iOS9のPodcastアプリがウザイ

下図はiOS9のPodcastアプリの画面。

iOS9のPodcastアプリ

濃ゆいオレンジ色の背景に黒字は読みにくいです。

他の番組でも確認したけど、どうやら左上の番組紹介画像から基調色を特定して背景色を決めているようです。でも、もっと薄い色合いにしてくれないと。

iOS9でNewsstandアプリが廃止に

今朝、さっそくiPadをiOS9にアップデートしました。ちなみにiPhoneの方はIIJの動作確認アナウンス待ちです。iPhoneを販売するキャリアとは違ってMVNOのSIMは新OSでは使えなくなるおそれがあるそうなので。 と書いている内に情報がアップデートされました

(1) iOS 9では、2015/07/28以前に配布していたAPN構成プロファイル(APNPayload版)がご利用いただけないことを確認しました。

だそうな。 でも続きがあります。

2015/07/29以降に配布した新しいAPN構成プロファイル(Cellular Payload版)のインストールが必要です。

対処方法は解っているのですね。ならば頃合いをみてiPhoneもアップデートしましょう。 

NewsstandアプリさてiOS9になったiPadのホーム画面を眺めるとアイコンの並びが変わっていました。具体的にはNewsstandアプリが消えて、次ページのアプリの表示位置が1個分繰り上がっています。Newsstandには私が読んでいるDIVE誌が登録されていたのだけど…。 

でもちょっと調べたところ、このNewsstandアプリはiOS9からアプリではなくフォルダに変わったのだそうな。探したら後の方の画面に確かにフォルダ化されてました。

Newsstandフォルダ
iOS9のNewsstandフォルダ。アイコンが3列から4列になりました

ということは、iBooks Storeで雑誌を購読するとここに追加されるのかな。 まあともかく一安心。

理想の写真集アプリ

FROGFISH.JPアイコンかねてより写真集の電子書籍制作を研究しています。調査と試行錯誤の末、現時点では「Adobe InDesign CCでEPUB3.0(固定レイアウト)のファイルを書き出すのがベスト」という結論に至ったけど、まだ問題はあります(注)。

よって写真集電子書籍をアプリとして作れるといいですよね。そこで私が理想とする写真集アプリの要件を書いてみます。権利は主張しないので、よかったらどなたか開発してください。ご一報いただければ私も協力します。

1)ページめくり

写真集アプリにおけるページめくりの法則は以下の通り。

ページめくりの法則
ページめくりの法則(クリックで拡大)

写真ページは左右フリックでめくれます。上フリックすると写真補足ページに切り替わり、下フリックで戻れます。

2)言語切り替え

コンテンツ制作時にテキストを各言語で仕込んでおけば、OSの言語設定もしくは読者側で自在に言語を切り替えられるといいですね。ユーザーが何らかの操作をすると日本語→英語→スペイン語→日本語…とトグルで切り替わるとか。

3)オーサーリングツール

開発の難易度がやや高そうなのはオーサリングツール。簡単な操作で作った写真集コンテンツをiOSアプリやAndroidアプリとして書き出さなければならないから。

でも、写真データを持ったアプリをビルドして生成するのではなく、別途開発しておいた素体ビューワーアプリにコンテンツデータ一式を付加してパッケージし直す方法なら比較的簡単に実現できるかと。そんな安易な開発手法が許されているかは解らないけど…。

写真集アプリの生成
写真集アプリの生成(クリックで拡大)

なお、オーサリングツールはやっぱ今風にWebサービスの方がいいかな。

ユーザーはいくばくかの料金を払って、自前の写真とテキストから写真集電子書籍アプリを生成し、各環境のアプリストアで配布・販売することになります。

何だか大げさですね。そもそも各OSでEPUB3.0(固定レイアウト)を正確に表示できれば、こんな仕組みは要らないのですが。

いや、1)と2)の特性はEPUBでは実現できないので存在意義はあろうかと。写真だけで勝負したいストイックな写真家がいる一方で、撮影意図やエッセイを書き添えて作品としたい人もいるだろうから。

それに写真集制作のためだけにAdobe InDesign CCを契約し、使い方を習得するのは難しい人も多いので、写真集アプリ制作に特化したサービスは有用なはずです。


注)

Adobe InDesign CCのEPUB3.0(固定レイアウト)生成機能はiBooksに最適化されていることもあり、表示の再現性は以下の通りです(2015年9月14日現在)。

OS アプリ 半透明画像の表示 テキストの表示状態
iOS   iBooks
Google Playブックス
Kindle 非対応
Android  Google Playブックス 正確に表示できない
Kindle 非対応 正確に表示できない
Mac iBooks

続・ バッテリードレインを解消してみた

iphone-5s-hero-l-201311前回の投稿後、私のiPhone 5のバッテリードレイン(フル充電後の使用時間と起動時間の表示が同じになる現象)は、いったんは解消したものの、その後また発生するようになりました。

バッテリードレインが発生するとバッテリー消費が異様に早くなる人が多いようですが、私のiPhone 5では勝手に再起動するようになります。しかも多いときは1日に数回も。

で、今回の再発の切っ掛けはSafariのブックマークを同期させたこと。結論から先に言うと、MacのSafariにリンク切れのブックマークが含まれていたら、それをiCloudで同期させた数日後から使用時間と起動時間の表示が同じになるようです。試してはいないけど、iPhone単体で使っていても起きるでしょう。

思うに、なぜだかiOS7は定期的(数日ごと?)にSafariのブックマークを巡回して見に行くようになっていて、そのくせリンク切れに対するエラー処理が上手くいっていないのでしょうかね。発生まで数日かかるタイムラグは曲者です。リンク切れの発生も自分では防止できないし。

ならば根本的な解決に向けては、アップルにバグ報告を投げて、対処してもらえるのを待つしかないかな。

ともかく私の場合は以下の手順で直せることが解っています。

  1. MacのSafariでリンク切れのブックマークを削除
  2. iPhoneのバックアップをiTunesに作成
  3. iPhoneをDFUリセット
  4. バックアップから復旧

なお、MacのSafariでのリンク切れのチェックはブックマークメニューから「すべてのタブを開く」を選ぶと楽です。

私のFacebookページ:IT.FROGFISH.JP

アップルは失敗を繰り返しアンドロイドに負ける?

週刊ポスト2011年1月7日号によると、かの大前研一さんいわく「アップルは失敗繰り返しアンドロイドに負けると予測」とのこと。まあ、そう言えば注目は集められるでしょうからね。でも、ずいぶん的外れ、というかどうにも蒙昧な論評…。 せっかくの機会なので少し反論しておこうと思います。

OSは搭載されるハードの数を拡大したところが勝つのである。

まず、この認識が前近代的。大前さんの中では、かつての「パソコン市場ではMicrosoftが勝者でAppleが敗者だ」というデータが更新されていないのでしょうね。でも現実はというと、Microsoftが新しいものを生み出す力を失って久しいのに対して、Appleは新製品によるスマッシュヒットを連発し続けています。パソコンの話に限っても、停滞感が漂う”勝者”Windowsを尻目に”敗者”Mac OS Xは次期バージョンを準備中です。いわゆるパソコンの時代を現代の前史と考えれば恐竜とほ乳類のように例えることができるかもしれません。恐竜の時代は長かったものの、細々と命を繋げてきた方が後々繁栄を遂げるのだと。

ジョブズがスマートフォンで勝者になりたいなら、iOSをアンドロイドと同じくオープンソース、あるいはそれに近い方式にして誰でも自由に使えるようにし、SIMカードもフリーにしてユーザーがキャリアを自由に選べるようにすべきなのである。

これまた数を獲った方が勝者という古くさい硬直した考え方ですよね。確かに数字の上ではアンドロイドがiPhoneを圧倒していくでしょうが、そのアンドロイド陣営のメーカーは果たして成功者でしょうか?Appleよりも大きな利益にあずかれるとでも?Googleにいたっては端末のOSがiOSだろうがAndroidだろうが構わないわけですし。

しかも「iOSをオープンソースに」って、正気の分析とも思えない。そうやってiPhoneの世界観を無軌道なものにして、かつ粗悪なiPhoneもどきを乱造させるべだきとでも?まるで「程度の低い悪魔の囁き」みたいです。それこそジョブズに鼻で笑われそうな。

で、実際のところ「比較的マイノリティの座に追いやられるAppleが巨額の利益を得続けるのに対し、アンドロイドを採用したメーカーの収益性は…」という状況になるのではないですかね。Macに勝ったはずのWindowsを採用するメーカーはどこも儲かっていないのと同じ構図です。

まあ、何というか、大前研一さんはこの世界の論評するには相応しくない人物なのでしょう。いや、これを真に受けてしまいそうな読者に向けて、あえてトンデモな説を唱えてくれる人として編集部が白羽の矢を立てたのかな。