WiMAXの不便なところ

昨日、レンタル中のWiMAX端末URoad-7000を外に持ち出してみました。行き先は多摩動物公園。私のカメラ練習のフィールドですが、期せずしてそこで拙い現象に出くわしました。URoad-7000に接続しているiPhoneはWiMAX圏外に出ると通信がまったくできなくなるのです。

多摩動物公園内はまだWiMAX圏外でした。つまりURoad-7000は繋ぎ先がないわけですが、iPhoneはURoad-7000には繋がるので画面上部に電波強度をMAXで表示します。そのため一見すると良好な通信可能状態に見えるものの、実際にはWiMAX網から隔絶された状態。それでもiPhoneは電波強度の良好な既知のWi-Fiルータを見つけたので手放そうとはしません。

結局、URoad-7000の電源を切るかiPhone側の設定でWi-Fiをoffにして3Gに戻さないことには一切のデータ通信ができないということに。それって面倒ですよね。

もっともURoad-7000は約1年前の機種なので、URoad-8000やWMX-GWMRといった最新端末ではどうかは解りませんが、改善は見込み薄でしょうね。どちらかというとiOS側の問題のような気がしますので。Appleにリポートしておこうかな。

WiMAX Wi-Fi モバイルルータ URoad-8000


I-O DATA モバイルWiMAXルーター WMX-GWMR

WiMAXって遅いなぁ…

WiMAXのレンタル機が到着。

レンタルWiMAX

さっそく試してみました。

セットアップは実に簡単。WiMAX端末の電源を入れ、Wi-Fi機器から接続するとWPAキー(パスワード)を訊かれるのでWiMAX端末に貼ってあるシールに書かれた数字を入力するだけ。

で、結論から言うと、結構遅いですね。XTREME SPEED TESTというiPhoneアプリを使ってスピードを計ったところ残念な感じで。

下り速度40Mbps(ベストエフォート)とのことでMAX10Mbpsぐらいは出るかなと思っていたのですが、私の自宅では何度試しても3Mbpsがやっと(日曜日の午後や夕方の場合)。フレッツ光をWi-Fiで使った場合、7〜8Mbps出ているのに。

スピードテスト結果1
WiMAX(左)とフレッツ光(右)

と、ここであることに気付きました。私のiPhoneは3GSなのでIEEE 802.11 b/gにしか対応していません。なるほど、有線なら50Mbpsほども出ているフレッツ光です。Wi-Fiだからといって7〜8Mbpsってことはないでしょうから。

ということでiPad 2で仕切り直し。こちらはIEEE 802.11 nに対応しています。結果はこう。

スピードテスト結果2
WiMAX(左)とフレッツ光(右)

これなら満足はしないまでも一応納得かな。

それに一番肝心なのは使用感。フレッツ光とは比べるべくもなく、遅いときは10年前のADSLを使っているような感じですが、まあ、ナローバンドによるある種のスローライフもいいかなと。私はあまり動画は見ませんし。

というわけで不満は多々あるものの、フレッツ光を解約してWiMAXに乗り換える覚悟ができました。時速300km/hで走れる車みたいなサービスは私には不要です。

WiMAXの速度も次第に改善されていってくれればと期待します。