ニコンのローパスフィルター清掃講座

新宿のニコンプラザで定期的に開催されているローパスフィルター清掃講座(無料)を受講してきました。

一眼レフカメラを使っていると、いつしか画面内に黒い小さなシミが写り込むようになります。イメージセンサーにゴミが付着したのが原因ですが、仮にレンズを外さずに使っていても内部メカの動作でチリが発生して付着してしまうそうなので、一眼レフカメラの宿命と思うしかないようです。

私も折りを見てニコンプラザでクリーニングを頼んでいたのですが、度重なると費用が嵩んでいくので自力で清掃できるようになろうかと。

清掃に利用する道具はこの通り。

ローパスフィルター清掃講座

ローパスフィルター清掃と言いつつ、清掃するのはレンズフィルターとイメージセンサーでした。最近のカメラはローパスフィルター自体がないですしね。

清掃の手順は以下の通り。

  1. ブロワーで大きなチリを飛ばす
  2. シルボン紙(写真左端)を清掃棒(写真手前)の先端に巻き付ける
  3. 清掃棒の先のシルボン紙にアルコール(写真右上)を含ませる
  4. シルボン紙でフィルターやイメージセンサーの中心から円を描くように拭き上げる

やってみて難しかったのはシルボン紙にアルコールを含ませるときの加減。量が少なければきれいにならないし、多ければ拭いた跡が残ってしまいます。でも、何度も作業を繰り返すうちにコツが掴めてきました。

講座で使った道具類は市販されています。

ただし、このセットにアルコールは含まれておらず、市販の無水エタノールを買い、セットに含まれるハンドラップと呼ばれる容器に入れて使うことになります。

なお、ブロワーでゴミを飛ばすだけで症状が改善される場合も多いとのこと。レンズを外したらカメラを下に向けて、ブロワーで下から風を当てる方法で。ならば、先ずはこれをやってからイメージセンサーをクリーニングするかどうか決めるべきですね。

私の写真のFacebookページ:FROGFISH.JP

優れもののレンズアダプタ

先日のアニラオではテーマを決めていました。Nauticamのスーパーマクロコンバージョンレンズ SMC-1を使った撮影技術の向上です。 Nauticam スーパーマクロコンバージョンレンズ SMC-1は世界中のマクロ派水中カメラマンを熱狂させているレンズ。私も今年のマリンダイビングフェアで見比べて、INONのクローズアップレンズ2枚から乗り換えたのですが、4月のアンボンでは使いこなせなくて。

このコンバージョンレンズを使うにあたり便利なグッズがこちら。というか必需品ですね。アンボンで痛感しました。この大ぶりなレンズを被写体に合わせていちいち着脱していては大変だぞと。

こんな風にレンズポートの先に装着します。

スクリーンショット-2014-10-12-23.11.48

このアダプタは実に良くできていて、展開中のレンズを軽く押してやるとパタッと装着されます。外すときもレンズポートのストッパーを押すだけです。

とは言えこのアダプタが軽減してくれるのはレンズ着脱の手間だけ。当然ながら撮影技術を向上させてはくれません。

しかも105mmマイクロレンズと合わせて使うと被写界深度が思いっきり浅くなるので、被写体の像を捉えることすら難しかったりします。確かめていないけど、レンズポート前の10cmぐらい先の前後1mmぐらいにしかピントが合いません。

それでも何とか撮れた1枚がこれ。「ムチカラマツに寄り添うガラスハゼ」といえばだいたいの大きさが解ろうかと。

ムチカラマツとガラスハゼ

この通りガラスハゼの頭ががこんな風に撮れました。画角を4:3にするため左右だけトリミングしたけど、16.2メガピクセルでこの大きさに写っています。クリックすると拡大表示されます。

さて、扱いが難しいコンバージョンレンズにもそこそこ慣れてきたので、来春はこのレンズを使って天使のダンゴウオを撮影してみたいと思っています。

新兵器をGet!

Nauticam スーパーマクロコンバージョンレンズSMC-1Nauticam スーパーマクロコンバージョンレンズSMC-1を入手しました。

本当はお世話になっている新宿西口のアンサーで買いたかったけど在庫切れ。代理店にも欠品中で注文しても入荷は5月中旬とのこと。しかたなく他の販売店を当たってみたものの同じ返事。

ただし溝の口のアクアフォーラムだけは先月中に発注していたらしく、先週火曜日に入荷したものを取り置きしてもらい、昨日買ってきました。

お値段はフィリピンへの航空券1往復分といった感じ。これで旅の回数が1回減りそうだけど、まあいいでしょう。マクロ写真のクオリティを上げるには必要な投資だ。

製品の構成はこの通り。

Nauticam スーパーマクロコンバージョンレンズSMC-1一式

レンズ本体の他、巾着袋、レンズ拭き、そしてアタッチメントが付属します。

67mmのネジ径が切られているのはアタッチメントの方で、レンズ本体に装着して使います。将来、別の径のレンズポートが流行ってきても大丈夫ですね。

なお、アクアフォーラムのスタッフに聞いた話では、INONのクローズアップレンズはフィルムカメラ時代から販売されている年代物だけど、こちらのレンズは今風にデジカメ用に最適化されているのだそうです。

このレンズは買わねばならない

マリンダイビングフェアに行ってきました。一番のお目当てはFisheyeブースのこちらのレンズ。

Nauticam スーパーマクロコンバージョンレンズSMC-1

前々から存在は知っていたけど、いまだ量販店で見かけないので私の中で幻の製品みたいな感じになっていたのですよね。ようやく触る機会にありつけました。

このレンズ、67mmの径にねじ込むタイプで撮影倍率はINONのUCL-330を3枚分。

てなわけで自前のUCL-330とUCL-165M67を持参。その2枚を重ねて3枚相当にして比べてみたところSMC-1の方が目に見えてクリア、明るいですね。

しかも説明員の方によるとSMC-1の方がフォーカスの合う範囲(奥行き幅)が長く、周囲の像の流れが少ないとのことです。その辺は試せなかったけど、明るいってだけで十分魅力的。画質の向上に直結しますからね。

まあ難点もあってINONのUCL-330&UCL-165M67よりも重量があるものの、それに見合うだけの性能を提供してくれそうなことが解りました。

このレンズはマクロ派なら間違いなく買いです。さあお金を用意しなきゃ。

Nauticamは正月休み

Nauticam スーパーマクロコンバージョンレンズSMCの性能を試したいので、日本の販売代理店であるFisyeyeに「東京近郊で触れるお店はあるか?」と問い合わせたところ、「まだ出回っていない。しかも香港のNauticamは旧正月のお休み中」だそうな。発売から1ヶ月以上経っているのになぁ。

Nauticam スーパーマクロコンバージョンレンズSMC-1

私はINONのクローズアップレンズを2枚持っているのですが、こちらの写真を見せられるとがぜん欲しくなりますよね。

でもNauticamは以前、旧正月の休みが明けたら工場スタッフが出社してこなかったなんて逸話があるんだよな…。