アフターサービスがすばらしいアロハシャツのお店

先日、とある展示会に説明員として駆り出されました。私にとってはめったに無いことで、もはや着慣れないスーツは着たくないし、なるべくならネクタイも。そこで今回はかりゆしウエアを着ることに。いわゆるアロハシャツだけど沖縄では正装です。実際、最近の沖縄ではビジネスマンが普通に着てます。喪服だってちゃんとあるし。

その展示会は東京開催なので沖縄の正装だからなんだって感じだけど、私はちょいちょい「沖縄の方ですか?」と訊かれますしね。どちらかというと縄文顔だし(いや太平洋の海洋民族風かな)、名字が「与」で始まるからそう思うみたい。与那嶺、与那覇、与儀、与根、与勝などですね。

沖縄アロハシャツファクトリーのシャツ
もちろん私が着るとこんなにかっこよくはならないけど

ただし、国会議員が初夏の国会で着てそうなのは避けたいし、かといっていかにもアロハっぽい派手な色柄ものってのも厳しいので、楽天で沖縄アロハシャツファクトリーのこちらを1着購入。送料込みで 8,575円。

これなら遠目にはワイシャツっぽいかと。もちろん花柄な上に裾を出して着るから明らかに違うのだけど、解る人だけ解る感じ。まあビジネスマン相手のイベントではなかったから。

さて、展示会初日に着用し、さらっとした着心地と白地に白のプリントが気に入った矢先のことです。前の晩に洗濯し、翌朝二回目に着た際に下から二番目のボタンのすぐ横を縦に4cmほど破いてしまいました。指が引っかかって思いのほか力が入ったのか、たまたま生地がくたびれていたのかは解りませんが、ともかくショック大。そこそこいい値段したのに…。

「もう返品も利かないよな。一回着ちゃってるし洗ってるし…」と思いつつ販売店にメールで相談してみたところ、「補修はできないと思うけど、ともかく送ってくれ。新品と交換するし」といった感じの返答。感激です。

購入したてだったし、この手のシャツってボタンを留める際にそうそう破けたりしないから、たまたま痛んでたかもと先方も思ったのかもしれません。

交換してもらえるなら願ったり適ったり。でもまずいことに東北楽天ゴールデンイーグルスの日本シリーズ制覇に日程がかかり、あろうことかセール対象製品になったため、あっという間に在庫切れ。再入荷の予定もないとのこと。残念。

でもね、そこは手厚アフターサービスを提供してくれるお店。姉妹ブランドの姉にあたる「PAIKAJI」の似たデザインのものに差額なしで交換してくれるとのお申し出。本来の価格は倍ぐらい違うし、この際なのでありがたく受けさせていただきます。

ただし白×白は在庫切れ。残っているのはパープルかブラックとのこと。迷わずブラック…といきたかったけど、ここはパープルにしました。せっかくなら明るい方がよかろうと。普段着ない色は気分転換になるから。

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ちなみにPAIKAJIはワンピースアロハなんかも出しているブランドです。ルフィと同じでおしゃれはしない私には価格面でなかなか手がでないけど、こんなに手厚く応対してもらったから、この先、何着か買い集めたくなりましたよ。

PAIKAJIのワンピースアロハ
沖縄の国際通りのお店で展示されているワンピースアロハ

アニラオツアーの収支

セブの馴染みのショップに聞いたところでは、ここのところのセブでは日本人観光客が激減しているようです。先月のボホール地震の影響ですね。まだ余震もあるらしく、セブ&ボホールの観光業はキャンセルも相次いでいて年内は厳しそうだという話です。

ならばかえって狙い目でしょう。きっと大歓迎してくれるから。地震慣れした我々関東在住者は少々の揺れにも動じませんしね。ただ、現地の建物が耐震構造になっていないのだけど…。


先月のアニラオツアーの予算は4泊5日8ダイブで8万円(成田空港との往復のバス代は除く)だったけど、ちょっと足が出てしまいました。

まずは航空券。フィリピン航空のマイレージを使ったので燃油と諸税で16,540円。マニラ便ほセブ便よりも飛行機が大きいので出発1ヶ月前でも余裕で取れました 。

そしてリゾートの料金がこちら。

パシフィコアズールリゾートのレシート
ドリンクはサンミゲルの小瓶3本だけ。連れが酒瓶を3本持ち込んでいたので

レシートに自身が潜ったダイブサイト名が日本語で記載されるのは良いサービスですね。常駐ではないフィリピン人ガイドに後から訊くのは難しかったりするから。

ジプニー
ジプニーってのはこれ

ちなみに「ジープシェア」とはジプニーという現地の大型タクシーです。台風の影響でリゾートの前にボートが着けられず、少し車で移動したところからボートに乗り降りしたので、その代金が人数割で加算されています。

ダイビング費は1ボートダイブが3,000〜3,500円。8ダイブの予定だったものの計11本潜り、内3ダイブはニゴニゴのしょぼいダイビングだったけど、まあそれは台風だったので仕方ありません。「これならパスすればよかった」なんてことは、潜ってみてから思うことなわけで…。

唯一高いと思うのは送迎の4,500ペソ、1万円ちょっと。マニラ空港からアニラオまでは車で約2時間半。片道5,000円はずいぶんな料金ですが、有料高速道路を2本利用するとそんな金額になるのかな。その辺りはよく解らんです。自力で手配するのは難しそうだし。

結局、飛行機+送迎+リゾート滞在+ダイビングの合計が約9,1000円。マニラ空港の出国税を合わせて92,300円ってとこか。まずまずでしょう。

もしマイレージなしで行くなら+44,000円ほど。同じ4泊5日で11ダイブだと13万円コースですね。その場合は旅行者のパックツアーと比べた方がいいかも。

ちなみに現地で一緒に飲む機会が会った某ダイビングショップの名古屋方面からの3泊4日ツアーは17万円ぐらいだそうな。私にはちょっと出せない金額です。

フィリピン航空ったら

私は毎年3〜4回フィリピンに渡航します。目当てはもちろん妖艶な女性とのセクシャルなナイトライフ…ではなく水中写真の撮影。なにしろ沖縄あたりと比べてもマクロ生物の種類と生息数が圧倒的に多いので、マクロ写真の修業にはうってつけです。移動も往復1日ずつで済むし。

さて、先日のアニラオ行きで乗ったフィリピン航空(PAL)は往復とも新しめのB777でした。トイレの壁が鏡張りのタイプ。しかも機内Wi-Fiを導入してある機です。フィリピン航空の機内Wi-Fiサービス

シートポケットの案内紙を見るとWi-Fiサービスは有料とのこと。最低料金は$5(30分)。まあ良いでしょう。飛行機のエコノミー席からFacebookに機内食の写真でも上げればちょっとしたネタになります。

さっそくiPhoneでWi-Fiにアクセスし、アカウントを登録してログインしたら「15分無料」と表示されました。なるほど初回利用者向けのお試し価格なのかな。だったらなおのこと使わない手はありません。

「Buy Now」をクリックして先に進み、求められたクレジットカード情報を入力して確定ボタンをクリックしたもののエラー。後でアクセスしろという表示。とはいえしばらくたってから試しても結果は同じ。

感触的には機内のWi-Fiは動いているものの、外との通信が切れている状態のようでした。そのためクレジットカードの認証ができず先に進めなかったと。機内アナウンスではちゃんと「Wi-Fi使えます」と言っていたのですが…。

結局、往路で表示できたのはPALのWi-Fiサービスページ(おそらく機内サーバーで運用)に保存してある数本のニュース記事(英文)のみ。でもそれってWi-Fiが使えるとは言わんですよね。案内紙には「メールやSNSなどの軽い用途にどうぞ」とあるのだし、外にも繋がってくれないと。

で、復路の飛行機に至っては「当機ではWi-Fi使えません」だと。まあその方が親切かな。

でも、いかにもフィリピンって感じのサービスレベル。他にも、機内食を出した際や着陸態勢時も座席のリクライニングを戻せと言いません。

そのため前の座席に座っていた長身のオオバマ大統領みたいな黒人男性に自分でお願いしなきゃなりませんでした。まあ、彼は快く座席を戻してくれましたが。

スマホの充電に便利なUSB端子も終始使い放題。他所の航空会社だと、離着陸のシートベルトサインが出ているときは「何かあった際に避難の邪魔になるから抜け」と言われるところですが。

ほんでもって座席エンターテイメントの映画も突如液晶画面が固まったかと思ったら真っ黒に。私だけでなく周りを見渡すと全員の画面が同じ状態。そしてしばらく経つとペンギンマークと大量のメッセージ類が表示されました。Linuxで運用されているものの、あまり枯れていないのかも。

まあ、そこはフィリピンです。大目に見てあげなきゃな。

フィリピン航空の機内食
機内食。ようやくビールがサンミゲルになりました。 フィリピン航空はサンミゲルの子会社なんだから、こうあるべきです。 でも、他の人はColt 45(アメリカ産)だったり。 どういう仕入れなんだか…

リニア新幹線は要らんと思わない?

JR東海のロゴ発表から一ヶ月が経ち少し古い話題になったけど一応触れておきます。リニア新幹線の話、私は否定的です。壮大な無駄だと思うから。

批判にありがちな「外の景色が楽しめないからダメ」なんて言う気はありません。飛行機だってそうだもの。直ぐに窓の日よけを下げろと言われるし、上げたところでひたすら雲だから。

でも、諸々考えると、つくづくリニア新幹線には見込みがなさそうな気がするのですよね。

《時短効果》

一番のうたい文句に「品川から名古屋まで最速40分」などと言われているけど、途中の各駅に止まれば72分かそれ以上かかるそうです。停車時間に加えて減速と再加速が必要だから。でも、そうなると現行の89分〜よりも圧倒的に速いとも言えません。品川駅が地下深くに作られるならなおさらです。

また、神奈川から乗ろうとすると橋本は新横浜よりも都心から遠く不便です。

まあ、車両基地を造る関係で新横浜近辺にできなかったのだろうけど。

よってリニアはほぼ品川⇄名古屋のシャトルとして運用されるのでしょうね。結局、リニア新幹線による時短の恩恵を受けられるのは品川にアクセスしやすい人に限られそうです。

《ライバルは?》

東京⇄名古屋の移動に飛行機を使う人はほとんどいないので、リニア新幹線の最大のライバルは在来の新幹線にほかなりません。

しかもリニアが事実上の品川⇄名古屋のシャトルなら、その他の駅を基点にする乗客には無縁なわけだから、乗客数の面でリニアの方が分が悪い気がします。

例えば東京駅に近い人が名古屋に行く際、わざわざ品川に移動してリニアに乗ったりはしませんよね。同じく名古屋よりも西から東京方面に行く人もリニアに乗り換えたりはしません。

それに熱海や掛川、浜松なんかにもそれなりの乗降需要はあります。

ダイバー目線で言えば、大瀬崎(日本でもっとも多くのダイバーが詰めかける)に近い三島駅まで新幹線を使う人も多いのですが、内陸を通るリニア新幹線ではもちろん行かれません。まあ、ダイバーは全乗客の中のほんの僅かだけど。

人口は増えないこと、リニア新幹線が開通しても在来線は廃止できないことを考えると、リニアと在来で客を分け合えば、どちらが勝っても負けても運用コストが嵩み、結局は運賃に跳ね返りかねません。

《航空機との競争》

2045年には大阪まで伸ばすと言われており、そうなると飛行機との競争が現実味を帯びてきます。

名古屋までのリニア新幹線の運賃は現在の新幹線の800円増しを予定しているそうですが、それだと11,580円。一方、飛行機は早めに押さえれば沖縄へだって1万円以下で飛べます。この傾向は向こう30年間でますます進むのではないかと。

なにしろ飛行機の操縦やらメンテナンス(ローカルルールは加わるかもしれないけど)やらは世界共通。外国人のパイロットを連れてくることも容易ですが、リニア新幹線は日本独自のものなので、運転手や整備士の人件費の面でもなかなかコストを下げられないはずです。

それに、リニアって早い話が「飛行機並の速度で走る地下鉄」。高速走行は爆音を伴うので地下を掘って通すか、地上なら防音壁のチューブ内を走らせる必要があります。当然、建設コストは莫大で、かつ運用には全区間のトンネル内(リニアの場合「線路」でいいの?)のメンテナンスが常に必要です。

大気の整備なんかいらず、空港さえ造って維持すれば運行できる飛行機とはコストに雲泥の差が出る可能性は大いにありましょう。価格競争の面ではリニア新幹線は飛行機には到底適わないはずです。

帰省ラッシュ時の「乗車率200%」なんて荒業はさすがに飛行機には無理ですが。

よってリニアが大阪まで延びることはないかも知れません。いずれにせよ何十年も先の話ですが。

《輸出の実現性》

「リニア新幹線は海外に売れるはず」という意見も聞きますが、どの国が買ってくれるのでしょう?

条件的には国土が広くて経済力があり、空路が十分に発展していないところでないと。しかも必要な電力は新幹線の3倍。整備や運用には日本人と同レベルのスタッフも必要です。

真っ先に思いつくのはドイツですが、意外や意外、生真面目で几帳面な印象のあるドイツ人も鉄道に関してはルーズなのだとか。ダメじゃん。

きっと文化の違いなのでしょう。鉄道は時刻上の正確性を求める対象ではないと。

先日、安倍総理は米国でニューヨーク⇄ワシントンDCにどうかと提案していましたが、アメリカは言わずと知れた飛行機大国。とっくにバス感覚です。もちろん要人やセレブはプライベートジェットだし。

他にはシンガポール?ドバイ?狭すぎます。ユーロ諸国横断?足並みが揃わなそう。

中国?確かに国土は広いけど、この先は政変もありそうで経済力が順調に伸びるとも限らないし、運用も無理でしょう。

ってなわけでリニア新幹線、技術的には文句なしに優れていても日本独自のガラケーならぬ「ガラテツ」になりそう。

いや、地上でも走らせられるよう爆音を抑えるべく速度を落とすなど、諸外国向けに運用条件を相当下げればすり合わせできるかも知れませんが、それなら高価なリニアではなくもっと枯れてて安価に導入出きる方式の方が受けはいいはずです。

今の新幹線ですら、海外にはなかなか売れないわけだし。

だいたい長距離の電車移動で10分、20分を短縮して喜んでいるのは世界中でも日本人だけです。

いや、もちろんリニア新幹線にも明らかなメリットはあって、例えば在来線のバックアップ目的では有用です。

この先、富士山の噴火や関東や東海地方の巨大地震も起こり得るわけだし。

それに悪天候下も運行できそうな点でも有利ですが、そもそも大雪やら台風直撃だと品川や名古屋まで辿り着くのが困難かも知れないわけで…。

リニア新幹線計画については「民間企業がやろうとしていることに口を出すな」という意見もよく聞きますが、本当にあらゆる条件をシミュレーションして計画を発表したのか私は怪しいと思っています。特に乗車率の面が。果たして在来線も残しつつ十分な利益を上げられるだけの乗車率を確保できるのか。実現にこぎ着けるために大きく数字を盛ってやしないかと。

リニア新幹線、14年後の開通、運行開始も怪しいところですが、走らせるほどに赤字が積み上がっていくものの、不採算でもJR東海は潰せないからと、今の東電のように政府が税金で支えるようなことにならないことを願うばかりです。

ホテル評(GRGホテル那覇松山)

いやあ、沖縄は台風ラッシュですね。昨日23号が抜けたけど24号も迫ってます。ほんでもってグアム近海には25号の卵も控えているという。今週も要注意だな。

まあ、今年の沖縄は夏に海水温が上がりすぎたし、存分にかき混ぜて冷やしていってほしいものです。


GRGホテル那覇松山の朝食ブッフェ
1日800円の朝食ブッフェの盛りつけ例。 右上は沖縄そば、スクランブルエッグの隣は島豆腐です

先日の那覇行きではGRGホテル那覇松山を使いました。理由は楽天トラベルの半額セールがあったから。一泊3,250円です。朝食を付けると+800円になっちゃうけど。

通常料金がちと高い分、近隣のリーズナブルなホテルの一般的な部屋よりは少し広いですね。スーツケースを広げても余裕でした。

GRGホテル那覇松山の客室
この通りシングルルームでも、スーツケースを広げてもまだ余裕があります

いや、過去クレシア泊(旧ラッソ泊)やピースランド(かつてはラフホテルだったそうな)でも妙に広い部屋に当たったことがあったけど、それはたまたまだった気がするし。

さて、GRGの設備は至って普通。最小限の要素は全て揃っていますね。冷蔵庫内に冷凍コーナーはなかったけど。

GRGホテル那覇松山の客室
その他の備品はこんな感じ。さすが今どきのホテル。コンパクトに収まっています

ただし、難点もあって、その一つ目はベッドサイドに電源コンセントがない点。長いケーブルがないと寝転がりながら充電しつつスマホを…ってことができません。

二つ目は外出時にカードキーをドア際の壁のホルダーから抜くと室内のすべての電源が落ちること。そのため帰ってくると毎回シャワートイレの待機水が冷えててウォーミングアップに15秒ぐらい待たされます。

それに、夜、飲みに出ている2〜3時間の間にiPadを充電しておくなんてことができません。

裏技としては、カードキーと大きさや厚みが同じヤマダ電機のポイントカードなどを差しておけば、電源を切らずにドアをロックして外出できます。何か起きたらまずいのでお勧めはしませんが。

それから、GRGホテルを使う醍醐味は、朝晩に出勤前後のお姉様方を見かけられることかな。場所が松山。周りにはキャバクラを始め、その手のお店がたくさんありますからね。

GRGホテル那覇松山の壁掛け写真
場所が場所だけに、壁の額もセクシー