最近、気に入っている漫画が『ばらかもん』。なぜかというと私の原体験に通じるところが多いので。アニメは方言のイントネーションが私の記憶とはけっこう違うけど。
作者は五島在住だそうで、ときおり福江空港が出てくるけど私も長崎県福江市(現五島市)の生まれです。その後、4歳まで若松島で過ごし、長崎市内に引っ越した後も10歳ぐらいまでは毎年夏休みに訪れていました。
ちなみに五島に縁のある有名人としては野茂英雄氏(父親が五島の出身)やオカダカズチカ氏(幼少の頃住んでいた)などがいます。
よって、ばらかもんの郷土描写には思い当たることも多々。例えば、かんんころもち。サツマイモともち米が原料で、見た目は粘土の塊。12巻あたりで桐恵さんが生で齧るシーンがあるけど、そんなことをしても美味しくないです。ちゃんと炙ってから食べないと。
ミナという貝もよく食べていました。磯に行くといくらでも獲れるので、バケツいっぱいに持ち帰ったら、塩ゆでにしてマチ針や爪楊枝でほじくり出して。これが美味いのですよね。今食ったらもっとイケるだろうな。焼酎のあてにして。
他にも五島はイカやアワビの名産地です。私は生後3ヶ月ぐらいから父親に新鮮な刺し身を食べさせられてきたそうで、私が貧乏性ながら妙に魚介類に対して舌が肥えているのもそのせいでしょうね。
そして確かにお盆には墓場で花火をしてましたね。沖繩ではお墓でピクニックするらしいけど、五島では花火です。落下傘花火を飛ばして獲得競争をしたりしてたなぁ。
いやぁ懐かしい。五島の海は沖繩よりも奇麗だという人もいます。もちろん亜熱帯のサンゴ礁はないけど豊かな海です。母の実家ももうないのだけど、ダイバーとして、いつかまた行きたいものです。残念ながらマクロの海ではなさそうだけど。