そうだ、レンベに行こう

このゴールデンウィーク、仲間の一人がマナド(メナド)とレンベに行ってきました。追い追い話を聞かせてもらうとしましょう。

そして私も7月に数年来の悲願だったレンベに行かれそうです。ようやく連れが見つかりました。

連れと3名で行くことになりました。もう一人なら大丈夫かも。航空券のキャンセル待ちになりますが、日時や要項に関心があれば連絡をください。ただしレンベのみなので完全マクロダイブになるはずです。

今回は3泊6日、往復シンガポール航空の羽田便利用。木曜夜に羽田に集合して火曜日の早朝に羽田着。海の日を挟むので金曜日だけ休暇を取れば行ってこられます。本当は現地にもっと長くいたいけど、そうすると連れが見つからなくなるので妥協しました。

もちろん予算的な都合もあります。マナド&レンベはフィリピンの真南だけど、なにぶんインドネシアの小さな地方都市。よってマレー半島のシンガポールを経由するため燃油代が高く、2日間、6ダイブかそこらしか潜れないのにツアー代は17.5万円(だったら尚のこと現地に長居したいところですが…)。でも、そこは他ならぬレンベ。ヘアリーフロッグフィッシュか何か、他所ではなかなかお目にかかれない被写体が撮れれば、その価値もあろうかと。

リトルレンベのコールマンズシュリンプ
リトルレンベのコールマンズシュリンプ サウスレイテ、Little Lembeh(リトルレンベ)のコールマンズシュリンプ。 本家のレンベには、もっと希少なエビがいるのではないかと期待してます

さて、問題はシンガポール航空に預ける荷物の重量制限が20kgまでなこと。ダイバー向けの減免もなく()、超過料金は22ドル/kg。荷物が25kgなら片道1万円もかかってしまいます。せめて国際スタンダードっぽい23kgルールにしてくれればいいものを。

※ ビジネスクラス対象のマイレージサービス(年会費あり)に加入すれば緩和されるようですが、そんなものには入れません。シンガポール航空はダイバー客をあてにしていないのでしょうね。

現地で機材を十分に乾かせなかったり、旅先でお土産のTシャツやらを買うことを考えると、19kgぐらいに収めて行きたいところです。 私もかつては荷物一式が20kgに収まっていたのだけど、カメラを一眼レフに持ち替え、ストロボ2灯体制にしてからは、大きくオーバーするようになってしまいました。 で、改めて最小限のセットを計量してみたらこんな感じ。

  • スーツケース…6.85kg
  • BCD…3.55kg
  • レギュセット…1.64kg
  • フィン…1.8kg
  • マスク…0.33kg
  • ウェットスーツ…0.82kg
  • 指示棒…0.15kg
  • 撮影機材の備品(カメラ本体とハウジング以外)…3.7kg

計18.84kg。これに着替え、サンダル、洗面具などが追加されて、合計21〜22kgってとこか。 別途、ハウジングに入れたカメラとiPad(約7kg)は機内持ち込みにするので、そちらに振り分ける余裕はありません。 ならば方策は二つ。

  • スーツケースを軽くする
  • 機材をレンタルする

軽いスーツケースを購入

手持ちのスーツケースが7kg弱。でも探せば5kgを切るものもありますよね。

今のは買って13年目だし、あちこちくたびれているので買い替えてもいいのですが、そうして軽くなるのは2kg程度。微妙な線です。まあ、軽くするに越したことはないかな。

機材レンタル

フル機材をレンタルしても2日で2万円もしないはずですが、できれば慣れている自分の機材を使いたいですよね。最低限のメンテはされているはずだけど、レンタル機材は相当くたびれている可能性もあるから。

荷物からBCDを省けば約3.5kgの軽量で化で一発OK。ただし私のレギュセットの中圧ホースはAIR2仕様なので、忘れずにスタンダードホースに付け替えて行かないと、せっかく持って行ったのにレギュまでレンタルという憂き目に遭います。

あとは着替えを最小限にして、Tシャツとパンツを手洗いの着回しパターンかな。こちらの減量効果は数百グラムだけど。

水族館で潜れる!

私の実家から割と行きやすいところに海の中道マリンワールドがあります。この水族館の特徴は一般客がパノラマ大水槽(ハンマーヘッドシャークなどを含む80種類 、約1万匹の魚が泳ぐ)でダイビングできること。最近は八景島シーパラダイスでもジンベエザメと一緒に潜れますが、それの先駆者ですね。

パノラマ大水槽
ハンマーヘッドシャークなんかもいます

水温は21~22℃と低めだけど、私は暑がりなので薄いウェットスーツでもいけます。

40分間で料金は一人8,400円(税込。タンク、ウエイト、シャワーを含む)。まあ、ガイドが一緒に潜るので、それぐらいの金額にもなりましょう。それに話のネタ作りにはいいかもしれません。

BCDやレギュレータをレンタルすると+5,000円。帰省ついでの水槽1ダイブのためにフル機材を持ち帰っるのも面倒なので借りた方がいいですね。いや、福岡ならスーツケースを水族館に送った方が安いかな。後で乾かすのがおっくうだけど。

なお、参加にあたっては事前にスキルチェックを受ける必要がありますが、普段から潜っている人にはどうってこともありません。

ただし関東でのスキルチェックは國富株式会社市川営業所(千葉県市原市。最寄り駅は東西線の原木中山)で実施とのこと。けっこう遠いなぁ…。

福岡での実施日は金曜と土曜の19:00〜。だったら金曜に受けて土曜日本番ってのがいいかな。もしくは可能なら金曜日を現地でのファンダイビングにして、それでチェックOKってことにしてもらうと。だったらフル機材を送る価値もありましょう。私はまだ日本海側で潜ったことはないし。

ちなみに撮影機材等の持込は自由だそうな。一眼レフでもいいわけか。でもあの水槽の底にはマクロ生物はいなさそう。サメやエイの接写とかだったらコンデジでもいいやな。

でも、一つ難点が。パノラマ大水槽ダイビングの実施は水族館の営業時間中。きっと観客の笑いものになるのだろうな…。

パノラマ大水槽の外からの風景
こんな風に観客に丸見え
まあ、気が向いたら試してみます。

もうANAでは外国に行かれない?

ANA MILEAGE CLUB logo

先日、ANAマイレージの使いかた、どっちがお得?というエントリーを書きました。貯まったANAマイレージはどのような旅行に使うのがいいかという考察です。一応の結論はこう。

フィリピンに限れば、アニラオに行くべし。

でも、この結論もちょっと怪しくなってきました。というのも、先週ANAが国際線の無料機内預け手荷物の許容量を変更すると発表したので。

新規定では23Kg × 2個が23Kg × 1個に減り、預け荷物1個あたりのサイズも三辺の合計も203cmから158cmに縮小されるそうな。

この158cmというサイズは、ちょっと大きめのスーツケースならあっさり超えてしまいます。容量100ℓ以内の凹凸のないタイプなら大丈夫ですが、お馴染みのプロテックスだとキャスターを取り外してもアウトです。

なお、重量超過は3,000円($40、€30)、サイズ超過は15,000円($200、€150)。当然、合算されるはずです。ダイビングのフル機材をプロテックスで持って行くと往復で36,000円も取られかねないわけだ。かといって2個に分けたら個数超過の9,000円($100、€75)掛かるし…。

ダイバーご用達のこのタイプは新たなサイズ制限に引っかかるけど…

と思いきや、プレスリリースの最後の方に減免措置が書かれていました。スポーツ用品と楽器は203cmのままのようです。だったらプロテックスもサイズ的にはOK。

ならば引っかかりそうなのは重量制限のみか。逆にいえば往復6,000円を払えば32kgまでは持っていかれるわけですね。

というわけで、預ける荷物が重くない人ならANAで外国に潜りに行くのも良いでしょう。往復6,000円が惜しくなければ荷物が重たくても大丈夫です。

スポーツプラスの思い出

SportsPlus Card先日、何気なくフィリピン航空のWebサイトにアクセスしたら、今月22日の搭乗分からスポーツプラス()の年会費がまた値上がりしていました。

 ※ 加入しておくと預け荷物が+20kgまで無料になるダイバーにはありがたいサービス

日本⇄フィリピンで使える「スポーツプラスアジア」が12,500円→14,500円。フィリピン国内線用の「スポーツプラスフィリピン」が6,300円→7,300円。円安ペソ高による緊急処置かな?円高の頃にも順調に値上がりしていたけど…。

まあ、成田と名古屋の発着便なら一昨年から23kg x 2個まで無料で預けられるようになったので、それ以外の空港を使う人向けですが。

いや、東京・名古屋からでも、さらに20kg x 1個を追加できるので、撮影機材の多いプロなんかが予算に余裕がないときには使う分には、ビジネスクラス(32kg x 3個)よりリーズナブルです。

さて、私はスポーツプラスにはちょっとした思い出があります。3年前、当時の私の機材は20kg(当時は成田便も20kg1個までだった)に収まっていたので、セブにはスポーツプラスに未加入のまま行っていました。最悪、レギュレータセットを機内持ち込みにすれば、お土産類をたんまり買い込んでもOKだったし。

でも、あるとき連れ3人と行った際、帰りのマクタン空港のチェックイン時に大きく重量オーバー。その時は誰もスポーツプラスには入っていませんでした。

パックツアーだったので帯同してくれていたフィリピン人の男性ツアーガイドに片言の日本語で言われたのが「一人、スポーツプラス、入れ」。ならば私が入るしかないですよね。他の人よりも来る頻度が多いし、加入してても無駄にはなりません。

すかさず「I Join」と答えると、私一人だけ旅行客が立ち入っちゃいけないような裏道を案内されながら、フィリピン航空のオフィスに通されました。

するとそこで1年前にセブに行った際にお世話になった年配の女性ツアーガイドに遭遇。お互いに顔を覚えていたので、「やあ久しぶり」と挨拶したら涙ぐんで喜んでくれました。しかも今回の彼よりも彼女の方が日本語が達者だったので、後の手続きはすべて彼女にお任せ。男性ガイドそっちのけで私のスポーツプラス加入を手引きしてくれました。

フィリピンの人たち、懐っこくて情にも篤く、馴染みになると良い人が多いです。日本が人口減少対策で移民政策を行うなら、個人的にはフィリピンの人をたくさん迎え入れたいなぁ。それまで日本が経済大国の地位を保っていられるといいけど。

そうしてチェックインカウンターに戻ってきたら、連れの3人はとっくにチェックインと出国手続きを済ませて、待合室でくつろいでいました。

期せずしてスポーツプラスに現地加入できたわけですが、もしツアーガイドが帯同していなければ重量超過の料金を取られていたでしょう。スポーツプラスの会費も当時は6,500円だったので安く上がりました。

なお、この話には後日談もあって、また改めてセブに行った際にマクタン空港の外、各社のガイド達がツアー客を待っているところでその男性ガイドに再会しました。「今回も彼の案内か」と思いきや彼は一人のフィリピン人女性を指して「私の奥さん」と。夫婦揃ってツアーガイドだったのか。

しかもホテルまでの車中、私が「明日はコンティキビーチのダイビングサービスを使うんだ」と言うと、「コンティキビーチ、私と旦那さんが始めてデートした時に行った」だと。知らんがな。まあでもあそこはパブリックなビーチだから、それもありでしょう。

フィリピン、何度も行くとけっこう面白いことがあります。

Dive Awardのロゴの件

先週土曜日、新生ダイビングサービスDive Award(ダイブアワード)の第一回親睦会が武蔵小杉で開催されました。

同日、Dive Award津田沼店がオープンしたらしいのですが、こちらの親睦会はかつてのコナミスポーツダイビングスクール横浜店、川崎店、新百合ヶ丘店のメンバーが集う会でした。津田沼オープン記念の宴は現地で改めて行われる(行われた?)のでしょう。

Dive Award武蔵小杉店も6月にはオープン見込みだし、今後も毎月ペースで実施すると言ってたので楽しみです。今回も同じテーブルを囲んだ他店出身の初対面の何人かと顔見知り、facebook友達にもなれたし、このシャッフル効果は新鮮でしたね。いつもの顔なじみのそばに座らなくて良かった。

さて、飲み会の席で行われたビンゴ大会では私は景品にありつけず、残念賞のDive Awardステッカーを貰いました。きっとお店では配ってると思うけど。

ステッカーの絵柄はもちろんDive Awardのロゴマークそのもの(↓)。

logo

これ、1匹ずつ色とポーズが違う9頭のイルカ(たぶん多様性とか寛容の象徴の意かな)が顔を寄せて会話しているような楽しげな雰囲気を演出していますが、そこには盲点が。フルカラーにしたためにグッズが作り難い(インクが4色必要なので高価になってしまう)のですよね。事実、ビンゴの景品のオリジナルTシャツも「DIVE AWARD」と文字が書かれただけでした。

かといって1色刷りだと寂しいし、解りづらくなりますよね。試しにグレーおよびモノクロ色刷りにするとこんな感じ。

logo-1color
logo-1color 画面表示やプリントアウトならグレーでも良いけど、グッズを安価に作るなら1色の方がリーズナブル。 でもそうするとカラーのときの雰囲気やメッセージ性は一気に損なわれてしまいます。

その上、イルカ達がデフォルメされていないため、縮小すると絵柄がイルカに見えなくなります。

logo-1color-s
それを縮小するとこう。 何かの花びらか椰子の木のてっぺんみたいだ…。

商用印刷物のデザインをかじった人なら、この絵柄は応用が利かないことを直ぐに見抜いたのでしょうが、Dive Awardの面々は当然ながらダイビングビジネス畑の方々。ならばコンペの応募作品からこれを選んだのは無理もないか…。

でも、ダイビングサービスにはオリジナルグッズがあった方がいいので(旅先の海で知らない人と話す切っ掛けになったりするから)、このロゴはメイン扱いにして、グッズ展開&プリントに添える用(1色刷りでも使える)の第2ロゴ、もしくはイメージキャラクターの類いを決めるべきかな。

まあ、次回の飲み会のときにでもスタッフに進言してみましょう。Dive Award初期メンバー限定グッズなんて作ってもいいかもしれないし。