iPhoneは時限爆弾である説

いや、iPhoneが爆弾になるということではなく、そう遠くない将来、市場である種の破壊力を発揮しうるのではないかという話です。

最近、とある著名なITジャーナリストの談として、昨年のiPhoneの国内販売数は、docomoの売れ筋機種1位~5位の総数とauのそれの合計よりも多く、今年はもっとハイペースで売れているのだと聞きました。Softbankは数を公表しませんし、それが本当かどうかは私には確かめようがないのですが、確かにそんな感じの爆発的なヒット商品になっている気がします。電車内でもiPhoneを手にする人をやたらと見かけるようになりましたし、私の周りでも古くからのdocomoユーザでiPhoneは買いそうになかった人までが買っていますので。毎月発表されるSoftbankの純増数の大半をiPhoneが占めているのではないかとも思います。

ならば、この先Softbankのインフラが改善され、何らかの手段で赤外線通信やおさいふ機能やらが実現されようものなら、これまで2台持ちで様子を見ていた人が、いよいよ堰を切ったようにiPhoneオンリーに切り替え始めるんじゃないでしょうか。

だとすると、docomoやauは後退戦を余儀なくされるかもしれません。まあ、だからこそSoftbankを含む三社ともスマートフォンに注力してきているのでしょうが。2台持ちでもiPhoneを止めてガラケーに戻る人はあまりいないでしょうから。

でも、このiPhoneの売れ行きは、将来の勢力図の塗り替えに大きな力を発揮しうるのではないかと思えてきました。