ホヤカクレエビ

例年なら梅雨明け日前後ということで今週末の沖縄を狙っていた人も多いだろうけど、残念ながら台風ですね。台風自体は今日にも沖縄を抜けるものの、しばらく海況は悪そうだ。まあ、観光もよかろうて。


実は先週のテーマ生物の一つがホヤカクレエビでした。昨年12月にマクタンに行った際に何気なく撮った写真が不本意だったので、改めて気合いを入れて撮ってみようと。

ホヤカクレエビ
昨年12月撮影の写真。 実は現像段階でかなり明るくしています

私の水中写真の専門分野は今となってはエビ。2年半前、一眼レフの水中カメラセットを買う際は主にハゼ類を撮るつもりで105mmのマクロレンズ仕様にしたものの、次第にエビ撮りの方が楽しくなって。なにしろ異形だから。だったらもっと短いマクロレンズにしとけば使い勝手も良かったのだろうけど

自力で20個ぐらいアオホヤを覗いてみたもののエビ入りは見つからず。結局ガイドに見つけてもらって撮影を開始。 単純にオートフォーカス頼みだと、こうなりがちです。

ホヤカクレエビ

よってマニュアルによるフォーカス調整を加えます。 そうして撮ったのがこちら。

ホヤカクレエビ
果たして半年前より進歩したのかどうか…

1枚撮っては液晶のプレビューを確認という作業を繰り返し、最初の数枚は失敗したものの、次第にコツを掴みました。

なお、ホヤカクレエビはアオホヤ内部の奥に潜んでいるので、左右のストロボ光は外壁に阻まれますが、この種のホヤには穴が前後2箇所空いていることに着目。

私のカメラにはレンズポートの上にフォーカスライトを付けてあるので、手前の穴からカメラで覗き込み、もう一方の奥側の穴からフォーカスライトを当てるとホヤの内部が程よく明るくなりました。

ウシガエルアンコウ

体長30cm級のカエルアンコウの顔面写真。

オオモンカエルアンコウ
オオモンカエルアンコウ タイトルはデカいカエルになぞらえて。 もちろん「ウシガエルアンコウ」なんて種類はいなくて、たぶんオオモンカエルアンコウですね

そして少し引いて撮った写真。

オオモンカエルアンコウ
右側からの光が届いてませんね。失敗したなぁ

普段はこれで終わりだけど、この日は海が明るかったので、さらに引いて2メートルぐらい離れて全体を入れてみました。

オオモンカエルアンコウ

この通り、ウチワカイメンのウチワの間に鎮座していました。なるほど、この場所なら小魚釣り放題の食べ放題っぽいので、ここまで大きく成長できたのでしょう。

キャエルアンコ

先週、マクタン島(セブ国際空港がある島)の近海で9ダイブ、合計601分ほど潜ってきました。

私は年に数回、水中写真の練習のためにマクタンに通っています。なにしろ海況が安定していることが多く、目ぼしいマクロ生物の種類と生息数が沖縄と比べても遥かに多いので。

しかも沖縄のように一隻のボートに複数ショップが乗り合うこともなく、のんびり伸び伸びと存分にシャッターを切れます。水中写真の上達には、こういう海で場数を踏むのが近道です。

てなわけでしばらくは新作写真の紹介がblogのメインになります。 あれこれ撮ったので何から紹介するか迷ったのですが、まずはキャッチーなところから。

このblogの名前でもあるカエルアンコウの幼魚です。体長は7mmぐらい。

カエルアンコウの幼魚
顔の模様からしてオオモンカエルアンコウの幼魚かな?

この日は1cmに満たない個体が3匹見つかりました。 こちらはまた別の個体。

カエルアンコウの幼魚
多分、上の写真とは違う種類のカエルアンコウです
カエルアンコウの幼魚
同じ個体の後ろ姿。ヒレの斑点模様がかわいいですよね

哀れなカエルアンコウ

昨日フィリピンから13時過ぎに成田空港に帰国したものの、その足で羽田での飲み会に駆けつけて飲んでたので、写真の編集もまだ手付かず。

成田→羽田のリムジンバスは3,000円。成田→新百合ケ丘と同じ値段です。外国から観光客を大勢呼びたいんなら、これじゃダメだよな。

というわけで今日までは作り置き記事の予約投稿です。

マリンワールド海の中道のカエルアンコウ。

マリンワールド海ノ中道のカエルアンコウ

そして動画はこちら。

奥を泳ぐ魚に向かって必至にエスカを振るものの、まったく見向きもされていません。

実はこの水槽、前後に2個の水槽が置かれていて、手前にカエルアンコウ、奥にその他の魚が入れられています。

そのため、カエルアンコウがどんなんに頑張っても魚が釣れることはありません。アクリル越しのご馳走おあずけ状態です。

エスカを使って魚を釣るカエルアンコウの生態を見せる展示方法ですが、残念ながらこれだとカエルアンコウが水槽の奥にへばりつきで、かつ向こう向きになるのですよね。

ついでにパノラマ大水槽ダイビングの動画も貼っておきます。

らくがきするな

マリンワールド海ノ中道のイルカ・アシカショーのワンシーン。オキゴンドウが客席近くのお立ち台に上って鳴き声を披露しているところ。

マリンワールド海の中道のオキゴンドウ
客席ではなく通路に陣取ると、こんな角度で写真が撮れます

体中にチョークで落書きしたような模様がありますね。どうやって付くのかは解らないけど、自然に現れるのかな?

あるいはゴムっぽい質感の皮膚をしているので、おもちゃで遊んだり仲間とじゃれあったりしているうちにこすれて、うっすら擦り傷っぽく付いていくのかな?

水中だとこんな感じ。

マリンワールド海の中道のオキゴンドウ

マリンワールド海の中道のオキゴンドウ