TBSラジオCLOUDでは聞き漏らす

TBSラジオの番組がPodcastで配信されている頃、私はiPhoneに以下のプレイリスト(ステーション)を作っていました。

  • 朝の通勤電車用 :荻上チキ・Session-22、森本毅郎 スタンバイ!
  • 帰りの通勤電車用:たまむすび、荒川強啓デイ・キャッチ!

よって最初に一度だけ再生操作をすれば番組やエピソードをまたいで連続再生してくれたし、1.5倍速ならどちらも1時間前後で聴けて電車通勤時にちょうどいい長さでした。連続再生なので聞き漏らしもありません。

TBSラジオCLUDβ

でもTBSラジオCLOUDでは各エピソードを自力で一つずつ再生しなければならないので、3日目にはもうエピソードを聞き漏らすようになりました。今後も聴かないものが増えていきそうです。他局に良さげなPodcastが見つかれば、多分そちらが優先になるし。

TBSラジオCLOUDはいつまで持つだろう

関連エントリ:TBSラジオのアプリはこうするしかないな

ここ数日、私のこのblogへのアクセス数が急増しています。アクセス時の検索キーワードを確認すると以下のような感じ。

  • tbsラジオクラウド 使いにくい
  • tbsラジオクラウド 不便
  • tbsラジオクラウド アプリ
  • tbsラジオ 使いづらい
  • tbsラジオクラウド 保存

また、日本だけでなく各国からのアクセスも多いようです。

つまり、TBSラジオのPodcastは世界中で親しまれてきたけど先月いっぱいでサービスが中止され、TBSラジオCLOUDによるストリーミングに移行したものの、あまりに不便なので改善する方法はないか探しているのでしょうね。

TBSラジオCLOUD

差し当たりストリーミングの番組を簡単にダウンロードできれば不満もある程度解消されますが、サーバーがそれ用に設計されていないと無理でしょうね。

ならばラジオ聴取アプリで番組を丸ごとタイマー録音する方法でもいいかもしれません。不要な箇所は飛ばしながら聞くと。私が探した範囲ではiOS用アプリはなかったけどAndroid用のRazikoというアプリならできそう。諸々制約があるようですが。

というわけでTBSラジオにも苦情や改善要望が数多く寄せられていると推測します。もちろんコスト負担が理由で止めたのだから改善の目処が立たなければPodcast再開とはいかないでしょうが、そうは言ってもプレゼンスの低下も由々しき問題かと。経営者としては悩ましいでしょうね。せっかく他社よりも多大なコストをかけてPodcastによるリスナーを増やしてきたけど、その反動で皆がTBSラジオの番組を聴かなくなり、他局に流れるのは皮肉だし。

GoogleやAmazonやその他の企業がPodcast用のサーバーをもっと安価に提供してくれるのが理想だと思うけど、どうなのでしょう。

これが来たるべき未来だと思う

HP Elite x3という製品が近々発売されます。これ、未来の来たるべき姿だと思うのですよね。

HP Elite x3
HP Elite x3

HP Elite x3自体は高性能スマホですが、外付けモニタを繋いだドックに挿せばデスクトップPCに変貌します。WebやOffice系の軽い作業ではサクサク動くのでしょう。

HP Elite x3
HP Elite x3 + デスクドック

でもそれだと机上作業限定だから会社や自宅に1台ずつモニタ類一式が必要になるので、ノートPC型のドック(液晶モニタ&キーボードの構成。CPUやメモリなし)も用意されているとのこと。これなら出先で作業できます。

HP Elite x3のノートドック
HP Elite x3 + ノートドック

このスマホはOSがWindows 10 Mobileだけど、今秋にはChrome OSでAndroidアプリが動くようになるので、他社からAndroidの同等製品も登場するでしょう。Chrome OSでAndroidアプリを動かした場合はマウスカーソルが表示され、PCと同様に使えるようになるはずです。

これらによって企業はPCとモバイルのOSを統一して保守のコストを減らせるようになります。厳密にはChrome OSはAndroidではないけどAndroidアプリが動くなら同一視されましょう。

じゃあWindowsとAndroidのどちらが勝つかといえば、Androidでしょうね。それも地滑り的に。なにしろシェアが段違いだもの。モバイルファーストとなると、Windowsの強みであるPCの圧倒的な出荷台数、膨大なPCアプリ、対応デバイスといった点は評価されません。

唯一、Microsoft純正のOfficeが使える点はメリットだけど、Windows 10の使い勝手の評判は芳しくないのでOfficeはOffice Web Appsで済まそうと考えるユーザーも多かろうと。Windowsである必然性は見当たらないのでAndroidによる侵食を食い止める方法はちょっと思いつきません。

ちなみにAppleはというと、幸か不幸か昔から企業ユースではWindowsに大負けしていたので、この点でWindowsほど食われることはありません。でも、だからといってメインストリームには立てず、覇者の交代を見守ることになると思います。

そうしてWindows PCやMacは、特定の作業用途でのみ使われる代物に成り下がっていくのでしょう。

絵文字にエビが入った

私はエビ好きです。見るのも撮るのも食べるのも。カニも棄てがたいけどやっぱエビでしょう。奇抜だったり美しい種が多いから。アニラオのナイトダイビングで桜エビの群れに囲まれてビシビシ体当たりされたのは楽しかったなぁ。手を伸ばせば簡単に手づかみできたし。

さてユニコードの新しい規格、Unicode 9.0ではエビが入ります。何となく嬉しいですね。

エビの絵文字

まあ規格に盛り込まれてもiOSがアップデートされないと使えないし、それを使ってメールしても相手もアップデートしてなきゃ見られないけど。

Windowsの終焉が始まる予感

今秋、ChromoebookでAndroidアプリが動くようになります。

Chromebook

確かWindows 10もそんな触れ込みだったけど、いかんせんWindows Phoneは圧倒的マイノリティ。ほとんど影響力はありませんでした。でもAndroidとなるとiOSを凌駕するシェアを持っているわけで、そのインパクトや大です。

差し当たり私が知っているソフトウェアハウスでもAndroid用のアプリとChromebook用のアプリを別に開発しいたけど、後者は不要になってしまうわけだ。開発の手間が減る一方で別々には売れなくなってしまいます。

まあユーザーにしてみればアプリが有料でも一つのアプリでスマホもPCもOKとなればあり難い話。だけど、ソフトウェアハウスにとっては悩ましいですね。慣習的にモバイルアプリはパソコン用ほど高い値段設定ができないので収益性を脅かしそうだもの。

ならば気になるのはAppleの出方。MacにもSiriが載るとの噂もあるけど、やはりiOSアプリがMacでも動くようになるのかな。そうしなければ利便性の面でAndroid & Chromebookに劣ることになるから。

そしていよいよAndroidがWindowsをも置き換えていくのでしょう。もはや大掛かりな作業以外はモバイル機器やWebブラウザで事足りてしまう時代。どうしても古いデバイスドライバが棄てられないといった事情でもなければWindowsは無用の長物と言えそうです。頭の固い企業とて今さらスマホ禁止ってわけにもいかないし、モバイル機とPCでOSを統一できればメンテのコストがぐっと下がるので、どんどん置き換えられていくでしょう。MacはiOSに侵食されても自社内の話。やはりAndroidに侵食されるのはMicrosoftの方です。