オオメハゼかと思ったけど小さなポツポツのみであの特徴的な赤い斑点が見られません。オオメハゼの近縁種ってところなのでしょうね。
ハゼは種類が多く断定が難しいので、詳しいことは魚クンに訊くか、天皇陛下にお尋ねしないと解らないかも。
小さい海の生き物が好き。ときおりITや時事にも言及します
INONのM67レンズアダプターベースDC48が本日発売になりました。
Canonの高級コンパクトデジカメPowerShot G15用ウォータープルーフケース(水中ハウジング)WP-DC48に67mmコンバージョンレンズを付けるためのアダプタです。
シューベース(必須要件なのに、なぜかCanon純正の歴代のウォータープルーフケースにはなかった)は前作のWP-DC47でようやく付いたものの、未だレンズポートの先にはネジ径なし。
よってこのアダプタをつけると、ようやく一人前のウォータープルーフケースになります。
昔はクローズアップレンズを付けるべく、ウォータープルーフケースを工作していたのですよね。クイックスチール(固まるとかなりの硬度が得られるエポキシパテ)なんかを使って67mmへのステップアップリングを接着する方法で。
まあでも水中撮影用途にはPowerShot G15よりはPowerShot S110をお勧めします。必要十分な機能が備わっていて、かつG15にはないコントローラーリングによるマニュアルフォーカスやWi-Fi転送もできる(ハウジングを空けなくてもデータを取り出せる!)ので、S110の方がよりダイバー向きです。
もちろんS110向けにも既にマウントアダプタが発売されています。
ピンクスクワットロブスター、和名がサクラコシオリエビです。
よくスリバチカイメン(ミズガメカイメンとも言うらしい)の外側のひだひだの隙間に住んでいます。そのためカメラを普通に構えて撮ると、ストロボ光がひだひだに阻まれて暗い写真になりがちです。
よってこの時はカメラを縦置きに構えて撮りました。
実は私のカメラの左右のグリップアームには浮力確保用フロートを一個ずつつけてあるため、カメラを縦置きに構えるのは至難の業。なにしろ浮力がカメラの傾きを押し戻す力は強烈なので。
でも大丈夫。2個のフロートも連結してあるので、グリップの片側からフロートを外せば2個のフロートが一直線になって浮き上がり、縦置きで安定します。まあ、今度は横置きがつらくなるのですが。
先週、季節外れの台風「ボーファ」がフィリピンを見舞いました。南部のミンダナオ島では700人以上が亡くなられたそうです。なにしろインフラが整ってない上、南国の台風は強烈だから…。
今やフィリピンは私にとって最も重要な外国。というのもセブ・マクタン島が水中写真撮影のホームグラウンドになったので。あの海に通ってなければ今の私の写真スキルはありませんでした。
珊瑚が白化しまくりの沖縄や、ブルーコーナーの棚のヘリがつんつるてんになりつつあるパラオなどと違い、かの地の海はまだまだ元気いっぱいです。潜ってると、たまにダイナマイト漁の爆発音がして心臓に悪かったりしますが…。
というわけで、台風被害の復興支援にいくばくかの寄付をする簡単な方法があればと思っていたところ、ソフトバンクが始めました。
「ソフトバンクかんたん募金」なるiPhoneアプリを使って、クレジットカードで寄付する方法のほか、電話料金と一緒に引き落としてもらったり、貯まったソフトバンクのポイントを寄付することもできます。
なお、受付期間は12月21日(金)午前10時までとのことです。
昨日に引き続きバサラカクレエビの別カラーバリエーション。
このエビは必ず自分の体色にマッチしたウミシダに住んでいます。
自分と同じ色のウミシダを探して住み着くのか、住み着いたウミシダに合わせて体色を変えるのかは解りませんが、おそらく後者じゃないかな。
なぜなら、前者だとエビが自分の体色を把握していて、なおかつ同じ色のウミシダを探すだけの色覚を持っていることになるので。さすがにエビの目はそれほど高性能ではないだろうと。
よって私の予想では、幼生の頃は透明のようにニュートラルな色をしていて、終の住み処を探すべく浮游しているうちに意中のウミシダに出くわしたら住み着いて、次第に体色が変わるのだと思います。
いや、待てよ。その場合でもエビ自身がウミシダの色を感じ取る感覚器を持っていなければ無理か。
だとすると、決め手は色ではないのかも。古来から、たまたま擬態が成功した個体ばかりが子孫を残してきた結果、進化の過程で自分と同じ色のウミシダかどうかを判別する本能が身に付いてるとか。つまり、生まれつき体色は決まっていて、周囲の色は解らないし、増してや離れたところのウミシダも見えていないのだけど、とにかく居心地のいいウミシダが見つかるまで潮任せに転々と移動しているから、我々ダイバーが見つけた時は必ずマッチした組み合わせになっているというのも一つの仮説。
ともかく、エビ、カニ類は最初はプランクトンだし、単一のウミシダがバサラカクレエビだらけになっている光景も見たことがないので、浮游するという部分だけは間違いなさそう。
もし事情が許すなら、こういう研究に残りの生涯を費やしたいものです。どうにかしてまっとうな大金が舞い込んでこないかな。もちろん当てはないんだけど…。
ホヤカクレエビ。
これ、撮るの難しいですね。なにしろ小さなホヤの中にいるので。むしって引きずり出すわけにもいかないし。
青いホヤの直径1cmかそこらの開口部から覗くと肉眼では見えるのですが、カメラを真上から構えると影になります。
しかたなく少し離れるのですが、やはりストロボ光はホヤの中までは届きません。
それでもネットを検索すると上手い具合に撮っている人もいるので、私のカメラでも工夫次第では撮れるはずです。
その場合のキーアイテムはフォーカスライトではないかと。照射角度と撮影距離を調節して、ホヤの中を明るくした上で撮る作戦ですね。
これ、次回の課題生物にしようかな。青いホヤを片っ端から覗くだけだから自力でも探せそうだし。
来る総選挙後は、自民党中心の政権樹立という運びになりそうな気配です。中には自民党で単独過半数なんて予想も出てますね。
なにしろ「民主党には懲り懲りだけど、他も頼りないので消去法的に自民党かな」という人が多いみたいで。でも、本当にそれでいいのかなって気もします。だって「仕方ないから自民党」みたいな投票行動を取ったら、多くの人が抵抗感を感じている原発や消費税の増税にも賛成したことにされるのだから。
そりゃ財政に余力があり、かつ原発事故の前だったなら、自民党に任せるのは良策だと思うけど…。
今度の政権交代にからみそうな各党への私の寸評は以下の通り。
民主党・・・・・・論外。能力不足が露呈した嘘つきな「自民党の劣化コピー」
自由民主党・・・・根っからの浪費体質。大借金と巨大利権の構造、しがらみを作った張本人
公明党・・・・・・自民党の小粒なオマケ集団。議席の補完勢力
日本維新の会・・・理念を捨ててでも勝馬に乗りたい代表代行と自民系老人の政略結婚の所帯
みんなの党・・・・政略結婚を選んだ維新の会の代表代行の内縁の妻(今でも本命)
日本未来の党・・・急速培養された発育不良の大型新人
まあ、長年政権を担った自由民主党には安定感を感じるのは解らなくもありません。戦後日本の良い時代はずっと自民党の政権だったので。でもそれは高度成長期の溜めがあったからできたこと。潤沢な財源をたのんで利権、利益誘導で身内の繁栄を呼び込みつつ、反対の声を押さえ込めたから上手くいってたわけです。
そのスタイルが体に染み付いているので、政権に返り咲いたらまた借金を増やしてくれるのでしょう。自民党には業界団体をバックにつけた立候補者が大勢います。このまま下馬評通りに選挙で大勝ちするなら組織票が入ったのでしょうし、当然ながら当選した議員は支援団体の意に沿うべく活動します。
そうして新政権に近しいところだけは瞬間的に潤うかも知れません。経団連の加盟企業などは優遇されるのでしょうが、その一方で「金融緩和に踏み切っても思ったほど経済が活性化せず、消費税を上げては経済を冷え込ませ、膨らんだ借金の利息を返すためにまた借金ならぬ増税を急ぎ…」という悪循環に陥るのが目に見えています。原発の再稼働も、政財界の利権を守るべく、なし崩し的に進められるのだろうし…。
いや、自民党も下野を機に変わっていれば話は別ですが、総裁ですら安倍晋三の返り咲きという有り様。これがせめて堅物の石破総裁だったなら「自民党も少しは変わったのかも」と思えたのですがね。
だいたい過去にも小泉郵政選挙で大勝した自民党政権が阿倍→福田→麻生と続いて政権の座から転落し、やはり大勝した民主党政権も鳩山→菅→野田と続いて行き詰まりました。ここでまた自民党を大勝させてしまうと参院選で揺り戻しが起きて国会運営がギクシャクし、意固地な政権が強行手段に出て、さらに国民の間に不信感がつのって…というパターンが繰り返されそうな気がします。皮肉にも、議席を持ちすぎると、かえって政権運営に支障をきたすわけです。
よって、今回は自公だけでは過半数には少しばかり足りないってぐらいに留めるのが絶妙なバランス感覚ではないかと。もちろん狙ってできることでもありませんが。
ああ、自公で過半数に達し、維新の会が袖にされ、凋落著しい民主が無視されるさまは、それはそれで見てみたい気もしますが…。
さしあたり私の小選挙区の立候補者は民主・自民・共産・みんなの4名のみ。もちろん共産党という選択はないので、みんなの党しか残ってないや…。
さて、比例区の投票先はどうしようか。決め兼ねている人にはこんなサービスもありますよ。
マクタンでの課題生物の2種類目はコガラシエビ。9月にリロアンのナイトダイビングでも見たけど、あの時は直前にEye-FiカードがイカレてD7000カメラが共倒れして撮り損なったのですよね。
まあ、このエビもマクタンでは普通種とのこと。よって過去にも見せてもらっているらしいのですが、記憶に無いし、少なくとも一眼レフに持ち替えてからは写真に撮っていないのでリクエストしました。
ただし、これが探すとなかなか見つからないものですね。 それでも二日目の最後のダイブで発見。無事写真に収めることが出来ました。
構図もまあまあ狙ってた通り。頭部を斜め正面から撮りたかったのですよね。
ちなみに理想的な絵はこんな感じです。
ついでに別アングルの一枚を。
いよいよ今日、総選挙が公示されます。今回は難しいですね。やや収束したけど、何だか弱小団体が乱立するプロレス界みたいだし。
かくゆう私も支持政党がないので、なるべく自分の考えに近い党、候補を選ぶしかありません。
で、私のスタンスはこんな感じ。
脱原発依存 | ○ |
TPP交渉参加 | ○ |
消費税増税 | × |
脱原発路線は歓迎。何かと問題の多い原発を騙し騙し使うより、原発の廃炉技術および、石炭、地熱、潮流、メタンハイドレートといった代替エネルギーの開発にシフトする方が健全です。それらは国産できるし先行技術の輸出も可能なので。
また、TPP交渉には「課題が多くとも参加した上で国益を損なわないように立ち回るべきだ」という意見。何よりも経済を回すことが重要なので。そんでもって、もし呑めない話ばかりなら、ちゃぶ台ひっくり返して帰ってくればいいと。そうなれば争点は「ポストTPP」に移るかもしれないので、まずは米国がどんな無茶な要求をしてくるのかを聞いて晒しましょうよと。
そして消費税の増税には絶対に反対。再来年度からの増税は、例えるなら「元気玉を序盤戦で使うような話」。そう、ドラゴンボールのあれですね。みんなから少しずつ元気を分けてもらい、それを攻撃力に変えて相手にとどめをさす必殺技の。
この場合の日本の敵は言うまでもなく財政赤字。ただし、高齢化と少子化が進み人口も減るので、どんなに上手くやったところで向こう数十年か、あるいは百年以上もかかる長い戦いになります。だったら失われた20年とやらを勘定に入れても今はまだ序盤戦かせいぜい中盤戦に指しかかったところ。ここで必殺技を使ってしまってどうするんだと。
消費税が安定財源で何かと理に適っている点は認めます。でも、使うタイミングは今ではありません。
一撃必殺の元気玉も、格闘術やかめはめ派級の小技を重ねてから、ここぞというタイミングで繰り出さないことには敵を倒せないばかりか、こちらが疲弊して次の一撃も小さくなってしまいます。残念ながら、この戦いにはドラゴンボールも仙豆もないのだし。
民主党政権が通した消費税増税法案は経済成長率の条件付きと言われていますが、あれは数字が達成されなければ上がらないのではなく、施行を停止する法案を通さなければなし崩し的に税率が上がる仕組みになっていたはず。仮に来年後半に政治が混迷していれば、どんなに経済状況が悪くとも自動的に再来年春の増税が実施されてしまいます。
というわけで、今回は元気玉(消費税増税)を温存し、まともな持久戦を戦う気概がありそうな投票先を選ぶつもりです。差し当たり早く元気玉を打ちたくてうずうずしている民主党と自民党は×かな。
ちなみに私の考えでは、消費税増税の代わりにやるべきことは「規制緩和による経済活性化の促進」です。これしかないでしょう。
先週末、セブのマクタン島で6ダイブ、計6時間半ぐらい潜ってきました。ちなみに水温はこの時期でも28〜29℃あります。
当初は今週の木曜日から行こうと思っていたものの、気が変わって一週間前倒しに。これが正解でした。なにしろ今週半ばには930hPaという強烈な台風がセブを横断しそうなので。今週末の海は濁りとうねりがたっぷり残っていることでしょう。
◇
というわけで、しばらく今回の旅の成果を紹介していきます。
まずはアナモリコシオリエビアナモリチュウコシオリエビ、通称「ロボコンエビ」です。
「穴守り」の名の通り穴居性で、普段は両手を穴の外に出しているものの、フラッシュ光を当てるとこの通り穴に引っ込んでしまいます。