスーツケース。5.2kg。ちょっと重さが超えますね。

でもファスナーを開けると容量が100ℓから115ℓに拡張されるギミックは魅力的です。

価格も他よりも圧倒的に安いので、仮に2〜3年で壊れてもう一つ買うことになっても容認できる感じです。

Sunco

こちらも良さそう。97ℓで4.5kg。

注目なのはマグネシウムフレームの採用。マグネシウムはアルミニウムよりも軽くて丈夫な金属なので。

また、5kg以内という制限を外せば、良いのが見つかります。132ℓで5.8kg。容量を優先するならこれですね。

さてどうしたものか。Hele i wahoの商品が4.7kgぐらいなら間違いなく買いなのですが。

容量×重量×強度×価格の総合点でいくとSuncoの97ℓモデルが最も有力かな。