ビューティフルなクラゲ

海ノ中道マリンワールドでパノラマ大水槽ダイビングを終えたら自由行動。当然、一通り展示を見て回りました。

中でも目に付いたのがハナガサクラゲ。なかなか美しい色合いをしています。

ハナガサクラゲ

ハナガサクラゲ

実はこのときは餌やりの時間でした。水槽内のクラゲ1匹ずつに小魚を与えるのですが、これが二人がかりのちょっとした大仕事。なにしろこのクラゲは貰った小魚を触手で抱え込むので、水槽の裏側の上から覗いているらしい餌やり係からはどの個体が給餌済みかが解りません。よって見物している私の隣にもう一人の飼育員さんが来て、指示を出していました。

カスリハタ

海ノ中道マリンワールドのパノラマ大水槽のカスリハタ。

マリンワールド海の中道のカスリハタ

英名だとポテトコッド。グレートバリアリーフのコッドホールあたりにいるやつは人間よりも大きかったりしますが、こちらのは1mぐらい。

マリンワールド海の中道のカスリハタ

パノラマ大水槽でダイビングすれば、尻びれ(大人の手よりも大きいです)と握手(?)ができますよ。

アザラシ通路の考案者

福岡県の海ノ中道マリンワールドにもアザラシの円柱水槽があります。水槽の窪みに上下方向の通り道になるパイプ状の水槽をこしらえることで、観客のすぐ目の前をアザラシが通る仕掛け、いわゆる行動展示の一例ですね。

マリンワールド海の中道のアザラシ
逆にアザラシが観客を見に来ることもあります

これ、旭山動物園が最初に導入し、その後各地の動物園・水族館に広まっていったものですが、発案は海ノ中道マリンワールドだったそうな。

確か八景島シーパラダイスでも見かけたなぁ。

かつて閉園の危機に陥った旭山動物園が目玉になる試みを探していたときに、マリンワールドがアイディアを提供したとのこと。

で、旭山動物園に遅れること数年。ようやく予算が工面できたのか、本家のマリンワールドにもアザラシの円柱水槽が作られた次第です。

なお、マリンワールドではアザラシの円柱水槽の上が餌やり場になっているので、来場客も小魚の餌を買ってチューブの上から上手い具合に落とせば、意図したタイミングでアザラシが円柱内を通ってくれます。

マリンワールド海の中道のアザラシ
水面の姿もけっこう近くで見られます

Dolphin’s jump!

福岡の水族館、海ノ中道マリンワールドでの私のお決まりはイルカの大ジャンプの写真を撮ること。イルカプールの中空にボールが吊ってあり、イルカショーの際にイルカやオキゴンドウがジャンプして鼻先(正確には口の先ですね。鼻は頭の上だから)でタッチするところを撮るわけです。見上げるために客席ではなく通路に陣取ります。

海ノ中道マリンワールドのモニュメント
マリンワールドの入り口のモニュメントもイルカジャンプ

前々回の写真はこれ。

バンドウイルカのハイジャンプ
飼育員さんのポーズと相まってなかなかの一枚かも。 Canon PowerShot G9で撮影

前回がこれ。

空飛ぶカマイルカ
空飛ぶカマイルカ。 ボールは写っていないけど面白い写真です。この日は雪が降ってたなぁ SONY Cybershot HX5Vで撮影

そして今回はこんな感じ。

イルカのジャンプ
カマイルカ。朝は晴れてたんだけど曇っちゃいました。 Nikon D7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDで撮影
オキゴンドウのジャンプ
オキゴンドウ。小型のクジラです。 Nikon D7000 & AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDで撮影

今回初めて一眼レフでイルカのジャンプ狙ったのですが、なにぶん105mmマイクロ(マクロ)という応用の効かないレンズ。視界が極めて狭いため、マクロ生物の接写やポートレイト写真には向いていても、動く動物の撮影は大変です。これしか持っていないからしかたがないのだけど。

しかも今のイルカショーではイルカが予告なしに大ジャンプします。
以前はショーのクライマックスに「さあ皆さんシャッターチャンス。これからイルカ達が大ジャンプしますよ〜」というアナウンスがあったのになぁ。

でもまあ、この通り何とか撮れました。マクロレンズは最初から大写しになるためトリミングも要らないのだけど、このレンズに特有の狭っくるしいファインダで動くものを狙うのはしんどいので、もう少し使い勝手のいいレンズを1本買うべきかもしれません。