飛行機で便利なグッズ

先日の旅の直前にこちらを買いました。家電量販店で280円。

ヤザワ 航空機内用変換プラグ TVR11BK

飛行機のヘッドフォンジャックで自分のヘッドホンを使うためのアダプタです。これがあるとヘッドホンを回収された後もしばらくは座席エンターテイメントを楽しめます。

というのも「あと数分で映画のクライマックスが終わるのに…」というタイミングでヘッドホンを回収されてしまうパターンが多々あるので。映像が終了するのは少し後のことが多いし。

まあ、シートの二股のジャックのどちらかの穴に自分のヘッドホンのプラグを差せば、モノラルながら音は聞こえるのですがね。

ANAマイルが目標に到達

先月末の時点で私のANAマイレージが19,839まで貯まりました。切りの良い2万まで200弱。だったらさっさとクリアしたいところです。 そこで思い出したのが7月に行ったレンベ。シンガポール航空はANAマイレージの提携航空会社で、そのマイレージの事後申請がまだだったなと。

来月半ばを過ぎると権利が消滅するところでした。eチケットも捨ててなくて良かった。搭乗券の半券じゃ申請できないみたいだし。危ない危ない。

ANAのWebサイトで申請して待つこと約3日。何気なくANAのWebサイトを見ると24,475マイルという表示。無事4,636マイルが加算されていました。プレミアムポイントってやつらしいです。ANAで行ったときの80%ぐらいですかね。 さて、私の普段の行動範囲内の航空券に替える際に必要なANAマイルはこの通り。

  Lシーズン Rシーズン Hシーズン
東京 ⇄ 福岡 12,000 15,000 18,000
東京 ⇄ 沖縄 14,000 18,000 21,000
東京 ⇄ マニラ 17,000 20,000 23,000

これがジャカルタやホノルルだと必要マイルが35,000〜で、ちょっと現実味が薄れます。私のペースでは満足に貯まる頃には古い分から失効していきそうだから。シンガポールやバンコクなら30,000〜だけど、そこから更に飛ばないとダイビングは難しいところです。

これまでだと消去法的に沖縄でした。福岡では距離的に損した気になるし、マニラへのANA便は往路が成田17:30発(マニラ21:30着)、復路がマニラ09:45発(成田14:55着)と非常に不便な時間帯だったので。

先々月、アニラオで合流した連れが往復ともANA便利用でした。往路はリゾート到着が深夜、復路はマニラで1泊。もちろんフィリピン航空よりサービスは上だけど、それって良いんだかどうなんだか…。

でも、来春からは羽田9:55発(マニラ13:30着)が飛びます。フライト時間も3時間半で成田発のグアム・サイパン並です。だったら断然マニラですね。

先日までは成田9:30発のマニラ便があるJALが羨ましく、ANAよりJAL優先でマイルを貯めた方がいいかと迷うこともあったけど、転ばなくて良かったぁ。羽田便の方が断然楽なわけだから。今の私はパラオ(JALのチャーター便がある)にも用がないし。

ANA-HANEDA ダイビング貯金が尽きた私はすぐにでもマイレージを使って潜りに行きたいところですが、春まで我慢します。 それにしても7月に噂されたANAとフィリピン航空(PAL)の提携話はどうなったのでしょうね。あれっきり進展したとも破談になったとも伝わってきません。その話も良い形でまとまって、ANAのマイルでPALに乗れるようになれば尚いいんだけどな。あるいはPALに乗るとANAのマイルが貯まるとかでもいいし。

フィリピンには羽田からANAで行くべし

ANA B767_300待ちに待ったANA国際線の新路線が発表されました。そう羽田空港発着です。

個人的な注目はマニラへの便。往路が羽田9:55発(マニラ13:30着)で復路がマニラ14:40発(羽田19:55着)。もっと微妙な感じになるかと思ってたけど、何というか考えられないほど素晴らしい時間帯でした。これ最高です。就航開始は3月30日とのこと。

ちなみに現在のANA便は成田17:30発(マニラ21:30着)、復路がマニラ09:45発(成田14:55着)。地方に飛ぼうにも往復マニラで一泊ずつしなければならないし、地続きのアニラオに行くにしてもリゾート到着は深夜を回り、現地出発も未明という強行軍。

よってこれまでマニラ行きにはフィリピン航空を利用していました。往路が成田9:30発(復路20:00着)です。でも、これに乗るには自宅を5時過ぎに出ないと間に合いません。それがほぼ同じ時間帯のフライトなのに1時間ちょっと遅く家を出ればよくなります。早朝の1時間って大きいですよね。

しかもANAはマニラ空港(ニノイアキノ空港)の第3ターミナルに着きます。第3は本来LCC用のターミナルなので、セブパシフィック航空やPAL ExpressといったLCCに乗り換えれば地方都市に安く行かれます。というかセブ以外の地方都市にはフィリピン航空といいつつも傘下のPAL Expressとの共同運航(第3ターミナル発)だったりするので、日本からはむしろフィリピン航空(第2ターミナル着。第3ターミナルまでは車で10分ほどかかる)で行くよりも有利です。

そうして行かれるはずだったレイテ島のタクロバン空港は例の台風30号によって壊滅したまま。何とか早い復旧を願いたいものです。

てなわけで、来春からフィリピン行きにに成田空港を使うのはセブへの直行便に乗るときだけになるかな。

恐るべし中国人

かつてシパダン・マブールは西欧人、具体的にはドイツ人やイタリア人のダイバーに人気の場所でした。それと日本人と。

おう、三国同盟がそろい踏みだ。たまたま趣味趣向が似ていたのかな。

マブール島のリゾート各社は2004年にシパダン島のリゾートが全閉鎖となり移設されたり新設されたものですが、当初は客の9割程が西欧人、残りが日本人というのが一般的な構成だったそうな。うん、3年前にカパライに行った際もまだ多くの西欧人ダイバーを見かけました。

でも私が2年前にボルネオダイバーズを利用したときは8割が中国人、残りが日本人で西欧人は皆無。たまたまかもしれませんが。

で、今回シパダンウォータービレッジでも、やはり7割ぐらいが中国人。残りが日本人10名ほどとイタリア人が二人。

シパダンで潜るゲストは1本目の前に現地の詰め所でレジストレーションの名簿に記名するのですが、名簿はあまり埋まっていませんでしたね。シパダン島のビーチには休憩用のテーブルとベンチがたくさんあり、かつては西欧人のダイバーで埋め尽くされていたものですが、今回はほんの10人かそこらしか見かけませんでした。明らかに彼ら彼女らの足が遠のいています。理由は言うまでもなく中国人客の増加の影響でしょう。

私たちが馴染みになったイタリア人カップルのEMAさんとMONIAさんも辟易してたし、どうやら西欧の人たちにとって中国人のマナーや食事風景は自分たちとは異質で堪え難いものらしいです。

シパダンウォータービレッジの食堂
この雰囲気のいいシパダンウォータービレッジの食堂が、ガサツな中国人で埋め尽くされていました

例えば全員ではないけど水着のまま食堂にやってきたり、ブッフェでは決まって食べきれないほどの料理をごっそり持っていき、大騒ぎしながら食べ散らかします。さすがに食べかすを床に落とすことまではしていませんでしたが。

それに中国人は列に並ぶということをしないのですよね。順序よく並んだ我々の列にわずかな隙を見つけては当然のように割り込んできます。

それでも2年前のボルネオダイバーズの中国人ダイバーは20〜30歳代で国際感覚を身に付けた上品な人たちばかりだった印象ですが、今回のSWVにはいわゆる三世代、一家総出の家族連れなんかも。それからカップルなのか何なのか、よく解らない人たちとか。彼ら彼女らはダイビングではなく、シュノーケリング(ライフジャケットを付けた)で大はしゃぎしていました。

中には旅行会社が連れてきたと思しき新郎新婦風の男女とカメラマンなど。あるときなどはウエディングドレスを着て海に入っていたなぁ。

推測するに、近年の経済発展で裕福になり仕事や留学で外国を見知った人たち以外までが大勢詰めかけるようになって、彼ら彼女らは外国でも自分らの習慣を押し通すものだから、それがストレスになる西欧の人は来なくなっちゃったと。欧州からマブールまでは飛行機を乗り継いで24時間かそこらかかるらしいですしね。

そりゃ、腕利きのダイビングスタッフも次々と辞めていくわな。

中国も経済発展のペースは鈍化しているし、いずれ政変が起き、国の体制が安定しないときが来るかもしれませんが、だとしても今裕福な人たちは外貨なり海外に資産を逃がしているだろうから、やはり将来もお金持ちでしょう。自国の習慣が外国で疎まれていることに気付くこともないかも。ってこてとは中国人に狙われたらそのリゾートはアウトか…。

リゾート側はまさか「中国人お断り」なんてこともできないわけで、シパダン方面はこの先行くにはちょっと厳しいように思えました。中国人恐るべし。

シパダンウォータービレッジと競合他社

先日のマレーシアではシパダンウォータービレッジ(Sipadan Water Village。以下、SWV)を利用しました。私にとっては3箇所目のマレーシアのダイビングサービス一体型リゾートになります。ちなみに1箇所目はシパダンカパライダイブリゾート(Sipadan Kapalai Dive Resort。3年前。以下、カパライ)、2箇所目がボルネオダイバーズ・マブールリゾート(2年前。以下、ボルネオダイバーズ)。毎回同じ時期です。

この中で独断でランキングを付けるなら、こんな感じになります。

《ダイビングの充実度

1.カパライ
2.ボルネオダイバーズ
3.SWV 

カパライはSWVと似た無制限ダイブのリゾートですが、ハウスリーフの充実ぶりが素晴らしかったのですよね。桟橋からエントリしてちょっと行くとカクレクマノミとイソギンチャクがわんさか。当然エビやウミウシも。あるいはコショウダイの群れやタマカイも見られます。まだ様相が変わってなければいいけど。

今回、カパライのハウスリーフにはボートでアプローチしたため桟橋近辺は確かめられず。深いところに1m級のタマカイはいましたね。

ボルネオマブールリゾートはダイブセンターが沖に突き出ていて重たいカメラを持って往復するのがしんどいけど、SWVよりはたくさんの生き物を見せてくれました。シアミル島への遠征ではピグミーシーホース(デニス)なんかも。やっぱ一日は非シパダンの日を作ってもらわないとな。

ピグミーシーホース(デニス)
ピグミーシーホース(デニス)

ダイビングサービスの質

1.カパライ
2.ボルネオダイバーズ
3.SWV  

カパライは到着日のオリエンテーション前後にスタッフがボックスかごで各人の機材を集め、到着客が昼食をとっている間にダイブセンターに運んでセッティングまでしてくれます。最終日は機材を洗って干してもくれました。ボルネオダイバーズとSWVはほぼセルフっぽいですね。頼めば機材運びもやってくれるけど、そんな程度です。

ボルネオダイバーズ対SWVは甲乙つけがたいけど、ダイビングセンターにカメラルームがあるボルネオダイバーズの方が上等です。まあ、SWVもマブール側のお部屋に泊まっていれば苦はないけど、シパダン側からだとけっこう遠いのですよね。

お部屋

1.カパライ
2.SWV
3.ボルネオダイバーズ

ボルネオダイバーズ・マブールリゾートは島の陸地に建てられたリゾートで、客室のベッドに毒蟻が這い上がってくるのですよね。あれに噛まれると痒みを伴う痕ができて何日も引かないし。

帰国して薬局で買った虫刺されの薬を塗ってようやく治まりました。薬剤師さん、私が蟻に噛まれたと言うと驚いてたなあ。

さすがにSWVの水上コテージに毒蟻は来ないけど、蚊の類いはたくさん飛んできます。無害そうな蟻もちらほら。所詮は島の浅瀬に建ったコテージてすね。

その点、カパライはまったくの沖合いの砂州に作られたリゾート。虫を気にする瞬間は皆無。ベランダで海風に吹かれながら夜を明かしても構わんと思えるくらいでした。

また、同じ水上コテージでもカパライの方がグレードが上。お向かいがないので素っ裸でもベランダに出られます。でもSWVでは無理。通路や別の部屋から丸見えだったりするので。

加えてSWVはツインベッドですがカパライはトリプルベッド仕様。SWVがシャワーのみなのに対してカパライのバスルームにはバスタブまでついてます。

その代わり、一人部屋料金はSWVよりも高かったはず。二人なら追加料金はないので二人以上で行きたいところです。

カパライのお部屋
カパライのお部屋はトリプルベッド仕様で広々してるし…
カパライのバスルーム
バスルームの窓際にはバスタブも。もちろんオーシャンビュー。別途シャワーもあります

しかもカパライのコテージ下には時折海亀か来て、「ブハー」と息継ぎしたりしますが、SWVでは小魚が見られる程度。せいぜいヤガラやダツが来ればいい方です。そこは沖合と島の違いですね。

食事

1.カパライ
2.SWV
3.ボルネオダイバーズ

どこもビュッフェ形式ですがボルネオダイバーズは総じて油っこい料理が多かった印象。それと比べるとSWVは無難な印象だけどやや単調なのでカパライの方が上ですね。メニューがより豊富だし、食堂が常時解放されていて冷えたジュース(水やコーヒーと同じく無料)や小腹塞ぎ用のワッフルなども常備されていたし、ダイブセンターと客室の中間にあって立ち寄りやすくできていました。SWVの食堂は食事の時間以外は入れないし、ダイブセンターとも客室とも離れたところにあります。

てなわけで、以前から何となくカパライとSWVは同等のダイビングリゾートだと思ってたけど、SWVも使ってみたら、どこをとってもカパライの方がグレードが上でした。カパライ、あれから変な風に変わってなければいいけど。

私が仲間から相談されてカパライを勧めても、なぜかSWVを使う人たちが多いのですよね。かつて日本人スタッフが常駐していたこともあって「同じような水上コテージだったらSWVの方が使いやすいかも」という印象を抱くのかな。 でも、素直にカパライにしておけば、すべてにおいてもっと上のリゾート体験ができるのに…。

ああ、でもSWVがいいところもありました。人なつっこい猫が数匹いて、たっぷり遊んでくれることです。猫好きにはたまりません。

同じくボルネオダイバーズには敷地内にミズオオトカゲが出ますね。トカゲ好きにはたまりません。こちらは近づくと尻尾で容赦なく打たれますが。

それと、カパライのハウスリーフは少し沖に行くと水深が軽く30mを超えるので、セルフダイブの際はマブール島のときよりも少し条件が厳しくなります。「セルフをのんびり楽しみたい」ってことなら比較的浅いSWVの方がいいでしょう。

まあ好き好きだし、最初に利用したリゾートがしっくり来るって人が多いかも知れませんが、私がまた行くなら断然カパライですね。